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注文住宅は工務店?メーカー?選び方の8つのポイント

理想の注文住宅を建てるためにとても大切になのが、パートナーとなる工務店やハウスメーカー選びです。

でもおうちを建てるのは、ほとんどの人が初めての経験ですよね。「注文住宅を建てる工務店やメーカー、選び方はどうすれば?」と迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?

一口に「工務店」「ハウスメーカー」と言っても、その特徴には様々な違いがあります。効率よく情報を集めて、あなたに合った工務店・メーカーを探してみましょう!

ここでは注文住宅を任せる工務店やメーカーの選び方を、8つのポイントに分けてくわしく紹介していきます。

1.注文住宅には工務店?ハウスメーカー?

注文住宅には工務店?ハウスメーカー?
注文住宅の依頼先の選び方でまず悩むのは「知名度があるハウスメーカー?それとも工務店?」というところ…という人は多いはず。まずはそれぞれの特徴を見てみましょう。

ハウスメーカーとは

ハウスメーカーとは、全国等の広い範囲に営業網を展開するを大手の住宅建設メーカーのこと。企業によって差はあるものの、おおむね次のような傾向があります。

ハウスメーカーの特徴
  • 広告に力を入れていて知名度が高い
  • 大手ほど経営基盤が強い
  • 注文住宅のパッケージプランが幅広い
  • アフターサービスが充実
  • 費用は平均的に高め

ハウスメーカーでは注文住宅のパッケージ型プランのバリエーションが豊かです。そのため「細かく注文をするのが面倒」という人には便利。ただパッケージ型ということは、「どこかで見たようなおうち」ができてしまうこともあります。注文住宅の自由度は少し低め…というわけですね。

「大手ならテレビで名前も聞くし、知名度が高く安心」と感じる人も多いことでしょう。でもCM等の広告を打つには、何十億円という広告費がかかります。そのお金はどこから出るの?というと…お客様達が払う費用に上乗せされているわけです。

大手メーカーでは集客等のための経費が大きくかかっている分、注文住宅の費用は平均的に高めになります。

こんな人にはハウスメーカーがおすすめ
  • 注文住宅の自由度は低めでもOK
  • 注文住宅の費用は高めでもOK
  • 安心感を重視したい

注文住宅の選び方で「ブランド力」や「安定性」等を大切にしたい人には、ハウスメーカーは比較的向いていると言えそうです。

工務店とは

工務店には大きく分けて3つのタイプがあります。

  1. 地域密着型の小規模な「街の工務店」
  2. フランチャイズ加盟型の工務店
  3. 地域密着型だが、着工数が多く施工可能な地域も広めな工務店

タイプによって少しずつ違いはあるのですが、おおまかには次のような特徴が見られます。

工務店の特徴
  • 注文住宅プランの自由度が高い
  • それぞれの工務店の特色やこだわり・個性がある
  • 地域に密着した事業展開で身近さがある
  • 費用はハウスメーカーに比べて安め
  • 工期はハウスメーカーより長め

工務店では、間取りや外観デザイン等のプランを施主と会社が一緒に作り上げていくようなスタイルが取られます。注文住宅の自由度はより高く、すみずみにまでこだわった家が作れます。

また注文住宅の費用は、平均的に工務店の方が安めです。ただし工期はハウスメーカーに比べると長くかかることも。ハウスメーカーが平均3.5ヶ月位の工期ですが、工務店は平均4~5ヶ月というところが多いです。

こんな人には工務店がおすすめ
  • こだわりの注文住宅を作りたい
  • 注文住宅の費用を抑えたい
  • 工期に時間がかかってもOK

上に思い当たる点が多いなら、注文住宅の選び方で「工務店」を中心に考えてみると良いでしょう。

2.工務店の地域での実績は?

小規模な工務店の場合、「キチンとした会社?」「良い工務店?」という点がすぐにはわからないのが難しいところですね。注文住宅を頼む工務店の選び方のコツとして、まず「地域での実績」をチェックしてみましょう。

  • 同じ地域で10年~20年以上の経営実績がある?
  • 年間5~10棟以上のコンスタントな建設実例がある?

地域に密着し長く経営を続けている工務店ほど、口コミ等の評価が高く、紹介等でお客さんを増やしてきた実力派と言えます。ただ「単に経営期間が長い」というだけでなく、現在も定期的に建設を行っているかも要チェック。ホームページ等で工務店の最近の建設実例が確認できることも大切です。

3.有資格者の在籍者数は?

注文住宅を建てる工務店の選び方では、有資格者の在籍数もチェックしておきたいところです。

【注文住宅関連の資格の例】
・一級建築士
・二級建築士
・施工管理技士(1級)
・施工管理技士(2級) 等

小規模な工務店でも、資格を持つ人がたくさん居ればスタッフの質が高く、正しい専門知識を持つ人が多いという品質証明になります。

もちろん資格だけですべては判断できませんが、資格取得に真剣に取り組むのは仕事に対する意識の高さのあらわれです。工務店の信頼度のひとつのポイントとなることでしょう。

4.注文住宅の工法・構造の種類は?

注文住宅は「ライフスタイルに合って暮らしやすい言え」というだけでなく、「家族みんなが安心・安全に暮らせる家」であることも大切。注文住宅を建てる工務店の選び方では、その工務店がどんな工法を採用しているか?地震等への安全面対策は?といった点もチェックしていきます。

【注文住宅の工法・構造の例】

  • 木造軸組工法(在来工法):柱・梁等の軸で建物を構成する伝統的な木造建築
  • 2×4工法(ツーバイフォー工法):2×4インチの部材と合板で床・壁・天井を六面体のパネルのように作る工法
  • 木質系プレハブ工法:工場生産済みの部材・パネルで組み上げる工法
  • 鉄骨系プレハブ工法:軽量鉄骨フレームを軸組みにして現場で組み立てる工法
  • 鉄骨造(重量鉄骨造・軽量鉄骨造):家の柱にあたる骨組に鉄骨を用いた工法
  • 鉄筋コンクリート造(RC造):鉄骨周辺に鉄筋を組んで、コンクリートを打ち込む工法

日本の一戸建ての場合、もっとも採用されているのは日本の伝統的な工法である「木造軸組工法(在来工法)」で、全体の50%程度の着工率となっています。

しかし最近では、「2×4工法(ツーバイフォー工法)」を選ぶ人も増えており、着工率は20%~25%前後という人気ぶりです。この理由には、ツーバイフォー工法が在来工法に比べて安全性に優れている点が挙げられます。

2×4工法はパネルの「面」で力を受ける箱型構造なので、地震や風といった外部要因に対して強いと言われています。地震・台風といった自然災害が多い日本では嬉しいポイントですね。

また在来工法よりも高気密・高断熱である分だけ、耐火性能が高いのも魅力。ツーバイフォー工法住宅のほとんどが「耐火性能建物」として火災保険の費用が下がるくらい、火災に対しての対策も考えられた工法です。

RC造(鉄筋コンクリート造)はさらに耐震性・防音性に優れますが、費用がとても高いのがネック。また入念な結露対策・カビ対策が必要となったり、外気温度の影響を受け夏場に暑くなりやすいといった問題もあります。それらのデメリットも考慮した上で工法を選ぶことが大切です。

【オプション工法の例】
・制震工法
・耐震工法
・免震工法
・耐雪工法
・外断熱工法 等

夏の暑さが厳しい地域にお住まいの場合には、断熱工法等の暑さ対策を力を入れている工務店がおすすめ。反対に豪雪地帯の場合には耐雪工法等の雪対策に長けた工務店を選ぶ等、お住いの地域・環境に合った工法がある地域密着型の工務店が理想的です。

また近年の日本では大きな地震が増えているので、地震対策のさらなる徹底もしておきたいところ。しっかりとした災害対策ができる工務店を選びましょう。

5.工務店が得意なデザインは?

憧れの注文住宅では、外観デザインにもこだわりたいですよね。どんなおうちにしたいかはもう決まっていますか?

注文住宅を建てる工務店の選び方では、「その工務店が得意とするデザインの傾向」も確認しておきたいところです。

工務店での注文住宅作りでは、施工主と担当者がじっくりと話し合いながら住宅の様々な要素を決めていきます。工務店側が得意なデザインの傾向と自分の好みがマッチしている方がスムーズに設計・建築へ進められますし、最終的に納得のいく結果となる可能性が高いです。

【注文住宅のデザインスタイル例】

  • モダンスタイル:シンプルで直線的・ムダを排除したミニマムかつ機能的なデザインが特徴。クールかつスタイリッシュな雰囲気です。
  • ナチュラルスタイル/カントリースタイル:自然素材の温かみを取り入れたデザインが特徴。雑貨店やカフェのようなかわいい雰囲気のおうちから、レトロで温かみのあるデザインまで、スタイルの幅に比較的広がりがあります。
  • 和風スタイル/和モダンスタイル:昔ながらの日本建築や数寄屋造り等の他、近年ではモダンスタイルに和のテイストを加えた和モダンスタイルも人気です。
  • クラシックスタイル/ヨーロピアンスタイル:ルネサンス様式やアール・ヌーヴォー様式等のデザインを取り入れた重厚で華やかな洋風建築です。
  • リゾートスタイル:東南アジア風・ハワイアンリゾート風等、南国のリゾートホテルのような雰囲気を持った開放的なデザインスタイルです。

気になる工務店があったら、まずは公式サイトをチェック。施工例を見て、どんなスタイルのおうちを作っているかを見てみましょう。

大手ホームメーカーならば「何でも作れる」というオールマイティーさがありますが、小規模の工務店でオールマイティーというと中途半端になってしまうことも。「このデザインが得意!」という強みがある工務店が魅力的です。

「この家かわいい!」「この階段良いなあ…」と感じる施工が多い工務店なら、きっとあなたの希望通りのデザインの家が作れますよ。

6.インテリアのトータルデザインはできる?

オシャレな外観や内装にこだわって作った注文住宅。せっかくならば、カーテン等のテキスタイルやファブリック、照明や家具類も妥協せずにこだわりたいですよね。

もちろん「家具を探すところから全部自分でやりたい!」という人も居ると思いますが、「プロの手を借りてワンランク上のインテリアを作り上げたい」という人も多いことでしょう。

大手のハウスメーカーの場合には必ずインテリアコーディネーターが在籍しており、注文住宅の内装だけでなくその他インテリアについての購入・設置等の相談もできます。

ただ工務店の場合になると、テキスタイルや家具等についての対応はまちまちです。

チェックポイント
  • インテリアコーディネーターが在籍している?
  • 照明器具や建築パーツについて細かく相談できる?
  • 理想のテイストに合わせたトータルコーディネートが依頼できる?
  • インテリアのテイストが決まっていないけど相談できる?

注文住宅を依頼する工務店の選び方では、上のようなポイントも確認しておくと良いでしょう。

7.工務店の検査体制は?

補償や検査の体制が細かく取り決められている大手ハウスメーカーとは違い、中小規模の工務店では施工品質や検査制度について、企業に差があります。

安心して暮らせる注文住宅を建てるには、細かな制度等も工務店の選び方のチェックポイントに入れておくのが一番です。

自社内で検査制度を設けていることはもちろんですが、社内検査のみだと万一のチェック漏れが起きる恐れも。第三者機関等の社外に検査を依頼しているかどうかを確認しておきましょう。

8.モデルハウスや公開見学会がある?

注文住宅の選び方で大切な点として、「建築の実例」をできるだけ生で見ておくということも忘れてはいけません。

エクステリアの質感、戸や窓の大きさ、動線の快適さ、リラックスできる空間が作られているかどうか…このような要素は、紙のカタログやインターネット上ではなかなか実感することができないものです。

実際に建てられたおうちを見学することは、メーカーや工務店の技術力を比較する良い要素にもなります。

【注文住宅を見学する方法】

  • 住宅展示場
  • モデルハウス見学
  • 公開見学会・完成見学会に参加
  • OB宅訪問に参加 等

大手のメーカーですと住宅展示場に注文住宅をズラリと並べていますし、複数のモデルハウスを持っているので、見学をするのはカンタン。
でも工務店の場合だと、見学についての対応には企業によって差が大きいです。

  1. モデルルーム・公開見学会がある工務店
  2. 公開見学会を行う工務店
  3. 見学は紹介者のみの工務店
  4. 見学対応が一切無い工務店

希望した日に見学に行けるモデルハウスがある工務店なら、いちばん理想的ですね。家族みんなで気軽に見学に行けますし、細かい部分もじっくりと見て回ることができます。

公開見学会はモデルハウスとは違い、見学できる日が制限されるのがネック。とは言え公式サイトやSNSから気軽に申込みができる工務店なら、見学に対して熱心な姿勢が見て取れますし、技術力にも自信があることはわかります。

また3~6ヶ月程度のペースで公開見学会やOB宅訪問を開催できるということは、施工主との良好な関係が築けているという証拠。工務店に対する安心度もアップします。

ただ残念ながら、見学会に参加するのにハードルが高い工務店や、施工例の見学が一切できない工務店も珍しくありません。一度、各工務店の公式サイトをチェックしてみましょう。

おわりに

注文住宅を建てるのは、一生に一度の大イベント。その結果を左右するのが、注文住宅を作る工務店やハウスメーカーの選び方です。

「なんとなく」のイメージや知名度、料金面だけにとらわれず、上でご紹介したような色々な方向から工務店・ハウスメーカーをチェックしてみましょう。

気になる工務店を2~3つにまで絞り込めたら、注文住宅の無料相談や無料見積り等を使うのもおすすめです。実際にコンタクトを取ることで、工務店の姿勢や強みがより詳しくわかりますよ。

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