サイテーションとは?意味やSEO・MEOとの関係・コツまで解説

サイテーション

『サイテーション』は近年、検索エンジン最適化「SEO」・マップエンジン最適化「MEO」等によるマーケティング対策でも大きな要素となると考えられるようになっています。企業の集客率・売上アップのためにも、サイテーションを意識しておいてソンは無いと言えるでしょう。

今回はこの「サイテーション」について、概要やSEOやMEOとの関係性について、サイテーション獲得のコツ等についても詳しく解説していきます。

サイテーションとは?意味と概要

サイテーション
まずはサイテーションの意味や大まかな内容を知っておきましょう。サイテーション(citation)とは、元々は英語で「引用」「引証」「召喚」などを意味する言葉です。しかし現代日本のWebマーケティングの世界では少々意味が変わり、「リンクに関わらない言及・引用」といった意味合いになります。以下のような情報がリンクの有無にかかわらずネット上で言及されること、それを「サイテーション」と呼ぶのです。

ネットで言及される情報例

店舗名、企業名
商品名
Webサイト名
ブログ名
ユーザー名 等

サイテーションの例をひとつ挙げてみましょう。2019年には、「令和1年」にかけて明治の発売する「R-1(明治プロビオヨーグルト)」という飲料を飲む行為がツイッター等を中心に話題となりました。この時には「R-1」という言葉がSNSで多量に使われましたから、大量のサイテーションを獲得したということになります。

これは偶発的と考えられる商品名のサイテーション獲得の一例ですが、現在では多くの店舗・企業が自社名・自社サイト名等のサイテーションを獲得すべく、マーケティングに取り組んでいます。

サイテーションとSEO・MEOの関係

近年、上記で解説した「サイテーション」が検索エンジン最適化(SEO)、マップエンジン最適化(MEO)対策として注目されるようになっています。

かつてはGoogleでの上位表示の要素としては「サイトへの被リンク数」が重視されていました。外部サイトから自社・自店舗のWebサイトにリンクを張られていることが、ネット内での注目度の高さの証だったのです。

しかし最近、流れは大きく変わっています。Googleによる明言はされていないものの「リンクの有無」ではなく「言及そのもの」がGoogle上位表示に影響をしているのではないかと考えられるようになりました。これには以下のような理由があります。

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ネット社会におけるSNSの台頭

「Facebook」「Twitter」「Instagram」「LINE」…これにさらに動画サイト「You Tube」を加えた5つのSNSの世界利用者総人口は2019年現在、34億8000万人にものぼりました。2020年には35億にまで手が届く見込みです。国内でのユーザー数も右肩上がりで伸びており、総ユーザー数は7,500万人以上となっています。

現在このサイトをご覧になっている方も、5つのSNSのうちのいずれかを使っている、またはいくつかのSNSに登録しているという方が多いのではないでしょうか。

このようなSNSによるコミュニケーションの大きな特徴が「文字数の少なさ」と「リアルタイムの情報拡散」です。例えばTwitterの場合、文字数制限は140字以内。ほとんどのユーザーは、20文字~30文字程度のごく短いつぶやきを、その時々の気分に合わせてつぶやいています。かつてのブログのように「長文を遂行して投稿する」という時代とは、情報発信の方法が大きく変わったのです。

SNSユーザーの多くは、気になるサイトや商品について話題にした場合でも「リンク」は掲載しません。ただ単語だけで言及するのみです。そもそもリンクを張るという行為・方法を理解していないライトユーザーも大勢居ます。

SNSユーザーを視野に入れたサイト評価時代

このようなネット情勢の中で従来の「リンク有りの言及のみ」に特化した評価をしていけば、Googleの目指す「現実的な評価」「ユーザーの利便性に即した評価」とはかけ離れる可能性が高いでしょう。

SNS上での言及の多さ、ならびにリンクなしでの言及(サイテーション)の獲得数、また好意的なサイテーションであるかどうか…このような様々な要素がGoogleのアルゴリズムに関与している可能性が高いと多くのマーケティング専門家が推測しています。

現在のところは被リンク有りの言及の方がアルゴリズムに対する影響力は大きい状態です。Facebook・Twitter等のSNSの台頭・定着力を鑑み、今後のサイテーションの影響力はさらに拡大すると予測されています。

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サイテーションを獲得する5つのコツ

サイテーションを獲得
効率的なSEO・MEOを行う上で、ぜひ意識していきたいサイテーション。ではサイテーションを多く獲得するには、どのようなポイントに気をつければよいのでしょうか。

1.名称を見直してみよう!

上でも解説しましたが、サイテーションでは以下のような様々な「名称」がWeb上で話題となっているかどうかがポイントとなります。

・会社名、店舗名 例:「ABCDショップのタピオカはおいしい!」
・商品名 例:「浅草で売ってるはなまるどらやきはお土産向き」
・サイト名 例:「『洗濯表示まるわかり』ってサイトが便利すぎる」
・ゆるキャラ名 :「A県のりんご姫ちゃんがイベントに来てた!見た目が面白い」 等

いくら写真等が掲載されて話題となったとしても、名称に言及が無くてはサイテーション影響力は今ひとつ…となってしまう可能性も。ですから各名称をキチンと考えることが大切です。

名称にオリジナリティはありますか?

名称が他社・他店舗や通常の単語と被ってしまうと、サイテーションの獲得にはマイナスです。

極端な例ですが、店舗や商品名が「あんこ」だったとしましょう。いくら「あんこ」という店舗や商品が話題となり、単語への言及数が上がっても、一般的な単語である「あんこ」と混じってしまいますよね。なかなか「店舗・商品への言及が増えている」とは確認できないことになります。

しかしこの店舗・商品が「あんこまる」という名前だったらどうでしょうか?同名の商品の販売例はネットでは確認できません。「あんこまる」という名称が書かれるたびに、ユーザーに言及されていることが数値で明確に表されます。

名称はわかりやすく覚えやすいですか?

ユーザー達に話題にしてもらうには「名前が覚えやすい」ということが何よりも大切です。特にTwitterやFacebook等のSNSの場合、正式名称をわざわざスマホで調べて確認するユーザーはほとんどいません。その場で耳にした名前、目にした名前をサッと書かれることになります。

いくらWeb上で言及をされても、名前が間違っていたらなかなかサイテーションは獲得できないことに。また「そもそも名前を書くのが面倒」と思われたら、サイテーション獲得には繋がりません。

NG例
名称がすべて英字で書きにくい
名称が長すぎて覚えられない
名称を間違えやすい

上記のような「ユーザーが話題にしにくい名称」の場合、なかなかサイテーションを獲得することができないでしょう。

店名等にすでに長い名称を付けてしまっている、外国語の名称でユーザーには少々覚えにくいかもしれない…そんなときには「略称」を浸透させるというのも手です。

略称とは、例えば「SEKAI NO OWARI」というバンド名を「セカオワ」と略したり、『僕は友達が少ない』という作品名を「はがない」と略すといったもの。ただし「略称」を定着させるには、ある程度のファン層・リピーター層を獲得しておく必要もありますので、その点には要注意です。

2.記事・投稿には必ず「名称」を!

店舗や企業のWebマーケティング担当者であれば、ブログ投稿やSNS投稿などは定期的に行っていることでしょう。でもこの時、投稿内容ばかりに気を取られて「名称」を忘れていませんか?

情報発信の際には、必ず最もサイテーション獲得をすべき「名称」を毎回のように入れていく必要があります。

NG例 Web担当、大人なのに水疱瘡にかかって大騒ぎです
OK例 ABCDE社Web担当、大人なのに水疱瘡にかかって大騒ぎ

特にSNSでは、どのような投稿・話題が拡散されるかは予測がつかないところもあります。商品宣伝のつもりではなく、ほんの口直し的につぶやいた投稿が爆発的に話題となってヒットしてしまった…といったケースは珍しくありません。このような投稿に本来話題にしてほしかった「名称」がひとつも無しでは、もったいないと言わざるをえないでしょう。

どのような話題にもさりげなく「社名」や「サイト名」「商品名」などを織り込むことが大切です。

3.言及しやすい記事・投稿を心がける

ネット上で自社や自店舗・自社商品に言及をしてもらいサイテーションを獲得するには、とにかく「ユーザーに話題にしてもらう」ということが重要です。SNS上等で話題にしてもらうには「単に投稿を見て終わり(読んで終わり)」ではNG。「ふーん、そうなのか」で終わらず、誰かにその「感動」を伝えたい!とユーザーが思うような記事作成・投稿を心がける必要があります。

特にSNSでは、以下のような方向性の記事・投稿がユーザーによる言及を得やすい傾向です。

意外性がある

定番の逆」を行く方向性の記事は、読者の目に止まりやすくなります。例えば「真夏にサッパリと冷たいメニュー」ではなく「真夏にアツアツのメニューを推薦する」といった具合ですね。

意外性の高い記事ほど必ず同意を得られるとは限りませんが、賛否両論を巻き起こすことで「話題の的」となることも可能です。

驚きがある

例えば飲食店の場合、単に「ちょっと美味しそう」なメニュー写真程度ではなかなか話題にはなりません。しかし「ボリュームが通常の2倍」「うどんのように太いそば」等と言われたら「それは何だ!」という驚きが生まれ、話題性を獲得します。

すべてのメニューをこのような「話題重視」にする必要はありませんが、店舗のメニュー・アイテム内のうち1~2つにこのような「驚き・インパクト」を重視したものを取り入れてみても良いでしょう。

共感できる

「意外性」の逆方向として、ユーザーの「あるある!」「そうそう!」を引き出す手法です。例え女性向けの商品の場合、日々のメイクの悩みやファッションの悩みに触れた投稿等であれば、多くの共感を得て話題となる可能性も高くなります。

4.コメント・リプライにはていねいに対応を

ブログやFacebookへのコメント、Twitterに来たリプライに対してどのような対応をしていますか?「返信をしなくては」と思いつつ、つい何日もそのまま放置…となってはいないでしょうか。これはサイテーション獲得という意味で、とてももったいないことです!

投稿に対して好意的なコメントをしてくれるユーザーは、今後のあなたの店舗・会社のファンになってくれる可能性が大きい人達です。ていねいに返信をして交流を活発にしていけば、さらにWeb上で口コミ等が広がり、ネット上での言及が増える可能性が期待できます。

またTwitterリプライ等の機能では、「返信」として投稿した内容をそのままリツイート(拡散)することも可能です。「あの店の担当者からの返信は面白い」と話題になれば、そこから企業の認知度アップ・イメージアップを図ることもできます。

もちろん返信コメントやリプライの際にも、社名等の「言及してほしい名称」の記載は忘れないようにしましょうね。

5.ネット炎上には要注意!

サイテーション獲得の上で注意しておきたい点が「言及が好意的なものかどうか?」という点です。いくら店名や企業名がネット上で話題となったところで、それが悪意的なもの(マイナスコメント)であったとしたら意味がありません。

端的に言えば「炎上で話題になっても上位表示はされない」ということです。もちろんこれもGoogleが明示しているわけではありませんが、サイテーションの方向性として「好意的言及」という「言及の姿勢(内容)」が問われているという点は多くの専門家が指摘しています。

特にTwitter等のSNSでは、ちょっとした言葉の行違いや話題性を安易に獲得しようとしたが故のモラル無視等から思いもよらない炎上騒ぎに発展してしまいがちです。「良い話題」「好意的な言及」をより多く貰えるよう、ネット上での立ち居振る舞いには十分に注意しましょう。

おわりに

サイテーションの意味や獲得のコツはいかがでしたか?ちょっとしたSNS投稿のコツを押さえているかどうかで、サイテーションへの影響力は大きく変わってきます。「何となく発信する」「とにかくつぶやく」ではなく、サイテーションを得るための意識的な情報発信を心がけて行きましょう!

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