インターネット広告6種類のメリット・デメリットを徹底解説!

インターネット広告

インターネット広告は、webマーケティングの手段の中でも重要かつ基礎的なもののひとつです。しかしこの10年でもネット広告の種類は拡大しました。「実はインターネット広告の種類の違いがわからない」「どのネット広告に出稿したらいいんだろう」と悩んでいるマーケティング担当者の方も少なくないことでしょう。

ここではインターネット広告を6種類に分けて、そのメリット・デメリットを初心者にもわかりやすく解説していきます。広告・宣伝に悩む人はぜひ参考にしてみてください。

インターネット広告(媒体費)推移
出典:【総務省】インターネット広告(媒体費)推移

お好きな見出しからどうぞ

1.リスティング広告のメリット・デメリット

リスティング広告
リスティング広告は、インターネット広告の種類の中でも代表的な存在のひとつです。リスティング広告では、ユーザーが検索した時に使ったワード(キーワード)に連動して、検索結果に広告が表示されます。そのため、検索連動型広告・検索広告と呼ばれることもあります。

リスティング広告では、費用(広告料金)は広告がクリック(タップ)された回数で決まる仕組みです。そのためペイ・パー・クリック(PayPerClick)という英語の名称を略してPPCと呼ばれることもあります。

実例
Googleで「英語教室 千代田区」と検索をしてみましょう。PC画面の場合は、検索結果1ページ目の最上段に英会話教室の広告が4つ、ページの下段3TUにも英会話教室の広告が表示されます。スマホの場合は、検索結果1ページ目の下段に【広告】と銘打った英会話教室の広告文章が入れられています。

リスティング広告のメリット

出稿料金が比較的安い

リスティング広告の出稿料金は検索エンジンによって異なるものの、最安で月1,000円程度から始めることができます。始めてインターネット広告に取り組む小規模事業主や店舗経営者にとっても、ハードルが低い価格設定です。

検索キーワードを自分で決められる

ユーザーがどんな検索キーワードを入れた場合に広告を出すかは、自分で好きに設定することができます。ただし人気キーワードの場合だと他社との競合も激しいので、その線引きを考えることも大切です。

広告文は自分で考えることができる

広告部分にどのようなキャッチコピーを入れるかも、自分で好みのものを設定可能です。絵や動画を入れる必要は無いので、自社で宣伝文を考えてコストを浮かせることもできます。

管理画面の設定もカンタンで手軽

リスティング広告では広告用のアカウントもすぐに取得することができますし、広告管理用の画面設定もシンプルです。「インターネットにそこまで詳しくない」という人でも、気後れすることなく宣伝に取り組むことができるのは魅力と言えるでしょう。

リスティング広告のデメリット

キーワードによってはユーザ分母が小さい

リスティング広告では、設定したキーワードを検索するユーザーにしか広告を表示することができません。

あまりにもニッチすぎるキーワードであったり、ユーザーが使わないような言葉を設定すると、検索母数が小さくなりすぎて宣伝効果が落ちてしまいます。

検索母数が流動的

ビッグワード(大量の検索数があるワード)を除くと、検索の母数は流動的です。例えば2019年には「タピオカ」の検索数が急上昇してYahoo検索大賞を受賞していますが、2020年には検索数は大幅に減少しています。リスティング広告では、常に同じユーザー数を獲得できるとは限りません。

2.ディスプレイ広告(バナー広告)のメリット・デメリット

ディスプレイ広告(バナー広告)
ディスプレイ広告とは、サイトやアプリの「広告枠」に表示されるタイプの広告のことです。バナー(画像)で表示されるタイプの「バナー広告」が多いですが、テキストタイプのものもあります。

検索結果の上下に表示されるリスティング広告に比べると、ディスプレイ広告は「これは広告なんだな」というのは初心者の方にもわかりやすいのではないでしょうか。ハッキリとわかりやすい昔ながらの広告であることとその仕組みから、バナー広告は「純広告」と呼ばれることもあります。

実例
https://kakaku.com/pc/
人気の価格比較サイト「価格.com」の「パソコン」ページ。PC版では中央上部と右側上部にバナー広告枠(ディスプレイ広告枠)があり、企業や製品等の広告が表示されます。スマホ版ではページの下部にスクロールすると、バナー広告枠が2つあることがわかります。

ディスプレイ広告(バナー広告)のメリット

誰に対しても広告表示できる

ディスプレイ広告はリスティングとは違って、検索キーワード等に縛られることがありません。掲載先・設定した広告表示回数等に伴って、確実にユーザーに広告を見せることができます。

認知度アップに効果的

例えば上記の例の価格.com等の人気ページ、人気アプリ等にバナー広告を掲載すれば、多くのユーザーの目に触れて認知度を上げることができます。新製品や新サービス等の広告にもうってつけです。

ディスプレイ広告(バナー広告)のデメリット

費用が高額になることも

リスティング広告とは違い、ディスプレイ広告は「クリック数」ではなく「広告表示回数」で広告出稿料が決まります。

つまり広告自体の成果にかかわらず、費用が発生するわけです。広告出稿先によっては、効果がなかなか出ないのに費用ばかりが嵩んで高くついてしまう…という恐れもあります。

3.ネットワーク広告のメリット・デメリット

ネットワーク広告とは、広告配信会社が広告をとりまとめて、複数のメディアに対して配信を行う形式の広告です。このシステムを「アドネットワーク」と言います。

上で紹介したディスプレイ広告(バナー広告)が「広告主と掲載媒体が直接的に取引を行う」のに対して、ネットワーク広告は二者間に配信会社が挟まっているのが大きな違い。広告配信会社に依頼をすれば、いくつもの媒体に対して一括して広告を掲載して貰える仕組みなのです。

【アドネットワークの例】

ネットワーク広告のメリット

宣伝業務の効率化ができる

上に紹介した純広告等で宣伝を行う場合、複数のメディアに広告を掲載するにはひとつひとつのメディアと契約をしなくてはなりません。料金の形態等を調べる、設定を行う、広告管理をする… 手広く広告を打とうとすると、その手間は膨大になります。

しかしネットワーク広告であれば、広告主(出稿側)は掲載先メディアとコンタクトを取る必要はありません。配信会社に一括しておまかせができるので、宣伝業務を大幅に効率化することができます。

宣伝効果の比較がしやすい

ネットワーク広告の場合、広告効果のデータも一括して把握することができます。項目や形式等も一律のデータが得られ、媒体間での効果も比較しやすいのは魅力と言えるでしょう。

ネットワーク広告のデメリット

出稿メディアを選べない

ネットワーク広告では、原則として出稿媒体を広告主が選ぶことはできません。そのため予測していないサイト・アプリ等に広告が出稿される可能性もあります。これを回避すべく、運用時のターゲット指定を丁寧に行う等の対応が必要です。

4.SNS広告のメリット・デメリット

SNS広告とは、FacebookやTwitter・Instagram等のソーシャル・ネットワーク・サービスに広告を出稿したり、有名人等を用いてそのSNS内での話題となるように仕向ける宣伝手法のことを言います。

【広告出稿できるSNSの種類】

  • Facebook:本名登録が基本のSNS。日本ではビジネスシーンで用いられることが多い。
  • Instagram:写真掲載がメインのSNS。若年層・女性層の人気が高い。
  • Twitter:Facebookとは対照的に匿名性が高い。リツイート機能で爆発的に情報が拡散される傾向がある。
  • LINE:近年ではファミリー層・高齢層にも浸透。メールに代わる通信手段にもなっている。
  • Tik Tok:動画がメインのSNS。若年ユーザー層が非常に多い。

SNS広告のメリット

超低コストでの出稿も可能

SNS広告の場合、出稿料金の最安値は100円から。驚きの低コストから広告をスタートすることができます。月額数百円といったきやすさから、法人ではなく個人で広告出稿するユーザーも多いほどです。

この価格ならば、例えば「試しに広告を出して、手応えをテストする」といった宣伝の練習を行うこともできます。

細かいターゲティングができる

例えばFacebookであれば、ユーザーの年齢や性別、居住地等によるターゲットの絞り込みを行うことが可能。またTwitterでは、SNS内での検索キーワードやフォロワー、興味がある分野等に合わせて広告表示を行うこともできます。

細かくターゲットを指定して広告表示を行うことで、高い精度の宣伝効果が期待できるというわけです。

SNS広告のデメリット

使い分けが難しい

上の「SNSの種類」で軽く説明しましたが、一口にSNSといってもそのユーザー層・特徴・ユーザーの指向性等はまったく異なります。例えばFacebookでウケるタイプの広告が、Twitterではまったくウケないというのは常識です。
まずは各SNSの動向・特徴を掴み、製品やサービスに合ったSNSから広告を展開することが重要と言えます。また複数SNSで広告展開をするには、同じ製品でもSNS毎に画像や広告文等を変えて、そのSNSの雰囲気に合わせる手間も必要となります。

5.アフィリエイト広告

一番満足している ASP サービスNPO法人アフィリエイトマーケティング「アフィリエイト・プログラムに関する意識調査2019」

アフィリエイト広告とは、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)に登録しているアフィリエイターに、ブログやSNS・サイト・メルマガ等を通じて製品やサービスを紹介してもらうスタイルのインターネット広告です。

広告主はASPに広告出稿を依頼し、ASPが仲介する形でアフィリエイターに紹介ブログ等の制作の募集をかけます。アフィリエイターのブログやメルマガ等を通じ「製品の購買」「資料請求」「来店」等のアクションがあった場合には、その分の料金を広告主がASPに支払い、ASPから報酬がアフィリエイターに払われます。

【アフィリエイト・サービス・プロバイダの例】

アフィリエイト広告のメリット

費用対効果が高い

アフィリエイト広告では、報酬が発生する要素を広告主側が設定することができます。例えば「アフィリエイターのブログから公式ECサイトに遷移し、製品を購入した場合」「資料請求があった場合」「フォームからの予約があった場合」等です。

実質的なコンバージョンが有って初めて報酬が発生するよう設定することもできます。そのためいわゆる「ムダ打ち」がほとんどありません。費用対効果が高い宣伝手法と言えます。

アフィリエイト広告のデメリット

初期費用・月額費用が高額な場合も

ASPを利用するには、一定の初期費用と月額利用料を支払らわなくてはなりません。ASPによっては初期費用が高いこともあり、事業所規模によっては「宣伝に取り入れるのが厳しい」と感じられることもありそうです。

広告管理の手間がかかる

アフィリエイト広告では、ブログ等の内容をアフィリエイター側におまかせするか、逐一広告主側が内容チェックを行うかを決められます。

アフィリエイターやASPに任せれば手間はかかりませんが、最悪の場合には誇大広告やクオリティの低い広告が乱立してしまうリスクも。反対に多量のアフィリエイターのブログを逐一チェックするとなると、マーケティング担当者の手間がかかってしまいます。

6.動画広告のメリット・デメリット

インストリーム広告
動画広告には大きく分けて2種類があります。

1)動画タイプのディスプレイ広告
テレビCMのように動画で広告を作って、サイトやアプリの広告枠に広告を表示させるものです。ディスプレイ広告(バナー広告)が動画になって動くようになったもの、という認識で問題ありません。

2)動画共有サイトへの動画型コンテンツ出稿
You Tube等の動画共有サイトに、動画タイプの広告を出稿する広告形態です。動画ユーザーは誰かの動画を視聴する前や途中で、広告動画を見ることになります。「You TubeのCM」といった具合ですね。

1)の動画タイプのディスプレイ広告は、特徴がディスプレイ広告(バナー広告)とそこまで大きく変わらないので割愛します。ここでは2)のYou Tube等への広告出稿を見ていきましょう。

動画広告のメリット

認知度アップに強い

You Tube動画に挟まれるタイプの動画広告では、ユーザーのクリック・タップ等の動作の必要なく音声や動画を視聴してもらうことができます。テレビCMのように、認知度の大幅アップに繋げることも可能でしょう。

動画広告のデメリット

マイナスイメージを持たれるリスクあり

人気YouTuber等の動画を楽しみにしているユーザーにとっては、動画広告が挟まれることが不快に感じられることもあります。動画の内容・視聴時間設定等によっては、大幅なマイナスイメージを植え付けてしまうリスクもあるのです。

短い時間で印象を残す、その間に「面白い広告だった」と思って貰えるクオリティの高い動画を作るといった工夫が必要になります。

おわりに

インターネット広告の種類は、今後もますます増えることが予測されています。しかし新しいネット広告の種類が必ずしも集客に効果的とは限りません。大切なのは製品やサービスに有った広告の種類を適切に選ぶことです。

まずは各インターネット広告の種類のメリット・デメリットを吟味して、自社や自社製品に合いそうな宣伝1種類からスタートしてみるのも手ではないでしょうか。

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