「集客のためにブログを作ったけど、直帰率が高い」「ちっともアクセスが伸びない…」そんな時には、ブログの「見出し」を見直してみませんか?ブログの見出しはアクセスアップだけでなく、集客・売上といった購買アクションに繋げていくための大切なポイントです。ブログタイトルと合わせて、ブログの見出し作りにもこだわっていきましょう。今回はSEO対策にもなり集客アップにも繋がるブログの見出しの付け方・ライティングのテクニックを「例」にて解説していきます。
お好きな見出しからどうぞ
そもそも「見出し」とは?ブログ見出しの役割
ブログの「見出し」とは、本文の大段落・中段落・小段落といった各構成に付けられる標題のことを指します。例えば今ご覧になっているブログの場合、上記の「そもそも「見出し」とは?~」が大段落の見出し、この下の「1.ブログ見出しはSEO対策にも~」が中段落の見出しということになります。ブログ制作時には、段落構成に合わせてh2タグ~h6タグまでを使用し、見出しを作っていくのが一般的です。
さてこの「見出し」、ブログではなぜ必要なんでしょうか?「タイトルだけじゃダメなのか?」と思う人もいるはずです。確かにアクセスを気にせず、気楽に書く個人のブログならば見出しは必要ないかもしれません。でもアクセスを伸ばし、売上アップを目的手とする集客ブログでは、見出しは欠かせないものなんです。その理由は大きく分けて2つあります。
1.Googleに記事重要度が伝わる
まずはいわゆるSEO対策(検索エンジンによる評価対策)です。Google等のサーチエンジンは、人間が文章を読むのとは異なり「キーワード」を抽出しながら記事が最適なものであるかという評価を下しています。この時、チェックの重要度は「タイトル(h1)→大見出し(h2タグ)→中見出し(h3タグ)…→本文」です。つまり見出しタグにも記事タイトル(h1)に沿ったキーワードが含まれていれば、サーチエンジンは「重要性の高い記事」「質の高い記事」という理解をしやすくなるわけですね。
2.ユーザーが記事の流れ・内容をつかみやすい
見出しの最も大きなメリットとも言えるのが、「読者(ユーザー)側が読みやすい記事になる」という点です。見出しがあるのと無いのでは、ページ表示時の「最初の3秒」での印象が大きく変わってきます。試しに下の例を読んでみましょう。
【A例:ブログに見出しが無い場合】
<タイトル:うますぎ注意!おいしいカレーの作り方のヒント>
カレーのポイントともなるのが玉ねぎの味です。なぜ玉ねぎが美味しさの秘訣となるかというと、熱を加えられたことで旨味が増し、スパイスの代わりとなってくれるからと言われています。玉ねぎを手早く炒めるには、水分が飛ぶまでは強火で、透明になったら弱火にするのがポイント。玉ねぎの色を見ながら炒めていくと焦がさずに炒められます。肉は鍋に入れる前に、あらかじめ塩・胡椒・カレー粉等で下味を付けておきましょう。下味を入れることでコクが出ます。肉や野菜からは、意外とたくさんのアクが出ますので注意してしっかり取ってください。
【B例:ブログに見出しがある場合】
<タイトル:うますぎ注意!おいしいカレーの作り方のヒント>
■玉ねぎをしっかり炒める
カレーのポイントともなるのが玉ねぎの味です。なぜ玉ねぎが美味しさの秘訣となるかというと、熱を加えられたことで旨味が増し、スパイスの代わりとなってくれるからと言われています。
▲玉ねぎを早く炒めるポイント
1)火加減
水分が飛ぶまでは強火で、水分が飛んだら弱火にします。
2)色を見る
水分が飛ぶと透明感が増します。玉ねぎの色をよく見ましょう。
■肉に下味を付ける
肉を鍋に入れる前に、下味を付けておきましょう。下味を入れることで~
▲カレー下味におすすめの調味料
1)塩(あら塩)
2)胡椒(黒胡椒・粒胡椒)
3)ナツメグ
■アクをしっかり取る
肉や野菜からは、意外とたくさんのアクが出ます。「アク」とは何かと言うと~
■大見出し<h2>使用
▲中見出し<h3>使用
どうですか?A例の場合、情報取得するには文章を最初から丁寧に追っていかなくてはなりませんね。必要な情報がどこにあるのかもわからないため、読む手間も大きく感じられます。パッと見た時にも「文字が多くて読むのが面倒そう」と感じられるのではないでしょうか。
反対にB例の場合、読者は「大見出し」を見ることでカレー作りのヒントのポイントに何が書いてあるのかを大まかに把握できます。全体をサッと流して読むこともできますし、「肉の下味は付けていなかったから、そこを読みたい」と見出しの一部をじっくりと読むこともできるわけです。
SEO対策の基本!ブログ見出しの決め方・基礎編
ブログの役割がわかったら、早速ブログの見出しを考える…という前に、まずは見出しを作るにあたって重要なポイントを抑えておきましょう。
見出しにもキーワードを散りばめる
ブログタイトルを決める時に、読者によく検索されるワード(頻出キーワード)を入れるテクニックを使っている人も多いはず。ユーザーが検索に使っているキーワードは、『Googleキーワードプランナー』等のツール(AdWordsアカウントが必要)を使って調べることができますよね。先程の例に沿って、「カレー 作り方」での関連キーワードを探してみましょう。
(例)カレー 作り方
→頻出検索ワード
・本格カレー 作り方
・カレー 作り方 隠し味
・カレー 作り方 基本
・カレー カレー粉
・カレールー 市販
・カレー レシピ 人気
・カレー 作り方 初心者
・カレー 作り方 スパイス
・カレー 炒める 順番
・カレー 野菜 切り方
キーワードとしては「隠し味」「スパイス」「カレー粉」といったものが特に人気。でもこれらのキーワードすべてをタイトルに入れるのは難しいところ。そこで、記事のテーマに沿っているワードをこの中から選び、見出しにも取り入れていくことにします。
≪タイトル:隠し味は?炒め方は?おいしいカレーの作り方のコツ≫
見出し1■意外と知らない!カレーの作り方の基本
見出し2■ここが重要!カレー粉・スパイスの上手な選び方
見出し3■カレーの作り方、隠し味では何が人気?
メインテーマに合ったサブキーワードを散りばめていけば、より多くの人がページを見つけやすくなります。またメインテーマのワード(カレー 作り方)を何度か入れることも大切です。
ブログ見出しの階層を決める
使用タグはh2~h6
ブログの見出しには、前述したとおり「h2~h6」のタグを使用します。「h1」はブログタイトル(記事全体の表題)に使われるタグであるため、使用してはいけません。「デザインがキレイだから」といった理由でh1タグを複数回使うと「記事が適切に構築されていない」とサーチエンジンから捉えられてしまうのです。
基本の階層構造は大見出し(h2)→中見出し(h3)→さらにその中の小段落(h4)…という順番です。
重要キーワードを「大見出し(h2)」に
前述したとおり、検索エンジンは「タイトル→大見出し→中見出し」という順序でキーワードの重要性をチェックしています。メインとなるキーワード、検索の多いキーワードをh4以降の小さな段落に入れても、ヒットがしにくくなるわけです。重要なキーワードは意識して大段落(h2)に入れるようにしましょう。
ブログ見出しの文字数を考える
ブログタイトルの場合、文字数は28文字~31文字が上限とされています。これはGoogle・Yahoo!等のサーチエンジンが検索結果を表示する時、これ以上の文字数だと「…(三点リーダー)」で言葉が省略されてしまうためです。コンパクトかつキーワードをしっかりと入れたタイトル作りが問われます。
ブログ見出しの場合、ブログタイトル程には文字数にピリピリとする必要は無いかもしれません。とは言え、やはり30文字を超えるようなロング過ぎる見出し作りは禁物です。Google等の検索エンジンは、見出しを「文書の構造を表すための要素」として捉えています。h2~h6の見出しタグに100文字といった文字数が入っていれば、「構造が正しくない=不適切なサイト」と認定されてしまう可能性が上がります。
また長すぎる見出しを作ると、サイトの見栄えが悪くなるのもネックです。サイト内の2行にタイトルが渡ると見苦しいですし、読者も内容を読み取りづらくなります。タイトルと同様、25文字~28文字程度を目安とし、コンパクトにまとめることを意識しましょう。
更にアクセスアップ!ブログ見出しの書き方・応用編
前述した「ブログの見出しの作り方・基礎編」を読んで、「では、キーワードが入った短い見出しを作れば良いんだな」と考えた人も多いかもしれません。でも…ひたすら短い見出しというのも、実は効果的では無いんです。ここではまずNG例を挙げて、改善ポイントを考えていきます。
≪NG例≫タイトル:<その冷え、自律神経の乱れ?夏の冷え性対策>
■「冷え」とは
■なんで夏に冷え性になるのか
■自律神経について
■冷えないようにするには
■冷えないためにはこんなことも
■まとめ
上記の例では「夏」「冷え性」「自律神経」というメインキーワードが見出しに一応使われています。また「冷えの解説」→「冷えの原因」→「自律神経解説」→「対策」→「まとめ」という構造なので、そこまで悪くない見出しに見えるかもしれません。でも実は、この見出し付けでは読者からもサーチエンジンからも「魅力的な記事」には受け取られにくいんです。
内容が8割わかる見出しにしよう
上記の「NG例」では、「なんで冷え性になるのか」「自律神経の何が書かれているのか」といった
段落の基本方向性(おおまかな内容)が見えてきません。ユーザーは「一刻も早く情報を取得したい」「無駄なページは読みたくない」と考えていますから、このような「どんな内容なのかがわかりづらいページ」は嫌われます。見出しは「何が書いてあるのか」が適度にわかるようにまとめられたものである必要があるのです。
目安としては、大体内容の80%程度が見出しでわかるように心がけてみましょう。「8割もわかったら、読まれないのでは?」と不安に思うかもしれませんね。でも読者が本当に知りたいのは残りの「2割」。例えば「シャワーが原因で夏冷えに!」と見出しで書いてあれば、その「理由」を読者は知りたいと思い、本文を読み進めることになります。
あいまいなワードを避けよう
上でも述べましたが、サーチエンジンは人間とは違い「ロボット」です。ロボットサーチは特に日本語の曖昧表現を抽出することを苦手としています。日本語を使用する「人間」の場合、「冷えないようにするには」と書いてあれば、「冷えないようにするには(どうしたらいいのか)が省略されている」という意味だと受け取りますよね。「冷え対策について書かれている」とはある程度は理解できます。
でもロボットは、このような省略表現や「こんなこと」「あんなこと」「どうすれば」といった曖昧表現を読み取れません。結局抽出できるワードは「冷え性」「自律神経」「冷えない」程度であり、構造がしっかりとしたページであるとは判断されにくいんです。
サーチエンジンに内容を理解させやすくするには、「夏の冷えの原因」「夏冷えの対策」「自立神経の影響」といったハッキリした単語・熟語を入れていく必要があります。
ブログのターゲット層を意識した文章表現
「夏の冷え性」に困るターゲット層と言えば、その多くは女性ですよね。20代~30代位の女性をメインターゲット層であると仮定してみましょう。この場合、「なんで~なるのか」「~について」「~とは何か」といった文末表現は硬すぎます。ターゲット層はまるで病院や大学等で教わっているかのような堅苦しさ・冷たさを感じ、ページを読み進めにくくなるのです。
・若年層ターゲットではカジュアル表現も取り入れる
・女性向け(美容・健康・料理等)では口語表現が好かれやすい
・初心者向けのノウハウでも柔らかな語りかける表現が好まれる
・男性向け(経済・経営・クルマ等)の専門知識では硬めな表現が好まれることも
メインのターゲット層を絞り込み、読者ウケの良い見出し作りを考えることも大切です。もちろんブログ本文との印象が大きく違うというのも良くありません。カジュアル文体にするのならタイトルもカジュアル寄りに、大人向け記事にするのならやや丁寧に…といったスタイルの統一を狙うことも大切です。
以上の3つのポイントを取り入れて、前述した例を改善してみました。
≪改善例≫タイトル:<その冷え、自律神経の乱れ?夏の冷え性対策>
■ほてっても冷え性ってホント?夏の冷え症状とは
■シャワーが原因のことも…夏の冷え性になる習慣
■冷え性になるのは自律神経の影響?
■10分のお風呂で改善!夏の冷え性対策
■乾燥ショウガで冷え性が治る?食の対処法
改善例では「冷えの症状」「冷えの原因」「冷え性対策」「対処法」といったワードが散りばめられたことで、サーチエンジンからも内容が読み取りやすくなりました。また「シャワーが原因」「お風呂で改善」「乾燥ショウガ」といった各段落の主な内容が見出しに出ており、ユーザーがザッと流し読みをして流れを掴むこともできます。「ホント?」といった口語表現を使うことで、カジュアルな記事であることもアピールしました。
同じ内容について語っている見出しですが、改善前に比べて初心者や女性にもあたりが柔らかで、ソフトな印象になっています。「優しい」「親切」といった好印象を与えることで、記事が最後まで読まれやすくなるだけでなく、その後の購買・来店といった集客・売上アクションにも繋がりやすくなるのです。
おわりに
アクセスアップ・集客率アップに繋がるブログの見出しの付け方はいかがでしたか?本文が同じものでも、見出しを変えるだけでアクセス数・表示順位・購買アクション等の反応率が大きく変わってくるケースも多数あります。記事の構造や見出しの内容に気を配って、集客率・アクセス数を伸ばしていきましょう!
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