ページが見つかりませんでした – 検索エンジンから集客 WEB集客コンサルタント|マイアイランド https://myisland.jp 検索エンジンから集客 WEB集客コンサルタント Wed, 07 Jun 2023 02:45:36 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.9.9 解体業がホームページで集客に成功する8つの秘訣https://myisland.jp/demolition-industry/ https://myisland.jp/demolition-industry/#respond Sun, 21 May 2023 12:13:09 +0000 https://myisland.jp/?p=6500 店舗や企業の移転・閉店・改装などが増加する中、活発な動きを見せているのが解体業です。解体業の業者数も増え、地域によっては業者間での激しい顧客獲得競争が行われるようにもなっています。ここで重要になるのがWEBマーケティングというわけですね。

解体業がホームページ・公式サイトで集客するにはどのような点に気をつければ良いのでしょうか?ここでは解体業に特化したWEBマーケティング上での集客ポイントを、行動心理学等を取り入れつつ、?つの側面から詳しく解説していきます。

1.SEO対策では「解体+地域名」を重視

解体業者がホームページ集客する場合、まずSEO対策をしっかり行うことが大切です。SEO対策とは「検索エンジン最適化」とも言います。初心者向けにごくカンタンに言うと「Googleでいかに上位表示させるか」の工夫やテクニックのことです。

SEO対策には色々な方法があるのですが、解体業者のWEBマーケティングではまず「解体+地域名」というキーワードを重視したコンテンツ作りは必須と言えるでしょう。ホームページのテキストのあちこちに「解体 + あなたの会社の対応エリア地域名」を自然に入れていくわけです。

見込客が検索するキーワードを考える

なぜ「解体+地域名」が重要になるのか?それは見込客(これからお客さんになるかもしれないユーザー)が検索の時に使いやすいキーワードだからです。例えば群馬県高崎市で内装解体を考えている人がいたら、こんな感じで検索をしそうですよね。

【例】高崎エリアで内装解体を探す人が使いそうなキーワード

  • 群馬 解体
  • 高崎 解体
  • 群馬県高崎市 内装解体
  • 高崎駅 解体 安い  等

このようなキーワードに対応したコンテンツがあれば、あなたのホームページはGoogleで上位表示されます。自社対応エリアの地域で解体業者を探している人とのマッチング率が高くなるわけです。

2.解体の種類やメニューを解説する

解体業者がホームページや公式サイトで集客するなら、解体の種別や内容を詳しく解説することをオススメします。例えばこんな感じです。

  • 内装解体とは
  • 原状回復工事とは
  • RC造解体とは
  • S造解体とは
  • プチ解体・部分解体とは  等

このような内容解説をした上で、「自社ではどの解体を取り扱っているか、どの解体が得意なのか」をアピールしていくのがコツなんです。

「解体ならなんでもおまかせください!」じゃダメなのか?と思う解体業者さんも多いことでしょう。それではダメです。なぜなら見込客は「解体」がどういうものなのか、全然わかっていなくて不安だらけだからです。

見込客は「できない」と断られるのを嫌う

別業種で、お客さんの立場になって考えてみましょう。あなたは客で、「まわらない寿司屋」に人生で初めて入ったと想像してみてください。カウンターのショーケースはよく見えません。メニューもありません。お店の人は「お好みのものを握ります」としか教えてくれません。

「ではヒラメをください」とオーダーをして「すいません、今日はヒラメはないんです」「ではアジをください」「アジも今日はあまり良くなくて」と2回も断られたら、とてもガッカリすると思いませんか?

さらに「サーモンをください」というオーダーに「お客さん、サーモンは回転寿司で出すものですよ」と言われたら、怒りや恥ずかしさを覚える人も多いのではないでしょうか。なんでもありそうなのに、問い合わせると「無い」「できない」と言われる…初心者にとって、このようなお店や会社はとてもハードルが高く、不親切に感じられるものなのです。

ユーザーは「問い合わせ」を面倒がる

ネットユーザーはとても面倒くさがりですし、シャイです。わざわざメールで「カウンターだけのプチ解体をやってもらえますか?」と事前に問い合わせるのを嫌います。

検索エンジン等で「プチ解体・部分解体をやっている」と明記している業者を選んだ方が、事前に問い合わせる必要もなく、「やってません」と断られて嫌な思いをすることもなく、スムーズでスピーディだからです。

解体業者がホームページで集客するには、「うちでやっているメニュー」をお客さんにいかにわかりやすく提示できるかが勝負になるというわけですね。

3.問い合わせ→見積もり→工事の流れを見せる

解体業者がホームページ・公式サイトで集客に成功するには、ユーザーからの信頼を得て、安心してもらうことがとても重要になります。ほとんどのユーザーにとって、解体は人生で初めての経験でしょう。初心者ユーザーがわからないこと、想像がつかないことを説明してあげた方が、ユーザーの安心に繋がるというわけです。

例えば解体業の場合、ユーザーが不安に思うことのひとつが「見積もり」というシステムではないでしょうか。そもそも近年の若年層だと「見積もり」というシステム自体をよく理解していない方も多いものです。

このような不安を解消するために、「問い合わせから工事着工までの流れ」を図解やイラストなどで詳しく解説していきましょう。ユーザーは自分が専用フォームから問い合わせた後、どういう方向で話が進んでいくのかが把握でき、安心して問い合わせや申込みが行えます。

4.施工事例は「画像」で見せる

解体業者がホームページ集客に勝ち収益を伸ばすには、見込客への「実績」のアピールも重要です。どんなユーザーだって「解体に慣れていない業者」よりは「解体実績が多いベテラン」の方を好みますよね。

「うちはいろんな解体をやってきた実力がありますよ!」というアピールをするために、どのように見せればいいのか?それが「施工事例」というコンテンツです。

施工事例では「地域」「解体の種類」「店舗などであれば店舗の種類」等をあげていくのが良いですね。例えばレストランの解体をしたいユーザーであれば、実際にレストランを解体した事例を見ると「実績がある」と感じるからです。

施工事例で重要なのは「画像」をしっかり掲載すること。画像が加わることで実績の信頼性が増しますし、目に飛び込んでくる視覚的イメージによって「キチンと解体できる」という印象を与えられます。

「お客様の声」を加えると更に好印象

施工主様にアンケートを取って、好意的なアンケートを掲載するのも良い手です。お客様からのリアルな声(口コミ)があることで、ユーザーはさらに実績や品質に対して信頼を持つようになります。

5.「顔出し」と「経歴」で信頼度をUP

顔出し
解体業者がホームページ集客で顧客獲得競争に勝つポイントとして「信頼」と「安心」が重要であることは上でも触れました。もっとカンタンに噛み砕いて説明しますね。「悪質業者ではないな!」とユーザーに思ってもらうこと、これがWEBマーケティングでは何より大切なんです。

でもどうしたら「信頼できそうな会社だ」とユーザーに思ってもらえるのでしょうか。比較的カンタンにできる2つの手段があります。

「笑顔」は信頼を得る重要なポイント

ユーザーから信頼を得る大きなポイントの一つが「顔出し」です。つまり公式サイト上に経営者やスタッフの顔を掲載するわけですね。

心理学でも、人間は「顔が見えない相手」より「顔がわかる相手」に対して、大幅に信頼を持つことがわかっています。さらに「正面(自分)に向かって笑いかけている顔」に対しては、ユーザーは疑念をほどき、好印象を持つ傾向があります。

ですから「実際の解体業に取り組んでいる時の写真」はもちろん、正面を向いてにこやかに挨拶をしている画像や動画を掲載することは、WEBマーケティングでは「必須」とも言える要素なのです。

「経歴」で個人的な好印象をつかむ

小規模な解体業者さんでしたら、経営者の方の個人的な経歴も公式サイトに掲載することをオススメします。例えば「埼玉県の〇〇中学校を卒業しました」「好きなスポーツは〇〇です」こんなプロフィールでも良いのです。

人間は「共通項がある人」に対して、好感を持ちやすい傾向があります。例えば「同じ県や市の出身である」「若くに上京して苦労した経験がある」「年代が近い」「趣味が似ている」といった共通項が少しでもユーザーに引っかかれば、経営者さんやスタッフさんに「なんとなくこの人は良いな」という好感を持ってもらえるわけです。

6.FAQを充実させる

解体業者の公式サイト・ホームページでは、FAQを充実させることも大切です。FAQとは「よくある質問」のこと。いわば質問コーナーですね。お客様から寄せられる「よくある質問」に先回りしてお答えする形で情報を掲載しておけば、ユーザーはわざわざ問い合わせをする手間を省略することができます。

またFAQを上手に使うことで、あなたの企業の良い点をアピールすることもできるのです。

【例】

  • 部分的な解体もできますか? → はい、壁一枚の解体でもよろこんでお受けします!
  • 取り外した設備を引越先で使えますか? → 設備もよりますが、できる限り対応します!

こんなFAQがあれば「家の部分解体をしたい」と考えて検索してきたユーザーは「良心的な業者だ」と安心することでしょう。適切なQ&Aが設置できれば、Google検索時にもプルダウン表示されて顧客の流入を見込めます。競合他社のFAQ等も参考にしつつ、多彩なQ&Aを設置していきたいところです。

7.問い合わせはメール+LINEでも対応を

解体業者が公式サイト・ホームページ上で集客を行う場合、問い合わせ・申込みの窓口は「サイト上の専用フォーム(メールフォーム)」または「電話」というのが一般的ですね。

ただ現在では、電話での問い合わせを嫌がるユーザーがとても増えています。特に20代~30代の若年層ユーザは電話がニガテです。またメールでのやりとりに慣れないユーザ層も増えてきました。

そのためできれば問い合わせ窓口として「LINE」も置くことをおすすめします。大手~中堅法人のみを顧客対象とするのであればメールだけでも良いですが、個人のご家庭や小規模店舗なども視野にいれるのであれば、気軽に使える問い合わせ窓口を置くことで、獲得する客層が大きく広がることでしょう。

8.公式サイトの情報を増やし上位表示を狙う

Googleでの上位表示を狙うには「オリジナリティ(独自性)」だけでなく「権威性」も求められます。つまり専門性が高く、ユーザーにとって役に立つ情報をたくさん置いてあるホームページの方が、ユーザーが検索した時に上の方に表示をして貰えるわけです。

一般的な解体業者の公式サイトだと、設置コンテンツは下のようなものになります。

  • 企業情報・挨拶
  • 企業の特色
  • 解体各種のメニュー解説(内装解体、RC解体等)
  • 問い合わせ・申込みフォーム
  • よくある質問(FAQ)

しかしこれだけでは情報量としては「並程度」であり、なかなか上位は狙えません。公式サイト下にブログを設置し、ユーザーが求める情報を適宜掲載していくのが良い手です。

【ブログテーマ例】

  • 原状回復工事を払うのは貸主?借り主?
  • 相見積もりって何?やってもいい?
  • 部分解体ではどんなことができる? 等

サイト下のブログを定期的に更新することで、サイト内の情報が少しずつ増えていき「権威性のある役立つサイト」としてのGoogle評価が高まります。またユーザーには活発な更新とアクセスのある優良サイト・優良企業である印象も与えられます。

おわりに

解体業者がホームページで集客するコツについて解説しましたが、あなたのマーケティングの参考になったでしょうか?解体業者が公式サイトで集客に成功するコツは、集約すれば「信頼の獲得」に尽きます!これができない業者は安売りするしかありません。

なんとなく作ったホームページと、上記のようなコツを知り抜いた上で制作したホームページでは、集客力に雲泥の差が出てきます。公式サイトは企業の「顔」です。手を抜かず、しっかりと作り上げていくようにしましょう。

解体業ホームページ制作実績

春日部市 解体業 株式会社 T TOP TRUST春日部市 解体業 株式会社 T TOP TRUST
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BingのAIチャットとは?メリットや注意点を初心者向けに解説https://myisland.jp/bing-ai-chat/ https://myisland.jp/bing-ai-chat/#respond Sat, 15 Apr 2023 06:54:27 +0000 https://myisland.jp/?p=6481 AIによる文章作成サービスが人気を得る中、遂にBingからもAIチャットが登場し、注目を集めています。でも「AIチャットって何ができる?」「チャットGPTとの違いがよくわからない」と首を捻っている方もまだまだ多いのではないでしょうか。

今回はBingのAIチャットについて、できることやメリット・デメリット、チャットGPTとの違い、利用上の注意点などを初心者におできるだけわかりやすく解説していきます。

BingのAIチャットとは

BingのAIチャットとは何か?というと、Bingという検索エンジンサービスが打ち出してきた新たなるAI型情報検索・文章作成サービス、ということになります。

サービス提供開始は2023年2月。まだ始まったばかりの新たなサービスです。BingのAIチャットは、アカウントさえあれば、無料で使うことができます。

そもそもBingとは何?

AIチャットについて解説する前に、軽く「Bingとは何なのか?」という点について触れておきましょう。これを理解しておくと、後々のアカウント取得などの意味合いもわかりやすくなります。

【Bingとは】
Bing(ビング)とは、Microsoftが母体である検索エンジンサービスの会社です。MicrosoftがWindowsを作り出した会社で、Outlook等のさまざまなサービスも提供していることはWEBビギナーでもご存知の方が多いことでしょう。

凄く雑な説明をしてしまうと、「Microsoftがやっている、Googleみたいな情報検索サービス」ということです。WEBビギナーだとこの辺の違いがわかりにくいので、Googleと比較してみました。

Microsoft
OS(パソコンの中身):Windowsシリーズ
インターネットブラウザ:Internet Explorer→Microsoft edge(エッヂ)
無料メールやスケジュールが使えるサービス:昔はHotmail→Outlook 
検索エンジン :MicrosoftBing(BingだけでもOK)
Google
OS:ChromeOS
インターネットブラウザ:Google Chrome(グーグル・クローム)
無料メールやスケジュールが使えるサービス :Gmail、Googleアカウント
検索エンジン:Google

この比較で、なんとなくMicrosoftBing(ビング)の立ち位置がわかったという人も多いはず。Bing検索は現在のWindowsシリーズでは購入時デフォルトの検索エンジンとして搭載されています。Windows10等のタスクバーで「検索」をした場合、Bingによって検索された情報が表示されます。

AIチャットとは?何ができる?

BingのAIチャットでは、AIとユーザーが文章方式で喋るようにしながら、次のような文章作成を行うことができます。

質問への回答

AIチャットはユーザーからの質問に答える形で、情報の提供を行うことができます。「現在の首相は?」といったシンプルな質問回答だけでなく、地理・芸術・哲学等、様々な質問に対して専門的かつ長文での回答を行うことも可能です。

情報収集

AIチャットは検索エンジンであるBingと連動しているため、ネット上にある様々な情報をリアルタイムで収集し、ユーザーに提供することができます。

翻訳

英語仏語独語等、様々な外国語の文章への翻訳、反対に各種外国語文章から日文への翻訳も可能です。

要約

論文や小説等の長文について、おおまかな流れを要約した文章を生成することもできます。

創作

AIチャットは小説や詞等のオリジナル創作を行うこともできます。

とてもカンタンに言えば、ユーザーがお願いすることで様々な文章をAIが自動的に作ってくれるサービスというわけですね。マーケティングという面で考えると、例えばメールの返信文章や手紙の書き方指南なども依頼できますし、ブログ記事の叩き台となる文章作成等も依頼できることでしょう。幅広い使い方が期待できます。


 

BingのAIチャットのメリット・デメリット

BingのAIチャットについて、良い点といまひとつな点をまとめてみました。

AIチャットのメリット・魅力・良い点

文章が自然で精度が高い

従来のAIが生成する文章は、どこかチグハグだったり文法的におかしかったりすることが多いものでした。しかしBingのAIチャットではより滑らかに、精度の高い文章が作成できるようになっています。人間が書いた文章とほとんど違いが感じられず、ナチュラルです。

リアルタイムのデータが反映される

AIチャットは検索エンジンBingの情報データから、リアルタイムの情報を収集・反映させて文章作成を行います。そのため、例えば「先週起こったニュースについての評論の要約」「最近始まったばかりのサービスの使い方」といった新しい情報についても回答が可能です。

情報検索がより行いやすくなった

従来の検索エンジンサービスでは、キーワードで情報を検索していく必要がありました。またAND検索・OR検索など、多量にある情報の中からスピーディに的確な情報を得るためには、いくつかの検索テクニックが求められてきたわけです。しかしAIチャットであれば、友達とおしゃべりするような感覚で情報を検索を行うことができます。また特別な検索テクニックを必要とせず、ある程度の長さの文章で検索を行うことで、AIが検索意図を絞り込んで情報を提供してくれます。

無料で使える

現在のところ、BingのAIチャット(テスト公開版)はすべてのサービスを無料で使うことができます。WEBマーケティングにかかるコストをできるだけ抑えたい企業や担当者にとっても、無料で優秀なAIが利用できる点は大きな魅力と言えますね。

AIチャットのデメリット・イマイチな点

様々な魅力のあるBingのAIチャットですが、すべてに優れているというわけではありません。まだ始まったばかりのサービスということもあり、いくつかのデメリットや欠点も見られます。

Microsoftアカウントが必要

BingのAIチャットを利用する上では、Microsoftアカウント(Outlookアカウント)が必要になります。既存のアカウントをお持ちの場合にはそれを使えば済みますが、アカウントを持っていなかったり、普段使っているMicrosoftアカウントでAIチャットを利用することに抵抗がある場合には、新たなアカウントの取得が必要です。

アカウント作成のためには、緊急時連絡先となるメールアドレス等も必要になります。ネットに慣れている人ならアカウント作成は数分で行えますが、完全にビギナーの方だとこの点を煩わしく感じるかもしれません。

Edgeブラウザまたは拡張機能のインストールが必要

BingのAIチャットを利用するには、原則としてインターネットブラウザがMicrosoft Edgeであるか必要があります。またGoogleChromeなどの別ブラウザを使用する場合には、別途、拡張機能をインストールしないといけません。

Windows10以降をご利用の場合だと、Microsoft Edgeは標準インストールされていることがほとんど。またスマホの場合、WEBブラウザにEdgeが入っていれば即時でAIチャットを使い始めることができます。しかしその他の場合には、Microsoft Edgeをインストールするか、スマホアプリである「MicrosoftBing検索」をインストールしなくてはいけません。

AIチャットを利用するためだけにWEBブラウザーや検索アプリをインストールすることに対し、面倒くささや抵抗感を覚える人も多いのではないでしょうか。

利用申請からの順番待ちが長い

BingのAIチャットは、残念ながら即時で使い始めることができません。まず利用申請の手続きを行って、順番待ちをする必要があります。順番待ちの時間はまちまちですが、023年2月~3月現在、3週間以上待ったという人も少なくありません。気軽にAIチャットを試してみたいユーザーにとって、かなり大きな難点と言えますね。

質問の回数制限がある

BingのAIチャットは、順番が来ても永遠に使い続けられるわけではありません。チャット検索1回で行える質問の往復は6往復までと制限されています。また1日あたりの質問往復回数は60回までです。

サービス開始後数日での段階で作られた制限はは1回質問にあたり5往復まで、1日往復50回までだったので、これでも使用制限は緩和されてはきています。とは言え6往復までで質問がクリアされてしまうので、情報探索を深めていくことがなかなか難しいことも。ムダに質問をしてしまうと、本当にほしい情報が手に入れられない可能性があります。

文章情報の正確性は完璧ではない

BingのAIチャットが回答する情報は、残念ながら必ずしも正確であるとは限りません。AIはネット上にある様々な情報を抽出し「それらしい文章」を組み立ててはいますが、ときにはそれが完全な間違いであったり、存在しえない情報となっていることもあります。

BingのAIチャットとChatGPTの違いは?比較してみた

文章作成ができるAIサービスというと、最近ではChatGPTが高い注目度を得ていますね。OpenAI提供のChatGPTとBingのAIサービスでは、どんなところに違いがあるのでしょうか。両者を比較してみました。

情報の新しさならBingAI

ChatGPTはネットに接続したAIではありません。そのため情報はアップデートされた時点までのものに限られます。例えば2023年2月にアップデートされたChatGPTの場合、3月以降の新しい情報には適応ができないのです。例えば「最近のニュースについて教えて」といった話になると、回答できなかったり、まったくの嘘情報が出てきてしまうわけですね。

その点、BingのAIチャットはネットに接続しており、検索エンジンであるBingが集積しているリアルタイムのネット情報を元に情報収集・提供を行うことができます。常に新しい情報を提供できる点では、BingAIチャットが強いと言えるでしょう。

質問を深めていけるChatGPT

BingのAIチャットには上でも触れた通り、質問の往復回数に制限があります。しかしChatGPTの場合には、現状ではメッセージの制限がありません。質問を重ねながら回答を絞り込み、より的確な文章生成を行うにあたっては、現状ではChatGPTの方が優勢と言えます。(ただしChatGPTも利用者数の爆発的増加により、今後往復回数に制限を持たせる可能性が否定できません)

利用の手軽さはChatGPT

Bing提供のAIチャットサービスの場合、利用申請から実際の利用までには数週間程度の待ち時間が生じます。対してChatGPTの場合、利用登録をしてしまえば比較的スムーズにサービスを使い始めることができます。

ただしこの点については今後、情勢が大きく変動することも考えられます。すでにChatGPTはユーザー数の大幅な増加によって「時間帯によってはまったく繋がらない」といった問題が生じているためです。

BingのAIチャットを利用する場合の注意点

BingのAIチャットを利用するにあたっては、以下のような点に注意をしておきましょう。

情報の正確さチェックは人間が丁寧に行う

上でも触れましたが、BingのAIチャットの情報は正確性が危うい回答となるケースが見られます。「それらしい文章」であるため見極めが難しいのですが、まるきりの誤情報であるケースも珍しくありません。

AIが生成した文章の「情報の正しさ」については必ずダブルチェックを行いましょう。「ネットに掲載されている情報であるかどうか」だけでなく、「情報元が権威であるかどうか」も確認することをおすすめします。

長文は人間が添削する

AIが生成する文章はより滑らかで精度が高くなっていますが、時々同じような表現が繰り返されたり、主語やテーマがねじれた文章になることもあります。長文になるほど、このような「不自然さ」が出てきてしまうリスクは高いです。

AIに文章作成をすべておまかせするのはNG。最終的な添削は人間が行う必要があります。

生成した文章が「盗用」にあたるリスク

BingのAIチャットの作成する文章は、そのユーザーに合わせてオリジナルで生成されたものです。しかしその回答にはネット上の「元ネタ」となる情報があるわけで、まったくのゼロから生み出されたわけではありません。

例えばAIが書く小説や詞などの場合、表面的な表現は異なるものの、根幹となるアイデアやトリックは有名小説と同じものだった…といったケースは多々見られます。

すでにアメリカの大学等研究施設ではAI制作による論文が「盗用」となると判断され、AI使用が禁じられるようにもなっています。論文・小説・記事などの独自性が求められる場にAIが生成した文章を丸ごと掲載するリスクは非常に高いと言わざるをえません。

有料化への移行を視野に入れておこう

BingのAIチャットは現在のところすべて無料で利用できますが、最終的には有料によるサービスの優先利用、サービスの全面有料化等が行われることも予測されています。

現状のユーザー数の爆発的増加を見ても、コストゼロでのAI利用がいつまでも続くというのは楽観視に過ぎると言わざるを得ないでしょう。AI文章作成サービスにいくら位までコストをかけられるか、早めに検討をしておいた方が良いかもしれません。

おわりに

BingのAIチャットはまだ始まったばかりのテスト段階サービスであり、仕様や内容には今後さらなる大きな変更があると予測されます。現状では利用申請待ちが長いのが難点ですが、近いうちには気軽に使えるAIサービスとなることでしょう。

ひとまずはMicrosoftアカウントで利用申請をしてみて、AIチャットの使い心地を試してみてはいかがでしょうか?

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GoogleのAI「Bard(バード)」とは?日本語版公開は?初心者向け解説https://myisland.jp/google-ai-bard/ https://myisland.jp/google-ai-bard/#respond Tue, 04 Apr 2023 13:50:01 +0000 https://myisland.jp/?p=6475 対話型による文章作成AIが世界中の注目を集める中、ついにGoogleがAIチャット『Bard』を発表しました。早く「日本語版のGoogle Bardを使ってみたい!」「Bardを検索しても出てこないのはなぜ?」とヤキモキしている人も多いのではないでしょうか。

今回は一足お先にGoogleの検索AI「Bard」について、日本語版で期待できそうな面や現在の課題点、日本語版の公開予測等を解説していきます。専門用語をできるだけ使わず、WEBビギナーの方にもできるだけわかりやすく解説していくので、WEBマーケティングの参考にしてみてくださいね。

GoogleのBardとは

GoogleのBardは、検索エンジンで知られる『Google』が開発しサービス提供している対話型人工知能(AI)です。2023年3月現在は、イギリスとアメリカでテストバージョンが提供されています。

対話型AIというと「AlexaやSiriのようにおしゃべりをするのかな?」と思われる方もいるかもしれませんが、現在のところは音声対応は無し。「文章」という形で人間(ユーザー)と対話をしながら、様々な文章作成ができる人工知能として期待されています。

ちなみにBardの読み方は「バード」。鳥の「bird」と間違えて表記しているサイトも多く見られるのですが、こちらの綴りは「BARD」です!元々は吟遊詩人という意味合いを持っています。人に求められて詞を謳った吟遊詩人の名前をつけるなんて、ずいぶん洒落ていますよね。

【そもそもGoogleとは?】
Bardについて語る前に、まずは「そもそもGoogleという会社は何なのか」についてカンタンに解説しておきます。WEBビギナーの方の場合、まずこの点を押さえておいた方がBardの特性を理解しやすくなるためです。(もうGoogleのことはよく知ってるよ!という人はこの項目は飛ばしてかまいません。)

Googleは1998年に設立した会社で、元々は「検索エンジン」のサービスからスタートしました。「検索エンジン」とは、インターネット上やシステムに保存されている情報を見つけやすくするための情報検索システムのこと。日本のインターネット黎明期の「検索」といえばYahoo!やInfoseek等が主流でしたが、Googleは圧倒的に便利な検索システムを構築し、瞬く間に「検索エンジンの定番」にまで上り詰めました。「検索をすること=ググる」という言葉が生まれるほど、Googleのエンジンは「検索の代名詞」となったのです。

その後Googleは事業合併・買収等を行い、検索エンジン以外の様々なサービスを提供する巨大企業へと成長していきます。

【Googleの代表的サービス・製品】

  • Google検索(検索エンジン)
  • Eメールサービス:Gmail
  • オフィス用サービス:Googleドキュメント
  • WEBブラウザ(ネット閲覧用アプリ):GoogleChrome(グーグル・クローム)
  • 写真編集:Googleフォト
  • 地図検索:Google Map
  • 地理サービス:Google Earth
  • OS:ChromeOS 等

GmailやGoogleChrome等は誰もが一度は目にしたり、使ったことがあるのではないでしょうか。もちろんGoogle検索をしたことが無い人はネットユーザーでは居ないことでしょう。そんな大企業かつネット検索に秀でたGoogleがスタートさせる対話型AIサービスが「Bard」なのです。

GoogleがBardを開始する経緯

ChatGPT
Googleが今なぜBardをスタートさせるのか?この理由には、OpenAIという企業が開発した「ChatGPT」の存在が大きく影響していると考えられます。ChatGPT(チャット・ジーピーティー)とは2022年冬にサービス提供がスタートされた対話型文章作成AIサービスです。

従来のAIが作成する文章はどこか固く自然さが無く、また長文作成などは難しいのが課題でした。しかしChatGPTは、人間が書くのとほとんど変わらない自然で精度の高い文章を生み出せる人工知能なのです。さらに処理速度も早く、たった数十秒程度でも数千字の長文を生成することができます。

ChatGPTの存在と精度は驚きを持って世界中に迎え入れられました。2023年3月にはより精度を向上させたGPT-4が登場し、注目を集めています。

さてIT業界の牽引者であるGoogleがこの状況を黙って見ているわけにはいきません。ChatGPTは今後のネットの在り方や検索の方法すらも大きく変えるとすら考えられています。これらに対抗すべくGoogleが打ち出した対話型AIが「Bard」というわけなのです。

Googleはすでに2年前に対話アプリ言語モデル「LaMDA(Language Model for Dialogue Applications: 対話アプリケーション用言語モデル)」を打ち出していましたが、今回のBardはより軽量なバージョンであり、多くのユーザーへの提供を理念に置いています。hatGPTの登場が軽量型LaMDAであるBardのサービス開始を早めたことは間違いないと見て良いでしょう。

GoogleBardでできること

GoogleBardは現在、イギリス・アメリカで英語バージョンがテスト版として公開されています。そのため現在のサービス内容は暫定版ではありますが、次のような機能があることがわかっています。

質問に対する回答

Google「Bard」は、ユーザーからの様々な質問に対して回答を示すことができます。この場合のユーザーの質問は、従来の検索エンジンのような「キーワード型」ではなく、「文章型」でOKです。例えば「上手なコーヒーの淹れ方を教えてください」といった文語調の質問だけでなく、「色が赤く見えるのってなんで?」といった口語調(くだけた文章)についても対応し、ユーザーの検索意図を汲んだ回答提示を行うことができます。

Google検索エンジンとの連動

Google「Bard」は、情報収集源としてGoogleのサーチエンジンを使用しています。つまり従来のGoogleと同様に、世界中のリアルタイムの情報をAIが収集して選択し、回答提示ができるというわけです。この点はGoogleBardの大きな強みと言えます。

ちなみにOpenAIの「ChatGPT」はネットと連動はしていないので、収取できる情報は「アップデートの時点まで」に限られます。ネットと繋がらないChatGPTとは「今日のプロサッカーのゲームについての評論」という質問はできないですが、GoogleBardであればそんな質問もラクラクできるというわけです。

自然な文章の生成

GoogleBardもChatGPTと同じようにナチュラルで人間味のある文章を生成できる点が英・米で評価を受けています。Google「Bard」の日本語版の公開はまだテスト版も行われていない状態ですが、やはり同程度のクオリティの高さが期待できますね。

草稿の選択(回答の複数提示)

GoogleBardの最も大きな特徴として、一回の質問で複数の回答の草稿(下書き程度の文章)が提示される点が挙げられます。ユーザーはいくつかの草稿の中からもっとも自分に適していると思われる草稿を選び、さらに質問を重ねていきます。このような往復を行うことで、より正しく深い情報を含み、よりユーザーの需要に適した表現スタイルの回答を生成することができるのです。

現在のところ全ての質問に対して回答の複数提示が行われているわけではありませんが、草稿選択ができるという点はChatGPTに無い大きな魅力となることでしょう。

検索クエリの表示

Google「Bard」の回答には、その回答の情報元(ソース)となったWEBサイトがキチンと提示されます。また関連する検索クエリ候補も表示されるので、より深い情報を検索することも可能です。このあたりも、さすが検索エンジンの雄であるGoogle!といった強みを感じますね。

Google「Bard」の現在時点の課題

様々な魅力に溢れ期待されるGoogleのAI「Bard」ですが、現在のところはいくつかの問題点も指摘されています。

回答の正確性に欠ける

もっとも大きな問題点としては「Bardは時々ウソを付く」という点が挙げられます。もちろん人工知能がウソをつこうと思ってついているわけではないのですが、誤った情報を「さも正しいかのように」長文回答として提示する…こんなことがBardでは時々起こってしまっており、ユーザーから指摘を受けています。

なお文章作成AIが誤情報をスラスラと生成するのは、GoogleのBardだけに限りません。前述したChatGPTや、同じシステムを導入したMicrosoftのAIChatにおいても、AIによる誤回答の問題は多々見られています。

文章が滑らかでナチュラルであり、いかにももっともらしい理屈付けがされているため、AIの誤情報はひと目で見破るのが困難である場合も多いもの。Google『Bard』にかぎらず、情報の正誤を人間がキチンと確認していくことが求められます。

長文になるほど不自然な表現も

先行サービスであるChatGPT(日本語版)では、長文になるほど重複した表現が頻出したり、ほぼ似たような内容の項目が繰り返し出てくる、主題が長文の中で反対になっているといった問題点が指摘されています。

現在のテスト版『Bard(英語版)』でもやはり似たような不自然さ(重複、テーマのねじれ等)が見られているようです。文章生成を100%AIに任せるのではなく、ある程度は人間による添削が必要とな点は、ChatGPTもBardも同じであると考えられます。

年齢制限がある

Google『Bard』の英米テストバージョンは登録制となっていますが、18歳未満の登録はできません。現在ネット上では各SNS等でも年齢制限を行うサービスが増えており、Googleもこれに倣いサービスに年齢制限を設ける傾向を見せています。Bard本格サービス開始移行も年齢制限がある可能性は否定できないでしょう。

GoogleBardは日本では使えない?日本語版は?

Google『Bard』は日本では使うことができないのでしょうか?

現在の公開は英米テストバージョン

Google『Bard』のサービスは2022年3月21日(米国時間)に、イギリス・アメリカを対象にしてテスト版が開始されました。2月に限定公開したサービスを、より本格的に一般ユーザーに向けて始動した形になります。

日本語からの登録はできない

残念ながら現在のところ、上記Google『Bard』テスト版サービスへの登録は日本からのアクセスでは行うことができません。

Google日本語版では非表示

Google検索エンジン(日本語版)でも、現在のところGoogle『Bard』についての公式ページやサービスページは確認できていません。IT系ニュースを扱う各社の情報のみに留まっています。Googleとしては「まだテスト段階です」といったところなのかもしれませんね。

Google『Bard』日本語版の公開は?

Googleは『Bard』について、「今後、より多くの国と多言語への対応を行っていく」という正式な予告を打っています。なおテスト版をイギリスやアメリカでプレイしてみた日本語ユーザーからは「現状は日本語には非対応である」との報告も。日本語版の開発は現在進行系といったところでしょうか。

ただライバルであるMicrosoftのAIChatの導入の速さ等を見ても、Googleが『Bard』の各国語バージョン開発に力を入れていることは間違いありません。MicrosoftEdgeの登録者数が爆発的増加を見せている点からも、各国語版の提供が遅くなるほどGoogleが検索エンジンの覇権から転がり落ちる可能性が高くなると考えられます。

IT系の専門家達の評価によれば、2023年中には日本語バージョンにお目にかかれる期待もあるとのこと。Googleエンジンと連動したAI文章作成サービス、早く使ってみたいですね。

おわりに

Google『Bard』については、Google検索エンジンとの連動だけでなく、Google MapやGoogle Earth等との連動サービスも行われるのではないかと期待されています。GoogleがAI文章作成に参入することで、各社AIの精密度やサービスの充実度はさらに加速していくことでしょう。AIによる文章作成や検索機能の飛躍的技術展開に目を離せない状態が暫くは続きそうです。

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AIチャットボット「ChatGPT」とは?使い方・注意点を初心者向けに解説https://myisland.jp/chatgpt/ https://myisland.jp/chatgpt/#respond Sat, 18 Mar 2023 05:43:07 +0000 https://myisland.jp/?p=6445 chat GPTという名前を最近よく聞くな、と気になっている人は多いはず。chat GPTはいわゆる「AI」なのですが、従来のAIサービスとは大きく異なる点を持ち、WEBマーケティング業界でも注目を浴びています。

ここではAIチャットボット「chat GPT」について、その概要や従来サービスとの違い、文章作成や翻訳などの「サービスでできること」について、WEB初心者の方にもできるだけわかりやすく解説していきます。chat GPTの良い点だけでなく課題点や利用する上での注意すべき点も併せて解説するので、WEBマーケティングにchat GPTを使おうと考えている方は参考にしてみてください。

最近注目のChatGPTとは?1分でわかる概要

chat GPTは、OpenAIが開発した深層学習型・会話型AIです。2022年11月30日にサービスがスタートし、わずか2カで新規ユーザー一億人を獲得するなど、大きな注目を集めています。深層学習型・会話型AIとは、とてもカンタンに言ってしまうと、人間達とおしゃべりをしたりネットで色々なことを学んで、その知識を集積した形で質問にも答えられるAIということです。

「会話型」というと音声通話のように認識されてしまいそうですが、現在のところのchat GPTは「文章」による出力となります。chat GPTの存在をさらに噛み砕けば「長文で論文やエッセイも書けてしまうAI」といったところでしょうか。コンピューターに文字で質問を打ち込むと、人間のように滑らかにさまざまな答えを返してくれるAI…ひとまずはそのようなイメージで把握をしてもらうとわかりやすいかもしれません。

ちなみにchat GPTの読み方は「チャット ジーピーティー」。GPTとは「Generative Pre-trained Transformer」の訳で、「chat GPT」で確認してみると下記の答えが返ってきます。
Generative Pre-trained Transformer それぞれの意味を分かりやすく教えてください

Generative Pre-trained Transformerは、自然言語処理におけるディープラーニングモデルの1つで、GPTと略されます。以下に各用語の簡単な説明を示します。

  • Generative: モデルが自然言語の文章を生成することができることを示します。つまり、モデルは与えられた文脈から、新しい文章を生成することができます。
  • Pre-trained: モデルが大量のデータセットで事前学習されていることを示します。事前学習は、大量のテキストデータを用いて、言語の構造や文脈の理解を深めることで、後続のタスクで高い性能を発揮することが期待されます。
  • Transformer: トランスフォーマーは、自然言語処理において広く用いられるディープラーニングのアーキテクチャです。トランスフォーマーは、特に長い文章や複数の文を一度に処理することができ、自然言語の理解と生成の両方に優れた性能を発揮します。

したがって、Generative Pre-trained Transformerとは、大量のテキストデータで事前学習されたトランスフォーマーモデルであり、自然言語生成タスクに特に優れた性能を発揮することが期待されます。

(ChatGPT「chat GPTのGPTについて」の回答より引用)

ChatGPTでできることの代表4つ

chat GPTができることは多岐にわたりますが、「なんでもできます」と言われると却って想像がつきにくいですよね。まずはchat GPTでできる基本的なことを4つにまとめてみました。

文章の作成

chat GPTは様々なスタイルの文章を作成することができます。例えば論文であったり、ビジネス向けの報告書であったり、友人に向けた手紙やメールを作ることもできるのです。また小説や詩、歌詞などを生成することもできます。

質問に回答する

chat GPTはユーザーからの質問に対して回答することもできます。例えば歴史や地理、芸術について、明日の天気予報、これから行く場所の人気スポットについて等も回答可能です。ここまでだとSiriやAlexaを想像する方もいるかもしれませんが、chatGPTはより複雑な質問に対し長文で回答することが可能となっています。

文章の翻訳

chat GPTは多言語に対応しており、文章を翻訳することも可能です。使い方は、翻訳をしたいテキストをペーストしてから、指定言語を入力するだけでOK。言語モデルの今後の訓練により、さらに翻訳精度が高まることも期待されています。

文章の要約

chat GPTは既存の大量の長文を要約してまとめることもできます。例えば歴史上の出来事について、世界中のテキストデータからその関連キーワードと抽出し、要約することもできるのです。

ChatGPTは従来のAIと何が違う?

chat GPT以前にも、深層学習型・会話型のAI、文章作成ができるAIは既に存在していました。ではなぜ、chat GPTの登場がここまで世界を揺るがせたのでしょうか?

精度の高い文章

まず最も大きな特徴として、chat GPTは従来より遥かに自然さのある文章生成ができることが挙げられます。従来のAIサービス(例えばAIによるヘルプ等)と接した時、なんだかトンチンカンな返答が返ってきたり、日本語が変だなあと感じたこと、ありませんでしたか?あれは日本語に対する精度がまだ低くて、なかなか「人間のように滑らかな受け答え」をするのが難しかったためです。

しかしchat GPTの文章作成の精度はかなり高く、自然さを感じられるようになっています。

スピーディな文章生成

従来のAI文章作成サービス(特に安価で使えるもの)は、文章生成にある程度の時間を必要とするのが一般的でした。特に長文ともなると、作成までにどれだけ待てば良いのか?という状態になっていたのが実情です。しかしchat GPTでは、1,000字程度の回答ならば数十秒で、更なる長文の場合にも数分程度で文章作成をすることができます。

感覚的なUI

精度の高い高機能新型サービスというと「使いにくいのでは」「初心者だからよくわからない」と怯んでしまう人もいるかもしれません。しかしchat GPTは高機能AIでありながら、非常にシンプルでわかりやすいUI(ユーザー・インターフェース)を心がけています。扱い方はとてもカンタンであり、初心者でも感覚的にchat GPTをスタートすることが可能です。もちろん機能の使い方がわからない時には、chat GPTに質問することもできます。

サービスの無料提供

多くのユーザーにとってchat GPTが魅力的な点としては「無料で使える」ということが挙げられるでしょう。従来の文章作成AIにも高精度なものはありましたが、品質の良いAIほど得てして料金が高く、中には月数十ドルを超えるものもあります。いくら高機能・高性能だったとしても、いきなりよくわからないサービスに月額料金を払えないですよね。

chat GPTは現在のところ月額料金・使用料金などが一切かからず、利用登録のみでサービスを使うことができます。初めて文章作成AIを使う人にとって、心理的・経済的なハードルを大きく下げる存在でもあるのです。

ChatGPTのデメリットと課題は?

chat GPTは文章作成において非常に頼りになるパートナーとなりうる存在です。しかし現状において様々かつ大きな課題もあり、その点をきちんと理解して使うことが求められます。知っておくべきchat GPTのデメリットと課題をまとめてみましょう。

まずは以下のChatGPTが生成した文章を読んでみてください。

釧路湿原は、北海道の釧路市にある湿原地帯で、日本国内最大級の湿原として知られています。5月には、釧路湿原を代表する花であるシマトネリコの開花が見られる時期となります。

5月中旬頃から6月上旬にかけて、釧路湿原には白い小さな花をつけるシマトネリコが咲きます。シマトネリコは、釧路湿原特有の植物で、日本国内には釧路湿原の周辺にしか自生していません。シマトネリコの開花時期は、年によって多少異なることがありますが、一般的に5月下旬から6月上旬にかけてが見頃となります。

(ChatGPT「釧路湿原の5月について」の回答より引用)

AIが作ったとは思えないような滑らかさですよね。しかし「何かがおかしい」と感じた人も多いはず。さて、あなたは上の文章のどこが「変」だと思ったでしょうか?

回答が正確ではない

chat GPTは様々な質問に回答することができますが、その解答は時々、驚くほどの不正確なものであったりします。上のシマトネリコについての記述はまるきりの誤答です。シマトネリコはそもそも寒さに極端に弱く、北海道で自生できるような植物ではありません。

ChatGPTは、「日本円における千円と一万円の違い」を尋ねたところ「千円札と一万円札の価値は同じで、大きさが違うだけです」といった意味の長文を述べたりもします。ただ、これは決してchat GPTが嘘をつこうとしているわけではありません。

chat GPTは対話型・情報集積型AIであり、その解答は「ネットの情報の中で集積されたものの中から、もっともらしいものを組み合わせている」わけです。ユーザーとの対話の中に誤った情報が含まれていたり、ネットに偏向的な情報があれば、それを易々と取り込んで、もっともらしい文章を作り出します。

これは非常に大きな問題です。「千円と一万円」という話であれば、人間である読者はすぐに間違いに気づくことができます。しかし、北海道の植物の話についてはどうでしょう?生後に気づかなかった人もいるはずです。

もっと専門的な話だったらどうでしょう?chatGPTが滑らかに、いかにも「もっともらしい長文」で、全くの誤情報を書いていても、その道のプロにしか判別ができないーーこんな問題が、アメリカではすでに起きています。

ITエンジニア向けのサイト「Stack Overflow」では、Q &Aのページでchat GPTによって作成された誤ったアンサーが溢れるようになり、AI作成アンサーの投稿が一時禁止となる事態ともなりました。

文章の不自然さが残る

もう一度ChatGPTが書いた文章を読んでみましょう。情報の正誤以外にも違和感はありませんでしたか?

不自然な重複

ChatGPTが書いた文章の中には、花の開花時期についての情報が何度も登場しています。たった数行に繰り返し「開花が5月から6月」という話が出てくるのは不自然ですよね。chat GPTで作成された文章には、上記のような不自然な重複表現が出てくることがあります。また同じような話題の段落がまるごと登場するケースも見られます。

主題の捩れ

chat GPTでは、1,000字程度の文章はもちろん、10,000字に近いような長文も作成することができます。しかし長文になるほど主題や意見がねじれ、統一性が乱れやすい傾向が見られます。(今回の例の文章は短めなので発現はしていません)

これはChatGPT自身が思考し意見をしているからではなく、回答の主旨あくまでも「ユーザーやネット上の情報を集積した中から最適とされるもの」を選び出し、組み合わせているためです。

例えば倫理的な考え、哲学的・抽象的な思考等になると、一見して滑らかな文章に見えていても真逆な意見が混じり合っていたり、ほぼ意味の無い文章の羅列が続くこともあります。

コピーコンテンツ・盗作となる可能性がある

ChatGPTが生成する文章はネットから直接持ってきたものではなく、AIが生成した独自のものです。ただしその情報には何らかの「元」があります。ChatGPTは何らかの「ネット上の元ネタ」を持っているわけです。ChatGPTが書いた文章と元データとの類似性が高い場合、その文章は「コピーコンテンツ」や「盗作」に当たるリスクがあります。

2023年2月、アメリカのSF雑誌「Clarkesworld Magazine」が「ChatGPTによる盗作が投稿作品中に激増した」という理由で新作募集の取りやめを行い、世界中から大きな注目を浴びました。今後ChatGPTの生成した文章の取り扱いがどのようになるかは測りしれませんが、Google等による「盗作・剽窃・コピーコンテンツ」に対する扱いがよりシビアとなる可能性は考えられます。

ChatGPTを使う時の注意点は?

ChatGPTは記事作成や顧客とのコミュニケーション等、様々な場面で活躍してくれる頼もしいAIです。しかし上で解説したようなデメリットがあることを踏まえると、次のような点に注意していくべきと言えます。

情報の事実確認を徹底する

記事を書く時、あなたがそのジャンルのオーソリティ(権威)であれば、ChatGPTにある程度の文章作成を任せても問題は少ないかもしれません。ChatGPTが生成した文章の正誤性について、すぐに真偽を判断できるからです。例えばあなたがプロの料理人であれば、調味料の使い方についてChatGPTにあれこれと書いてもらっても、「これは正しい」「これは違う」とすぐに判定できますよね。

しかし自分でもよくわからないことをChatGPTに質問し、その回答として文章生成が行われた場合はどうでしょうか。ChatGPTの書いた「いかにも」な文章が真実なのか、すぐには判断ができません。

特にWEBマーケティングにおいて、このような「真偽不明」の記事や発言を企業が行うことは致命的な打撃となり得ます。あくまでも例ですが「砂糖を舐めればガンが治る」と企業が公式ブログに書いていたとしたら……その企業は大丈夫なのだろうか?と、だれもが不信感を持つことでしょう。

ChatGPTに質問し生成した文章については、必ず事実確認を行い、正しい内容であるかを確認することが重要です。なお事実確認についてですが、Googleの上位に上がってくる情報をサッとひとつ確認して「同じ情報が書いてあるから」と鵜呑みにするのはNG!その参考記事がすでにChatGPT生成である可能性が考えられるからです。専門家による書籍、権威性を持つサイト等、必ず信頼性の高い情報元で事実確認を取るようにしましょう。

文章の書き直しや適宜の削除は必ず行う

ChatGPTが作成した文章は、必ず人間が目通しして、適宜の書き直しを行うようにしましょう。不自然な部分等の直しを行うのはもちろんですが、第三者が作成した記事との類似性を低めるという意味でも、できるだけ筆者自身が手を入れて「オリジナル」とすることが大切です。

ChatGPTが100%生成した文章は「引用」表示を徹底する

ChatGPTは自身が生成した文章について、コピーコンテンツとなる可能性はあり、AI作成である旨と引用表示を行うべきであると述べています。ChatGPTに全面的に文章作成を任せた部分や回答があれば、その部分は記号等で区切り、引用であることを明記した方が良いでしょう。

おわりに

ChatGPTについて、今回はその特徴や注意点等を解説しました。ChatGPTの利用は無料なので、まずは一度サービスを使ってみて、実際どんなものなのかを確認してみることをおすすめします。ChatGPTと様々な会話や質問をすることで、ChatGPTの良さと課題が実感できるのではないでしょうか。

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AI文章作成サービスってどう?マーケティングでのメリット・デメリットhttps://myisland.jp/ai-sentence-creation-service/ https://myisland.jp/ai-sentence-creation-service/#respond Tue, 14 Mar 2023 10:43:21 +0000 https://myisland.jp/?p=6440 AI文章作成サービスは、今やWEBマーケティングにおいても注目すべき存在となっています。WEBサイトやブログ等の運営において、AI文章作成サービスの導入を検討している人も多いのではないでしょうか。ここではAI文章作成サービスについて、WEBマーケティングでのメリット・デメリットや導入における注意点をご紹介していきます。

AI文章作成サービスを使うメリット

文章の精度が高まりナチュラルに

AI文章作成サービスと言うと、一昔前は「いかにもロボットが作成しました」といった不自然なものがほとんどでした。しかしそれはもはや昔のこと。現在ではChatGPT等を始め、精度が高い文章を作成できるAI文章作成ツールが多数登場しています。

特に会話形AIチャットボットの場合、ユーザーが入力した情報等からさらに自然なテキストを学んで行くため、今後より文章の精度・自然さが高まっていくことが期待できます。口語文体を可能とするなど、人間同士での会話をしているような文体での文章作成も可能です。

短時間でも記事作成ができる

WEBマーケティングのためにホームページ用の記事やブログ更新をしたいけれど、とにかく時間が無くて記事作成ができない……とお困りの方も多いのではないでしょうか。AI文章作成サービスを使えば、文章作成に時間をかけず、サクサクとブログ等の記事作成を行うことができます。

数年前までのAI文章作成サービスだと、無料サービスでは出力までに時間がかかるものも珍しくありませんでした。しかし近年では、無料のAI文章作成サービスでも数分程度で長文の文章作成ができるようになっています。

今後も出力にかかる時間はより短縮されることが見込まれています。本業の隙間にパパッと本格的な記事を執筆する…そんなことが可能になるのも、もう間もなくかもしれません。

テキスト要約や手紙・メール作成も可能

AI文章作成サービスは、単にユーザーの代替として文章を作るだけではありません。チャットボット形式のAI文章作成サービスでは、ユーザーが発した複雑な質問について答えたり、頼めばポエムやカンタンなエッセイ等も書いてくれます。

また既存の長文テキストを読ませて、それを要約することも可能。誰かに送る手紙やメールを代筆することもできます。ツールにもよりますが、製品の説明文を生成するサービスも登場しました。

記事作成だけでなく、アイデア次第で、マーケティングの幅広いシーンでAI文章作成ツールが活躍するようになったのです。

無料ツールや低コストツールが登場

AI文章作成サービスというと、サービスにかかるコストが気になる人も多いことでしょう。いくら便利にブログやメールを代わりに書いてくれる存在とは言え、月の費用が嵩むのでは困りますよね。

AI文章作成ツールは現在、ChatGPTを始め、無料のツールが多数登場するようになっています。また有料ツールでも月数百円程度のものもあり、気軽にサービスをスタートしやすくなりました。

初めてでも使いやすいツールが多数

初めてのWEBツールは使い慣れるまでに時間がかかるのではないか、難しいのではないかと不安を感じている人もいるはず。特にWEB初心者の方だと、新しいツールに対する心理的ハードルが高いですよね。

しかし現在のAI文章作成サービスでは、子どもや学生でもカンタンに使えるものなど、感覚的に使用できるものが多数登場しています。専門的な知識を学ばなくても、使い始めたその日からカンタンに文章作成指示を出すことができるのです。

AI文章作成サービスのデメリット

様々な魅力があるAI文章作成サービスですが、必ずしもメリットだけとは限りません。特にWEBマーケティングにおいてAI文書作成サービスを使用する場合、様々なデメリットがある点は考慮しておく必要があります。

正確性に欠ける可能性あり

AI文章作成サービスが様々な質問に答え、説明ができるサービスであることは上でも解説しました。しかしその説明は果たして「正確な事実」なのでしょうか?残念ながら、そうとは言えないのが現状です。
例えば現在最も注目を浴びているAI文章作成サービスであるChatGPTのOpenAIは、同サービスが「正解でありそうに見えるが実際には誤回答を作成していることがある」という問題を2022年12月時点で公式的に認めています。

またAIによってはサービス開始後の情報が備わっていなかったり、或るジャンルについての知識がごっそりと抜け落ちているといったことも。そのような場合もAIが「それらしい文章、しかも長文」で回答をしてしまうため、知識が無い人間にはそれが正答なのか誤答なのか、判定がしづいらいことが多いのです。

まったくの「フェイク記事」になるリスク

AI文章作成サービスにすべての判定と執筆を任せた場合、完全にデタラメの情報をもっともらしく述べた記事が出来上がってしまっている可能性もあります。企業がその記事やブログを「公式ブログ」として掲載した場合、そのダメージがどれだけ大きなものとなるかは計り知れません。

ブログ単体のみならず、サイト全体の信頼性が大きく下がる他、企業に対する信頼性も失われてしまいます。

コピー・盗作になる可能性あり

AI文章作成サービスにおいて、情報の正確性と共に大きな問題とされているのが「コピー/盗作」という点です。AIが必ずあなたに対して「完全オリジナル」の文章を提出しているのでしょうか?

AIによっては同じような問に対して、同じような回答をしていることもあります。記述がかなり近かったり、構成や節回しが似ていたり…「まったく同じ」ではなかったとしても、類似が強い記事が出来上がってしまうリスクは考えられます。

Googleによる低評価のリスク

知らず知らずに「コピー記事」を掲載しているかもしれない--これはWEBマーケティングにおいて非常に大きな問題です。Googleは
WEBサイトの運営において「オリジナリティ(独自性)」を非常に重要にしています。また2022年12月にはE-E-A-Tというサイト評価の新機軸も打ち出し、その中には「Experience(自らの経験)」という基準も導入しました。

つまりAI文章作成サービスによって作られた記事をGoogleがもしも「他との類似性が高い=コピーである」と認定した場合、サイト評価全体が著しく下げられる可能性は高いです。

Google検索結果による表示順位が下げられたり、最悪の場合には検索結果から弾かれるペナルティを受けるおそれも考えられます。

不自然さが残る

AIの文章作成能力はどんどん向上していますが、残念ながら100%パーフェクトとは言えません。同じような話が何度も登場したり、主語が何度も出てきたり、「どこか不自然」な仕上がりになることは多々あります。

もちろん人間がライティングをしても、誤字脱字がおきたり文法がおかしくなることはありますよね。しかし、AI文章作成サービスによる「不自然さ」は人間の「ミス」とはかなり違います。AIが作成した文章を添削せずにそのまま掲載し、その「違い」が顧客の目に触れた場合「この企業は記事作成をAIにすべて任せている」ということは、顧客にすぐにバレてしまうことでしょう。

人間による「書き直し」は必須

「情報の正確性に難あり」「コピーになるリスク」「文章に不自然さが残る」これらの問題を解決するためにはどうしたら良いか?というと、やはり必要になるのは人間によるリライト(添削、書き直し)です。

残念ながら現状のところ、AI文章作成サービスに文章づくり全てをお任せするというわけにはいきません。最終的なところは人間が内容を確認し、不自然なところは手直しをしていく必要があります。

最悪の場合、AIが書いている情報そのものが古かったり、誤っている可能性もあります。この場合には大幅な書き直し・訂正が必要なケースも考えられるわけです。

常時使えないツールもある

AI文章作成サービスの中には、多くの人が使っているために、なかなか接続できないものもあります。特に無料ツールの場合だと、この手の「待ち時間」の存在感がどんどん増しているのが現状です。

将来的なコストアップの可能性も

現在は無料で提供されているAI文章作成サービスが今後も無償提供されるという保証は残念ながらありません。実際、無料で使えることが大きな魅力であるいくつかのサービスは有料化への移行を示唆しています。

また、文章チェックツールや類似性の確認ができるAI文章作成サービスは、1回限りであったり月々の利用料が発生することも多いです。現在でも「いつでも使える」「高性能なチェックツールがある」「安全性が高い」といった点をクリアする文章作成サービスとなると、月々あたりの利用料が日本円にして5,000円を超えることも。将来的に、高品質なサービスを求めるほどにコストが高まる可能性は考えられます。

AI文章作成サービスをマーケティングに取り入れるコツ

AI文章作成サービスには、上で解説したように、メリットとデメリットの両方があります。でもせっかくの優れたサービスですから、できるだけ上手にWEBマーケティングに取り入れていきたいですよね。

デメリットを考慮した上でのAI文章作成サービス導入のコツについて考えていきましょう。

文章作成の「ヒント」にしてみる

見込み客を増やすために役立つ記事を書きたい、書くべきことは決まっているんだけれどどう書けばいいかわからない…という人は多いのではないでしょうか?

例えば「書き出しに詰まってしまっている」「どう構成したら良いかわからない」「どんな表現なら伝わるんだろう?」こんな時ってありますよね。

AI文章作成サービスは、こんな時の執筆のヒントになってくれます。まるごとAIが書いた文章を使うのではなく、「こういう風に書き出せばいいのか」「こういう段落にするとわかりやすいのか」という《参考≫にしてみる…これはとても便利な使い方です。

顧客対応のテンプレートに

お客様からたくさん届くメールやLINEの返事に時間を取られてしまって困っている…こんな時、必ずしもオリジナリティあふれる文章でなくてもOKな場合ってありますよね。

ある種の「型(テンプレート)」的な回答でOKな場合には、その文章作成をAIに任せてしまうというのも手です。もちろん文章の最終確認は自分の目で行う必要はありますが、作成時間と手間を大幅に短縮することができます。

情報の真偽はマンパワーで確認

ホームページやブログに掲載する記事はもちろん、SNSでの発言等をAI作成する場合、情報の真偽は掲載前に必ず事前確認を取るようにしましょう。この確認は必ず人間が行うこと。似たような誤情報がネット上に紛れているケースもありますので、チェックは二重・三重に行うべきです。

AI文章の「不自然さ」は必ず直す

AI文章作成サービスでは、上でも解説したとおり独特の「不自然さ」が現れることがあります。例えば「AIChatが対応します」と最初から書いてあるサービスであれば、顧客もある程度はその不自然さを許容することでしょう。

しかし「店舗スタッフが書いています」というブログやSNSにAIらしき「不自然さ」が現れたらどうでしょうか?多くの見込み客は「人間が向こう側に居ない」ということに落胆し、企業や店舗に対しての信頼感や親近感を失ってしまいます。文章チェックとその手直しにはきちんと時間をかけるのが理想的です。

コピー確認ツールは必須

AI文章作成サービスを使う限り、コピーチェックツール(コピペチェックツール)や剽窃チェックソフトの導入は不可欠と言えます。またこれらのツールについては安易な無料ツールではなく、信頼性の高い有料ツールを使用することをおすすめします。

おわりに

AI文章作成サービスについてメリット・デメリットの両点を見ていきましたが、あなたのWEBマーケティングに合っているサービスだったでしょうか?

今後AI文章作成サービスはさらなる発展をすることは間違いありません。しかし現状では様々な課題もあり、その点に注意を払いつつ使うことが重要と言えます。安易な使い方で思わぬペナルティを喰らうことの無いよう、十分に注意をしていきましょう。

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E-E-A-Tとは?新Google基準に対応するビギナー向け7か条https://myisland.jp/e-e-a-t/ https://myisland.jp/e-e-a-t/#respond Tue, 07 Mar 2023 15:50:50 +0000 https://myisland.jp/?p=6431 サイト運営者の皆さん「E-E-A-T」の対応はもうスタートしていますか?E-E-A-TはGoogleが儲けたサイト評価の新基準のひとつです。E-E-A-Tに対応することが、今後のSEOの結果を左右する重要なポイントとなります。ここではE-E-A-Tとは?という概要から、E-E-A-Tの意味、その重要性、そしてE-E-A-Tを高めるための実際的な対策等を解説していきます。

WEB初心者の人やSEO対策を最近始めたばかりという人向けに、専門用語をできるだけわかりやすく噛み砕いて解説していくので、Googleで上位表示したい人、WEBマーケティングで売上・集客アップを狙いたい人は参考にしてみてくださいね。

E-E-A-Tとは?1分でわかる概要

E-E-A-Tは、Googleが「検索品質評価ガイドライン」で示した新たなサイト評価基準です。とてもカンタンに言うとどういうサイトが上位表示されるかを決める時の指針が、新しく設定されたことになります。発表は2022年12月であり、2023年2月現在のところ、最新の評価基準です。

ちなみにE-E-A-Tの読み方は「ダブルイーエーティー」です。「イーイーエーティーではないので」、この点も覚えておきたいですね。

E-E-A-Tは4つの基準のイニシャル(頭文字)からできています。

  1. Experience(エクスペリエンス・経験)
  2. Expertise(専門性)
  3. Authoritativeness(権威性)
  4. Trust(信頼性)

それぞれの基準がどんなものなのかは、次の項目で詳しく解説します。その前に、従来の基準との比較について見ておきます。この点が今後のSEO対策を考える上で結構重要なポイントなのです。

E-A-Tに「経験」がプラス

今までのGoogleでは、品質評価ガイドラインに「E-A-T」を設置していました。

【E-A-T】(~2022年12月)

  1. 専門性(Expertise)
  2. 権威性(Authoritativeness)
  3. 信頼性(Trustworthiness)

つまり「E-E-A-T」はまったくの新しいサイト評価基準というわけではないんですね。今まで有ったE-A-Tに、Experience(経験)が付加された、という点が注目ポイントということになります。(E-A-T→E-E-A-Tでの変更においてTRUSTの名称変更は起きてはいますが、ここはそんなに重要ではないです)

なお従来のE-A-T部分が軽視されるか?というと、そういうわけでもありません。今までもSEO対策を入念に行ってきた人であれば新たな「Experience」をしっかり押さえること、これからSEOを頑張るぞ!という人であれば4つの点に気を配りつつWEBの見直しを行うことが、Google上位表示を目指す上で重要となります。


 

E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を詳しく知る

ではE-E-A-Tの4つの評価基準について、それぞれがどんなものなのかを、例を交えて詳しく見ていきましょう。

1.経験 Experience → 実体験の多さ

まずはE-E-A-Tの中で今回新しく追加された評価基準「Experience」から見ていきます。Experienceとは英語で「経験」を表す言葉。その言葉通り、GoogleはWEBサイトに「経験の多さ」を求めています。

すごくカンタンに言うと「サイトでは自分で体験したことを話しましょう!」ということです。
ここでは例として「海外旅行の街情報サイト」について、比較しながら見ていきます。

【例:海外旅行の情報サイト・ブログの場合】

  • 自分が実際に行った旅行の記録、実体験からのノウハウを掲載 → 経験度高 ◎
  • 旅経験がある人へのインタビュー、Q&A等を掲載 → 経験度 ◎
  • 仲間同士での実体験からのノウハウを掲示板・質問箱等で掲載 → 経験度 △
  • 従来のガイドブックの情報等を紹介 → 経験度 ×
  • 他サイトの情報をコピー、リライト等 → 経験度 ×

いくら上手にまとまっていても、購入して掲載した画像がキレイでも、それが「実体験」か生まれた情報でなければ「Experience」での評価は低くなるよ、ということですね。

2.専門性 Expertise → 方向性のまとまりと知識量の多さ

次にE-E-A-Tの中でも従来からのサイト評価基準であるExpertise(専門性)についてです。これはザックリ2つの意味に分けられます。

  1. 方向性がまとまっていること
  2. 知識量と技術量が豊富であること

それぞれ見ていきます。

方向性のまとまり

サイトの方向性があれこれマルチに過ぎると、読者は「ここが一体何のサイトなのか」が把握できませんし、情報の方向性もぼやけます。反対にサイトのテーマが細かく設定されているほど、専門性は高くなりやすいです。先程の例でまた考えてみましょう。

【例:海外旅行の情報サイト・ブログの場合】

  • 海外旅行に持っていくバッグについてテーマが統一されている → 専門性 ◎
  • 海外旅行で行く飲食店についてテーマが統一されている → 専門性 ◎
  • ある一国についての海外旅行を深く扱っている → 専門性 ◎
  • 海外旅行全般を扱っている → 専門性 ○
  • 旅行以外のテーマのコンテンツもある → 専門性 ×

知識量と技術量の多さ

E-E-A-Tのうち「専門性」についてのもうひとつのポイントは、知識量や技術量の多さです。これについては、単純に筆者の知識量の多寡を図るのはなかなか難しいところなので、ザックリ言うと「サイトの情報量」ということになります。

【例:海外旅行の情報サイト・ブログの場合】

  • A国についての海外旅行情報が多岐にわたり、何百ページも構成されている → 専門性 ◎
  • ブログページが数ページしか無い → 専門性 △

実際の知識量がいかに多くても、2ページしかないブログだとなかなか「専門性が高い」とは言いにくいというわけです。もちろんそのブログの情報が非常にニッチで重要性が高い場合には「専門性高」と評価される可能性はありますが、基本的には「情報量が多い方が専門的とみなされやすい」と考えておいて良いでしょう。

3.権威性 Authoritativeness→認知度の高さ

権威性(けんいせい)の元々の意味は、その分野の第一人者であったり、受賞経験があったり、有資格者であったりするなど、カンタンに言えば「その道のプロ」であることを意味します。例えば芥川賞作家をつれてくれば「小説の権威性」を示せるよ、ということですね。

ただGoogleのサイト評価基準「E-E-A-T」における権威性では、一般社会での言葉とは少々意味が違うものも混じっています。とてもカンタンに噛み砕いていうと「みんなが知ってるサイト」であることも、権威性を掴む上では大事なんです。

【例:海外旅行の情報サイト・ブログの場合】

  • 「海外旅行のことならあのサイト」という認知度がある → 権威性 ◎
  • TwitterやTikTok等のSNSでよく言及される → 権威性 ◎
  • 海外旅行関連の有資格者が執筆している → 権威性 ○
  • 輸入食品の部長が書いていること、社歴等が公開されている → 権威性 ◎
  • 有名サイトから言及されたりリンクされることが多い → 権威性 ○
  • 執筆者不明、認知度が低い → 権威性 ×

4.信頼性 Trust→正確性・安全性の高さ

E-E-A-Tの最後が「信頼性」です。これにも大きく分けて2つの意味があります。ひとつは「サイト自体が安全なものであること」、もうひとつは「情報の正確度の高さ」ですね。

サイト自体の安全性

極端な話ですが、「そのサイトを見に行ったらウイルスに感染した」といったことになったらサイトの信頼性はガタ落ちです。最近でも有名サービスによるユーザーの情報漏洩等が問題になっていますよね。サイトを使用することによってユーザーが危険な目に合うことが無いよう、管理者は十分な対策を取ることが求められます。

情報の正確度の高さ

最後の「情報の正確度の高さ」ですが、これは上の3つ「経験」「専門性」「権威性」の3つをクリアしていれば、ほぼ問題なく越えられるハードルと言えます。というか反対に、3つをクリアしたことによって、ようやく到達できるのが「正確な情報を提示するサイト」というGoogleの高評価なのです。

信頼性 Trust」の重要度は、今回のE-E-A-T導入によって更に高められています。いかに読者の信頼を得るサイトとなれるかが、今後のGoogle上位表示を狙う上で重要となることでしょう。

初心者も今日から!E-E-A-Tを目指す7箇条

では実際、どうやったらE-E-A-Tを指針とした評価の高いサイト作りができるのでしょうか。WEB初心者でも今日からどのような点に気をつければ良いのか、ざっくりと7か条にまとめてみました。

1.サイト・ブログのテーマをまとめよう

E-E-A-Tのひとつの「E」である専門性(Expertise)を高めるために、WEBサイトやブログのテーマの見直しからスタートしてみましょう。ついついアレもコレもと記事を掲載し、テーマがぼやけた専門性の無いサイトになってはいないでしょうか?

専門性を高めるためには、できるだけテーマを絞り込むことが大切です。例えば「スポーツ全般」を扱うサイトより「サッカー」専門、さらには「ヨーロッパ専門」と絞り込んでいった方が、Expertise評価は高くなりやすいでしょう。

大手企業であれば「スポーツ全般」を手広く扱っても構いませんが、執筆者の少ない中小サイトやブログであれば、できるだけニッチで小さいテーマで勝負することをおすすめします。

2.取材は必須

E-E-A-Tのもうひとつの「E」である体験(Experience)は、今後のGoogleサイト判定の上で重要なポイントとなると考えられます。体験豊富な方ならば今までの実体験だけで興味深いサイトが作れること間違いないですが、そうでない場合には「取材」が必須と考えましょう。自分で実際に見て、触って、考えたことを書かないと「体験」にはならないからです。

3.写真・動画撮影を頻繁に

E-E-A-Tに対処すべく、取材時の写真や動画の撮影はできるだけこまめに行いましょう。もちろん美しく見栄えが良い写真が撮れれば一番ですが、そう理想的にいかないときでも写真があるのは非常に強いです。「実際に行ってきた、やってみた」という証拠になるわけですからね。

「体験(Experience)」だけでなく専門性・権威性の上昇にも、写真や動画素材の存在は作用します。

4.更新は定期的に

E-E-A-Tのうち「専門性 Expertise」を高めるには、サイト・ブログのある程度の情報量が求められます。サイトの更新はできるだけ定期的に行いたいところです。毎週高品質な記事提供を行うのは厳しいかもしれませんが、最低でも月に1回程度は新しい情報提供を行いたいですね。

また一度提供した情報についても、情報の変更があった場合にはすぐに訂正・更新を行うようにしましょう。この点が「情報の正確性」=「信頼性(Trust)」の獲得にも繋がります。

5.SNSでの拡散を

E-E-A-Tのうち「権威性 Authoritativeness」を高めるには、まず多くの人にサイト・ブログの存在を知ってもらうことが大切です。ネット状での認知度を一気に高める・注目を集めるには、やはり拡散力の強いSNSでの活動も欠かせないでしょう。

「こんな面白いコンテンツがある」とTwitter等で拡散されていわゆる「バズる」状態になれば、関連して他サイトからの被リンクも増えるはず。サイトの権威性 Authoritativenessが一気に高まることも期待できます。

6.執筆者/企業情報を明らかに

E-E-A-Tの中の権威性(Authoritativeness)の上昇と信頼性(Trust)の獲得のために、執筆者や企業情報をできるだけ明確にしていくことも良い手と言えます。たとえば「ヘアケア」がテーマのブログであれば、「K市の美容院Aの美容師が書いているブログ」であると公表することで「髪のプロ=権威性の高さ」も獲得できる上に、情報の正確性への信頼も高まりますよね。

7.HTTPS対応や法制の知識をしっかりと

E-E-A-Tで最も重要とされるサイトの信頼性(Trust)を下げることが無いよう、HTTPS対応、クレジットカード情報保護等の対応は常に規定に沿った状態であるようにしましょう。またサイトテーマ・ブログテーマに応じた法制情報は常に最新のものを取得しておくことが大切です。

例えば上の「ヘアケア」をテーマにする場合、素人とプロではできることが違うことは「美容師法」で定められています。また美容を扱う場合、薬事法にかかわる違反表現についてもある程度知っておいた方が良いでしょう。著作権についてもザックリで良いので押さえておいた方が無難です。

いきなり今日からすべてを改善するのは難しいところではありますが、特にサイトの情報保護体制については早めに取り組んでおきましょう。

おわりに

E-E-A-T「経験」「専門性」「権威性」「信頼」のそれぞれについて、また対処策について見ていきましたが、あなたの現在までのSEO対策で「不足している」と感じる部分はあったでしょうか?

E-E-A-Tは改善して即日に上位表示!といった即効性のあるものではありません。しかしE-E-A-Tを指針とすることは確実にGoogle高評価につながっていく重要な点と言えます。ぜひ早めにE-E-A-T対策に取り組んでいきましょう。

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ハロー効果でマーケティング!集客UPに繋ぐ活用術https://myisland.jp/halo-effect/ https://myisland.jp/halo-effect/#respond Sun, 26 Feb 2023 03:19:50 +0000 https://myisland.jp/?p=6425 ハロー効果をマーケティングに活用して、集客UPにつなげてみませんか?ハロー効果とは心理学用語の一種です。ちょっと難しそうに思えるかもしれませんが、実は今日からマーケティングに活用できるポイントも多いんですよ。

ここではハロー効果とは何か?という基礎部分からハロー効果の実例、マーケティングへの活用ポイント等を、初心者の人にもわかりやすく解説していきます。マーケティングで売上UP・集客UPしたい時の参考にしてみてください。

ハロー効果とは何?3秒でわかる解説

「ハロー効果」とは、心理学用語のひとつです。とってもカンタンに噛み砕いていうと「人は、一番わかりやすい特徴に引きずられやすい」という心の動き(誤作用)のことを意味しています。ひとつ目立つ良い印象を与える特徴があれば、その他も良い評価をされやすいよ!ということです。

例えば長身のAさんと、平均よりは身長が低いBさんが居たとします。運動関係イベントにどちらか参加してもらうーーこうなった時、あなたはどちらを選ぶでしょう?多くの人は高身長のAさんを選ぶのです。身長と運動神経には特に関連性はありませんよね。ところが「背が高い」という見た目のわかりやすい特徴は、多くの人に「運動に優れるのだろう」という印象も付加させるわけです。

ハロー効果は認知バイアスの一種

人間の判断は、必ずしも合理的で正しいものばかりではありません。むしろ様々な「偏り」を誰もが持っており、非合理的な判断をしてしまいがちです。この「偏り」のことを、心理学では「バイアス」と言います。

バイアスには公平バイアス、後知恵バイアス等様々なものがあります。その中のひとつが、今回ご紹介している「ハロー効果」なのです。

ハローは「後光」「光背」の意味

ハローというと、日本人は英語の「Hello(こんにちは)」を想像する方が多いようです。しかしハロー効果の場合には、これは間違い。ここでのハローは「halo」です。このハローは、神様や成人達の頭にある「光輪(こうりん・光の輪っかのこと)」や、天使達が背中にしょっている光「光背(こうはい)」のことを意味しています。

日本でも仏像は光(後光・ごこう)を背負っていますよね。もしこのような光を背負う人が現れたら、中身を知られる前に、神様・仏様のようなすごい人だ!という扱いを受けるはず。ハロー効果にはそんな意味が込められているのです。

ハロー効果の例

ハロー効果について、まだちょっとピンと来ない、自分にはハロー効果なんて無いのでは?と思っている人も多いのではないでしょうか。ではわたしたちの生活の中で無意識の中で受けているハロー効果について、いくつか実例を見ていきましょう。

外国生まれ・留学経験あり=外国語が得意?

「子どもの頃はフランスで暮らしていました」こんなタレントや身近な人が居たら、その人はフランス語がペラペラなはず!と思う方がほとんどではないでしょうか。ところが、これはそうとも限りません。子どもは言葉を覚えるのも早いのですが忘れやすいため、幼少期に日本に来てそれから一切外国語を使っていないといった場合、まったく母国語を忘れているケースも多々あります。

また「留学経験があります」という特徴も同じです。もちろん数年の留学でしっかりと異文化を学んで来る人もいますが、留学といっても数ヶ月程度、日本人のグループばかりと遊んでいた人も大勢居ます。それでも「留学経験あり」といえば、就職活動等では有利となりやすいわけです。

医師・看護師なら何でもわかる?

医師や看護師等の医療従事者の方は、ご友人や周囲の方から健康相談を受けることが多いそうです。たしかに、身近なプロに聞けばわかりやすく教えてくれそうな気がしますよね。

でもちょっと考えてみましょう。医療の場には様々な科目があり、それぞれが非常に専門的な学問になっています。極端な話ですが、皮膚トラブルの話を歯医者さんに相談しても正しい答えは得られないですよね?ところが多くの人が、専門外の医師や看護師たちに「自分の病状相談」をしているわけです。

これもハロー効果の一種。「医療のひとつの科目の専門家(権威)なのだから、他の科目についてもある程度は理解しているに違いない」という非合理的な判断を、実に多くの人が下している…ということになります。

ハロー効果はマーケティングに使える?

心理効果のひとつである「ハロー効果」は、実は上手に応用すればマーケティングにも活かすことができます。

製品の品質イメージUPに

ハロー効果をうまく使えば、あなたが売りたい製品やサービスに対して、見込み客に「より優れた良いものである」という印象付けを行うことができます。

企業やスタッフの好印象アピールに

ハロー効果は、製品・サービスそのものだけでなく、それらを扱う企業やスタッフ等の印象付けにも繋がります。ポイントを抑えた特徴をもたせることで、「優れた会社だ」「有能なスタッフだ」という全体的なイメージを見込み客に持たせられれば、最終的な売上UP・集客UPという結果にも繋げてゆけます。

選択肢の中から「選ばれるポイント」に

現代の消費者たちは、製品やサービスに多くの選択肢があることをすでに知っている世代です。例えば旅行に行く、ジムに通いたい、習い事をしたい、そんな時でも必ず複数の選択肢をピックアップし、そこから「どれを選ぶか」を考えてゆくことになります。

ハロー効果による「なんとなく」の全体的な印象UPは、このような複数選択肢の中で選ばれる大きなポイントになりやすいです。

「スピード時代」だからこそハロー効果が重要

TwitterやInstagram、そしてTikTokと、消費者たちを取り巻く情報量は年々増加の一方にあります。その分、消費者達は宣伝に対する判断がシビアです。宣伝情報に触れた最初の1秒~2秒、そこでほとんどの消費者がサービス・製品に対する判断を終わらせてしまいます。

だからこそ、「わかりやすい特徴」を打ち出しながら全体的な好印象を後押しさせるハロー効果を知り尽くし、それをマーケティングに活用させていくことは重要と言えます。SNS時代、スピード時代だからこそ、ハロー効果をきちんと押さえていきましょう。

ハロー効果をマーケティングに活用しよう

さて、では実際にハロー効果をどのように活用すればマーケティングの結果に反映させられるのでしょうか。ここではそのヒントをいくつかご紹介していきます。

「1秒での見た目」と製品イメージを合致

ハロー効果としての影響を大きく与えるポイントが「見た目」です。料理で考えてみましょう。「盛り付けが雑だが美味しいA店」「味付けは普通だけれど盛り付けが美しいB店」2つの宣伝を並べた時、集客効果が大きいのはどちらでしょう?これは原則、B店の圧勝です。

見た目の美しさと味わいは、実際には比例するわけではありませんよね。しかし人間は「皿とのバランス、盛り付け」等の見た目の良さ(わかりやすい特徴)から「味」への予測評価を行います。これもハロー効果の一種というわけですね。

ただし、この話は「現代風にオシャレな盛付にすれば売れますよ」と言っているわけではありません。「あなたの店や製品の与えたいイメージ」と「見た目」を合わせる、これこそが重要なのです。

【例】

  • スタイリッシュなカフェ → 盛付も美しく現代的に
  • 昭和風な喫茶店 → レトロな器や盛付をアピール
  • ボリューム感やおかわりが売りの飲食店 → 食器を小さめにしてごはんやおかずを盛り上げる

見込み客が求める「美味しさのイメージ」は様々です。上品な美味さを求める人もいれば、ガッツリ食べることを美味と思う人も居ることでしょう。ターゲット層が「魅力的」と感じる見た目をまとわせることが、まずは何より重要といえます。

上では飲食店の宣材写真や盛付けを例に上げましたが、「見た目」によるハロー効果は様々なポイントで影響を与えます。

  • 製品パッケージのデザイン
  • スタッフの制服
  • スタッフのヘアスタイル
  • 店内インテリア
  • 製品パンフレット
  • 製品CM動画 など

受賞経験や経歴は大きくアピール

「コンテスト受賞」「専門的な学校の卒業」といった経歴は、人に大きく印象付けを与えるポイントとなります。製品やサービスに少しでも関連させられる受賞経験・経歴、資格等があれば、できるだけ大きくアピールしていきたいところです。

【例】

  • S市「銘菓コンテスト」金賞受賞
  • BCD料理学校卒業
  • イタリアで修行経験アリ
  • 野菜ソムリエ資格あり 等

上の料理店の例で言えば、単に「おいしいカルボナーラのお店です」というより「北イタリアで修行したシェフが”本当のカルボナーラ”をお届けします」と書いてあった方が、美味しいものが食べられそうですよね?

製品にも「特徴」を持たせる

製品のひとつひとつにもわかりやすい「特徴」を持たせて、ハロー効果を狙ってみましょう。

【例】

  • チーズケーキ → リコッタチーズ85%のチーズケーキ
  • ロングカーディガン → ペルーラム使用のふわふわロングカーディガン
  • 醤油せんべい → バリ硬ゲンコツ醤油せんべい

上記の例では「商品名」に特徴をもたせましたが、キャッチコピーやパッケージ等でももちろん特徴は打ち出せます。パッと頭に入る特徴をもたせることを意識してみることが大切です。

『権威者』にオススメしてもらう

自社の製品やスタッフだけでは、競合と差をつけるのが難しいかもしれない…そんな時には『権威者』に製品やサービスをオススメしてもらうのも手です。

本来の『権威者』とは、その筋の専門家のことを言います。例えばワインの宣伝であれば、ソムリエに褒めてもらうのが一番というわけですね。しかしこれはなかなか難しい…そんな時にはどうしたら良いのでしょう?「別の世界の権威者」を呼んでくれば良いのです!

ハロー効果では「何かに成功した人(専門家、人気者、権威者)は、その他の業界でも正しい判断を下せるだろう」という印象を与えます。人気プロ野球選手がビールを飲んで「おいしい!」という宣伝が効果を持つのも、つまりはこのようなハロー効果なのです。

【製品をオススメしてもらう人の例】

  • サービスと関連のある専門家
  • インフルエンサー
  • 評論家

例えばダイエット食品の場合、栄養管理士やフードコーディネーター資格のある人による「オススメ文」があるのは大きな魅力となることでしょう。

また美容分野であれば、Instagramで人気のインフルエンサー等の「わたしも使っています」という言葉は多くの女性達を引き付けるはず。美容皮膚科医等による推奨文があれば、更に強い引きになりますね。

公式サイトの動線や外観も「印象」を左右

ハロー効果に影響を及ぼす「見た目」の問題ですが、店舗や企業の公式サイト、SNS等の見た目も外すことはできません。

現代の消費者は、その多くがスマホやPCで製品や企業の情報を収集しています。TwitterやInstagramの公式アカウントがあればそれも見るでしょうし、公式サイトがあればそこもチェックすることでしょう。

  • トップページの画像の美しさ
  • サイトデザイン
  • 動線が快適かどうか
  • 表示が快適かどうか

このような部分でも、見込み客は企業・製品・サービスへの全体的な印象を決めてしまいます。快適で美しいサイトであれば「良さそう!欲しい」となることでしょう。反対にどこに何の情報があるのかわからないようなサイトでは「信頼できなそう、やめておこう」となってしまう可能性も大というわけです。

「きっと良い品質の優良な企業に違いない」という印象を持って貰うためには、WEBの隅々にまで気を配ることが大切なのですね。

おわりに

今回はハロー効果を活用してマーケティングに反映させる方法について解説しました。あなたのマーケティングのお役に立ちそうでしょうか?

ハロー効果を使いこなせば、「古ぼけたパッとしない店」を「昔ながらの粋な老舗」という印象に切り替えることもできます。「ガンコで入りにくい店」が「こだわりの専門家の店」になるかもしれません。

まずは自分の身の回りの宣伝で、どんなハロー効果が使われているかを探してみてはいかがでしょうか。ハロー効果を意識して競合他社の宣伝等を見るのも、良い参考になりますよ。

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最適なタイトルリンクとは?7つの疑問を即解決するQ&Ahttps://myisland.jp/title-link/ https://myisland.jp/title-link/#respond Wed, 15 Feb 2023 03:20:38 +0000 https://myisland.jp/?p=6406 「タイトルリンク」とは、Google検索時に表示されるWEBタイトルや見出しのことを言います。実はこのタイトルリンク、SEOでとても重要になるって知っていましたか?同じような内容のサイトでも、最適なタイトルリンクを出せているかどうかで、Googleの表示順位やユーザーからの流入数も変わってくるんです。

特にWEBマーケティングで集客・売上UPを狙う人の場合、タイトルリンクを最適にすることは非常に重要と言えます。ここではタイトルリンクについてよくある疑問を、7つにまとめて解説していきます。

1.タイトルリンクとは何?

タイトルリンク 例
タイトルリンクは、Google検索時に結果に表示される「タイトル」または「見出し文章」などを意味する言葉です。これだけだとピンとこない人もいると思いますので、早速実践してみましょう!

【例】Googleで「パンケーキ 焼き方」で検索

1位:「ふんわりホットケーキの基本の焼き方・表ワザ5ヶ条ー森永製菓」
2位:「パンケーキのきれいな焼き方|COTTA COLUMN

この検索結果に出てくる「ページタイトル」の部分のことを、Googleではタイトルリンクと呼称しています。(なおページ設定によっては、タイトル部ではなく見出しであったり、そのたび他のコンテンツが表示される場合もあります。)

2.タイトルリンクは自分で設定できる?

Googleのタイトルリンクは、サイト管理者が自分で好きなように設定できるわけではありません。以下の要素を拾ったGoogleが、最も適していると考えられるもの(ユーザーの満足度が高いと考えられるもの)を自動的に選定しています。

  1. <title>タグで定められている文章(一般的なページタイトル)
  2. 大見出し(見た目でのタイトル)
  3. <h1>タグなど、見出しタグで定められている文章
  4. その他テキスト(本文テキスト、アンカーテキストなど)

この「タイトルリンクは自分で自由に設定できるわけではない」という点がとても重要なので頭に入れておいてください!例えば<title>でWEBページタイトルを決めたからと言って、それがタイトルリンクに採用されるとは限らないのです。詳しくは後述しますね。

3.タイトルリンクはSEOに影響する?

どのようなタイトルリンク表示になるかは大きくSEOにも影響すると考えられます。タイトルリンクの内容は、ユーザーの流入数にも影響を及ぼすと考えた方が良いです。

これはなぜでしょう?Googleはユーザーファーストを理念としています。読者がいかにスムーズに情報を取得できるかが大事という考えなわけですね。ですからタイトルリンクがわかりやすくて、ユーザーがパッと見て「このページに行けば目的の情報がある!」とわかるサイトの方を高評価するわけです。

つまり「良いタイトルリンクになるような設定をしているサイトの方が、Googleで上位表示になりやすい」というわけですね。SEOで有利に運びたい人、多くの人にサイトに訪れてほしい人にとって、「タイトルリンクに何が出ているか」は非常に重要と言えます。

4.タイトルリンクの表示が予想と違うのですが?

自分のサイトのWEBページのタイトルリンクをチェックしてみたら、思っていたのと違う文章や見出しが出てきてしまった…この原因の一つには、WEBページの設定が適切ではないことが考えられます。

前述した通り、Googleはいくつかの要素からタイトルリンクを選出しています。「タイトルリンクが設定したつもりのものと違う」という場合、まずはWEBページの設定を確認してみましょう。

<title>タグを入れていないか空白

Googleはまず優先的にtitleタグに入っているテキストをタイトルリンクに採用しやすいです。しかしtitleタグが空白だとどうしようもないので、見出しタグなどからタイトルリンクを採用することになります。

ここで意外と多いのが「ページの<title>タグを入れるのを忘れていた」というパターンです。titleタグが空白になっていないか、確認をしてみましょう。

<title>タグがサイト全ページ同じ

サイトのWEBページの全てのtitleを同じ単語(店名など(に設定されていた…というケースも意外と多く見られます。このような場合もページ毎の重複が激しくなるため、titleタグの内容はタイトルリンクに採用されません。

タイトルとページの内容が合っていない

WEBページの内容の更新や追加をしたとき、titleタグの変更もしましたか?titleタグが示す内容と実際のページ内容が合致しない場合も、titleタグの内容はタイトルリンクに採用されなくなります。

5.<title>タグ指定してもタイトルリンクに出ない

WEBページのタイトルはキチンと設定したし、titleタグも確認した、内容とタイトルも合っている、なのにGoogleのタイトルリンクに出ない!というケースも意外と多いです。この場合、次のような可能性をチェックしてみましょう。

タイトルが曖昧すぎる

まずは<title>タグの内容だけだと何の情報が掲載されたページなのかサッパリわからない!というタイプですね。

  • 2月11日 (ブログ記事に多い、日付がタイトルのもの)
  • 料金表 (店舗HPに多い、店舗名などが含まれないタイトル)
  • プロフィール (何のプロフィールかわからない)
  • 今日の日記 (内容が推測できない)
  • 「こんにちは」「いらっしゃいませ」などの挨拶のみ 等

この手の「曖昧なWEBページタイトル」は、ほぼタイトルリンクには採用されないと考えた方が良いです。

キーワードの羅列になっている

SEOには対応するキーワードが入っている方が有利だから!ということで、WEBページタイトルにキーワードを多量に入れているという方もいますが、これもタイトルリンク的にはNGです。

  • 中古ギター、ベース、キーボード、ドラム、パーカッション、高額買取、即金OK
  • 着物クリーニング・振袖・訪問着・七五三・喪服着物・かけはぎ対応・染め直し対応

Googleは、単なるキーワードの羅列では「ページ内容の説明にはなっていない」と判断します。タイトルリンクから外される可能性大です。

タイトルが長すぎる

<title>にアレもコレもとキーワードを詰め込みすぎて、長々とした文章になってはいませんか?これもタイトルリンクから外れる一因です。

  • 一度食べたら一生忘れられない駅弁を探してきました!必見の駅弁ランキングベスト30|駅弁大好きブログ
  • 原宿渋谷の女子100人に聞いて集めたコスパよくキレイになりたい人なら必見のメイクテクニック|メイクオタ活コミュニティ

タイトルリンクに表示される文字数は、日本語(全角表示)の場合、概ね25文字~30文字程度とされています。これを大幅に超えるような文章が<title>タグに入れられていたり、titleタグ前半で内容が把握できない文章の場合、<title>タグ設定のテキストはタイトルリンク選定から外されてしまう可能性が高いです。

不明確なキーワードが乱用されている

多くの人に読んでほしい、集客や売上アップにつなげたい…特にサイトをWEBマーケティングに使用している人の場合には、こんな気持ちが強いですよね。

でも「とにかく目立たせたい!」という気持ちが強すぎて、お客さまの目を集めそうなキーワードばかりを乱用していないでしょうか。

  • 激安販売!数量限定!今だけお得な大セール!【底値】
  • 必見必読!見ないとソン!【今だけ公開】裏ワザ大特集
  • カワイイ♪キレイ♪とにかく安い♪コスパ良オシャレ♪
  • 絶対安いジーンズ・デニム・ジーパン・Gパン集めました

この手のテキストの繰り返しは「内容に触れていない曖昧なテキスト」と判定され、タイトルリンクから外されやすくなります。また同じ語句を何度も繰り返すだけのタイトルの場合、「不正行為である」と見なされてペナルティを受ける可能性も。同じような意味合いのキーワードを並べるだけで「乱用」と捉えられることもあるため、気をつけておきたいところです。

6.タイトルの決め方にコツはある?

ではどのようなテキストを<title>タグに設定すれば、最適なタイトルリンクとして選定されやすくなるのでしょうか。

内容を具体的に説明しよう

タイトルリンクに選定されるには、とにかくWEBページの内容をキチンとまとめたタイトルにすることが大切です。

  • カレースパイスの選び方のコツ5つ
  • 風邪薬の違いと選び方
  • ママチャリとシティサイクルを比較!

上でも解説しましたが、Googleはユーザーファーストを理念としており、「読者目線でのわかりやすさ」を大切にしています。タイトルを読んだ読者が1秒でページ内容の概要を掴めるようにすることが、もっとも大切なポイントなのです。

文字数は25文字前後にまとめる

タイトルリンクを適切に表示させるには、<title>タグに入れる文字数は25文字前後にするのが最適です。店舗名などを含めても30文字程度にとどめることをお勧めします。

名詞で終わる「体言止め」を意識する

「タイトルの文章が長くなってしまう」「タイトルリンクに<title>で付けた題名が採用されない」という方、タイトルが「文章」になってしまっていませんか?

NG例

  • 千葉県にある旅館を10個、紹介しましょう
  • 関東の遊園地を徹底的に比較してみました
  • これが私の考える最強のサイトである
  • ご応募の方100名を無料ご招待します

文末の「です」「ます」「である」などを付けると文字数が多くなるだけでなく、題名らしさが失われてしまいます。タイトルはできるだけ、最後が名詞で終わる書き方(体言止め)を意識した方が良いです。

また「私は」「このサイトは」といった主語も、当然のことながらカットした方が良いですね。

書き換え例

  • 千葉県の人気旅館10軒を紹介!
  • 関東の遊園地の料金・アクセス・魅力を比較
  • 最強のサイト作りのコツ徹底考察
  • A銭湯オープン記念100名様無料ご招待

WEBページの内容を説明しようとすると、最初はどうしても「文章」になってしまいがちなもの。競合他社のタイトルなどを参考にしつつ、タイトル作りの練習をしてみると良いですよ。

不要な記号や機種依存文字は避ける

タイトルを目立たせようとして、さまざまな記号を使ってはいないでしょうか。原則として記号はSEOでは有利に働きません。使用は必要最低限に抑えるようにしましょう。

特に機種依存文字の使用や絵文字は絶対に避けることが大切です。一つでも入っていると文字化けの恐れがあるため、タイトルリンクから外れる可能性が大!注意してくださいね。

7.店舗名もタイトルに入れるべき?

タイトルリンクへの選定を考えた場合、店舗名を入れた方が良いケースと、外すか簡略化した方が良いケースがあります。ケースに合わせて考えましょう。

店舗名・サイト名を入れた方が良いケース

店舗公式サイトの基本コンテンツは、原則としてタイトルがどうしてもシンプルになりやすいです。この場合には店舗名・地名などを入れた方がSEO的にも良い可能性が高くなります。

  • 夏の期間限定メニュー 千葉駅前居酒屋ABC
  • 料金のご案内 靴クリーニング専門店M【宅配OK】
  • レンタル料金表 キャンピングカーレンタルCCC

またサイト名や企業名が既に浸透している場合にも、サイト名を併記した方が読者から信頼してアクセスしてもらいやすいですね。ブランディングに成功している場合も、企業名は入れることをお勧めします。

  • オムライスのレシピ AJINOMOTOパーク
  • ドラッグストア Wikipedia

店舗・サイト名を省略または簡略化するべきケース

店舗や企業がブログコンテンツなどを展開している場合、タイトルだけで文字数がパンパンになってしまうことも多いのではないでしょうか。

この場合、無理に正式な店舗名・企業名、店舗キャッチコピ等まで入れると文字数がオーバーし、タイトルリンクから外される可能性が高くなります。

  • ベビーチェアの選び方は?相場は?失敗しないコツも伝授 赤ちゃんのグッズお任せください池袋駅徒歩5分のアアアアア屋
  • コーヒー豆の種類と上手な選び方5つのコツを徹底解説 ブラジルから直送のこだわり豆販売S SSS店

このような場合は店舗名をタイトルから省略するか、または「アアアアア屋」だけといった簡略化をした方が良いですね。

ボイラープレートテキストに要注意

特に気をつけたいのがタイトルタグに共通で表示させるテキスト「ボイラープレートテキスト」の設定が長すぎる場合です。店舗名の他に駅名や地名なども盛り込んだ方が良いのでは…とボイラープレートテキストを長くした結果、全ページの<title>が長くなりすぎ、不明瞭かつ不適切と判定されることもあります。

ボイラープレートテキストはあくまでも簡潔に。現在、全ページでタイトルリンク表示が適切に選定されていないという場合、まずボイラープレートを見直すことをお勧めします。

おわりに

今回はGoogleのタイトルリンクについて、その概要や選定のされ方、タイトルの決め方のポイントなど、よくある疑問を解説しました。

良かれと思ってやっていたタイトルが、実はGoogleのタイトルリンクから選定されない原因だった…というパターンは意外と多いものです。Googleのユーザーファーストの視点を考慮しつつ、シンプルでありながら必要な情報を盛り込んだタイトルを考えていきましょう。

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ヘルプフルコンテンツシステムとは?概要や対策を解説https://myisland.jp/helpful-content/ https://myisland.jp/helpful-content/#respond Mon, 06 Feb 2023 14:42:45 +0000 https://myisland.jp/?p=6384 ヘルプフルコンテンツシステムの導入以降、あなたのサイトのGoogle表示順位に変動はありましたか?「え、ヘルプフルコンテンツシステムって何?」という人は、ちょっと危ないかもしれません。

Google表示順位は、WEBマーケティングで集客・売上UPに繋げるための要とも言える存在です。ヘルプフルコンテンツシステムは、その表示順位を定める重要な指標の一つ。きちんと内容や注意点を押さえておきましょう。

ここではGoogleのヘルプフルコンテンツシステムについて、その概要や対策を、WEB初心者の方にもできるだけわかりやすく、噛み砕いて解説していきます。

ヘルプフルコンテンツシステム(アップデート)とは

ヘルプフルコンテンツシステムは、検索エンジンであるGoogleが新たに導入した表示順位を定める新たなるアルゴリズム(ランキングのための指標)です。導入当時は従来のアルゴリズムと同様に「ヘルプフルコンテンツアップデート」と呼称されていましたが、Googleがアップデートを「システム」と呼称変更したのに合わせ、「ヘルプフルコンテンツシステム」と呼ばれるようになりました。(このページでもGoogleの新しい名称に則り、以下は「ヘルプフルコンテンツシステム」とのみ記載していきます。)

ヘルプフルコンテンツシステムは、全世界に先駆けて英語版が2022年8月25日に導入され、日本語版は同年12月5~6日にかけて導入されました。SEOの専門家たちは「日本語版の導入には1年程度はかかるだろう(2023年夏頃の導入となるだろう)と予測していました。

ところが導入は同年の年末!いわば世界グローバル版である英語版から、たった4ヶ月というスピード導入が行われたわけです。Googleが今回のヘルプフルコンテンツアップデートに対し、かなり力を入れている姿勢が見て取れます。

ヘルプフルコンテンツシステムのグローバル展開はTwitter(Google Search Central)でアナウンスされました。


 

ヘルプフルコンテンツシステムの目的

今回のヘルプフルコンテンツシステムを、Googleはどのような目的で導入したのでしょうか。ザックリまとめると、以下の二つを主眼に置いていることがわかります。

1)ユーザーが満足するコンテンツを置くサイトを高評価し、上位表示させる

ここでいう「ユーザーに満足感を与える」とは、カンタンに言えば「本当にユーザーに役に立っているサイト」ということですね。ユーザーが検索結果からサイトを訪れて、「検索したキーワードで探していた情報が見つけられた!」となればOK、良いサイトということです。

2)ユーザーをガッカリさせるコンテンツを置くサイトを低評価し、表示順位を下げる、または検索結果に表示させない

ユーザーをガッカリさせるコンテンツにも色々ありますが(詳しくは後述します)カンタンにまとめれば「欲しい情報をきちんと掲載していないサイト」であったり「他サイトと同じ情報しかないサイト」ということですね。

さてこのヘルプフルコンテンツの目的ですが、基本理念としては、Googleの考え方にそこまで大きな変更はありません。Googleは常に「ユーザーファースト」を主眼としており、アクセス稼ぎのためだけに作られた低品質サイトを低評価し続けてきたからです。

ただしその方針がアップデート(システム)ごとに厳格化している点には、サイト管理者たちはしっかりと着目しておくべきと言えるでしょう。

ヘルプフルコンテンツシステムの注意点

ヘルプフルコンテンツは「役立つサイトを目立たせて、役に立たないサイトを目立たせなくする」というアルゴリズムであることは上で解説しました。

「なんだ、それなら今までとそう変わらないのでは」と思った人も多いはず。しかし今回のヘルプフルコンテンツの変更では、次のような点に注意をしなくてはなりません。

サイト単位評価→低品質コンテンツが足を引っ張る!

ヘルプフルコンテンツシステムは、コンテンツ単体ではなく「サイト単位」での評価を行うことをGoogleが公表しています。Google上位表示を狙うサイト管理者にとって、これは大きなポイントと言えそうです。

それはなぜか?低品質なコンテンツがたくさんあると、サイト単位で「低評価サイト」となってしまい、従来は高評価で上位表示されていたコンテンツまでが同時に評価を下げられてしまう可能性があるからです。

例 )料理HOWTOサイトA(仮名)

「料理のHOWTOをわかりやすく教える」がメインテーマのサイト。最大の人気コンテンツに「正しい軽量の仕方」がある。その他のレシピコンテンツはテキスト・写真共に量が少なく低品質。競合サイトをリライトしたようなコンテンツも多い。

変更前のGoogle検索表示

  • コンテンツA 正しい軽量の仕方 → 表示3位(1ページ目)
  • コンテンツB → 表示20ページ以下
  • コンテンツc? → 表示20ページ以下
  • コンテンツD → 表示20ページ以下

コンテンツAはGoogle表示3位であり、このコンテンツが検索流入の根幹となっている。

変更後のGoogle表示順位

  • コンテンツA 正しい軽量の仕→ 表示12位(2ページ目)
  • コンテンツB 表示20ページ以下
  • コンテンツシー → 表示20ページ以下
  • コンテンツD → 表示20ページ以下

コンテンツB.D以降の低品質を原因として、Googleヘルプフルコンテンツシステムによってサイト全体の評価が下げられる。これにより、人気コンテンツであるコンテンツA(正しい軽量の仕方)についても連動して評価が低下。表示順位が2ページ以降に下げられてしまう。

検索流入の根幹となる人気コンテンツの表示順位が下げられることは、特に小規模サイトにとっては大打撃と言えます。上記はあくまでも一例ですが、このような事例が起こる可能性は否定できません。

順位改善に数ヶ月かかる可能性も

ヘルプフル コンテンツ システムとそのアップデートによるサイトへの影響
さて、Googleヘルプフルコンテンツシステムによる表示順位が下がってしまったーーこうなったら、どのWEB管理者も何らかの対策をすることでしょう。例えば低品質のコンテンツを削除するというのも一つの手ですよね。

ところがGoogleヘルプフルコンテンツシステムの場合、対策・改善によるリカバリにかなり時間がかかる可能性が考えられます。Googleの今回のアップデートについてのヘルプで、次のような解説が明記されているのです。

【ヘルプフル コンテンツ システムとそのアップデートによるサイトへの影響】
このシステムによって識別されるサイトでは、数か月にわたってシグナルが適用される場合があります。

つまり上記のヘルプでは、一度「低品質サイト」として分類が行われた場合、サイト改善を行なってもすぐに分類変更がされるわけではない、ということが言われているわけです。サイト全体の評価が改められるには、数ヶ月がかかる可能性が示唆されています。

ヘルプフルコンテンツシステムは未完了?

Googleヘルプフルコンテンツシステム(日本語版)の導入は2022年12月であり、その影響は2~3週間後から徐々に出始めています。

2023年1月現在、多くのサイトユーザーがアクセス数の変動を感じています。ただし着目すべきは、その増減の不安定性から「ヘルプフルコンテンツシステムの導入はまだ完了していないのではないか」という可能性が示唆されている点です。

前述した通り、Googleヘルプフルコンテンツシステムはかなりのスピード感をもって導入されました。専門家たちが1年かかると予測したシステムを僅か4か月で導入したのです。まだシステムに補うべき点が多々あり、今後少しずつ充足させていく可能性は高いと言えます。

今後さらに「サイト単位」での評価が進められることで、2023年春以降のコンテンツ表示順位に大きな動きが出ることも考えられるわけですね。

ヘルプフルコンテンツシステムへの対策

Googleヘルプフルコンテンツシステムは既に施行されているものではありますが、手をこまねいているだけでは問題は解決しません。できるだけ早く対策を施し、表示順位の低下を防ぐことが大切です。

タイトル詐欺になっていませんか?

2015年頃までのSEO対策だと、「タイトルや目次のキーワード選びこそがSEO対策」という考え方が根強く残っていました。少しでもアクセス数が稼げるキーワードを!ということで、人気キーワードを散りばめたブログ記事などを作った方も多いのではないでしょうか。

しかしタイトルや目次のキーワードに着目しすぎて、肝心の中身がその内容にそぐっていないコンテンツを量産してしまったケースも珍しくないようです。このような、いわゆる「タイトル詐欺」のコンテンツ、あなたのサイトに残されていないでしょうか?

【低評価を受けるポイント】

  • タイトルとテキスト内容が全く合っていない
  • タイトルに沿った情報量が少ない

上記のようなコンテンツは「著しい低品質コンテンツ」という評価を受け、サイト全体の低評価も招きます。

注意したいのは、タイトルとコンテンツ内容の合致度合いだけでなく、タイトルに沿った情報が極端に少ない場合も「低品質評価」を受けやすいという点です。

例えば「絶対失敗しないオムレツの作り方」というタイトル記事であるのなら、コンテンツのテキストは原則「オムレツの作り方とその注意点」だけに集中させることが求められます。

ブログ記事などの場合、前半に日記的な内容が多かったり、関連性の低いテキストを多量に並べた結果、低品質評価を受けていると考えられるケースが多々見られます。

【対策例】

  • タイトルを内容に添ったものに変更する
  • 内容とタイトルを合致した状態にリライト
  • タイトルとは関連しないテキストの削除 等

オリジナル性を重視しよう

ユーザーファースト(読者の満足度)を重視しているGoogleは、近年、コンテンツのオリジナル性を評価の指標とする傾向が強くなっています。

独自性があり、研究度が高いコンテンツの方がユーザーに有益であるとみなされ高評価→上位表示となりますし、独自性の低いコンテンツは低評価ということです。もっとカンタンに言えば、「他サイトと全く同じ情報のコンテンツは不要」ということになります。

【低評価を受けるポイント】

  • 競合サイトとテーマや構成が同じ
  • 情報に独自性が無い
  • コピーコンテンツの疑いがある

特に近年、問題とされているのが安易なリライトによって記事を量産する方法です。現在ではAIによるリライトチェックもより厳格化されています。単純なリライトによるコピーコンテンツが発覚した、サイトが大きなペナルティを受けるケースも珍しく無くなってきました。

競合サイトと類似性が高いと思われるコンテンツ、独自性が弱いと思われるコンテンツがあれば、早めに改善を行うべきです。

【対策例】

  • 独自研究結果を付加する
  • テーマの見方や切り口、構成を変えてみる
  • 競合他社との「被り」が無いか確認する

特にニッチな製品やテーマを扱うサイトの場合、競合サイトとどうしてもテーマが被りやすく、コピーしているつもりはなくても類似性の高い記事ができている可能性は考えられます。

競合サイトが既に一定の人気を得ている「権威性を獲得したサイト」の場合、後追いのサイトはどうしても不利になりやすいです。類似性をできるだけ減らし、独自性を打ち出せるよう、構成・情報量などの見直しを行ってみましょう。

低品質コンテンツを削除してみる

「低品質かも」と考えられるコンテンツがサイトに大量にある…これはヘルプフルコンテンツシステムによってサイト全体の評価がさがる可能性が高く、かなり危険度の高い状態と言えます。

【低評価のポイント】

  • 低品質コンテンツ数が多い
  • 更新されず放置されたコンテンツが多い
  • 表示が正常に行われないコンテンツが多い

「タイトル詐欺」や「オリジナル性」で解説したように内容の改善を行なっていくことももちろん大切ですが、既にシステム導入が行われていることも鑑みると、数によっては改善作業が間に合わない可能性の方が高いです。

低品質コンテンツの数にもよりますが、あまりにも多量の低品質コンテンツがサイトに混在しているようであれば、思い切ってコンテンツを削除してみるのも手と言えます。

いわゆるゼロ年代の頃にはGoogleの評価指針の一つに「情報量(=テキスト量、ページ数、コンテンツの量)」があると考えられていました。その考えで品質よりも量を重視した記事をたくさん生成し、そのままサイトに放置している人も少なくありません。

またPCからスマホへの切り替えに対処できず、スマホでの表示がうまくできないままのコンテンツを放置した結果、表示順位が下がるサイトも存在しています。

現在では上で解説した通り、Googleは「読者が満足するクオリティ」をサイト全体に対して求めるようになりました。低品質なコンテンツに評価の足を引っ張られるよりは、思い切って削除をしてスッキリとさせ、高評価・高品質コンテンツのみの「精鋭」で勝負に出る時代がやってきているのです。

【対策例】

  • コンテンツ全体のクオリティをチェック
  • スマホ等、デバイスによる表示を確認
  • 低品質コンテンツを削除

おわりに

ヘルプフルコンテンツシステム以後も、Googleはより「ユーザー満足度」を突き詰めたアルゴリズムを展開することが予測されています。

ヘルプフルコンテンツシステムの導入を機に各コンテンツ、サイト全体のクオリティを見直すことは、今後長くSEOで勝ち続けるためにも良策となるはずです。

上でも解説しましたが、今回のヘルプフルコンテンツシステムによる評価は数ヶ月程度持続される可能性が高いと考えられます。サイト全体が低評価を受ける可能性を減らし、また万一の低評価期間をできるだけ短くするためにも、いち早くサイトの見直しに取り掛かっていきましょう。

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エキテンに登録すべき?メリット・デメリットを比較https://myisland.jp/ekiten/ https://myisland.jp/ekiten/#respond Sat, 14 Jan 2023 14:40:55 +0000 https://myisland.jp/?p=6360 口コミサイト「エキテン」に自分の店を登録しようかどうしようか、迷っている…という人も多いはず。無料で登録できるサービスなので、コストを抑えてWEBマーケティングをしたい経営者の方なら是非とも検討したいところではありますよね。でも自分の店にサービスが万一あっていなかったら困るし…と言うところが悩みどころではないでしょうか。

ここでは口コミサイト「エキテン」について、登録するメリットとデメリットを比較していきます。WEBマーケティングにビギナーさんにもできるだけわかりやすく解説するので、自社サービス・製品の売上アップ・集客アップを狙いたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

エキテンとは【概要と特徴】

エキテンサービス紹介動画

社名株式会社デザインワン・ジャパン
設立平成17年9月
会社所在地〒160-0023 東京都新宿区西新宿7丁目5-25 西新宿プライムスクエア 8階 「地図
代表取締役高畠 靖雄
事業内容・インターネットによる商品情報提供事業
・情報コンテンツの企画、開発、販売事業
口コミ数(2023年1月)4,147,447件
店舗数(2023年1月)5,162,389店
エキテンサイトhttps://www.ekiten.jp/

エキテンポイントとは
「エキテン」はお店のクチコミをユーザーが書いたり見たりすることができる、いわゆる「クチコミサイト」です。お店選びの際に、様々な口コミサイトを使ったことがあるという人も多いのでは?ユーザーはお店の情報を見たり口コミを参考にしつつ、登録されたあなたのお店も視野に入れるというわけですね。

とは言えこれだけだと「他のクチコミサイトと何が違うんだろう?」と思う人も多いでしょう。エキテンが他の口コミサイトとは違う特徴についても見ていきます。

日本最大級のランキング&クチコミサイト

エキテンのユーザ数は月間1,000万人以上エキテンのユーザ数は月間1,000万人以上であることがデータ公開されています。このユーザ規模は日本でも最大クラスです。それだけ多くの人の目に触れやすい口コミサイトというわけですね。口コミの収集にも熱心でアマゾンギフト券等のプレゼントキャンペーン等も定期的に行われており、膨大な口コミの集まるデータベースとなっています。

対応150種、幅広い業種に対応

口コミサイトというと「美容院専門」「飲食店専門」などの専門型サイトを思い浮かべる人もいるはず。でもこれだと、ジャンル分けが難しい業種などはなかなか登録できる口コミサイトが見つからなかったりしますよね。ニッチすぎる業種の口コミサイトだとそもそものユーザ数が少なく、登録しても認知度がなかなか上がらないということもあります。

その点、エキテンに登録できる店舗の業種は150種以上と非常に幅広いです。グルメや美容系はもちろん、ペット、不動産、クリニック、習い事や塾など、さまざまな店舗を登録し宣伝することができます。原則として、WEB・実店舗問わず、直接お客様とやりとりするスタイルの店舗・企業であれば登録可能であると考えて良いでしょう。

店舗側の登録は初期費用・月額費用無料

エキテンは企業・店舗側が公式情報として自店舗の情報を登録し、宣伝として使うことができるサイトです。また登録にあたって、初期費用や月額費用は発生しません。コストを一切かけることなく、手軽にWEB上での店舗宣伝を行うことができる口コミサイトなのです。

エキテンに登録するメリット

エキテンに登録している店舗数は現在約516万店舗にも上ります。それだけ多くのオーナーからエキテンが選ばれる理由やメリットには、どんなものがあるのでしょうか。

ユーザーからの認知度アップが狙える

エキテンを訪れたユーザーは「業種」「駅名」「地名」などでお店探しをします。例えば「仕事場の近所でメガネを直したい」といった時、ユーザーは「新宿 メガネ」などでお店検索をしてくるわけですね。

ここでお店情報を登録しておけば、お店の比較検討をしているユーザーの目にとまる可能性は大幅アップ。今までお店の存在を知らなかったユーザーにお店の名前や特徴を目にしてもらえるうってつけのチャンスなのです。

【購買・契約に繋がりやすいユーザーが集まる】
エキテンに訪れるユーザーは、すでに何らかのお店探しを行っている状態であり、そのためにお店の口コミ確認をしていることが多いです。そのためあなたのお店と見込み客の希望する条件が会えば、スムーズに来店・購買・契約といったコンバージョンが発生する可能性も大。様々なWEBユーザーの中でも、集客に繋がる層を獲得しやすいサービスと言えます。

良いイメージを与えられる

口コミサイトというと、辛口コメントや誹謗中傷が多く、自店舗のイメージダウンに繋がるのでは…?と心配になっているオーナー様も多いのではないでしょうか。しかしエキテンの場合、このような心配はほぼ無しと言って良いでしょう。

エキテンでは収集された口コミについて、スタッフが掲載チェックをマンパワーで行なっています。極端にネガティブなクチコミなどは削除されるので、新しいユーザーの目に止まることはありません。誹謗中傷などを心配することなく、初めての見込み客に良いイメージを与えることができます。

公式サイト代わりにできる

エキテンでは店舗の情報や写真などを掲載して、公式サイトのように使うこともできます。

【エキテンに掲載できる情報例】

  • 店名
  • 住所
  • アクセス方法
  • 定休日
  • 営業時間
  • 写真(店舗内外など)
  • メニュー
  • スタッフ紹介
  • お知らせ
  • クーポン

どうでしょう?掲載可能な情報を見ていくと、とりあえずWEB上で紹介したい情報はひととおりまとめられることがわかりますね。エキテンの店舗情報の登録は定型部にテキストや写真を入れこむだけでできるので、HTMLやCSSなどのWEB設計ができない人でもカンタンに行えます。WEBがニガテという人でも安心です。

公式サイトやホームページを持っておきたいけれど、自分で作るのは難しいし…という時の簡易的な代替策にはピッタリと言えるでしょう。

【クーポン発行やアクセス解析もカンタン】
クーポンエキテンの掲載ページはなかなか機能が充実しているのも魅力のひとつ。例えばクーポンの発行なども、カンタン操作で行うことができます。期間限定のクーポンや初回来店時のクーポンを提供すれば、「ここに行ってみようかな」と考えるお客様の率も高まることでしょう。

またエキテンでは「アクセス解析」で、どのようなユーザ層がどのページを訪れているのかを確認することもできます。人気のあるページはどれなのか?キーワードは?このような要素を緻密にチェックしていけば、さらに多くのユーザが集まるサイトへとアップデートしていくことも可能です。

上位表示されやすい

エキテンはすでに多くのユーザーを獲得しているサイトです。つまりGoogleなどの検索エンジンからも評価が高く、上位表示をされやすいサイトと言えます。エキテンはいわゆる「SEOに強いサイト」なわけですね。

従来のサイト等だけだと、「店名+地名」などでGoogle検索をかけても、なかなか自社の情報が出てこなかった…という人でも、エキテンに登録すれば十分に上位表示を狙うことができるはず。しかもその時に表示されるのが自社で執筆した公式情報なのですから、安心度も高いですよね。SEO対策を考える上でも、エキテンへの登録は大きなメリットとなることでしょう。

電話サポートを受けられる

エキテンの情報登録は、上でも解説した通り、WEB初心者でも簡単に行うことができるシンプルさです。とは言えWEBに慣れない方だと「自分でもうまくできるだろうか」「わからないことがあったらどうしよう」と心配になってしまうこともありますよね。

その点、エキテンではサポート体制が充実しています。もちろんメールなどでの質問もできますが、特記すべき点としては無料の電話サポートサービスが備えられている点が挙げられるでしょう。「口コミに返信したいけど方法がわからない」「写真のサイズ設定ができない」といった技術的な質問にも、スタッフがしっかりサポートしてくれるのです。

一般的なクチコミサイトの場合、情報登録時の疑問はせいぜいメールサポートで解決するしかありません。電話サポートがなかったり、あっても有料というところがほとんどです。エキテンが電話で、しかも無料で疑問・質問に対応してくれるという点は、WEBに不安のある店舗経営者にとって大きなメリットとなることでしょう。

無料店舗会員に登録!【エキテン】

エキテンに登録するデメリット

店舗経営者にとって様々な魅力がある口コミサイト「エキテン」への登録ですが、すべてがメリットだけとは限りません。登録する上で、いくつかのデメリットがある点は考慮しておいた方が良いでしょう。

差異を生むにはテクニックが必要

エキテンの店舗情報ページのデザインは、どの店舗も同じです。サイトデザインなどで「自店舗らしさ」の個性を出すことはできません。

そのため同じような業種の店舗が並ぶ中でユーザーから選ばれるには、デザイン以外の部分で「差異化」を明確に打ち出すことが重要となります。カンタンにいうと「他店との違いを1秒でお客様に理解させるように工夫しなくてはならない!」ということです。

これには写真の選び方、テキストやキャッチコピーの書き方などにも工夫が必要です。漫然とメニューを並べるだけでなく「何に強い店なのか」をスピーディにユーザーに理解させる必要があります。特に競合他社・他店舗が多いエリアの場合だと、目立つためのテクニックは必須となることでしょう。

掲載情報量は限られる

エキテンでは写真掲載量は原則として上限なしで、どんどん増やしていくことはできます。しかし店舗情報で掲載できるページは9ページまでであり、それ以上の拡張はできません。

自社で作ったホームページのように、サイト下にブログを作って情報量をどんどん増やしていったり、質問箱を作ったり…といった対応は不可能です。

更新の手間がかかる

エキテンへの情報登録は、一度掲載すれば手間はおしまいというものではありません。例えば飲食店などであれば「季節のメニュー」などがあれば次節にあわせて掲載したいですし、年末年始の営業時間などについてもお知らせが必要ですよね。情報が古いままのサイトは、ユーザーに対しても良い印象を与えないものです。

またお客さまから頂いた口コミにも素早く返信をした方が、顧客満足度も高められますし、ユーザーからのイメージアップにも繋がります。

このような様々な情報の更新(おしらせやメニュー変更、口コミ返信など)の作業は、原則としてすべて自分達で行わなくてはなりません。SNSやブログの更新に慣れている人であればそこまで手間ではないかもしれませんが、慣れない人だと更新の手間や時間が面倒に感じられる可能性はあります。

有料サービスへの営業がある

エキテンは完全無料で使えるクチコミサイトですが、より便利な有料サービス(有料プラン)も用意されています。有料プランに登録すると検索時にさらに上位に表示されたり、表示場所が目立つところに移動できたりと、さらに宣伝効果が高まるように工夫されています。

エキテンの無料サービスに登録した場合、この「有料プラン」に登録しないか?という勧誘(営業)は原則として必ず来ます。もちろん不要であれば断って何の問題もないのですが、電話などがお店にかかってくることに少し煩わしさを感じるという人もいることでしょう。

ただ基本的に店舗登録型の口コミサイトでは、このような営業・勧誘はどのサイトでもあるものです。エキテンだけに特化したデメリットというわけではないので、「集客・宣伝をする上ではこういうデメリットもある」と頭の片隅に留めておくと良いですね。

おわりに

口コミサイト「エキテン」について登録するメリット・デメリットを解説してみましたが、このサービスはあなたのお店に合っていそうでしょうか?

エキテンへの登録はとても簡単で、申込フォームから必要情報を登録すれば、早ければ2~3日、最長でも10営業日程度で情報掲載がスタートします。サービスは無料で使えるので、「ひとまずWEBマーケティングの手始めに」「公式サイトもあるけれど、サブサイトのような感覚で」という気軽な気分でトライしてみるのもアリですね。

お客様からの口コミを実際に目にすることで、今後のサービス展開や製品展開の新しいアイデアのヒントが生まれる可能性も大。口コミサイト「エキテン」を上手に使いこなして、集客アップ・売上アップに繋げていきましょう!



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Googleにインデックスされない原因は?対策は?2023年最新解説https://myisland.jp/not-google-index/ https://myisland.jp/not-google-index/#respond Thu, 12 Jan 2023 03:30:48 +0000 https://myisland.jp/?p=6301 せっかく製作したコンテンツがGoogleにインデックスされていない…これはSEO的にはもちろん、WEBマーケティングの大問題です。

しかし2022年にはGoogleのインデックス基準はますます厳しさを増しました。何度確認してもGoogleインデックスがされておらず「どうしよう」と頭を抱えている、そんな人も多いのでは無いでしょうか。

ここではコンテンツがGoogleにインデックスされない問題について、考えられる原因と対策をウェブ初心者の方にもわかりやすく、詳しく解説していきます。SEOやWEBマーケティング担当の方のお力添えになれば幸いです。

1.インデックスされない原因は「新しすぎ」

XMLサイトマップ送信方法WordPressサイトマップ送信方法

Googleにインデックスされていないそのページ、WEB上にアップしたのはいつですか?Googleの検索エンジンがクロール(クローリング)をするまでには意外と時間がかかるものです。

数時間でクローリング完了してインデックスされることもあれば、数週間がかかる場合もあります。特にドメインが新しいサイトの場合だと、クローリング完了までに時間がかかりやすいですよ。

インデックス対策:待つorXMLサイトマップ送信

「数時間前にアップしたページがGoogleにインデックスされていない」という場合には、もしかしたらクロールが間に合っていないだけの可能性が高いです。クローリング完了までもう少し待ってみても良いでしょう。

「一刻も早くインデックスさせたい!」という時には、GoogleSearch ConsoleでXMLサイトマップを送信し、早めのクロールを促します。

【XMLサイトマップ送信方法】

  1. XMLサイトマップを作成します。無料ツールでの作成も可能です。「sitemap.xml Editor」「XML Sitemaps Generator」等ありますので、お好みのものを選びましょう。WordPress使用中の場合、「Google XML Sitemaps」等プラグインからXMLサイトマップ作成もできます。
  2. 作成したサイトマップをサーバへアップロードします。ドメイン直下にsitemap.xmlファイルを設置してください。WordPressのプラグインでサイトマップ生成した場合には、サイトマップは自動的に設置されます。
  3. GoogleSearch Consoleにアクセスします。「インデックス」から「サイトマップ」に進み、「新しいサイトマップ」を追加をクリック。「sitemap.xml」と入力後「送信」をクリックすれば送信完了です。

2.インデックスされない原因は「アクセス拒否」

インデックスされないいつまで経ってもGoogleにページがインデックスされない、その原因はもしかしたらrobots.textででアクセス拒否をしているからかもしれません。robots.txt とは、クローラのサイト巡回をコントロールするためのファイルです。

robots.textは、主に次のようなときにGoogleによるクロールを回避させるために用います。

【robots.textの使用例】

  1. クローラのリクエストによるサーバ負荷の軽減
  2. サイト上の重要度の低いページのクロール回避
  3. サイト上の類似性の高いページのクロール回避
  4. テストページのためクロール回避 等

【robots.textの書式】

User-agent: *
Disallow: /admin/
Allow: /admin/images/

以前にCMS(WordPress)でrobots.textを設定してそのままになっていたり、robots.text込みの書式を知らずに使用していたりして、Googleのクロールがされていないパターンは結構多いです。

インデックス対策:robots.textによるブロックを確認

GoogleSearch Consoleでrobots.textによるエラーを確認し、原因を突き止めましょう。

Search Console でこのサイトの所有者であることを確認できている場合:

  1. URL 検査ツールを開きます。
  2. Google 検索の検索結果のページに表示されるはずの URL を検査します。この URL を含む Search Console プロパティが選択されていることを確認してください。
  3. 検査結果で、[ページのインデックス登録] セクションのステータスを確認します。[robots.txt によりブロックされています] と表示されている場合は、それが問題です。次のセクションに移動して修正してください。

Search Console でこのサイトの所有者であることを確認できていない場合:

  1. robots.txt 検証ツールを検索します。
  2. 検証ツールで、説明が表示されないページの URL を入力します。Google 検索の検索結果のページに表示されるはずの URL を指定します。
  3. 検証ツールで、ページが Google に対してブロックされていることが示された場合は、それが問題です。次のセクションに移動して修正してください。

Search Console ヘルプより

 

3.インデックスされない原因は「metaタグ」

Googleにページがインデックスされない原因として、metaタグでインデックスしないように記述がされている可能性も考えられます。metaタグとは、WEBページの情報を検索エンジンに伝えるためのHTMLタグのこと。読者がmetaタグを直接見ることはほぼありません。クローラーに指示を出すためのタグなのです。

metaタグのうち「noindexタグ」は、Googleエンジンに向けて「インデックスをしないでください」と指示しているタグになります。

【noindexタグの使用目的例】

  1. フォームのお礼ページ等、検索表示させたくないページに付ける
  2. 重複したコンテンツ等につけてSEO対策する
  3. コンテンツの量がまだ少ない時につけてSEO対策する
  4. 検索エンジンの評価が必要ないコンテンツに付ける 等

【noindexの書式】
HTMLのheadに以下を書き込むだけで適用されます。

<meta name=”robots” content=”noindex”>

【WordPressの場合】
WordPressインデックスされない原因使用しているのがWordPress等だと、ある設定にチェックを知らずに入れていただけで「サイトが一括してnoindex設定」になってしまっていることがあります。

インデックス対策:noindexをはずそう

特に最近ではWordPress等でページ制作をしている方が多いので、知らずにnoindex設定になっているケースは多いです。確認してnoindexを外しましょう。

  1. タグを打ち込んでいる場合にはの記載を削除すればOKです。
  2. WordPressでAll in One SEO Packの場合、投稿記事や固定ページの編集画面をチェック。下部にある「Robots Meta NOINDEX」にチェックが入っていたら、これを外します。
  3. All in One SEO Packの「一般設定」もチェック。「Default to NOINDEX」という項目にチェックが入ってた場合には、このチェックも外しましょう。
  4. 「Yoast SEO」の場合には、該当記事の編集画面の下部にある「検索エンジンに、この固定ページの検索結果への表示を許可しますか ?」の項目に「はい」を入れた状態にしてください。

4.インデックスされない原因は「ペナルティ」

Googleでインデックスされない原因、それはもしかしたらルール違反によるペナルティかもしれません。Googleでは「Google 検索の基本事項」として、ページに一定の基準を設けています。(旧名はWEBマスター向けのガイドラインという名称でしたが、2022年10月に名称変更が行われました。)

基本事項とは、WEB展開をする上での一定のルールのようなものです。これに違反している場合には、ペナルティを受けてインデックスが行われなくなります。いわゆる「Google八分」「SEOペナルティ」というやつです。

【ペナルティになりやすい原因】

  • 低品質なリンクが多く組み込まれている
  • コピーコンテンツがある
  • 自動生成したコンテンツである
  • 極端に内容が薄い
  • WEBページが極端に重い
  • 表示が正常に行われない 等

技術要件を満たしていない、またはスパム判定を受けてしまっている等によって、Googleインデックスが行われていない可能性があるわけですね。

対策:GoogleSearch Consoleで確認を

Googleにペナルティを受けていてインデックスされていないのかどうかは、GoogleSearch Console等で確認することができます。

【手動ペナルティの確認】
サーチコンソール 手動による対策確認方法
手動ペナルティとは、Googleスタッフが目視でWEBサイトを確認し、ガイドライン違反と判断して与えたペナルティです。ペナルティとしては重い種別と言えます。

  1. GoogleSearch Consoleにログインします。
  2. 「セキュリティーと手動の対策」→「手動による対策」をクリックします。
  3. 手動ペナルティを受けている場合はその旨のメッセージが、受けていない場合には「問題は検出されませんでした」というメッセージが表示されます。

【自動ペナルティの確認】
自動ペナルティはガイドライン違反をアルゴリズムが検出し、自動的に表示順位を引き下げるというものです。自動ペナルティについてはGoogleSearch Consoleでの確認ができません。

ただし自動ペナルティについては検索順位は下がるものの、検索結果に表示されなくなることは原則ありません。そのため「インデックスがされていない」という場合、自動ペナルティの可能性は少ないと考えられます。

5.インデックスされない原因は「低品質」

Google検索セントラル 低品質コンテンツGoogle検索セントラル:質の低いコンテンツ

Googleにインデックスされない原因について探ってきましたが、ここまでは従来と大きな変更はありません。では2022年春以降の注意点は何なのか?それは「Googleの低品質コンテンツ基準が厳しくなっていると考えられる」ということです。

特にGoogleのペナルティを受けるほどの違反を行っているわけではないのに、Googleのインデックスが行われない…2022年以降、多くのWEBマスター達からこのような声が上がるようになっています。

「技術的問題はクリアしているのにインデックスが行われない」このような場合、コンテンツの品質の低さがインデックスの妨害となっている可能性が考えられるのです。

Google検索セントラルでは、検索順位を上げるために必要なポイントをカンタンにまとめています。そこから、低品質コンテンツとして判断されやすいポイントをピックアップしてみました。

情報が少なくありませんか?

コンテンツの品質判断の大きなポイントと考えられるのが「情報量」です。単純にテキスト量が多ければよいというものではありません。テーマについて、様々な方角からユーザーの役に立つ情報が密に詰められているかどうかがポイントとなります。

「サイトのページ数を増やさなくては」と考え、数百字程度で情報の少ないページや、適当な挨拶文ばかりのブログページ等を増やしてはいないでしょうか?サイト全体の情報量の密度を上げていくことが大切です。

コンテンツのテーマとキーワードは合っていますか?

Googleでは「検索クエリの意図を満たしたコンテンツであるかどうか」をより重視する傾向が見られるようになっています。つまりユーザーが検索してきたキーワードにきちんとマッチした情報が用意されているのか?という問題です。

SEO対策を重視するあまり、人気キーワードをタイトルや見出しに入れることに夢中になってはいないでしょうか。タイトルや見出しの内容とテキスト内容が剥離していたり、タイトルばかりで情報力の少ないコンテンツの場合、「低品質」と判断されてしまう可能性も高いです。

オリジナル性の高いコンテンツですか?

2022年、もっとも重視されると考えられているのがこの「オリジナル性」です。Googleはより専門性が高く、独自性のある情報を求めるようになっています。

いくら情報が豊かでわかりやすいコンテンツでも、同じような情報が競合サイトですでに複数ある場合だと、インデックスされない可能性が出てくるわけです。

人気ジャンルの中でも自サイト独自のテーマを作る、ニッチな需要を見定めるなど、よりオリジナル性のあるコンテンツを制作していくことが望まれます。

おわりに

Googleにインデックスされない原因を細かく探っていきましたが、思い当たる点はあったでしょうか?Googleにインデックスをされない原因は人それぞれ。しかし最近ではコンテンツの内容について思い当たる人も増加してきており、それだけGoogleの「オリジナル志向」が見て取れるようになっています。

アクセス数が稼ぎやすいキーワード選び等ももちろん大切ですが、何より重要なのは情報の充実度と専門性の高さです。「この記事は内容的に弱かったかもしれない」と感じるものから、できるだけ早く内容の改善に取り組んでいきましょう。

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QDD(Query Deserves Diversity)とは?よくある疑問に答えますhttps://myisland.jp/query-deserves-diversity/ https://myisland.jp/query-deserves-diversity/#respond Tue, 03 Jan 2023 04:21:53 +0000 https://myisland.jp/?p=6316 QDD(Query Deserves Diversity)は、WEBマーケティングを行う上で、今後見逃すことのできない存在とも言われる存在です。しかしまだQDD(Query Deserves Diversity)のことがよくわからない、サイト作りにどう反映させていったら良いのかハッキリしないと頭を悩ませているサイトオーナーも多いのではないでしょうか。

ここではGoogleで存在すると考えられているアルゴリズムQDD(Query Deserves Diversity)について、よくある疑問・質問に詳しく回答していきます。あなたのサイト作りの参考になれば幸いです。

QDD(Query Deserves Diversity)とは何?

QDD(Query Deserves Diversity)とは、検索結果に多様性をもたせ、よりユーザーが素早くスムーズに欲しい情報を取得させるために存在している(と考えられる)Googleアルゴリズムのことを言います。GoogleアルゴリズムとはGoogleの検索順位を決定する一定のルールのこと。様々なアルゴリズムがあると考えられますが、そのひとつが「多様性」というわけです。

QDD(Query Deserves Diversity)の意味

上の説明だけだと「どういうことだかハッキリしない」と頭を捻ってしまうユーザーもいることでしょう。WEB初心者の方向けに少し噛み砕いて説明します。まずQDDを直訳してみますね。

・Query:クエリ(問い合わせる、尋ねる)
IT用語としてのクエリにはデータベースに命令するといった意味合いもありますが、ここでいう「クエリ」は、Google等に検索エンジンに対して「これを調べて」と入力をするということ。カンタンに言えば「検索キーワード」のことですね。毎日スマホやPCのブラウザにキーワードを入れて検索していますよね?それが「クエリ」です。

・Deserves:値する、評価される、ふさわしいとされる
ここでいうDeservesは「評価」が近いです。後に来る「ダイバーシティ」を評価しているよということ。

・Diversity:多様性、多様な
現代の日本では「ダイバーシティ」というと企業の雇用や働き方として「多様な働き方、多様な雇用」をすること等で使われることが多いですね。性別や民族等にとらわれない雇用といったイメージを持つ方も多いかもしれません。しかしQDDでいうDiversityはより元々の英語の「多様性」の意味合いに近いです。かんたんに言えば「イロイロある、選択肢が多い、ベクトルが様々な方向性を向いている」といったイメージです。

QDD(Query Deserves Diversity)は「検索目的の多様性」といった日本語訳をされることも多いのですが、これだけでもややイメージがつかみにくいところはあります。ごくカンタンに噛み砕いて言えば「Googleではひとつの検索キーワードに対して、様々な方向性のサイトが表示されるようなルールになっている」ということ。まずはこの点だけ頭に入れておきましょう。

QDDの実例を知りたい

「クエリの多様性、サイトの多様性と言われても、やっぱりピンとは来ない」という人もまだ居るはず。Googleで存在すると考えられるQDDについて、その実例を見てみましょう。

検索結果例「日本酒」

まずは「日本酒」という単語だけで、PCのブラウザで検索をしてみます。(※これは2022年12月の検索結果ですので、常にこの検索結果表示が行われるわけではありません)どんな検索結果の「多様性」が見られるでしょうか。

1)日本酒ランキング2022

1位に表示されたのは10万件以上の日本酒レビューを集める大型日本酒口コミサイト「SAKETIME」のランキングページでした。検索したのが2022年の年末なので、ユーザーの検索意図としては「今年人気・好評だった日本酒が知りたい」といったものが考えられますね。

2)日本酒 Wikipedia

2位にはフリー百科事典である「Wikipedia」の日本酒のページが表示されました。Wikipediaのページでは日本酒の定義、分類、表示等の情報がひとまとめに掲載されています。「日本酒についての様々な知識を手早く知りたい」といった検索意図に対応するページと言えそうです。

3)楽天市場 日本酒の通販

3位には日本最大級のショッピングモール「楽天市場」の日本酒ページが表示されました。「日本酒を買いたい」というユーザーの検索意図に幅広く答えるページの表示と言えます。

4)質問・回答:日本酒についてのユーザーから多くある質問への回答がプルダウン形式で表示されています。

  • 日本一位の日本酒は?
  • 日本酒は体にいいですか?
  • 日本酒の世界1位は?
  • 日本酒の三代銘酒は?

日本酒について、ユーザーの「知りたい」という検索意図に素早く答えるための表示ですね。

5)日本酒レシピ:5番目には「日本酒 レシピ」の情報が画像型で羅列されました。

  • ぷちぐる 日本酒辞典
  • キャンプ・アウトドアサイト 日本酒レシピ
  • クラシル 料理酒と日本酒の違い
  • クックパッド 日本酒レーズン
  • 雪印メグミルク 日本酒ヨーグルトカクテル
  • dancyu たたききゅうりの梅わさび和え
  • デリッシュキッチン 日本酒1合の量とカロリー、糖質

ここで着目してほしいのは「日本酒のレシピ」でも非常に幅広い対応がされている点です。「日本酒を使ったお菓子のレシピ」の提案もあれば、「日本酒を使ったカクテルのレシピ」も、「日本酒にあうおつまみのレシピ」も掲載されています。まさに「多様性」ですね!

6)日本酒トップニュース

VOGUE、時事通信、新製品ニュース等のニュースサイトや雑誌サイトの中で、日本酒にまつわる記事が複数掲載されています。「日本酒の最新情報が知りたい」というユーザーの検索意図に対応した表示です。

7)大和屋酒舗

広島市にある老舗の酒屋さんのオンラインショップが表示されました。地元の酒だけでなく幅広い酒を取り揃えている点等が高評価の理由と言えそうです。楽天とは違う「日本酒が買いたい」のユーザー検索意図に答えるための表示と言えるかもしれません。

8)A市でおすすめの美味しい日本酒バー 食べログ

8位に表示されたのは、日本最大級の飲食店口コミサイト「食べログ」です。アクセスすると検索している端末がある地域の日本酒バーが一覧表示されました。「日本酒を外でおいしく呑みたい!」という検索意図にもGoogleは対応してくるわけです。かゆいところに手が届く表示結果と言えます。

9)日本酒の飲み方 ワインセラーのさくら製作所

9位にはまた趣向が変わって、日本酒をおいしく飲む方法の解説ページが登場しました。日本酒の温度による飲み口の違い、グラスの選び方などが詳しく解説されています。「日本酒をどうやって飲めばいいのか知りたい」というハウツーにも対応する検索結果なのです。

QDDの実例を見ると、ユーザーがいかに幅広い検索意図を持って検索をかけており、Googleがそれに対応するために多様なサイト表示を行っていることがおわかりいただけたのではないでしょうか?

もちろんこのような「多様性」は、キーワード「日本酒」だけで行われているわけではありません。ぜひあなたの身近なキーワードをひとつだけ入れてGoogle検索を行ってみて、どのような表示結果になるかチェックしてみましょう。

Query Deserves Diversityは公式アルゴリズム?

ここまで解説をしてきましたが、QDDはGoogleが公式に「存在する」と認定したアルゴリズムというわけではありません。そのため「QDD=アルゴリズムだ」と言い切るのも、IT用語的には正しくない…というのが実際のところです。

Query Deserves DiversityはSEO(Google最適化)を研究している専門家達が「このようなアルゴリズムがある」と仮定しデータ取得した結果、「ほぼ、あると考えられる」とされている存在です。

とは言え上の項目の「QDDの実例」を見れば、Googleがどれだけ検索結果の多様性に気を配っているかは火を見るより明らかと言えます。「QDDは存在する」という前提で今後のWEBマーケティングを考えていった方が効率的なのは確実です。

QDDは今後のSEO対策に必要?

Query Deserves Diversity(QDD)は、今後のSEO対策(Google検索での上位表示対策)を狙う上で見逃すことができない存在になったと言えます。

Googleが「多様性」を強く重視することになった–これはつまり、「類似内容のサイトである限り、上位表示を狙うのは難しくなった」ということだからです。

例えば上の「日本酒での検索結果」の実例を見て「なるほど、このようなページが上位表示になれるのか」と思い、似たようなページを制作したと考えてみましょう。Google側は「色々な情報をユーザーに提供したい」と考えているのですから、似たような情報ばかりのページの表示は後回しにすると考えられます。

これは「日本酒」のようなビッグキーワードのみならず、ニッチなキーワードやロングテールキーワードにおいても同じことです。実際、近年のGoogleアルゴリズムは類似性の強いサイトに対する評価を非常に厳しく行うようになりました。

競合他社と似通った内容のページばかりでは、いつまでも上位表示を狙えないばかりか、ペナルティでいわゆる「Google八分」をくらう可能性すら考えられます。

QDDを今後のサイト作りに取り入れるには?

ではSEOに勝ち、自社サイトを上位表示させるためにはQDDをどのように捉え、取り入れていけば良いのでしょうか?そのヒントは「ユーザー重視」「専門性」「オリジナリティ」にあります。

ユーザー重視のサイト作り

QDDをGoogleが重視すると考えられる限り、サイトオーナー質は「ユーザーを大切にするサイト作り」を考慮していくべきです。ユーザーが検索をする際に何を求めているのかを考え、それにピタッと当てはまるページを作っていくのが理想的…というわけですね。

参考情報としては、自社サービス・製品に関連する様々なキーワードで検索をかけてみて、それらの表示結果が手がかりとなります。その表示結果と「かぶらないテーマ」のページを作ることを心がけてみましょう。

専門性を高めよう

上位表示ページとどうしても似たようなジャンルのサイトになってしまう…このような場合には、より専門性を高めたり、情報量を増やしてみるのも良いでしょう。

そのページやサイトに行けば、ユーザーはより欲しい情報を手に入れられる」とGoogleが判断すれば、現在の上位表示サイトを押しのけて上位表示を狙える可能性もあります。

「独自性のある切り口」もOK

例えば同じ「洋服コーディネート指南」でも、「体重70キロ以上の人向けコーディネート」であったり「これだけはやってはいけないNGコーディネート」であれば、ページの方向性は大きく変わってきますよね。それだけオリジナリティが高まれば、Googleの考える「QDD」にも対応しやすくなるはずです。

競合の多いジャンルやキーワードのページほど、独自性のある切り口を持ったページ制作を意識してみましょう。

おわりに

QDD(Query Deserves Diversity)という考え方は、今後のGoogle検索結果においてますます重視されていくと専門家たちも予測しています。WEBマーケティングに勝利し、集客アップ・売上アップを狙うためにも、QDD(Query Deserves Diversity)を常に視野に入れたサイト作りを行っていきましょう。

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キャンピングレンタカーをホームページで集客する4ステップhttps://myisland.jp/car-rental-homepage/ https://myisland.jp/car-rental-homepage/#respond Fri, 30 Dec 2022 11:04:01 +0000 https://myisland.jp/?p=6303 昨今のキャンプブームの影響で、キャンピングカーの需要は大幅な高まりを見せています。キャンピングレンタカー業をスタートさせたい!と考えている経営者の方も多いのではないでしょうか。ここではキャンピングレンタカーをホームページで集客する方法について、そのヒントを4つの段階に分けて解説していきます。

「キャンピングレンタカーでもっと集客したい!」「キャンピングレンタカー業での売上アップを狙いたい」というときの参考にしてみましょう。

1.キャンピングカー集客では「ライフスタイル提案」が重要

キャンピングレンタカーの集客で何より大切なのはなんでしょうか?安さの提案?オトクさの提案?いいえ違います。まず何よりも大事にすべきなのは「ライフスタイルの提案」です。

「notマイカーbutキャンピングカー」の重要性

自家用車の所有率は下がってきているとは言え、まだまだご家庭に乗用車があるお宅は多いです。2021年の調査データでは、単身世帯は49.1%、二人以上の世帯では79.4%がマイカーを保有していることがわかっています。

一人世帯の二人に一人、二人以上世帯の約8割は「キャンプはマイカーで良いかも」と考える可能性があるわけです。ここからまず「マイカーではなくキャンピングカーが欲しい!」という需要を生み出すことが、キャンピングレンタカーの売上アップのポイントになります。

新しいライフスタイルの提案例

キャンピングレンタカーの需要を生み出すには、新しく魅力的なライフスタイルの提案を行うのが一番です。ライフスタイルの提案とは、「こんな週末の過ごし方をしてみたい」「こんなふうに生き方を少し変えてみたらステキかも」と思わせることと言い換えられます。

「人生をより素晴らしくするアイテム」としてキャンピングカーを提案し、それを手軽に済ませられる方法として「キャンピングレンタカー」が出てくるわけですね。

ではどのようなライフスタイル提案が魅力的なのか、ターゲット層を考慮した提案例をご紹介します。

誰もが羨むワンランク上のキャンプ

キャンプ人気は年々右肩上がりであり、キャンプギアのスタイリッシュさ等に力をいれる人は増えています。しかしまだキャンピングカーまでお持ちという層は少ないです。

キャンピングカーがあれば、キャンプ場で「おっ凄い」「かっこいい」と思われるワンランク上のキャンプができる…この提案は、すでにキャンプを経験している層にも大きな魅力となります。

気を遣わない「子どもとの旅行」

小さなお子様を連れての旅行だと「ホテルで騒ぐかも」「疲れてしまうかも」と気を遣う親御さんは多いことでしょう。家族だけでのびのび過ごせるキャンピングカーでの旅行は、そんなファミリー層にとってもあらなた週末の過ごし方の提案となります。

SNSでも映えるキャンピングカーデート

「彼女と一緒にアウトドアがしたいけど、テント泊は嫌がられる」「彼女と遠出したいけど車中泊だとちょっとダメかも」そんな若年層にも、SNS映えする「キャンピングカーでのデート」の提案は魅力的に映ることでしょう。

現代の20代はマイカー所有率も低めなので「車を買わずに借りるコスパの良さ」という点を強く打ち出していくのも手です。

憧れた「一人キャンプ」を手軽に

ミドル層~シニア層では、近年「おひとりさま」の需要がどんどん上がってきています。またキャンプを題材にしたアニメがブレイクしたことで、いわゆるオタク層の間でも「ソロキャン(一人でのキャンプ)」への注目度が上昇するようになりました。

「ひとりで自由に旅やキャンプをしてみたい」「でも手持ちのギアも少ないし、なかなか踏み出せない」そんなターゲット層に「まるごと借りられるキャンピングレンタカー」の提案は魅力的に映ることでしょう。

【ライフスタイル提案は多方面から】
ライフスタイルの提案は「やっぱりキャンピングカーに乗ってみたい」と思わせる重要なポイントです。ホームページやWEBマーケティングでも、ひとつの要素だけでなく様々な方法で提案を行っていきましょう。

  • キャッチコピー
  • 画像
  • 映像
  • テキスト
  • SNS 等

提案はできるだけシンプルで視覚的であることが重要!パッと見て、最初の1秒で「こんなのいいな」と思わせる画像やコピーを意識しましょう。

2.「キャンピングカーの不安」を潰す

「キャンピングカーを使ってみたい」「キャンピングレンタカーを借りてみたい」という需要が生まれた顧客のその心的エネルギーは、ちょっとした不安ですぐに消えてしまう脆いものです。

「借りたいけど、でも…」と躊躇させるその「不安」をスピーディに摘み取って潰すことが、スムーズに「問い合わせ・契約」へと繋げていくためのポイントとなります。代表的な消費者の「不安や疑問」についてピックアップしてみました。

初めてでも設備を使いこなせる?

キャンピングレンタカー業のターゲット層の中心層となるのは「初めてキャンピングカーを使う人」ですよね。初めての利用でキチンと社内設備を使えるのか?キャンプ場に行ってから戸惑わないか?といった点は多くの人が不安に感じることでしょう。

<<対応策例>>
・設備のレクチャータイムがある
・女性でも軽々と設置できる設備がある
・初めてでもカンタンに扱える

上記のような「対応策」は、あればあるほど大きく扱っていきたいところです。

キャンピングカー運転は難しい?

大きいキャンピングカーを運転することに不安を覚える…というドライバーもターゲット層の中には多いことでしょう。

特に日常の運転が軽自動車・コンパクトカーという方だと「大丈夫だろうか」という懸念が「キャンピングレンタカーを借りたいけど…」と足を引っ張る大きなポイントとなっていることもあります。このような不安にも丁寧に対応していきたいですね。

<<対応策例>>
・運転のレクチャータイムがある
・小回りがきくキャンピングカーである
・初心者でも安心して使える車種がある

上記のようなポイントもアピールしていくと「ここでキャンピングレンタカーを借りれば安心」という印象を持たせることができます。

キャンプの準備をするのが大変では?

キャンピングレンタカーのターゲット層の中には「まだキャンプをしたことが無い」「ほとんどやったことが無い」というビギナー層も多いはずです。

キャンピングカーを借りても、他のギアを準備するのが大変そうだし手間がかかりそう…消費者はこういう手間を強く嫌います!早めに不安を潰していくことが重要です。

<<対応策例>>
・キャンプ用品レンタルがある
・一式レンタル+キャンピングカーのセットがある
・キャンププランに合ったギアの相談ができる
・食材まで準備できるプランがある 等

「思い立ったらその日にキャンプができる」「今週末にでもすぐにキャンピングカーとBBQも楽しめる」と言われたら、「それならいいかも」と思える消費者層は多いはず。「気軽さ」を強くアピールしていきたいところです。

【不安・疑問潰しは画像とFAQで対応】
消費者の不安や疑問を手軽に解消していくには、画像等でのわかりやすい説明と共に「FAQ」をホームページに準備しておくのが良い手です。

FAQ」とは、カンタンに言えば「よくある質問」のこと。代表的な質問を先にピックアップして回答するコーナーを作っておけば、見込み客はわざわざ問い合わせる手間を省けます。

色々な質問&回答を掲載しておくと、「親切でわかりやすい企業だな」という良い印象付けにも繋がりますよ。

3.「自社ならではの特性」を打ち出そう

キャンピングカーの特徴「エアウィーヴ」出典:イーキャンライフ様

キャンピングカーによる魅力的な生活を見せられ、不安や疑問も解消した見込み客は、キャンピングカーのレンタルにかなり乗り気になっている状態です。

ここで重要になるのが「絶対にこの会社のレンタルサービスを選ぼう」と思ってもらうこと!他社との比較検討をされる前にスムーズに契約・購買に移行させられれば、料金の安さ等で勝負をかけなくても良くなります。

ではどうしたら「我社のキャンピングレンタカー」を選んで貰えるのでしょうか?そのためには、自社ならではの特性を打ち出すことが大切なんです。いくつかのヒントをご紹介します。

車種や設備の「ブランド」でアピール

キャンピングレンタカーの車種が人気ブランドであったり、設備が人気のアイテムであれば、その「ブランド力」を使わせて貰いましょう。「キャンプ業界で人気のAブランドが使えます!」と言われると、それだけでも魅力に感じる人は多いものです。

「ビギナー向け」でアピール

ターゲット層を「ビギナー」に絞り込み、徹底したビギナー対応をアピールするのも手。例えば「キャンピングカーで女子会」等、キャンピングカー使用が初めての女性やファミリー層を中心にしたプランやグッズレンタル提案をしてみるのも手です。

「こだわり志向」でアピール

反対にターゲット層を「キャンプが好きな層」に絞り込んでみるというのもマーケティングの一技術です。キャンプ好きならではの「こだわり」が感じられる設備やサービスを打ち出すことで、コア層を狙い撃ちにしていきます。

コア層の獲得に成功すれば、リピーターになりやすいというのも魅力。設備やサービスのクオリティが求められますが、その分、料金を上げやすいというのもメリットです。

「映え」をアピール

InstagramやTik Tok等のSNSを使用した「映え」に徹底的にこだわっていることをアピールポイントにするのも良いでしょう。どこを撮影しても映える内装、オシャレさに力を入れた設備、デザイン性にも優れたギアのレンタル等を行えば、若年層や女性層の獲得もしやすくなります。

【まずはターゲット層の絞り込みから】
アピールポイントを決めるには、まず「どの客層を獲得したいのか?」にしっかり狙いを定めることが大切です。メインとなる性別は?年齢層は?家族構成は?ライフスタイルや年収は?等、「こんなお客さんに来て欲しい」「こんなお客様なら我社のサービスが合いそう」というターゲット層をしっかり絞り込んでみましょう。

4.「実際に行くイメージ」を持たせる

キャンピングカー
キャンピングレンタカーのホームページでは、料金やサービス内容等のメインコンテンツの他に、様々なサブコンテンツで情報を充実させていくのが集客に効果的とされています。

サブコンテンツの役割は、お客様に「実際にキャンピングレンタカーで出かけたら、どんな感じになるんだろう?」とリアルな想像をさせること。いくつかの媒体を上手に使って、見込み客に良いイメージを浸透させましょう。

キャンプ関連ブログ展開

実際にキャンピングカーでキャンプをした体験ブログや、キャンプについての豆知識ブログ等でブログ展開を行ってみましょう。キャンプtに関する情報をホームページ内で増やしていくことで、Googleでの上位表示を狙う「SEO対策」にもなります。

SNSでの展開

Twitter・Instagram・Tik Tok・Facebook等のSNSを使って、頻繁な情報提供を行っていくのも良い手です。若年層狙いならTik Tok、コア層狙いならTwitter等、ターゲット層が常駐しやすいSNS展開に力を入れていくとより効率的と言えるでしょう。

動画サイトでの展開

You Tubeで動画情報を公開していくことも大切です。特にキャンピングレンタカーは「使用感」を動画で見せることで見込み客を納得させやすいので、動画情報は重要と言えます。

【ブログやSNSは「定期更新」を大切に】
ブログやSNSでのマーケティングは「適当に始めて放置する」というのが一番よくありません。放置されたブログやSNSアカウントは見込み客に「荒廃感」を与え、「もうレンタルサービスを行っていないのでは」「顧客が来ていない店なのでは」といった悪いイメージを植え付けてしまうからです。

ブログや各種のSNSは更新頻度をしっかりと決めて、定期的に更新していくようにしましょう。

おわりに

WEBマーケティングでは「モノやサービスそのもの」ではなく「それを使ったお客様の人生のランクアップイメージ」を想起させることが重要であるとされています。

キャンピングレンタカーサービスではついつい「製品のスペックのアピール」が注視されてしまいがち。しかし売上アップ・集客率アップのために重要なのはまず「その製品を使った”お客様の”変化」をイメージさせることなのです。

特にキャンプに対しては「潜在的な憧れ」を持っている層が多いです。「憧れを今こそ手軽に実現させよう」という気分にさせるホームページを意識的に作り上げていきましょう。

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検索意図とは?ユーザーの「欲求」を反映してSEOに勝つ!https://myisland.jp/search-intent-seo/ https://myisland.jp/search-intent-seo/#respond Wed, 09 Nov 2022 05:44:38 +0000 https://myisland.jp/?p=6264 ユーザーの検索意図を分析しコンテンツに反映させていくことは、Google等の検索エンジン最適化(SEO)において非常に重要なポイントと言えます。ユーザーが何を求めているのかを分析・把握し、Google上位表示される「強いサイト」を作り上げてみませんか?

ここでは検索意図(検索インテント・ユーザーインテント)やユーザーの幅広い検索意図(Query Deserves Diversity)に対応する重要性について解説しながら、コンテンツへの反映の仕方をご紹介していきます。

検索意図・検索インテントとは何?

検索意図(検索インテント)とは、ユーザーが検索エンジンを使用する際の「根本的な目的」を意味する言葉です。ユーザーインテントと呼ばれることもあります。ごくカンタンに言えば「ユーザーは何のために検索をしているのか?」ということです。

「そんな目的は、ユーザーが入力するキーワードの最初の一言でわかるはずだろう」と思う方も居ることでしょう。しかし本当にそうでしょうか?ユーザーの真の目的は、そのままキーワードとして出てくるとは限りません。

【例】
・ユーザーの目的:明日はコートを着ていくべきか知りたい
→ ユーザーの検索キーワード:「明日 天気」、「明日の気温」、「さいたま市 明日 最低気温」等

もちろん服装指南ができるサービスを知っているユーザーなら「明日の服装」と検索するかもしれません。しかし現段階では服装を考える時に「気温」を検索するユーザーはまだまだ多いところです。

・ユーザーの目的:上司の喜ぶプレゼントを買いたい
→ ユーザーの検索キーワード:「40代 男性 プレゼント」、「男性 ビジネスマン プレゼント ランキング」 等

「母の日」等であれば直接的なイベント名で検索する人も多いですが、ちょっとしたお礼等だと送り主の「年齢層」「性別」などで検索する人が多く見られます。

自分のスマホの検索履歴をチェックしてみましょう。あなたは「どんな検索意図」を持って、そのキーワードを入力したのでしょうか?意外と面白い結果が待っているかもしれませんよ。

SEOと検索意図の関係性

google search「検索意図」を理解・分析することは、SEOを活用したマーケティングでは必須と言えます。Googleの検索順位を決める要素である数百のアルゴリズムの中に、検索意図・検索インテントとの強い関係性が伺えるからです。

Googleのユーザーファーストの指針

Googleは常にユーザーの利便性を第一に置いていることを名言しています。つまり「できるだけユーザーがストレスなく、欲しい情報にスムーズにたどり着くこと」がGoogleの指針であるわけです。ユーザーの検索意図を先回りして読み取り、検索意図に沿ったコンテンツを提案できれば、それだけ検索上位を目指せるというわけですね。

QDD(Query Deserves Diversity)の可能性

QDD(Query Deserves Diversity)とは、直訳すると「クエリに多様性を持たせる」という意味です。もう少しSEOに当てはめた言い方をすると、「ユーザーの幅広い検索意図に対応する検索結果」と意訳できるでしょう。QDDとは、検索意図の幅が広いと考えられる場合、検索結果となるWEBページに多様性を持たせること、様々な選択肢を与えることを意味する用語なのです。

【例】ユーザーの検索キーワード「お好み焼き」

  • お好み焼きの作り方が知りたいのか?
  • お好み焼きを食べに行きたいのか?
  • お好み焼きの歴史が知りたいのか?

→ 検索意図は現在のところ多様に考えられる

上記のような場合、「お好み焼き」のキーワードに対し、作り方のサイトばかりを表示させるのは「ユーザーに対して不親切」ということになります。様々な検索意図が考えられるキーワードに対しては、どの意図にも対応できるように検索結果を合わせる(クエリに多様性を出す)…このような表示順位の指針、つまりアルゴリズムが見えてくるのです。

Googleはこのアルゴリズムを名言しているわけではありません。しかしGoogleのリサーチ・ディレクターであるPeter Novig(ピーター・ノーヴィグ)氏のインタビュー発言では、Googleは「1位と2位に同じような検索結果を出さないようにしている」こと、また「ユーザーが多種多様な情報を求めていることをGoogleは重視している」ことはハッキリとしています。

上記のような発言、また実際の検索結果からも、QDD(Query Deserves Diversity)の存在の可能性は高く、その点を加味したコンテンツ作りを行う人間が増えているわけですね。

ユーザーの4つの検索意図

ユーザーの4つの検索意図出典:【pdf】thinkwithgoogle.com

ではSEOを考える上で重要となるユーザーの検索意図は、どのように捉えていったら良いのでしょうか。Googleの提供する「Marketing Strategies(マーケティング戦略)というページでは、次の4つのモーメント(ユーザーが検索しようとする瞬間)があることがヒントとして提示されています。

KNOWクエリ:知りたい(知識・情報)

【検索キーワード例】

  • SEOとは
  • 青色 選ぶ 心理
  • 2000年 出来事
  • 足 むくむ 原因
  • サメ 種類
  • アカデミー賞 歴史

KNOWクエリ」でのユーザーの検索意図は、「知識・情報を得たい」というもの。カンタンに言えば「検索キーワードについて知りたい!教えて!」という状態になっているわけですね。

キーワードについての意味や歴史、仕組み、事実など、求められる知識は様々です。悩み解決や問題解決なども、もちろんKNOWクエリに入ります。あなたの毎日の検索の中でも、この「KNOW」クエリによる検索をしている回数は非常に多いのではないでしょうか?

GOクエリ:行きたい(場所・サービス・サイト)

【検索キーワード例】

  • この近くのカフェ
  • 丸の内 イタリアン
  • ネイルサロン 原宿 安い
  • 三井住友銀行 ログイン
  • You Tube ヒロシ ちゃんねる
  • インスタ
  • メルカリ

GOクエリ」のユーザーの検索意図は「ここへ行きたい!」というもの。すでに決定している施設や場所のほか、よりニーズに合う飲食店・小売店等の検索等も「GOOクエリ」に該当します。

また実店舗だけでなく、WEB上の公式サイト、特定サービス、企業公式サイトなどによるキーワード検索も「ここへ行きたい」と指定した検索であるため「GOクエリ」であると考えられます。

DOクエリ:したい・やりたい(行動)

【検索キーワード例】

  • チャーハン 作り方
  • グレイカラー セルフ
  • コーヒー 挽き方 カンタン
  • 一人暮らし 家 決め方
  • 筋トレ コツ
  • 注文住宅 計画 立て方

DOクエリ」のユーザーの検索意図は「何らかの行動をしたい」というものです。「KNOWクエリ」が基本的にその場での知識・情報収集であるのに対し、「DOクエリ」はその後のリアル・WEBでの行動に情報が反映されやすい点が大きな特長といえます。

BUYクエリ:欲しい・買いたい(購買・契約)

【検索キーワード例】

  • 宅配 弁当 定期
  • 航空券 チケット 比較
  • ファーコート 安い
  • 子ども フーディー おすすめ
  • 秋ネイル クチコミ

BUYクエリ」のユーザーの検索意図は「何かを買いたい、手に入れたい」というものです。4つの検索意図のなかではもっとも売上や契約アップに繋がりやすいクエリとなります。

検索意図をコンテンツに反映させよう

せっかく検索意図について理解したのですから、それをコンテンツに反映させ、マーケティングに活かしていきたいですよね。検索意図をコンテンツに活用していくヒントをご紹介していきます。

KNOWクエリに対応するテクニック

KNOWクエリ(知りたい!)という検索意図を持つユーザーは、まだ購買や契約といった直接的なコンバージョンには達しない状態です。しかし母数が非常に多いため、KNOWクエリユーザーを掴むことでアクセス数を保持し、サイトの評価を上げて上位表示を狙ったり、商品や企業認知度を上げることに繋がります。

そのためKNOWクエリを期待するユーザーに対応したコンテンツを用意しておくことも大切です。

コンテンツ反映例1:解説系ブログ・動画

専門家が一般に向けてわかりやすく知識を解説する」というブログや動画は強い人気を誇ります。マーケティングの場合、扱う製品やサービスに関連した解説系コンテンツを置くのが一般的です。

例えばヘアサロンなら「カットの種類」「美容院のオーダーの専門用語の解説」「美容院の担当を替えたい時は?」等等、ヘアサロンに関連することで見込み客が「これを調べそう」という情報を解説していくわけですね。

GOクエリに対応するテクニック

GOクエリはユーザーが「行き先」を既に指定している場合も多いことから、Google Mapや各種大手サービスなどが圧倒的に有利であると考えられます。しかし工夫次第では、中小サイトでもユーザーのGOクエリを満たすコンテンツ作成が可能です。

コンテンツ反映例1:写真付きアクセス解説

マップアプリでは調べにくい「実際に行ってみた画像」や「わかりにくい駅の地下通路の説明」などは需要があります。自店舗へのアクセス方法等にこのようなプラスワンを加えてみるのも手ですね。

DOクエリに対応するテクニック

DOクエリ(やってみたい)を検索意図としているユーザーは、その「やりたいこと」の内容が「購買・契約」に結びつくことも多く、マーケティング的にはできるだけ掴みたい層といえます。しかしDOクエリでの検索上位競争は激しいものであり、高品質なコンテンツを提供する必要が出てきます。

コンテンツ反映例:HOW TO動画、HOWTOブログ

見込み客の「やってみたいけどやり方がわからない」を詳しく教えるブログや動画は、検索意図に強くマッチするコンテンツとなります。例えば料理レシピであれば材料、手順、コツなどをできるだけ詳細かつ正確に記すこと、さらに情報を豊富に準備することも大切です。

競争率が高いぶん、オールマイティさよりも「ニッチ」を狙うのも手。例えば上記の料理レシピ集の場合、「減塩レシピ」「糖質50%OFFレシピ」などに特化させるのも良いでしょう。自社製品・サービスと特化する方向性をうまくリンクさせることが重要なポイントです。

BUYクエリに対応するテクニック

BUYクエリ(買いたい、欲しい)はもっとも購買・契約・申込みといった直接的なコンバージョンに繋がりやすい検索意図であり、確実に掴んでいきたいユーザー層といえます。コンテンツ製作でももっとも注視すべき存在です。

コンテンツ反映例:クチコミブログ・評価サイト・ランキング記事

現代のネットユーザーは購買・契約前の「下調べ」を入念に行う傾向が見られます。製品比較記事、リアル感のあるクチコミ、製品ランキング等はBUYクエリを持つユーザーを特にキャッチしやすいコンテンツです。

最終的なコンバージョンにつながるページへ、いかにスムーズに動線を作るかも重要なポイントとなります。内容の充実はもちろんですが、デザイン面にも力を入れていきましょう。

おわりに

検索意図(検索インテント・ユーザーインテント)やユーザーの幅広い検索意図(Query Deserves Diversity )に対応する重要性等について解説しましたが、情報はサイト作りやコンテンツの充実のお役に立ちそうでしょうか?

検索意図を分析する上では、現在の検索結果も重要なヒントとなります。検索順位で上位のサイトは、それ即ち「Googleが考える、ユーザーの検索意図にマッチした情報提供サイト」であるからです。

さっそく気になるキーワードでいくつか検索をかけてみて、1ページ目、2ページ目に表示されるサイトはどんな検索意図に対応するサイトなのかを考えてみましょう!また、「他社とは異なる検索意図によるアプローチ」が可能かどうかを探ってみるのも良い手ですよ。

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比較サイト・ランキングサイトがSEOに強い8つの理由とはhttps://myisland.jp/comparison-site-seo-strong/ https://myisland.jp/comparison-site-seo-strong/#respond Fri, 02 Sep 2022 15:44:21 +0000 https://myisland.jp/?p=6241 Googleで検索をすると、上位に出てきやすいのが比較サイトやランキングサイトです。なぜこんなにもSEOに比較サイトやランキングサイトが強いのか、不思議に感じている人も多いのではないでしょうか。

比較サイトやランキングサイトがSEOに強く上位表示されやすいのは、8つの「強み」を持っているからです。この強みを理解することは、比較サイト系以外のサイトを制作する場合にも役に立ちます。

ここでは比較サイト・ランキングサイトがSEO対策に適している理由について、初心者の人にもわかりやすく解説していきます。

1.情報量が多い

SEOでは原則的に「情報量の多さ」が重要となります。ザックリ言えば文字数が多い記事の方が上位に来やすいということですね。1ページ200字しかない記事に比べれば、1ページ3,000字~5000字ある記事の方が「役立つ情報が多い」と判断されることが多くなります。

もちろん長文であれば何でも良いわけではなく「検索キーワードに対応した関心事の高い情報」が必要になるわけですが、基本的には「文字数の多い記事は現在もSEOに強い」と考えて良いでしょう。もちろん「」が高いという条件は付きます。

比較サイトは情報を増やしやすい
1軒のレストランを紹介する記事の場合、掲載できる情報量はなかなか増やしにくいところがあります。しかし10軒のレストランを掲載して比較するページなら、1軒あたり500字で紹介した場合、約5,000字のボリュームを持つわけです。この調子でページを増やしていけば、情報量が豊富なサイトを生み出せるというわけですね。

2.網羅性が高い

SEO対策では、情報の網羅性(もうらせい)も重要になります。網羅とは「余すことなく、残らず取り入れる」という意味。つまりユーザーが欲しい情報がまんべんなく取り入れられているサイトほど「網羅性が高い」と判断され、Google上位表示を狙いやすいのです。

これはなぜか?というと、網羅性が高ければ高いほど、ユーザーは「そのサイトだけ」を見れば検索したい情報を手に入れることができるため。あっちのサイトでAの情報、こっちのサイトでBの情報…と遷移していくのではなく、ひとつのサイトでABCすべての情報が手に入れられれば便利で手早いですよね。

網羅性が手軽に高まるランキング形式
例えば「フライパン」についての情報ページを制作する場合、A社のフライパンを紹介するだけではユーザーは「他社の製品も見たい」と考えます。しかし記事をランキング形式にして10個のフライパンを紹介すれば、ユーザーはそのページを見るだけでも欲しい情報をしっかり得られることでしょう。これが「網羅性の高さ」となるわけです。

3.SEOキーワードの頻出

Googleの上位表示のためのSEO対策では、ユーザーが検索しそうなキーワードをページ内に多く散りばめることが有効とされています。例えば「原宿の美容室」でヒットさせたいのであれば、ページ内に「原宿 美容室」というワードを何度も頻出させたいわけです。これをSEOキーワードと言います。

ただ、SEOキーワードは「とにかく入れ込めば良い」というものではありません。前後の脈絡なくSEOキーワードが入れられたり、意味の通らない文章を作った場合、スパムサイトと判定されてGoogleに一切インデックスされなくなる恐れもあります。つまり「きちんと意味ある情報で、なおかつSEOキーワードがたくさん入る」というのがSEOの基本対策なのです。

ランキングならキーワードを入れやすい
上の例の「原宿の美容室」で考えてみましょう。原宿の美容室15軒をリストアップして比較検討するサイトであれば、1軒紹介するごとに少なくとも1回は「原宿の美容室」というワードを自然に入れることができます。本文はもちろん、タイトルや見出しなどにもキーワードを入れやすいです。キーワード頻出度が高く、なおかつ自然な仕上がりとなっていれば、それだけGoogleの上位表示を狙いやすくなります。

4.ディレクトリ構造の整理

比較サイト・ランキングサイトがSEOに強い理由としては、ディレクトリ構造の整理がしやすいという点も挙げられます。ディレクトリ構造とは、データがどのように整理されているかという概念のこと。パソコンで言えば「フォルダをどのようにまとめているか」「ファイルをどのように分類しているか」といったところですね。

ディレクトリ構造できちんと同系統のページがまとめられていたり、適切な整理をしていれば、ユーザー側が「次に見る情報」を見つけやすくなります。またこれは検索エンジンのロボットも同じことで、ディレクトリ構造がきちんと整理されている方がクロールしやすく、対象ページを巡回してくれやすいのです。

比較サイトは構造を整理しやすい
もちろんサイトによっても差はありますが、比較サイト・ランキングサイトは平均的にディレクトリ構造が整理されていて、情報を見つけやすい傾向があります。例えば前述の「原宿の美容室」の場合、原宿をさらに細かくエリアごとに分類したり、平均料金などで分類をすれば、ユーザーが「次に欲しい情報」にカンタンに遷移できることでしょう。

またリンク構造についても同様で、ランキングサイトでは内部リンクや外部リンクを作りやすいのも魅力です。これがクローラー巡回されやすいポイントのひとつにもなっています。

5.情報の客観性・信頼性

SEOに強い比較サイトやランキングサイトは「信頼性」をユーザーから獲得しています。この信頼性(Trustworthiness)とは、情報が公平で、信用できるサイトであるかという判断基準のようなもの。カンタンに言えば「このサイトは自分たちを騙さない(ウソやごまかし、過剰性が無い」とユーザーが感じられるサイトであることが、Google上位表示には重要というわけですね。

  • 情報が客観的である
  • 公平な立場からの情報提供である
  • 常に新しく情報が更新されている

上位表示を狙うのであれば、この3点を重視した方が良いのです。

比較サイトは「客観性」を得やすい
例えば「A社の化粧水」一点のみを紹介するページの場合、その情報はどうしてもA社化粧水を褒める(宣伝する)内容に傾きがちです。ユーザー側から見ても「宣伝である(公平性が無い)・主観性が高い」と受け取られやすくなります。自己紹介で「自分は優しくて頭も良いです!」と言われるだけでは信頼できないのと同じです。

対して比較サイトの場合、A社・B社・C社・D社といくつもの化粧水を紹介し、その価格や成分・使いごこちといった視点からの比較を行っていきます。さらにリアルな口コミなどを掲載することも多いです。

ユーザー側から見れば、より公平であり客観性の高い情報であると感じ取れますね。比較サイトはユーザーからの信頼を勝ち取りやすく、同じようにGoogle等の検索エンジンからも「信頼性のあるサイト」という評価を得やすいのです。


 

6.ユーザー側で「選択」ができる

比較サイトやランキングサイトがSEOで常に強い理由としては、ユーザー側の「選択度の高さ」も挙げられるでしょう。ユーザーは「押し付けられること(選択範囲を狭められること)」を嫌うのです。

飲食店の例で考えてみましょう。今日は味噌ラーメン!と決めているならば、味噌ラーメンの専門店に入ってもOKですよね。でもまだ何を食べるか決めていない時には、あれこれ選べるファミレスの方が良いかな、と考える人も多いはず。そんな時に入店していきなり「ピザしかありません」と言われたら…??入店するのを止めよう!という人もたくさん居ることでしょう。

ユーザーの多くは「おなかが空いているけれど、まだ何を食べるか決めていない客」であったり、「ラーメンとまでは決めたけれど、味噌にするか豚骨にするかは決めていない客」なのです。ですから入店(サイト閲覧)してから色々考えられるサイトの方が自由度が高く、好まれやすいわけですね。

ランキングではユーザーが比較検討できる
ランキング形式や比較サイトという形になっていると、ユーザー側はいくつもの情報を比較検討しながら「自分自身で選択ができる状態である」と受け止めることができます。

自由な情報の検討・取捨選択ができるということは、それだけユーザー側に寄り添ったサイトであると判断されるわけです。この点でもユーザーからの信頼を得やすく、Googleでのより良い上位表示を狙うことができます。

ちなみに「強制が少ない」より「自由に取捨選択ができる」と判断したユーザーの方が、意外と手軽に次のステップ(購入・契約・問い合わせ等のコンバージョン)へと進むことも多いです。つまりGoogle上位表示だけでなく、直接的な売上アップ・契約率アップ等にも比較サイトは役立つわけですね。

7.ユーザーの閲覧時間が長い

どれだけSEOキーワードなどでユーザーを呼び込んでも「このページに役立つ情報が無い」と判断されて3秒で離脱されていては人気のサイトとはなりません。またササッと必要な情報だけを見られて、やはり数秒で離脱されてしまうのももったいないところ。Google上位表示を狙うには、ユーザーが長くページを閲覧し、じっくりとサイトを見て回ってくれる方が良いのです。

比較サイトはじっくり読まれる
上でも解説したとおり、比較サイト・ランキングサイトではユーザー側に複数の情報を提示し、ユーザー側に比較検討・選択を促すスタイルを取ります。つまりユーザーは一つの情報だけをチェックするのではなく、いくつもの情報を見ながら「自分にピッタリと合う最適の回答」を探し出すわけです。

そのため比較サイトやランキングサイトは、ユーザーの閲覧時間が平均的に長くなりやすい傾向が見られます。「キチンと読まれているサイト」としてGoogleに判断されやすいのです。これも比較サイト・ランキングサイトはSEOに強い理由の大きなポイントと言えるでしょう。

8.ユーザーのニーズに合致している

ここまで、比較サイト・ランキングサイトがSEOに強い理由を色々と挙げましたので、一度ユーザー側の視点でまとめなおしてみますね。

  • 情報量が多い → 知りたいことを深く知れる
  • 網羅性が高い → 知りたいことをなんでも教えてくれる
  • SEOキーワード頻出 → ググった内容どおりの情報が読める
  • ディレクトリ構造の整理 → 知りたい情報が見つけやすい
  • 情報の客観性・信頼性 → ウソではない情報を得られる
  • ユーザー側で選択できる → いろいろな情報を自分で選んで決められる
  • 閲覧時間が長い → 納得いくまで検討できる

これらはすべて、ユーザー側がネットに求める「ニーズ」そのものであると言えます。Googleがサイトに求めるものは、このようなユーザーに寄り添った姿勢「ユーザビリティ」のあるサイトなのです。比較サイト・ランキングサイトが上位表示をされやすいのは当然とも言えます。

ユーザーのニーズを捉えよう
例えば「金沢のホテル」を探している客のほとんどは、まだどのホテル・旅館にするかは決めていない状態です。ここで一つ一つのホテルの公式サイトを巡っていては手間もかかりますし、宣伝過多な情報を得る恐れもあります。

そこでユーザー側としては「まずは複数のホテルを見て、料金や広さ等を比較した方がラクだ」と考えるわけですね。公式サイトを訪れて細かく情報をチェックするのは、候補を絞り込んだ後ということになります。

「より良い情報を得たいが、手間はかけたくない」–今後もネットユーザーがこのようなニーズを持ち続けるのは間違いありません。サイト制作者・運営者は上記のようなユーザーのニーズを捉え、求められる情報提供を行うことが必要なのです。

おわりに

比較サイト・ランキングサイトの特長を挙げていくと、SEOに強い理由がよくわかりますね。ただし比較サイトなら何でも良いというわけではありません。公平性を著しく欠いていたり、露骨に宣伝目的なのがわかる比較サイトがユーザーから嫌われ、結局Googleでも上位表示されないといったケースは多々あります。

これから比較サイト・ランキングサイトを作るのであれば「情報量」が非常に大きなポイントとなることを忘れてはいけません。片手間に作った貧弱な比較サイトでは勝ち残れないということです。

  • 分野を絞り込むこと
  • 情報量をしっかり持つこと
  • 客観性の高さをアピールすること

この3つを重視していくことが、比較サイト・ランキングサイト制作では重要となります。

また今回解説した8つの「SEOに強い理由」は、一般的なサイトの制作においても必ず有効となることでしょう。ぜひ今後のサイト改善の参考にしてみてください。

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