集客方法

ブログ集客で成功する方法とは?「読まれるブログ」を書く3つのポイント

「集客のためにブログを始めたけど、売上に全然つながらない」「SEO対策のためにキーワードを入れているのに、効果が感じられない」…webマーケティングのためにブログを開設した方からは、時々こんな声も聞かれています。でもそのブログ、「読者に読まれるブログ」になっていますか?

いくらSEO対策のためにキーワードをたくさん入れても、アクセスしたユーザーがすぐに引き返すブログでは売上・集客には繋がりません。ブログで顧客を掴むには「最後まで読まれるブログ」「読者が満足するブログ」を書くことが大切なんです。ここではブログ集客で成功するために必要な「読まれるブログ」を書く3つの方法についてご紹介していきます。

1.読まれる集客ブログは「構成」が違う!

blog構成
現在のブログ、全体の構成はどんな風に作っていますか?「特に構成を考えず、文章を書いていくだけ」「日記のように思いついたことを書くだけ」では、顧客を掴むブログにはなりません。

ページにアクセスしてきたユーザーは、ページ全体の構成から「パッと見」の印象を約3秒で決めています。「自分の欲しい情報があるのかわかりにくい」と感じられたら、その場でページを閉じてしまうのです。まずは読まれるブログの「構成」から考えてみましょう。

読まれるブログの基本は「1記事1テーマ」

ブログ構成でまず重要なのは、テーマを絞ること。検索ワードからブログにアクセスしてきたユーザーは、「一刻も早く情報を読みたい!」と考えています。しかしテーマがあれこれと分散していると、ユーザーは「どこに情報があるのか?」と混乱することになります。

【例】「浴衣」+「ヘアアレンジ」+「カンタン」で検索したユーザー
 
1)ブログテーマ「シャンプー選び」+「様々なシーンのヘアアレンジ方法」→情報が探しにくい
2)ブログテーマ「日常的な話題」+「浴衣のヘアアレンジ方法」→情報が探しにくい、ノウハウブログと感じにくい
3)ブログテーマ「浴衣の時のヘアアレンジ方法」のみ→情報はすぐに探せる

1)、2)の方式でブログを書いても、ユーザーにきちんと記事が読まれる可能性は低いですよね。読まれる集客ブログとして理想的なのは3)の構成ということになります。

SEO対策は欲張らない

「SEO対策のためにも、テーマを広げてキーワードをたくさん盛り込んだ方が良いのでは?」と考える人も多いかもしれません。でもひたすらキーワードを多く盛り込んだだけの「読者満足度が低い記事」では、最終的な上位表示を目指すことは難しいです。1記事であれもこれもとキーワードを盛り込むのではなく、コンテンツ(ブログページ数・記事数)を増やす形でSEO対策を行った方が集客効果も上がります。

「中見出し」「小見出し」を作る

SEO対策としては、ある程度文章量がある方がGoogle・Yahoo!等から良質なサイトと判定されやすいと言われています。1記事に対する文章量は、最低でも1,500字~2,000字欲しいところ。テーマによっては5,000字~10,000字クラスの長文ブログが好まれる場合もあります。

しかしユーザー側にとって、1,000字以上ものテキストが「ズラズラ」とひたすら並ぶブログを読むのは苦痛でしかありません。全体の構成がつかめず、最初から丁寧に読み進めていかないと何が書いてあるのかがわからないからです。こんな時に、より「読みやすそう」と感じて貰える構成が「中見出し」「小見出し」ということになります。

1,500~2,000字の場合:500字程度ごとに段落を作り、それぞれ中見出しを3つ~4つ付ける
5,000字以上の場合:中見出しで全体を4つ~5つに分割し、更に500文字程度ごとに小見出しを付ける

中見出し・小見出しでは、段落で触れられている内容をコンパクト(20文字程度)にまとめます。また同時に、この中見出し・小見出しにもユーザーが読みたがっているキーワードを散りばめることも大切です。

リード文からテーマを語る

本文を見出しで読みやすいように分割したら、最初に「冒頭文(リード文)」最後に「まとめ(クロージング文)」をそれぞれ100字~200字程度付け加えます。リード文とは、その記事の概要を示したり、読者を記事に引き込むための文章のことです。

例)レストラン店主によるレシピ指南ブログの場合
<<タイトル 暑い夏でも食欲増進!唐辛子を使ったランチレシピ>>

NG例 こんにちは、××店主の●●です。昨日も暑かったですが、今日も暑いですね。そろそろ海に行きたいなーと思っているんですが、なかなか行く機会がありません…
OK例 「暑い夏だと、なかなか食欲が湧かない」という人、多いですよね。夏の食欲増進にピッタリな食材が「唐辛子」。今回はレストラン××でも人気の唐辛子を使ったカンタンランチレシピについて、作り方やコツをご紹介していきます。

NG例では、最初の60文字の時点でテーマに対してまったく触れられていません。「唐辛子」「夏 レシピ」といったワードで検索しアクセスしてきたユーザーにとって、NG例の冒頭文は「まったく興味の無い情報」ということになります。これでは記事の続きを読んで貰える可能性は低いですよね。

ノウハウを伝える記事を書く場合、リード文では時候の挨拶や名乗りはできるだけ避けましょう。早々に「これが何を伝える記事なのか」を伝えることが大切です。

ブログ構成は「結論」から入る

ブログ記事の場合、構成は「結論」から始めることが大切です。小説等の「読み物」の場合、文章構成は以下のようになることが多いですね。

1)問題提起
2)理由付け
3)結論

【例】
アンチエイジングのために美容液は使うべきなのでしょうか?化粧水では、加齢によって失われがちなヒアルロン酸を十分に補うことができません。また美容クリームで栄養補給を全て行うとすると、油分過多になりがちです。パックであれば栄養補給がしっかりできますが、ケアに手間がかかり、毎日のスキンケアには不向きと言えます。そのためアンチエイジングでは、美容液は必要です。

しかしこの構成の場合、読者は最後の結論を読むまで「美容液が必要なのかどうか」という点がわからずに読み進めることになります。文章全体の主旨が把握しにくく、斜め読み・拾い読み等で気軽に読むこともできません。集客ブログ等の場合には、より伝わりやすくするために順番を以下のようにします。

1)問題提起
2)結論
3)理由付け
4)まとめ

【例】
アンチエイジングをするなら、美容液は必要です。化粧水だけでは、加齢で失われたヒアルロン酸を十分に補えません。美容クリームだけで栄養補給をしようとすると、油分が過剰になりがちです。パックでは美容液と同程度のケアができますが、時間がかかるので毎日のケアには不向きです。毎日きちんとアンチエイジングケアをするために、美容液をスキンケアに取り入れましょう。

上記の例では短い文章例となっていますが、「構成」でも結論から入るのは同じ。リード文から結論を提示し、中見出しで結論に至る理由を述べ、最後にもう一度結論提示・まとめを行うようにします。

 

2.「読みやすい文章」が人気ブログでは必須

「文章を書くのがヘタだから、人気ブログにはなれそうにもない」と諦めていませんか?ブログの文章では「うまい文章」を書く必要はほとんどありません。大切なのは「伝わる文章」「読みやすい文章」を書くことです。読みやすい文章を書くための基本のコツを抑えましょう。

一文の長さを短くしよう

一文がダラダラと長くなると、読者は意味を読み取りにくくなり疲れます。できるだけ一文を短くして、読む側のストレスを減らしましょう。

【NG例】
AさんがB社に行ってCさんに製品の説明をしたところ、Cさんは「今日中にこの製品が欲しい」ということだったのだが、在庫の数が足りなかったのでAさんは本社に再度注文をすることになった。

【OK例】
AさんはB社に行って、Cさんに製品の説明をした。Cさんは「今日中にこの製品が欲しい」ということだった。しかし在庫の数が足りない。Aさんは、本社に再度注文をすることになった。

一文の長さを短くするために、まず「~が、」「~ので、」等の接続助詞を避けるようにしてみましょう。接続助詞で文章を繋げず、一文ずつを独立させて切ります。一文辺りを50文字~60文字程度に留めるようにすると、読みやすいリズムの文章になりますよ。

句読点を読みやすく打つ

読点(、)は読者の読むリズムとなる重要なポイントです。読点をまったく入れないと読者は息継ぎができずに疲れることに。反対に読点を入れすぎると、リズムが乱れて読みにくい文章になります。

【NG例:読点が少なすぎる】
にんにくとオリーブオイルをフライパンに入れたら弱火で香りが出るまで炒めましょう。

【NG例:読点が多すぎる】
にんにくと、オリーブオイルを、フライパンに入れたら、弱火で、香りが出るまで炒めましょう。

【OK例】
にんにくとオリーブオイルをフライパンに入れたら、弱火で香りが出るまで炒めましょう。

特に文章をゆっくりと考えながら入力する人、入力に時間がかかる人だと「読点」を多く入れがちです。文章全体を音読してみると、読点を入れる位置が把握しやすくなりますよ。

漢字・漢字熟語を使いすぎない

漢字の量が多い文章は、その文面が堅苦しく難しそうに感じられます。以下の二文では言っている内容は同じなのですが、パッと見た時の印象はかなり違いますね。

【NG例】
外国為替証拠金取引への挑戦を希望しつつ、仕組みの難解さ・多忙さ等を理由に挑戦を先延ばしにしている人は大勢居ます。しかし現状打破の為には行動を起こす必要があるでしょう。

【OK例】
「FX取引をやってみたい」と思いながら、「仕組みが難しい」「忙しい」とチャレンジできていない人はたくさん居ます。しかし今を変えるためには、行動を起こすことが大切です。

四文字熟語や漢字の熟語を多く使うと、文章の「硬い」「難しい」というイメージが強くなります。
もちろんその熟語でなければ意味が通じない場合には、漢字熟語を使ってもかまいません。ただし、全体的にはできるだけひらがなを多めに使うことを心がけましょう。

「箇条書き」もうまく使う

情報を全部文章だけで伝えようとすると、かえって話が伝わりにくくなることも多いです。例えば以下のような場合には、文章でなく「箇条書き」にした方が内容が伝わりやすくなります。

単語をいくつも並べる場合

例)
【準備するもの】
・パスタ(細めのもの)100グラム
・キャベツ 2~3枚
・明太子 一腹
・しらす 適量
・レモン 一切れ(瓶詰めのレモン果汁でもOK)
・塩 大さじ2

操作手順を説明する場合

例)
1)キャベツは細かくちぎっておく。
2)湧かしたお湯に塩を入れる
3)明太子は包丁で切れ目を入れて、スプーンで中身を出す
4)…

ただし本文のすべてが「箇条書き」になるような作りのブログにしてしまうのはNG。箇条書きだらけの記事はかえって読みにくいです。「手順」の部分は箇条書き、注意点や冒頭文・まとめ文は文章形式にする等、使用する部分を区切るようにしましょう。

 

3.「好かれるブログ」が集客に繋がる

rss
ブログ記事を売上アップ・集客アップに繋げるためには、読者に好感を持ってもらうことが大切ですね。好かれやすい文章を書くためには、どんな点に気をつけたらよいのでしょうか。

「丁寧語ベース」に話し言葉を組み合わせる

集客ブログの文体は、「です、ます」の丁寧語を使うのが基本です。ただ全部を丁寧語にすると堅苦しい印象になることもありますから、店舗・企業のコンセプトによっては「話し言葉」を混ぜても良いでしょう。

もちろんターゲット層を絞込んでいる場合には、この限りではありません。男性向けの記事で「だ・である」文体を使うこともありますし、10代等の若年層向けならばもっとくだけた文体を使うことも可能です。ただ幅広い世代を想定した場合には、「ですます+話し言葉」が最も適していると言えます。

読者に問いかける

まずは以下の2つの文章を読んでみましょう。

【例A】
朝になかなか目が覚めないという人は多いです。ベッドからなかなか出られずに30分も経過して遅刻をしてしまう人も居ます。

【例B】
朝って、なかなか目が覚めないですよね。ベッドからなかなか出られなくて30分も過ぎてしまい、遅刻してしまった…こんなことってありませんか?

例Aよりも例Bの方が、「書き手」が「読者」に顔を向けて話をしていると感じられないでしょうか?「~ね」「ませんか?」といった「問いかけ」の文章が入ると、読者は「そうそう、起きられない」と共感したり「遅刻をしたことがある/ない」と自分の立場で物事を考えます。読者に向けて直接話しかけるように文章を書くことで、読者はより熱心に文章を読んでくれるのです。

「Do」ではなく「Let’s」を使う

「~してください」という「Do文章」を読むと、読者は「命令されている」と感じて拒否感を持ちます。反対に「~してみましょう」という「Let’s文章」の場合、命令的な印象はないため、拒否感は持たれにくいです。

【Do文章の例】
肌が不安定な時には、化粧品の強い刺激で肌が荒れることがあります。このような時に無理に化粧品を使うのは良くありません。続けて使うのは止めてください。

【Let’sの例】
肌が不安定な時には、化粧品の強い刺激で肌が荒れることがあります。このような時に無理に化粧品を使うと、さらに炎症がひどくなってしまうことも。続けて使うのは止めておきましょう。

 

おわりに

読まれるブログのライティングテクニックはいかがでしたか?構成や文章をほんの少し意識するだけでも、ブログ記事をしっかり読んでもらえる確率は格段に上がります。最後まで読まれる「読者満足度が高い記事」を作れば、Google検索・Yahoo!検索での上位表示に繋がる可能性も高いです。早速今日作るブログ記事から、構成や文章の書き方を見直してみましょう!

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