携帯端末利用者のうち「スマホ利用者」が72%以上となった現在、キャバクラ・スナック・ホストクラブ等の宣伝においてもインターネットを使った宣伝である「Webマーケティング」は見逃すことのできない集客手段となっています。しかしながら、特に小規模・中規模のキャバクラ・スナックの80%以上がいまだWebマーケティングを駆使できていないと言われているのも現状です。「集客を改善したい」「もっと多くの顧客を獲得したい」と考えるのであれば、まず現在のWebマーケティングを見直すことが先決であると言えるでしょう。
キャバクラ・スナック業界におけるWebマーケティングで欠かすことができない存在としては、自店舗の公式サイト(オフィシャルサイト・公式ホームページ)が挙げられます。
なぜ公式サイト(自社ホームページ)の存在が重要となるのでしょうか?ここではその3つの理由と、自社ホームページを改善したことによる成功事例について解説していきます。
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キャバクラ・スナックが「自社ホームページ」を持つべき理由とは?
1.「夜の店で失敗したくない」という顧客の不安を消す
ネットで様々な情報を手軽に取得できるようになった今、消費者側にはより強い「失敗回避志向」が見られるようになっています。居酒屋・レストランといった飲食店の類はもちろん、キャバクラやスナック等についても「行く店や施設に対して、事前に情報収集をすることが常識」となってきているのです。
特にキャバクラ・スナックといったいわゆる「夜の店」に対しては、見込み客側の危機回避感がより強くなっています。これには、ここ数年でボッタクリ店による客引き(キャッチ)被害が何件も大きく報道されたことも影響をしているのでしょう。そもそも歌舞伎町や池袋等の地域では条例によってキャッチ・スカウト行為は迷惑行為として禁止されていますが、近年ではそれ以外の地域でも客引きへの反応が鈍くなっている傾向が見られています。
ボッタクリ店ではないのか?信頼できる店か?
ポータルサイトに出ている料金システムは現在も適用されているのか?
イベント等は本当に開催されているのか?
どんなキャストが居るのか?看板キャストは出勤しているのか?等
上記のような様々なターゲット層の不安を解消するポイントのひとつが「公式サイト(自社ホームページ」の存在ということになります。
独自ドメインの公式サイトがあることによる「信頼性」
まずはちょっと別の例えで考えてみたいと思います。あなたが何らかのトラブルにあって、弁護士を探すことになったと考えてみてください。Web検索をしてみたところ、まず最初に出てきたのは弁護士を探すためのポータルサイトだったとします。指定地域の中でA事務所・B事務所・C事務所の名前がヒットし、電話番号や住所・外観といった基礎的な情報は取得することができました。
でも「より良い弁護士を探したい」と思った時、あなたはここで情報取得を終えるでしょうか?比較のために更に突っ込んだ情報が欲しいと思いますよね。ではこの後のWeb検索の中で、A・B・Cそれぞれの事務所のWeb情報提示が以下のようだった場合のイメージを考えてみてください。
A事務所:ポータルサイトに基礎情報が掲載されていただけで、公式サイト等の公式情報が見つからない。
B事務所:無料ブログでB事務所らしいアカウントは見つけられたが、公式サイトが無い。
C事務所:独自ドメインの公式サイトがあり、弁護士の顔写真・経歴や事務所についての情報が詳しく発信されている。
上記の3つの事務所の中で、あなたは一体どの事務所を選ぶでしょうか?この場合、一般的には「C事務所」と答える人が多いです。A事務所の「公式情報が見当たらない」というのは、まず選択外にされやすいですね。
ポータルサイトはモノによって情報が古い場合があったり、ユーザー側が登録した情報(公式ではない情報)が混じっていることがあるため、「失敗をしたくない」と考える見込み客側はポータルサイト以外の複数のサイトから情報収集を行うようになっています。企業・店舗側からの「直接的な情報発信」が無いと、消費者側は「怪しいところかもしれない」という危機感を持つわけです。
またB事務所のような無料で作れるブログ等に対する消費者側の信頼感もあまり高くありません。誰もがスマホを使いSNSやブログ等で情報発信をしている現在、ユーザー側は「無料サービスのブログは誰でもすぐに作れる」ということを知っています。
実店舗で言えばフリーマーケット等で間借りをしている店のようなものですね。「無料ブログだけ」という情報発信では、「来週、この店がちゃんとあるのかどうかもわからない」「経営にきちんとお金がかけられていないのでは?」といった警戒感が残るのです。
しかし独自ドメインの公式サイトがあれば、消費者側は店舗や事務所等に対して、一般企業・大手企業と同じような信頼感のあるイメージを持ちます。公式サイト内で丁寧な情報発信が行われていれば「きちんとした経営が行われている」「怪しい店ではない」という安心感をユーザーは得られるわけですね。
2.より上質な「キャスト」を得るツールとなる
キャバクラのマーケティングでは、より上質なキャスト(女の子)を獲得することが重要ですよね。でもキャバクラ求人サイト等だけに求人情報を載せて、店のサイト等は一切準備しない…という状態では、多くの良いキャストを集めることはかなり難しくなると言わざるを得ません。
見込み客側だけでなく、働く側であるキャストの女の子たちもキャバクラ・スナック等の「まだ行ったことの無い店」に対しては不信感を抱いています。これがカフェやレストランといった飲食店であれば自分自身で客として行って店の状態等をリサーチすることもできますが、夜の店だとその手のセルフリサーチには限界がありますよね。
既に在籍しているキャストが友達を紹介して…といったケースであれば別ですが、求人サイトを見たり、スカウトマンからの話を聞いただけの女性達は入店前にできるだけWebで店の情報を集めようとするものです。求人探しをしている女の子達は、以下のような「不安」を店に対して抱いているわけですね。
違法な店舗ではないのか?
本当にキャバクラなのか?(キャバクラを謳う性風俗店といった問題)
在籍キャストはどれくらいいるのか?
厳しいノルマがあるのではないか?
一度入店すると辞めさせてもらえない?
給与支払いシステム・託児所等のサービスは求人サイトの通りなのか? 等
このような不安を拭えるかどうかという点でも、「公式サイト」の有無は大きなポイントとなります。よほど高級な完全会員制のクラブ等であれば、「公式サイトは敢えて出していません」というのは仕方がないとも思えるでしょう。
しかし一般的なキャバクラやスナックで「公式サイトが無い」「公式情報がブログ等からしか得られない」という状態では、「何らかの違法な店なのかも?」「経営が不安定なのかも?」といった不安を煽ることにしかなりません。
反対に独自ドメインによるきちんと運営された公式サイトがあり、その中で店舗内装やキャストの在籍状況、店のイベント開催状況といった様々な情報が取得できれば、「キャバクラで働きたい」と考えている女の子達も「問題の無い店だ」と考えられることでしょう。また公式サイト内でもきちんと求人情報・条件等が掲載されていれば、女の子達も「求人サイトでの提示条件に嘘が無い」という安心感を得られるわけです。
キャバクラ求人サイト集客成功事例
熊谷市キャバクラ「デュー」「クイーン」の求人サイトでは、入店前のキャスト側の不安を見事に払拭するような「お店の取り組み」情報を公開していますので紹介します。
キャバクラ業界のイメージですが、「怖い人がやっているのではないか?」ですとか「一度入店すると辞めさせてもらえない」「お客様の層が悪い」「厳しいノルマがあるのではないか?」このようにネガティブイメージを思われる方が多いのではないでしょうか。
当店では、そのようなイメージの改善に取り組んでおります。特に「女性にとって働きやすい職場環境」づくりに力を注いでおります。
車で通ってくるすべての人には駐車場を提供し、そのような人だけではなくお酒を飲みたくないという場合には、ノンアルコール飲料の用意をしておりますので決して強いることはありません。電車で通ってくる人には、終電に間に合うようなシフトを組み、仮に過ぎてしまった場合には車で送迎するなど、万全の体制を組んでおります。
更に「以前、お店で働いていた先輩キャスト」と店長との2ショット写真を掲載!!笑顔の写真を掲載することで安心度が格段に上がるというわけなのですね。
出典:https://legend-planning.com/
3.多数のSNS等をまとめる「情報発信基盤」とする
Facebook、twitter、LINE等のSNSの利用率は年々上がっており、2016年末には6,800万人を突破し、2018年末には7,500万人近くにまで増加するとも予測されています。キャバクラ・スナックの集客を上げるマーケティングを考える上で、SNSマーケティングという要素はもはや外すことのできない存在と言えるでしょう。
しかし一口に「SNS」といっても、そのユーザー層・利用するシーンといった特性には大きな違いが見られます。効率的なマーケティングをしていくためには、その特性を掴みSNSを使い分けていくことが大切です。
【SNSの特性】
Facebook:ユーザーの年齢層は比較的高い。実名登録を基本とするため、発言内容は現実世界と同様のオフィシャルなもの・真面目なものとなりやすい。キャバクラ・スナック関連との繋がり・情報シェアを忌避する顧客も少なくない。しかしFacebookで情報発信をすることで、クリーンなイメージを与えることも可能。
twitter:10代~30代の若年層ユーザーが多い。匿名性はSNSの中で最も高い。話題性があれば情報が即時に大量に拡散されるため、認知度を上げたい時に向いている。インパクトのある内容やユニークな内容が好まれる。
Instagram:10代~20代の女性ユーザーが中心。オシャレな写真、イメージの良い写真投稿が好まれる。華やかなキャストの様子やキャストのプライベート等を公開することで、若い女性からの求人応募を増やすといった効果も見込める。
LINE:10代~30代の若年層ユーザーが多いが、近年では中高年利用者も増加。メールの代替品として、ユーザー間の密なメッセージのやりとりが行われやすい。顧客からの問い合わせ対応・店舗の情報発信といった一度来店した顧客をリピーター化させる際に効果が高い。ただし各ユーザーに対するこまめなレスポンスが必要となるため、レスポンス担当者をしっかりと定める必要がある。有料サービス「@LINE」ではクーポン発行等も可能。
キャバクラ・スナックのSNSマーケティングでは、店舗のイメージ等に合わせつつ上記の代表的なSNSの中からいくつかを選び、複数SNSから情報発信を行うことが定番となりつつあります。しかし複数のSNSで、継続的かつ詳細な情報発信を行っていくのはなかなか大変なものです。
またSNSは即時性・即効性には長けているものの、情報の鮮度が落ちやすいという欠点も持っています。例えば数日前に発信した店舗からの「イベント情報」が現在も有効なものであるかどうかを顧客側は判断がしにくいですし、一度見落とした発言を遡ってまで調べるユーザーはほとんど居ません。
このようなSNSの弱点をカバーリングするという意味でも、情報発信基盤として「公式サイト」を持つことが重要になります。
例えばイベント情報について基本的な情報を各SNSで発信し、「詳細はこちら」と公式HPに誘導すれば、公式サイトに訪れた顧客は店舗に関する様々な情報を取得することができます。またSNSからのアクセス流入が増えGoogle、Yahoo!といった検索エンジンによる評価が上がれば、公式サイトがWeb検索において上位表示される可能性も高まるのです。
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ホームページによるキャバクラ・スナックのマーケティング成功事例
ロングテールキーワードでの上位表示が顧客数増加の決め手に
大人の女性キャストを多く揃えているのが自慢のキャバクラA店。しかし最近周囲に競合店が増え、顧客が奪われているのを悩みとしていました。そこでA店は、開店当時に作成したままになっていたホームページを全面的に改善することに。
サイト全体を大人向けの高級感を感じさせるデザインに切り替えた他、キャストのプロフィールページを作成し、「美魔女」「大人の女性」「30代」「話が弾む」といったロングテールキーワードをテキストとして多数織り込むことにしました。
「駅名+キャバクラ+大人向け」「地名+キャバクラ+美魔女」といったロングテールキーワード、複合キーワードを多く盛り込んだ結果、Google、Yahoo!等での上位表示がされるように。「大人の女性とゆっくり飲みたい」「話が弾む女性が良い」という店舗コンセプトに合ったニーズを持った顧客を多く呼び込めた結果、Web流入による常連客も多く掴むことができました。公式サイト改善1年後には、店舗売上を従来比の160%にまで上げることに成功しています。
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新人のキャストの皆様に大変参考になると喜ばれております。
おわりに
キャバクラ・スナックがWebマーケティングで成功をするためのポイントをまとめれば、「信頼感」という点に行き着くのではないでしょうか。ネット人口が増えるにつれ、ネットの匿名性・情報の真偽等に対してのユーザーの意識はより高くなっています。
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