「タイトルリンク」とは、Google検索時に表示されるWEBタイトルや見出しのことを言います。実はこのタイトルリンク、SEOでとても重要になるって知っていましたか?同じような内容のサイトでも、最適なタイトルリンクを出せているかどうかで、Googleの表示順位やユーザーからの流入数も変わってくるんです。
特にWEBマーケティングで集客・売上UPを狙う人の場合、タイトルリンクを最適にすることは非常に重要と言えます。ここではタイトルリンクについてよくある疑問を、7つにまとめて解説していきます。
お好きな見出しからどうぞ
1.タイトルリンクとは何?
タイトルリンクは、Google検索時に結果に表示される「タイトル」または「見出し文章」などを意味する言葉です。これだけだとピンとこない人もいると思いますので、早速実践してみましょう!
【例】Googleで「パンケーキ 焼き方」で検索
1位:「ふんわりホットケーキの基本の焼き方・表ワザ5ヶ条ー森永製菓」
2位:「パンケーキのきれいな焼き方|COTTA COLUMN
この検索結果に出てくる「ページタイトル」の部分のことを、Googleではタイトルリンクと呼称しています。(なおページ設定によっては、タイトル部ではなく見出しであったり、そのたび他のコンテンツが表示される場合もあります。)
2.タイトルリンクは自分で設定できる?
Googleのタイトルリンクは、サイト管理者が自分で好きなように設定できるわけではありません。以下の要素を拾ったGoogleが、最も適していると考えられるもの(ユーザーの満足度が高いと考えられるもの)を自動的に選定しています。
- <title>タグで定められている文章(一般的なページタイトル)
- 大見出し(見た目でのタイトル)
- <h1>タグなど、見出しタグで定められている文章
- その他テキスト(本文テキスト、アンカーテキストなど)
この「タイトルリンクは自分で自由に設定できるわけではない」という点がとても重要なので頭に入れておいてください!例えば<title>でWEBページタイトルを決めたからと言って、それがタイトルリンクに採用されるとは限らないのです。詳しくは後述しますね。
3.タイトルリンクはSEOに影響する?
どのようなタイトルリンク表示になるかは大きくSEOにも影響すると考えられます。タイトルリンクの内容は、ユーザーの流入数にも影響を及ぼすと考えた方が良いです。
これはなぜでしょう?Googleはユーザーファーストを理念としています。読者がいかにスムーズに情報を取得できるかが大事という考えなわけですね。ですからタイトルリンクがわかりやすくて、ユーザーがパッと見て「このページに行けば目的の情報がある!」とわかるサイトの方を高評価するわけです。
つまり「良いタイトルリンクになるような設定をしているサイトの方が、Googleで上位表示になりやすい」というわけですね。SEOで有利に運びたい人、多くの人にサイトに訪れてほしい人にとって、「タイトルリンクに何が出ているか」は非常に重要と言えます。
4.タイトルリンクの表示が予想と違うのですが?
自分のサイトのWEBページのタイトルリンクをチェックしてみたら、思っていたのと違う文章や見出しが出てきてしまった…この原因の一つには、WEBページの設定が適切ではないことが考えられます。
前述した通り、Googleはいくつかの要素からタイトルリンクを選出しています。「タイトルリンクが設定したつもりのものと違う」という場合、まずはWEBページの設定を確認してみましょう。
<title>タグを入れていないか空白
Googleはまず優先的にtitleタグに入っているテキストをタイトルリンクに採用しやすいです。しかしtitleタグが空白だとどうしようもないので、見出しタグなどからタイトルリンクを採用することになります。
ここで意外と多いのが「ページの<title>タグを入れるのを忘れていた」というパターンです。titleタグが空白になっていないか、確認をしてみましょう。
<title>タグがサイト全ページ同じ
サイトのWEBページの全てのtitleを同じ単語(店名など(に設定されていた…というケースも意外と多く見られます。このような場合もページ毎の重複が激しくなるため、titleタグの内容はタイトルリンクに採用されません。
タイトルとページの内容が合っていない
WEBページの内容の更新や追加をしたとき、titleタグの変更もしましたか?titleタグが示す内容と実際のページ内容が合致しない場合も、titleタグの内容はタイトルリンクに採用されなくなります。
5.<title>タグ指定してもタイトルリンクに出ない
WEBページのタイトルはキチンと設定したし、titleタグも確認した、内容とタイトルも合っている、なのにGoogleのタイトルリンクに出ない!というケースも意外と多いです。この場合、次のような可能性をチェックしてみましょう。
タイトルが曖昧すぎる
まずは<title>タグの内容だけだと何の情報が掲載されたページなのかサッパリわからない!というタイプですね。
例
- 2月11日 (ブログ記事に多い、日付がタイトルのもの)
- 料金表 (店舗HPに多い、店舗名などが含まれないタイトル)
- プロフィール (何のプロフィールかわからない)
- 今日の日記 (内容が推測できない)
- 「こんにちは」「いらっしゃいませ」などの挨拶のみ 等
この手の「曖昧なWEBページタイトル」は、ほぼタイトルリンクには採用されないと考えた方が良いです。
キーワードの羅列になっている
SEOには対応するキーワードが入っている方が有利だから!ということで、WEBページタイトルにキーワードを多量に入れているという方もいますが、これもタイトルリンク的にはNGです。
例
- 中古ギター、ベース、キーボード、ドラム、パーカッション、高額買取、即金OK
- 着物クリーニング・振袖・訪問着・七五三・喪服着物・かけはぎ対応・染め直し対応
Googleは、単なるキーワードの羅列では「ページ内容の説明にはなっていない」と判断します。タイトルリンクから外される可能性大です。
タイトルが長すぎる
<title>にアレもコレもとキーワードを詰め込みすぎて、長々とした文章になってはいませんか?これもタイトルリンクから外れる一因です。
例
- 一度食べたら一生忘れられない駅弁を探してきました!必見の駅弁ランキングベスト30|駅弁大好きブログ
- 原宿渋谷の女子100人に聞いて集めたコスパよくキレイになりたい人なら必見のメイクテクニック|メイクオタ活コミュニティ
タイトルリンクに表示される文字数は、日本語(全角表示)の場合、概ね25文字~30文字程度とされています。これを大幅に超えるような文章が<title>タグに入れられていたり、titleタグ前半で内容が把握できない文章の場合、<title>タグ設定のテキストはタイトルリンク選定から外されてしまう可能性が高いです。
不明確なキーワードが乱用されている
多くの人に読んでほしい、集客や売上アップにつなげたい…特にサイトをWEBマーケティングに使用している人の場合には、こんな気持ちが強いですよね。
でも「とにかく目立たせたい!」という気持ちが強すぎて、お客さまの目を集めそうなキーワードばかりを乱用していないでしょうか。
例
- 激安販売!数量限定!今だけお得な大セール!【底値】
- 必見必読!見ないとソン!【今だけ公開】裏ワザ大特集
- カワイイ♪キレイ♪とにかく安い♪コスパ良オシャレ♪
- 絶対安いジーンズ・デニム・ジーパン・Gパン集めました
この手のテキストの繰り返しは「内容に触れていない曖昧なテキスト」と判定され、タイトルリンクから外されやすくなります。また同じ語句を何度も繰り返すだけのタイトルの場合、「不正行為である」と見なされてペナルティを受ける可能性も。同じような意味合いのキーワードを並べるだけで「乱用」と捉えられることもあるため、気をつけておきたいところです。
6.タイトルの決め方にコツはある?
ではどのようなテキストを<title>タグに設定すれば、最適なタイトルリンクとして選定されやすくなるのでしょうか。
内容を具体的に説明しよう
タイトルリンクに選定されるには、とにかくWEBページの内容をキチンとまとめたタイトルにすることが大切です。
例
- カレースパイスの選び方のコツ5つ
- 風邪薬の違いと選び方
- ママチャリとシティサイクルを比較!
上でも解説しましたが、Googleはユーザーファーストを理念としており、「読者目線でのわかりやすさ」を大切にしています。タイトルを読んだ読者が1秒でページ内容の概要を掴めるようにすることが、もっとも大切なポイントなのです。
文字数は25文字前後にまとめる
タイトルリンクを適切に表示させるには、<title>タグに入れる文字数は25文字前後にするのが最適です。店舗名などを含めても30文字程度にとどめることをお勧めします。
名詞で終わる「体言止め」を意識する
「タイトルの文章が長くなってしまう」「タイトルリンクに<title>で付けた題名が採用されない」という方、タイトルが「文章」になってしまっていませんか?
NG例
- 千葉県にある旅館を10個、紹介しましょう
- 関東の遊園地を徹底的に比較してみました
- これが私の考える最強のサイトである
- ご応募の方100名を無料ご招待します
文末の「です」「ます」「である」などを付けると文字数が多くなるだけでなく、題名らしさが失われてしまいます。タイトルはできるだけ、最後が名詞で終わる書き方(体言止め)を意識した方が良いです。
また「私は」「このサイトは」といった主語も、当然のことながらカットした方が良いですね。
書き換え例
- 千葉県の人気旅館10軒を紹介!
- 関東の遊園地の料金・アクセス・魅力を比較
- 最強のサイト作りのコツ徹底考察
- A銭湯オープン記念100名様無料ご招待
WEBページの内容を説明しようとすると、最初はどうしても「文章」になってしまいがちなもの。競合他社のタイトルなどを参考にしつつ、タイトル作りの練習をしてみると良いですよ。
不要な記号や機種依存文字は避ける
タイトルを目立たせようとして、さまざまな記号を使ってはいないでしょうか。原則として記号はSEOでは有利に働きません。使用は必要最低限に抑えるようにしましょう。
特に機種依存文字の使用や絵文字は絶対に避けることが大切です。一つでも入っていると文字化けの恐れがあるため、タイトルリンクから外れる可能性が大!注意してくださいね。
7.店舗名もタイトルに入れるべき?
タイトルリンクへの選定を考えた場合、店舗名を入れた方が良いケースと、外すか簡略化した方が良いケースがあります。ケースに合わせて考えましょう。
店舗名・サイト名を入れた方が良いケース
店舗公式サイトの基本コンテンツは、原則としてタイトルがどうしてもシンプルになりやすいです。この場合には店舗名・地名などを入れた方がSEO的にも良い可能性が高くなります。
例
- 夏の期間限定メニュー 千葉駅前居酒屋ABC
- 料金のご案内 靴クリーニング専門店M【宅配OK】
- レンタル料金表 キャンピングカーレンタルCCC
またサイト名や企業名が既に浸透している場合にも、サイト名を併記した方が読者から信頼してアクセスしてもらいやすいですね。ブランディングに成功している場合も、企業名は入れることをお勧めします。
例
- オムライスのレシピ AJINOMOTOパーク
- ドラッグストア Wikipedia
店舗・サイト名を省略または簡略化するべきケース
店舗や企業がブログコンテンツなどを展開している場合、タイトルだけで文字数がパンパンになってしまうことも多いのではないでしょうか。
この場合、無理に正式な店舗名・企業名、店舗キャッチコピ等まで入れると文字数がオーバーし、タイトルリンクから外される可能性が高くなります。
例
- ベビーチェアの選び方は?相場は?失敗しないコツも伝授 赤ちゃんのグッズお任せください池袋駅徒歩5分のアアアアア屋
- コーヒー豆の種類と上手な選び方5つのコツを徹底解説 ブラジルから直送のこだわり豆販売S SSS店
このような場合は店舗名をタイトルから省略するか、または「アアアアア屋」だけといった簡略化をした方が良いですね。
ボイラープレートテキストに要注意
特に気をつけたいのがタイトルタグに共通で表示させるテキスト「ボイラープレートテキスト」の設定が長すぎる場合です。店舗名の他に駅名や地名なども盛り込んだ方が良いのでは…とボイラープレートテキストを長くした結果、全ページの<title>が長くなりすぎ、不明瞭かつ不適切と判定されることもあります。
ボイラープレートテキストはあくまでも簡潔に。現在、全ページでタイトルリンク表示が適切に選定されていないという場合、まずボイラープレートを見直すことをお勧めします。
おわりに
今回はGoogleのタイトルリンクについて、その概要や選定のされ方、タイトルの決め方のポイントなど、よくある疑問を解説しました。
良かれと思ってやっていたタイトルが、実はGoogleのタイトルリンクから選定されない原因だった…というパターンは意外と多いものです。Googleのユーザーファーストの視点を考慮しつつ、シンプルでありながら必要な情報を盛り込んだタイトルを考えていきましょう。
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