Web制作関連入門

SEO対策の見積り前に!よくある質問6つを解説

    今やWebマーケティングにはは欠かすことができないSEO対策(サーチエンジン最適化)。初めてSEO対策を専門業者に外注する場合には、前もって見積もりを出して貰うことがほとんどですよね。「複数の会社で相見積もりをして、比較をする」という人も多いのではないでしょうか。

    でもこのSEO対策の見積り、ただ出してもらった金額を眺めているだけではダメなんです。ここでは見積もり前に知っておきたいポイントをQ&A形式で7つにまとめて解説していきます。

    1.成功報酬型のSEO対策ならコスト安?

    答えはNO。成功報酬型の場合、条件をクリアした場合の報酬が非常に高額に設定されていることが多いです。「成功しなければ無料」を打ち出す業者では、初期費用が高額に設定されていることも。さらに条件達成のための被リンク数の購入等でスパム判定されるリスクもあるため、あまりおすすめができません。

    成功報酬型でも初期費用は必要

    SEO対策では、依頼をかければ即時で対策が始められるというわけではありません。まずはサイトの現状をしっかりと把握しないと、的確な対策を立てることができないからです。

    【初期分析の施行例】

    • サイト全体の分析:サイト全体の現在の訪問者数やPVC数、ユーザーがどのような経路をたどってサイト訪問をしているか等を調査します。
    • キーワード調査:現状、特にどのようなキーワードで訪問者を獲得できているかを調べます。
    • 被リンク調査:現状獲得できている被リンク数の調査、ならびに被リンクのサイト・参照サイトがどのような傾向にあるかを調べます。

    このような初期費用は、高すぎるのも安すぎるのも問題です。上でも触れましたが、成功報酬型を強く打ち出すSEO業者の場合、「成功しなければ料金発生しません」と宣伝をしておいて、別途の初期費用がとても高いということがあります。

    また反対に「初期費用ゼロ」といった激安価格を打ち出す業者にも要注意。現状調査をほとんど行っておらず、適当にSEO対策をスタートする恐れがあります。

    初期分析は今後のSEO対策の方針を決めるための非常に重要なポイントです。この点を軽視している業者は避けた方が良いでしょう。

    2.複数見積りで金額だけ比較すればいい?

    SEO対策の見積もりを出してもらった時、合計金額だけで判断をしてはいけません。安い!と思ったそのSEO業者の料金見積もりが「コンサルタント料金」だけで、Web制作料金が含まれないことがあります。

    「サイト・コンテンツ制作」の料金の有無は?

    SEO対策の外注業者では、Webサイト(Webページ)やコンテンツ制作の料金までコミコミのところと、既存のサイト・コンテンツの改善案のみを「コンサルタント料」として、その他の制作料は別途発生とするところがあります。

    新規Webサイト・コンテンツ制作一体型の場合

    1)初期分析

    ・現状を把握

    2)SEO対策の提案

    ・キーワードの選定、提案
    ・コンテンツSEOの方針
    ・内部SEOの改善案
    ・外部SEO対策(SNS展開等)の提案

    3)Webサイト制作・コンテンツSEOの制作開始

    ・現状のサイト改善(導線改善等)
    ・新規のページ作成
    ・新規のコンテンツ制作

    4)改善型サイトの運用開始

    ・継続的なコンテンツの制作
    ・更新作業
    ・コンテンツや既存ページのさらなる最適化
    ・定期レポート・打ち合わせ

    コンテンツ制作型の場合、必要となるWebページの制作や、コンテンツ(記事や動画)の制作等は、業者におまかせすることができます。コンテンツ制作まで一体型としている業者の方が、制作費等はセット価格として、比較的割安になるところが多いです。

    コンサルタント業務のみの場合

    1)初期分析

    ・現状を把握

    2)SEO対策の提案

    ・キーワードの選定、提案
    ・コンテンツSEOの方針案
    ・内部SEOの問題点改善案

    3)改善方法の指導

    ・コンテンツ(記事制作)のノウハウを指導
    ・タグ改善点、導線改善点等を指導

    4)運用開始

    ・定期レポート
    ・制作のアドバイス 等

    コンサルタント業務のみのSEO業者の場合、業務の中心は「SEO対策の効果的なやり方をクライアント(依頼者)に教える」というものです。実質的な制作は行ってくれません。

    サイト制作についての知識がある人や、コンテンツは自分で制作できるという人であれば、コンサルタントにノウハウだけを教わりながら、実質的な制作業務は自分で進めていくことができるでしょう。

    しかし「サイト制作や改善方がわからない」「コンテンツを継続制作するのが難しい」という場合は、別途制作費を払ってコンテンツ等を作って貰うことになります。コンサルタント料だけで提案を行う業者の場合、後から提案する制作料が相場より遥かに高いこともあるので注意が必要です。

    3.コンテンツSEOの料金が高い!ボッてる?

    コンテンツSEOを行うためのコンテンツ制作料は、基本的に制作費がかかりやすいです。これはコンサルタント会社のみでは制作が行えないため。他の費用に比べてコンテンツ費が高いからと言って、必ずしも暴利を貪っているというわけではありません。

    コンテンツ制作には費用がかかる

    多くのユーザーを集めるためには、ユーザーに役立つ記事や動画等をサイトに置く「コンテンツSEO」が最良の対策であると言われています。しかしコンテンツ制作は、コンサルタントだけで作れるものではなく、次のような費用が必要となります。

    • ライターの原稿料:一般的に、文字数・情報量が多い記事の方がGoogle上位表示を狙いやすいです。ただし長い記事ほど原稿料も上がります。ジャンルがニッチな場合や専門性の高い記事の場合、それだけライターの原稿料も高くなりやすいです。
    • 編集・校正費用:より高度なコンテンツを制作する場合、プロの校正を通した方がクオリティが上がります。
    • Web素材の料金:無料のWeb素材(画像、イラスト)もありますが、見た目が安っぽくなりがちです。
    • 撮影費用:動画制作等を行う場合には、モデル料金やカメラマン料金等も必要になります。

    コンテンツ費用は変動しやすい

    上でも少々触れましたが、コンテンツの制作費用は次のような要素で変動します。

    • 記事の文字数
    • ジャンル(専門性)
    • 動画や写真の数
    • クオリティ(練度)

    例えば「知識が無い人でも書けそうな1,000文字のブログ記事」と「専門性の高い10,000文字の記事」では、かかる費用が大きく変わってくるわけです。

    「コンテンツは一記事あたり×××円です」といったおおまかな提案しか見積もりの際にしない業者は要注意と言えます。1記事あたりの平均単価、変動要因等は細かくチェックしておいた方が良いでしょう。

    4.運用型SEOを勧められるのはなぜ?

    長期運用型のSEO対策を行った方が、ユーザーの動向やGoogleの最新アップデート等の時流に合わせたSEO対策ができるためです。また定期的な更新を行えば、サーチエンジンから「活発なサイト」と判断されやすくなります。

    一括支払い型と月額運用型の違い

    コンテンツSEO等のSEO対策では、次のような支払い方法の違いがあります。

    一括支払い型:「20記事」「動画10本」等のコンテンツ本数・納品時期を定め、納品は一度に行われます。料金支払も納品時に一回で済ませるのが原則です。

    メリット
    一気にサイトの情報量を増やすことができます。新規Webサイトの立ち上げの時期等には、10本~20本程度まとめての一括納品を依頼しても良いでしょう。

    デメリット
    一括納品ではユーザーの反応等を見ながら制作をすることができません。キーワード選定等にズレがあった場合、SEO効果が伸び切らないことが考えられます。

    またWebサイトの更新頻度が少ないことで、「放置されているサイト(重要度の低いサイト)」とGoogleから判断されるリスクが高くなります。

    月額運用型(定期型):「1ヶ月に3記事」「3ヶ月10記事」等の一定のペースで、コンテンツの納品・更新が行われるスタイルです。クライアントは月額×円というスタイルで料金を支払います。

    メリット
    前月までのユーザーの反応、Googleの動向等を見ながら、「コンテンツの企画内容」「使用するキーワード」等をより最適化していくことができます。

    また月に何度か更新を行うことで、Googleに対し活発なサイトであるアピールにもなります。さらに定期的な更新はリピーター読者を獲得する大きな要素ともなるのです。

    デメリット
    コンテンツ立ち上げの際から定期運用のみでSEO対策を始めると、情報量が非常に少ないためSEO効果が出にくいことがあります。

    一括型 + 月額定期型の組み合わせが理想的

    コンテンツSEOでは、まず最初にある程度のコンテンツの情報量を増やしておいてから、その後に定期的にコンテンツの量を増加していくのが効果的とされています。

    「コンテンツ記事を100本まとめて一括納品・一括支払いにすれば割安」といった業者は、記事のクオリティも低くなりがちです。安易な「一括での割引」に乗らず、上手に一括支払いと月額定期型を組み合わせていきましょう。

    5.コンテンツ制作を丸投げできるのが良い業者?

    「何もかも丸投げOK」という業者は記事の品質が低くなりがちです。「記事の方向性」等はコンサルタントとクライアントが協力しながらその都度決定していった方が良質になりますし、専門知識での協力が必要となる場合もあります。

    勤務中の質問からヒントが生まれることも

    コンテンツSEOでは多くの場合、コンテンツのテーマを「企業の製品」「企業のサービス」に関連したものに定めます。例えば「美容院」がコンテンツSEOを行うのなら「ヘアケアのQ&A教室」といったコンテンツが人気となりやすい、というわけですね。

    さて、では「ヘアケア」についての記事を作成する場合、どのような記事を作れば人を集められるのでしょうか?答えは「みんなが知りたい!と思っている情報」を掲載すること。検索が多いキーワードを使うことももちろんですが、ヒントは「働く人々」が持っています。

    • 美容院に訪れるお客様からよく訊かれる質問は?
    • お客様がよく「困っている」と相談されることは?
    • お客様に直接は言いにくいけれど、実は知ってほしいことは?

    このような「美容院のスタッフさん達しか知らない情報」こそ、美容院関連の人気コンテンツのテーマになりうるわけです。

    クライアントの専門知識は良質コンテンツに必須!

    Googleは、より専門的でより情報密度の高いコンテンツを「良質なコンテンツ」と判断し、上位表示させます。つまり「ネットで探せばすぐに出てくる情報」ではなく「より高度で専門性が高い情報」を記事に掲載できた方が、コンテンツSEOが成功しやすいというわけです。

    サイトに掲載するコンテンツに関連した「専門情報」を持っているのは、クライアント側である企業や店舗、そのスタッフが一番でしょう。実際の記事執筆等はライターに任せても、情報提供はふんだんに行うべきなのです。

    「クライアント様は何もする必要がありません、こちらにすべておまかせください」というSEO業者やWeb制作業者には、「より専門性の高い良質なコンテンツを作ろう」とは考えていません。結果としてコンテンツSEOも失敗しやすくなります。

    反対に「一緒に制作に取り組んで欲しい」「協力してもらわないとコンテンツSEOは成功しない」と厳しいことを言うSEO業者の方が、本当に良質なコンテンツの制作に尽力してくれることでしょう。

    6.見積もりでわからない点は質問して平気?

    はい、少しでもわからないことがあったらどんどん質問してみましょう。クライアント側がネットやSEO対策初心者なのは当然です。説明がわかりにくかったり、他社では解説する部分を飛ばすようなSEO業者は避けるべきです。

    「絶対成功する」にも要注意!

    見積もりを出してもらった時に「うちは高いですが絶対に成功します」といった強気な説明を行う業者も避けましょう。

    SEO対策は「最初から100%成功する」というものではありません。少しずつサイトの改善をしながら、半年・一年と時間をかけて結果を出していくものです。

    「絶対に成功する」と豪語する業者は、外部から被リンク数を購入する等の外部SEO対策を行っている可能性もあります。被リンクの購入は、Googleからスパム行為として厳禁とされているものです。SEO対策でアクセス数を伸ばすはずが、Googleからスパム認定をされ、下位表示・非表示とされる恐れもあります。

    おわりに

    SEO対策の見積り前のよくある質問と回答は、あなたのWebマーケティングのお役に立ちそうでしょうか?安い金額や甘い宣伝文句で安易にSEO業者を選んでしまうと、「安物買いの銭失い」となってしまうことも多々あります。

    安易な「絶対」や「激安」等に惑わされることなく、適切なSEO業者を選びましょう。

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