政府の緊急事態宣言の影響でキャバクラが大幅な営業自粛を迫られる中、オンライン型のキャバクラ「Zoomキャバクラ」が人気を集めるようになっています。「うちの店もZoomでキャバクラをオンライン化してみようかな」と考えている経営者の方も多いのではないでしょうか?
ただZoomキャバクラ・オンライン型キャバクラでは、準備過程や運営の中でいくつか注意すべきポイントがあります。適当にサービスを始めてしまうと、大切なお客様を逃してしまうかもしれません。
お客様に快適にオンラインキャバクラを楽しんでいただき、売上アップに繋げるためのポイントをしっかり押さえていきましょう。ここではZoomキャバクラのやり方の中でも、特に注意しておきたい5つのポイントを解説していきます。
お好きな見出しからどうぞ
1.オンラインキャバクラに必須!キャストの通信環境は?
ズームキャバ、オンライン型のキャバクラでは、パソコンやスマホを使った「ビデオ通話」でお客様とキャストが会話をします。そこで大切になるのが、キャスト側の通信環境です。
ビデオ通話はギガが減る!
ZoomやLINE等を使用したビデオ通話は、通信に多くのデータ容量が必要になります。カンタンに言えば「ギガが減る」「ギガがなくなる」ということですね。
10分 100MB
1時間 600MB
2時間 1.2GB
10時間 6GB
週5で1日3時間お客様と話すだけでも、1週間で9~10GB、1ヶ月で36~40GBが消える換算です。売れっ子になればこの倍、3倍のギガが必要になることでしょう。動画を観るほどではないですが、かなり激しいギガの減り方ですよね。
ビデオ通話でギガが無くなる(通信量の制限が来る)と、通話が途切れる/映像が乱れるといったトラブルが発生します。最悪の場合、通話が突如切断されたり、再度繋げなくなる可能性もゼロではありません。このようなトラブルがあっては、お客様を確保することは難しくなってしまいます。
ガッツリお客様をつなぎとめたいキャストほど、次のような通信環境ではNGということになります。
一般的なスマホの通信プラン(データ容量・通信制限があるタイプ)
安価なレンタルWi-Fiの通信プラン(1日の通信量制限1GBまで等)
自宅にネット回線を引くのが最強
Zoomキャバクラ・オンライン型キャバクラでの通話を絶対に安定させたい!ということであれば、自宅にインターネット回線を引くのが最もおすすめです。光ファイバーやCATV等であれば速度制限が一切入ることなく、安定したデータ速度を保持してくれます。
ただ回線引き込み工事が必要となるため、初期費用と手間がかかるのがネックです。
ポケットWi-Fi・WiMAXを契約する
ポケットWi-FiやWiMAXは、家でも外出先でもルーターひとつでネット接続可能なのが魅力です。通信制限無制限のプランが月5,000円~7,000円前後であります。
ただ、ポケットWi-FiやWiMAXは建物内の場所によっては通信が弱くなるのがネックです。またデータ容量無制限のプランでも、一気に使うと通信速度制限がかかることも。例えばWiMAX2+サービスの場合、直近3日間で10GB以上の通信があると通信速度制限がかかります。
また契約期間縛りが長く、3年縛りがザラというのも難点のひとつと言えるでしょう。
ポケットWi-Fiをレンタルする
ポケットWi-FiやWiMAXは、本契約せずにレンタルすることもできます。自宅内での通信速度や使い心地を試すという意味でも、レンタルからスタートしてみるというのは良い手と言えそうです。
なおレンタルWi-Fiも1、料金が1日80円くらいのものだと通信速度制限が月5GBまでだったりするので要注意です。1日200円(月6,000円)以上のもので、データ容量無制限タイプのものを選びましょう。また直近3~4日間の通信速度制限ができるだけ緩い会社を選ぶことも大切です。
2.PC?スマホ?Webカメラは?オンラインキャバクラの通信機器
ズームキャバクラ(オンライン型キャバクラ)を始めるために、キャスト(キャバ嬢)側の通信機器をチェックすることも大切です。
ZoomキャバクラではPCが使いやすい
オンラインキャバクラのビデオ通話で『Zoom』を使う場合、通信機器ではノートPCがもっとも便利と言えそうです。これには次の4つの理由があります。
2)バーチャル背景をトーク前に設定しておける
3)SnapCamera等の外部カメラ機能と連動させられる
4)通話中の画面の画角や目線が安定しやすい
特に1)と2)の表示等の設定面での便利さでは、PCの方がスマホに大きく勝ります。これは『Zoom』が元々ビジネス向けのツールだからというのが大きな理由なのでしょう。元々がPCを使って会話する人のためのツールで、スマホはあくまでもサブといった捉え方になっています。
これからPCを準備するということであれば、次のようなノートPCがおすすめです。
Webカメラ内蔵型であること
Webカメラの性能が比較的安定していること
高速通信に対応できるスペックがあること
アウトレット・中古パソコン専門店【PC─X】
自社によるパソコン再生で安価を実現!【中古パソコン通販 パクス】
デスクトップPCではWebカメラの準備を
デスクトップ型PCで『Zoomキャバ』をする場合には、別途Webカメラを準備する必要があります。また現在お持ちのノートPCの内蔵カメラの性能がいまひとつ…という時にもWebカメラを新調した方が良いでしょう。
BUFFALO/Logicool等のメーカー品の方が性能が安定
マイク内蔵型であること
HD画質に対応していること
視野角が200度くらいあること
スマホはカメラ性能チェック+スタンド準備
『Zoom』のスマホの動作環境は次のようになっています。
【Zoomモバイルの動作環境】
iOS 7.0またはそれ以降
Android 4.0xまたはそれ以降
かなり古いスマホでも、Zoomアプリは一応動かすことはできそうです。ただ、スマホでZoomキャバを行う場合には、スマホのカメラ性能チェックも忘れずに!端末代金が安いいわゆる「格安スマホ」だと、ビデオカメラの性能が悪くお客様にキャストのかわいさがまったく伝わらない…という可能性もあります。
20分~30分という長丁場で手持ちの状態でしゃべると、画面はかならず揺れたり乱れたりします。お客様によっては不快感を覚える可能性も高いです。
機器はお客様に合わせるのが理想的
Zoomキャバ・オンライン型キャバクラでは、相手のお客様の環境に合わせてこちらの利用機器を切り替えられるのがもっとも理想的と言えそうです。相手がPCならばPC、スマホならばスマホでお話をするというわけですね。
オンラインキャバクラでも売れっ子になりたいのであれば、Webカメラやスマホ等の機器にもある程度投資をした方が良さそうです。
3.キャスト(キャバ嬢)の部屋の準備
Zoomキャバ、オンライン型のキャバクラでは、キャスト(キャバ嬢)が出勤せず自宅からでもお客様とおしゃべりができるのが大きなメリットです。ただし、オンライン型キャバクラで自宅(または事務所等)を使う場合には、次のような準備をしておく必要があります。
カメラの設置場所を決める
部屋の中のどこにカメラを設置するかを決めましょう。カメラを起動してみて、実際の画角を細かくチェックしてみてください。
ノートPCの場合だと設置場所は「PCを置く場所」に限定されてしまいますが、外付けのWebカメラやスマホの場合はある程度自由に設置をすることができますね。カメラを設置するときには、次のような点に気をつけます。
窓を映さないことが大切
窓の映り込みは可能な限り避けた方が良いです。これには次のようなデメリットが挙げられます。
逆光で顔が暗くなる
カーテンの色や光でバーチャル背景が表示しにくくなる
家の場所やプライバシーが割れやすくなる
窓ではなく「壁」を背にできるような位置にカメラを設置しましょう。
生活感を見せない
「バーチャル背景があるから大丈夫」と、部屋を片付けないのは絶対NGです。後述しますが、ZOOMのバーチャル背景はふとしたことで消えてしまうことがあります。
万一背景が消えた場合でもお客様をガッカリさせることが無いように、生活感があるものが見えない角度でカメラを設置しましょう。
少し上から撮影すると小顔効果
スマホのカメラはWebカメラは、広角レンズと似た特性を持っています。広い空間を撮影するためにピントを広く合わせられるのですが、「手前を大きく、奥を小さく」という遠近感を強調しやすいのです。
そのため少しでも顔の下側から撮影をすると、アゴが伸びたり二重顎に見えてしまうことも。ノートPCやWebカメラ・スマホは「高い位置」に設置して、少し上から撮影することを意識しましょう。
照明・ライトを用意する
自宅での撮影だと、照明はおおむね天井にある主照明のみということになります。これだと顔には影が落ちやすく、顔色がくすんでみえてしまいがちです。いくらキャスト(キャバ嬢)がきれいにメイクをしても、お客様側は「いつもよりかわいくないな」と感じてしまいます。
ZOOMキャバ・オンライン型キャバクラでお客様に「きれいでかわいいキャストだな」と思わせるには、顔色を明るくする「別の照明」は絶対必要です。
スマホに挟むタイプの「自撮りライト」でも構いませんが、クリップ型ライトだとモニターが見えにくくなり、通話中のお客様の様子が確認しにくいのが難点。三脚型のビデオライトや、クリップで机などに設置できる大きめの自撮りライトを準備しておくと良いでしょう。
Amazon等であれば、10段階光量調節タイプの自立型自撮りライト用でも1,500円~2,000円前後で買うことができます。
自撮り棒と自撮りライトとマイクスタンドがセット!
顔を盛りながら自撮りやコスキャスがしやすい!!
私はマイクは使わないけれど、ライトとスマホの位置を完璧に保ったまま撮影ができる!
そしてライトの種類も多い!
スマホは全機種対応!最高! pic.twitter.com/t4avaWT4kc— 奥寺 テーラ (@fukurou_talla) July 12, 2018
4.バーチャル背景を使う時の注意点
オンライン型キャバクラの通話に『ZOOM』を使う場合には、人物のうしろに「バーチャル背景」を設定することもできます。
「バーチャル背景」はZOOM側で用意してあるものが数種類ありますが、別途撮影した画像でもOK。店内イメージした画像や自店舗で撮影した画像等を使えば、キャバクラ感を盛り上げることも可能です。
バーチャル背景を使えば、キャスト(キャバ嬢)側のプライバシーを守れるのも大きなメリットのひとつと言えるでしょう。ただしバーチャル背景を使うには、次のような点に注意する必要があります。
人物の後ろは一色だけにしておく
バーチャル背景を使う場合、もっとも理想的なのは人物の後ろをグリーンバックにしておくことです。緑色(または青色)の布を後ろにかけておけば、きれいにバーチャル背景を映し出すことができるでしょう。
グリーンバックが難しい場合には、とりあえず「白い壁だけ」「ブルーのカーテンだけ」といったような、シンプルな状態に部屋を片付けておいてください。小物や窓、カレンダー、ポスター等で色がごちゃごちゃすると、その部分がバーチャル背景にならず画面が落ち着かなくなります。
服の色に要注意!
ZOOMの「バーチャル背景」では、自動または手動で指定した色の部分がバーチャル背景に置き換わります。
そのため、例えば「白い壁の部分を宇宙柄の背景にして」と設定しておくと… 服の色が白い場合、そこも「背景」と認識されて、宇宙柄になってしまうんです!
バーチャル背景をきちんと映し出すには、バックの色と人物の色(服を含む)が混ざらないようにすることが大切です。白い壁の前に立つなら濃い色の服を着るといった対策をしましょう。
バーチャル背景に頼りすぎない
上でも触れましたが、『ZOOM』のバーチャル背景は、次のようなアクションで唐突に消えてしまうことがあります。
手や顔をカメラに近づける
一時的に離席する
小物を手に持つ 等
バーチャル背景に頼りすぎてしまうと、背景が消えた時に一気にしらけた雰囲気になってしまう可能性も。「バーチャル背景は添え物程度」と考え、万一消えた場合でも問題が無いように対策しておくことが大切です。
5.公式サイトを充実させる
ズームキャバ等のオンライン型キャバクラを成功させるには、公式サイト等のネット上での宣伝や説明を欠かすことができません。特に次のような点には力を入れましょう。
Zoomキャバのシステムをわかりやすく
2020年5月現在、ズームキャバやオンラインキャバクラは「まだ使ったことが無い」というお客さんの方が多いのが現状です。誰もが初めて使うサービスには不安を感じますし、楽しみ方がわからない人も居ることでしょう。
ズームキャバの公式サイト上では、まずシステムをわかりやすく説明することが大切です。図解や写真等を添えて、お客様の興味をそそりましょう。
キャストの在籍状況はリアルタイムで
公式サイトとLINEやTwitter等のSNSを連動させて、キャストの在籍状況や予約状況等をお客様にリアルタイムでお伝えするようにしましょう。
キャンペーン価格で心理ハードルを下げる
特に年齢の高いお客様ほど、使ったことの無いサービスに対しては「敷居が高い」と感じてしまいがちです。初回料金をオトクにする等のキャンペーン展開を行い、まずはとにかく一度お客様にZoomキャバを試してもらうようにしましょう。
無形商品可能なオンラインショップを活用
無形商品可能なオンラインショップで作成されましたオンラインキャバクラ・ホスト
オンラインキャバクラ【澪・ミオ】
オンラインホスト【ズムホス】
おわりに
Zoomキャバクラ・オンライン型キャバクラの準備のポイントはいかがでしたか?いくつかのポイントに気を配るかどうかで、ズームキャバに対するお客様の印象は大きく変わります。細かな点まで手を抜かず、上質なサービスを提供できるようにしましょう!
こんにちは。【検索上位表示ホームページ制作】中小企業様の集客に特化したコンテンツ作成&Webマーケティングのアドバイザーをしております。貴社の魅力を引き出し大企業と渡り合えるコンテンツ作りには自信がございます。Web事業歴15年目。「地域一番を目指したい」と言うweb担当者様お気軽にご相談ください。