整体院の集客率を変えるWebマーケティングとは?公式サイト作りの3つのポイント

整体

整体・マッサージといったリラクゼーション関連サービスに対する需要は2000年以降爆発的な伸びを見せ、それに伴い整体院・マッサージサロン等の店舗数も激増しています。リラクゼーション関連施設の数は、2017年現在では全国に19万軒以上。セブンイレブン・ファミリーマートといった大手コンビニ8社の全国店舗数(約6万軒)を大きく凌ぐ状況です。

「2時間に1店舗増加」と言われる程の整体院の増加によって、安定した集客に苦労をする店舗も珍しくなくなってきました。「良い技術を提供し、口コミで顧客を獲得する」という昔ながらの方法だけでは、熾烈な顧客獲得競争に勝ち抜けなくなっています。「自分の店舗の良さ」をより多くの人に知ってもらう為には、Webマーケティングを積極的に行うことが大切なのです。

整体院のWebマーケティングの根幹ともなるのが、自院の公式サイト(ホームページ)。しかし「ホームページが無い」「昔作ったままで更新していない」といった整体院もまだまだ多く見られます。集客率を変えるために、まずはホームページ作りを見直してみましょう。ここでは集客できるホームページ作りのポイントや、サイトでの集客に成功した事例をご紹介していきます。

整体院がホームページで集客する時のポイントは?

検索する

1.信頼感をアップさせる

アンケート企業の調査によれば、20代~60代の男女で「整体・マッサージ等に興味がある」と回答した人は全体の65%以上。ところがこの興味の高さに反して、「1年以内に整体院を使ったことがある」という人は25%未満、4人に1人以下という低い数字に留まっています。「興味はあるけれど、行っていない」…この利用者の傾向の大きな原因となっているのが「整体院に対する不安」です。

「痛いことをされるのではないか?」「悪質な経営なのではないか?」…「中の様子」が伺えない整体院に対して、見込み客は様々な不安や疑問を抱いています。また近年では人気整体師のわいせつ行為による逮捕が報道されたことなどで、女性の間では「セクハラ行為があるのではないか?」という不安を抱いている人も少なくありません。

整体院に不安を抱いている見込み客側は、興味を持った整体院についての情報を複数箇所から情報収集する傾向にあります。例えば「エキテン」「ホットペッパーBeauty」等のポータルサイトで探し出した整体院について、更に公式サイト等で情報収集を行い、「信頼できる施設なのかどうか」を何重にもチェックし確認していくわけです。Web経由で顧客を獲得するためには、上記のような見込み客の不安を公式サイト上でしっかりと解消していく必要があります。

内装・外装を見せる

信頼度を上げる上では「見た目」が意外と重要です。人間はパッと見た「第一印象」でヒト・モノに対する印象の70%近くを決めてしまうとも言われています。室内の画像が暗かったり、施設が古く感じられる画像しか掲載されていなければ、その時点で「この整体院はNG」という印象を持たれてしまうというわけです。「清潔感がある」「明るい」「リラックスできそう」と感じられるような内装・外装写真を必ず掲載し、見込み客側の不安を払拭していきましょう。

デザインで「新しさ」を感じさせる

見た目での信頼感アップという意味では、サイト全体のデザインにも当然ながら気を配る必要があります。例えば2000年頃に多く作られたhtml形式のホームページに対して、特に20代~30代の若年層世代はパッと見て「古い」「野暮ったい」といった印象を憶えます。このようなデザインの古さは、「実店舗が古い」「技術が古い」というイメージに直結されるのです。

「古い→清潔感が無い→信用できない」という見た目から植え付けられたマイナスイメージを払拭するのは非常に困難であると言われています。いくらキャッチコピーやテキストで技術力の高さを訴えても、デザインが良くなければ見込み客は中身を読んでくれません。「サッパリした清潔感がある」「誠実さがある」「カジュアルで行きやすそう」といった適度な新しさを感じさせるサイトデザインを心がけることが大切です。

スタッフ紹介をする

人間には「顔が見えない相手」に対して過剰な不審感・不安感を持つ傾向があります。施術者・スタッフの顔がわからない公式サイトをいくら展開させても、見込み客側は「どんな人が出てくるのかわからない」という懸念を抱き続けるため、来院というアクションにはなかなか結びつきません。

反対にスタッフ・施術者の顔写真を掲載すると、人間は「顔を出したのだから、悪いことはしないだろう」「自分に危害を加えたり、騙そうとはしないだろう」と無意識のうちに感じ、警戒感を解きます。更に親しみやすい笑顔や誠実そうな態度が写真から見えれば、見込み客側はまだ会ったことが無いスタッフに対して親近感を憶え、「この人なら大丈夫そう」という感情を持つのです。某通販会社の営業では、社長の顔出しをしたことで売上が300%にも伸びたという記録も残っています。スタッフの顔出しは信頼獲得・売上アップのために必須というわけですね。

スタッフの技術力をアピールするために、顔写真等と合わせて経歴・今までの症例件数等を数値で示していくのも良いでしょう。またスタッフの趣味(食べ物や飼っているペットの話等)を合わせて掲載することで「人となり」を示し、親近感を更に湧かせるのも手です。

施術のプロセスを見せる

整体に初めて行く見込み客は、「どんなことが院の中で行われるのか」を知りたがっています。カウンセリング→着替え→施術中のプロセスをできるだけ丁寧に解説した方が、利用者の不安・疑問はより深く解消され、信頼感へと繋がることでしょう。テキストでの説明だけでなく画像と合わせてプロセス解説を行い、視覚的な説得力を持たせることも大切です。

2.モデルケース紹介・利用者の声を掲載する

見込み客に「この整体院に行こう」と思わせる大きな要素となるのが、「ベネフィット」の提案です。ベネフィットとは、サービスを利用することで見込み客側が受けられる「結果イメージ」のこと。よくある「サービス自体の特徴(メリット)」とは、以下のような違いがあります。

【メリット例(サービスそのものの特徴)】
・道具を一切使わない手業による療法
・ツボを押さえるマッサージでリンパの流れがアップ
・1ヶ月に1度でも回復効果が得られる 等

【ベネフィット例(顧客側が受けられる良い結果)】
・長年悩んでいた四十肩が良くなって気分スッキリ
・頭痛がおさまって仕事がはかどるように
・頬の位置が上がって若く見られるようになった
・下半身太りが解消して細いジーンズが履けるようになった 等

メリットとベネフィットの違いが伝わったでしょうか?見込み客側が本来求めているのは「整体」というサービスそのものではありません。「整体によって、より良い生活を送れるようになった自分」こそが見込み客の欲しいものです。これを具体的にイメージさせられれば、見込み客側は「ここに行けば求める結果が得られる」と考え、来院というアクションに繋がるわけですね。

ベネフィットを見込み客側に見せる方法には様々なものがありますが、整体院の場合には「お悩みのモデルケース(改善例)」や「お客様の声」を掲載する方法が効果的であるとされています。手書き風のフォントを使って利用者の声を掲載すれば、更にリアル感が増しますね。「頭痛」「冷え」「小顔」「猫背」等、院が得意とする様々な施術パターンのモデルケース・利用者の声を掲載しておきましょう。

3.サブコンテンツの充実でニーズを掘り起こす

整体院がwebで獲得すべき顧客は、必ずしも「いま、整体院を探している人」だけではありません。いま現在、何らかの体の不調を感じてweb検索をしている人に「整体」という解決法を示し、整体院への来訪へと繋げることも大切です。

「整体ができることが何なのか?」という点は、まだ多くの人に知られていません。「睡眠障害」「疲れが取れない」「下半身太り」といった症状に悩んでいる人は、「その症状を改善したい」と思ってはいても、すぐには「整体」という解決法を思いつかないことでしょう。このような人達が検索するワードに対応したサイト作りをしていけば、多くの利用者を開拓することができるというわけですね。webユーザーのニーズを掘り起こす方法としては、サブコンテンツの設置が挙げられます。

【サブコンテンツ例:『体の悩み相談室』を設置】
・下半身太りの原因について5つの原因を解説
・自宅でできる下半身太り対策(食生活、運動等)を解説
・原因の中で「骨盤の歪み」「冷え」について解説
・骨盤の歪み・冷えを解決する方法として「整体」を提示

例えば上記のようなサブコンテンツを設置しておけば、「下半身太り 原因」「下半身太り 冷え」といったワードで検索をしてきたユーザーが自院公式サイトにアクセスをしてくることになります。整体院による「下半身太り」についての適切な説明を読んで満足をしたユーザーは整体院に対する信頼感をアップし、「自分での対策ができない場合にはこの院を選ぶ」という将来的な選択候補に挙げていくわけです。

このようなユーザー獲得方法は「コンテンツマーケティング」と呼ばれています。ユーザー側が知りたい情報をこまめに提供していけば、Google、Yahoo!といった検索サイトからも良質なサイトであると判断され上位表示されるようになりますし、多彩なキーワードが掲載されることでSEO対策としても有効です。コンテンツを充実させるには時間と手間がかかりますが、サブコンテンツを充実させた整体院の中には全顧客の70%近くを公式サイト経由でひき込んでいるところもあります。長期的な顧客獲得を考える上で、大量のユーザーを誘導できるコンテンツマーケティングは必ず行っておきたいものと言えます。
コンテンツマーケッティング導入推移※コンテンツマーケティングを用いた訪問者増加の推移イメージ

 

自院ホームページによる整体院のWebマーケティング成功事例

若い女性向けのサイトデザインで顧客を大量獲得

女性在籍スタッフが多く「女性向けの整体院」であることを強みとしてきた整体院A。しかし若年層の顧客がなかなか獲得できない点を悩みとしていました。そこで整体院Aは、開業以来10年以上そのままにしてきた公式サイトを全面的にリニューアルし、20代~30代の若い女性層を取り込むことにしたのです。

「病院っぽい」「堅苦しい」と言われたサイトデザインは、白と水色を使った爽やかで明るいデザインに変更。一見するとマッサージエステサロン、ヨガサロンのようなカジュアルなイメージを持たせました。また施術中のプロセス説明等でも若い女性モデルを採用。「女性スタッフによる施術だから安心」「半個室だからプライバシーも気にならない」といった女性のこだわるポイントも画像と合わせてしっかりとアピールしました。

更にサブコンテンツとして「女性のからだの悩み特集室」として、「生理痛が重い」「PMSが辛い」「顔が老けてみえる」といった様々な悩みの原因や対処法を指南するページも開設。サブコンテンツを含めた全ページ右上には予約フォームへのボタンを表示させ、スムーズな来訪アクションも誘導しています。

自院ホームページの改善以降、アクセス数・ユニークユーザー数は従来比の500%近くにまで上昇しました。「女性向け」「初心者でも行きやすい」といったサイトイメージへの反応も良く、狙い通りに20代~30代の女性来院数が増加。「若い女性が気軽に行ける整体院」というイメージが定着した結果Web上での口コミ数も増加し、集客率をマーケティング改善前の190%近くにまで伸ばすことに成功しています。

 

おわりに

携帯電話所有者のうちスマホ利用者率が70%・タブレット利用も41%にまで上昇している現在、見込み客側の情報収集方法は今後更に「インターネット」に傾いていくことは確実であると考えられます。Webマーケティングに力を入れるかどうかで、1年後だけでなく5年後・10年後の集客も変わってくることでしょう。まずは「見込み客側」の視点に立って、客側の求める情報提供ができているかどうかを見直すことが大切です。

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