業種別HP集客方法

プリザーブドフラワー教室の生徒数を増やすには?集客ホームページ作りの4つのコツ

市場規模が年100億円近くに達する等、盛況の様子を見せているプリザーブドフラワー業界。プリザーブドフラワー教室もスクール系で高い人気を誇るコンテンツとなっていますが、教室数の増加によって生徒獲得競争も激しさを増しています。「教室を始めたけれど、なかなか生徒が集まらない」「卒業していく生徒に比較して、新規生徒の数が伸びない…」このような集客率に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか?

いくら良質な指導を行っていても、教室の「良さ」が伝わらなくては生徒を獲得することはできません。スマホ・パソコンの普及率が80%を突破している現在、見込み客の多くはインターネットで教室探しをしています。安定した生徒数を確保するには、プリザーブドフラワーに興味を持ち学びたいと考えている「見込み客」を惹き付ける『Webマーケティング』を積極的に行うことが大切なのです。

ここではWebマーケティングの主軸となる「集客ホームページ・公式サイト作り」のコツと、Webマーケティングで生徒獲得に成功した事例について解説していきます。

プリザーブドフラワー教室のホームページ作りのコツ

動画コンテンツ

1.動画コンテンツを充実させる

ホームページで生徒を集客するには、ターゲット層(見込み客)が「知りたい」と考えている情報を提供することが大切です。ではプリザーブドフラワー教室に興味を持つ人が「見たい、知りたい」と考える情報とは何なのでしょうか?

見込み客である「未来の生徒」達は、行ったことの無い「初めての教室」に対して以下のような不安を抱えています。

見込み客側の不安

・教室の様子がわからない
・自分のレベルと指導内容が合っているのかがわからない
・丁寧に指導をしてもらえるのだろうか?
・講師の指導内容は良いものなのだろうか?
・体験教室の内容・雰囲気はどのようなものなのだろうか?

「実技」がメインであるフラワーアレンジメント教室の場合、このような生徒の不安はテキストや画像だけではなかなか解消されません。より「実際の様子」が把握できる情報源として、見込み客側が求めているのは「動画コンテンツ」なのです。

【動画コンテンツ例】

プリザーブドフラワー作成動画(実演動画)

主に講師がメインとなってプリザーブドフラワーを制作します。講師の技術レベルを示す上でも重要になる動画です。初心者向け・上級者向け等、様々なパターンがあるほどアクセス数もアップします。

プリザーブドフラワー体験動画

初心者と講師が一緒に制作を行うか、初心者・中級者がメインとなってプリザーブドフラワー制作を行います。いわゆる「作ってみた」動画ですね。

体験教室の公開動画

実際の体験教室の様子を伝える動画です。顔出しの場合には撮影・Web掲載の許可を生徒に貰う必要がありますが、よりリアルな雰囲気を体感できる分、体験教室への誘導がしやすくなります。

実際の指導内容の動画

日々のスクールの様子を見せる動画も人気があります。もちろん、全面的に指導の様子を見せる必要はありません。メインは画像・テキストとし、一部を動画コンテンツとしたページ作りをするのがおすすめです。

上記のような動画コンテンツを豊富に掲載すれば、アクセス数が伸びるだけでなく「教室の様子を理解した見込み客」からの申込等の反応を得ることができます。教室の雰囲気と顧客のニーズがマッチすることで、長期的に通う生徒を掴める可能性も高まるというわけです。

おすすめ記事YouTubeで集客🔰するための『鉄板』6つのコツとは?

2.講師のプロフィール・実績をわかりやすく掲載する

プリザーブドフラワー教室等のスクール系教室選びの要素として、外すことができないのが「講師の情報」です。「どんな人に教わるのか?」「実績はあるのか?」「優しく教えて貰えるのだろうか?」プリザーブドフラワー教室を探している見込み客側は、このような情報も求めています。

しかしスクール検索サイトやポータルサイト(ケイコとマナブ.net等)の場合、スクール情報のページ掲載方式はテンプレート型。掲載できるメイン情報は講座の料金や開講スケジュール等に限定され、講師情報等はわずかにしか載せられません。「より詳しく講師のことが知りたい」と考える見込み客は各スクールの公式サイトで「講師プロフィール」をチェックし、不安を取り除こうとするのです。

そのためスクールの公式ホームページでは、以下のような情報をわかりやすく提示しておく必要があります。

講師の情報
・講師の資格取得内容
・指導実績
・講師の制作実例
・コンテスト受賞実績
・得意とする制作 等

また趣味的な要素の強いスクールや、ビギナー向け教室等を開催されている場合、講師のプリザーブドフラワー以外の趣味や休日の過ごし方、飼っているペットといったプライベート情報を掲載するのも手です。「講師がどんな人なのか」という情報を知ることでおぼえる親近感は、教室選びの大きな要素となります。

3.生徒の様子が把握できるようにする

プリザーブドフラワー教室を探す見込み客は、実際にスクールに通っている「生徒の様子」も詳しく知りたがっています。

見込み客側が知りたい情報
・どんな人達が通っているのか?(年齢層・初心者が多いのか中級者向けなのか等)
・どのような資格が取得できているのか?
・卒業後、資格や技術はどのように役立てられているのか? 等

他の生徒たちがライフスタイルに合わせてイキイキとスクールでプリザーブドフラワー作りを楽しみ、卒業後に資格や技術を役立てられている様子がわかれば、見込み客は「自分もこうなれる!」というイメージを掴めます。この「より良い自分になれる」と見込み客側が感じられる『ベネフィット』を提案しておくことも、マーケティングでは大切なのです。

スクールに通う生徒の様子を把握できる情報としては、以下のようなものが挙げられるでしょう。

・生徒のコンテスト実績
・生徒の資格取得者数
・生徒の制作実例
・受講者・卒業生の談話(感想文・インタビュー動画等)
・受講者の画像 等

特に受講者・卒業生のリアルな様子が伝わる感想文等は必ず掲載しておきたいコンテンツと言えます。

「働きながら教室に通えた」「資格を取得したことで職の幅が広がった」「友達へのプレゼントづくりに役立っている」等、今後集めたいターゲット層に響く「生徒の声」を集めることが大切です。

4.ブログページを頻繁に更新する

見込み客側が教室を選ぶ要素としては、「教室に活気があるのか」「人気があるのか」といった点も挙げられます。活発に活動をしており、生徒が集まっている…このイメージを持たせる要因のひとつが「ホームページの更新度」です。

作ったままで更新がされていないホームページは、閑散とした人気の無い教室を想起させてしまうもの。ホームページは「一度作って終わり」ではなく、頻繁に更新をしていく必要があるわけですね。

ホームページを活発に更新する手法として人気があるのが、サイト内にブログページを設置する方法です。WordPressのような形式のブログを設置しておけば、ホームページ制作に慣れていない人でも毎日カンタンに更新を続けていくことができます。

ブログ内容にも気を配る

プリザーブドフラワー教室のブログを拝見すると、製作例の写真を載せて数行のテキストを書いて終わりであったり、講師のごく普通の日記といったパターンが多く見受けられます。しかしこれでは、残念ながら十分なマーケティング効果は期待できません。

ブログでもホームページ同様、見込み客側が「知りたい!」と思っている情報を提供していきましょう。例えば以下のような情報は検索数が多く、多数のアクセスを期待することができます。

・プリザーブドフラワーをプレゼントする時のコツ
・プリザーブドフラワー教室選びのコツ
・資格取得のためのポイント
・資格取得後の職選び 等

公式サイト下にあるブログへのアクセス数が伸びれば、GoogleやYahoo!等の検索サイトからも「情報が充実したページである」と認識されることに。公式ホームページ検索上位に表示されるようになれば、更に顧客を獲得できる可能性が高まります。

おすすめ記事オンライン集客にブログコンテンツが必要な5つの理由

ホームページによるプリザーブドフラワー教室集客事例

安定した生徒獲得に成功している教室は、実際にどのようなホームページ制作・運営をしているのでしょうか?ここではその事例を見ていきましょう。

モニター生徒による動画コンテンツ配信が集客の決め手に

個人プリザーブドフラワー教室を始めたAさん。マンツーマン形式のアットホームな雰囲気をウリとしていたのですが、口コミ等での生徒獲得には限界があった他、作成したホームページのアクセス数も伸びず、なかなか安定した生徒数を確保することができませんでした。

そこでAさんは、教室ホームページを全面的に改善することに。人気の高い「実演動画」「体験動画」を設置するため、動画に出てくれる生徒を「モニター生徒」として割引料金で募集をしたのです。モニターには、今後のターゲット層に近い30代の主婦層を数名選出。動画内では「初心者でもここまで作れる」という挑戦しやすさを重視した他、マンツーマン方式によるわかりやすい指導を重点的に撮影しています。

ホームページ改善後の動画コンテンツへの反応は早く、改善3ヶ月後のアクセス数・ユニークユーザー数は改善前の400%近くにまで増加する好反応となりました。特に「1日体験教室」の動画への反応は強く、体験申し込みの数は従来比の180%にまで伸びています。

また「モニター生徒」の様子をあらかじめ見込み客に見せたことで、体験教室には狙い通り「ターゲット層に近い層」を多く呼び込むこともできました。「講師と年齢層が近く親しみやすい」「センスが近い」という人が多く訪れたことから体験教室への満足度も上がり、体験教室参加者のうち90%がスクールを受講するという好成績を得られています。

ブログテーマを絞込みターゲット層を大量獲得

ディプロマ(資格)を取得できるコースが充実している点を強みとしているプリザーブドフラワー教室B。しかし近隣の大型ショッピングセンター内にカルチャースクールセンターができたことで生徒獲得競争が激化し、ディプロマコースの新規生徒獲得数が落ちている点を悩みとしていました。

そこでB教室では、公式サイト内に講師陣が気軽に更新できるブログページを開設することに。プリザーブドフラワーの資格取得に興味を持つ人に多く訪れて貰うため、資格関連に絞った情報提供を行うことにしたのです。花材仕入れやネットショップ開店のためのポイント、ウェディングブーケの制作需要等のテーマを盛り込んだ他、各講師陣が資格取得のために行った工夫や資格取得までのエピソード等も豊富に執筆しています。

ブログページ開設後には、「ディプロマ」「資格」「開業」といったキーワードでのアクセス数が大幅に上昇。記事内に駅名・地名等も必ず含めておいたことで、「地域名+プリザーブドフラワー」「駅名+プリザーブドフラワー」といった検索でも上位表示がされるようになりました。

資格取得希望者からの問い合わせ・申込率は、ホームページ改善10ヶ月後には従来比の190%近くにまで伸びる結果に。「資格をしっかり取りたい」というターゲット層を絞り込んだマーケティングを行ったことで生徒のニーズと教室側のサービスがマッチし、卒業生の満足度もアップしています。現在では「資格がキチンと取れるスクール」「開業までを支えてくれるスクール」という口コミも定着し、人気のスクールに成長しました。

おわりに

Webマーケティングの4つのコツはいかがでしたか?プリザーブドフラワー業界においては、マーケティングを熱心に行っている教室は未だ少ないとも言われています。つまり、今Webマーケティングを戦略的に行っていけば、他の教室と差を付けられる可能性も高いというわけです。

Webマーケティングによる集客効果を生むには、動画・ブログといった様々なコンテンツの情報発信元(基盤)として『ホームページ(公式サイト)』がきちんと作られていることが重要となります。まずは今後どのようなコンテンツを設置していくかを練り込み、しっかりとしたサイトを作り込んでいきましょう。

関連記事

最近の記事

  1. 解体業がホームページで集客に成功する8つの秘訣

  2. BingのAIチャットとは?メリットや注意点を初心者向けに解説

  3. GoogleのAI「Bard(バード)」とは?日本語版公開は?初心者向け解説

  4. AIチャットボット「ChatGPT」とは?使い方・注意点を初心者向けに解説

  5. AI文章作成サービスってどう?マーケティングでのメリット・デメリット

TOP