せっかく製作したコンテンツがGoogleにインデックスされていない…これはSEO的にはもちろん、WEBマーケティングの大問題です。
しかし2022年にはGoogleのインデックス基準はますます厳しさを増しました。何度確認してもGoogleインデックスがされておらず「どうしよう」と頭を抱えている、そんな人も多いのでは無いでしょうか。
ここではコンテンツがGoogleにインデックスされない問題について、考えられる原因と対策をウェブ初心者の方にもわかりやすく、詳しく解説していきます。SEOやWEBマーケティング担当の方のお力添えになれば幸いです。
お好きな見出しからどうぞ
1.インデックスされない原因は「新しすぎ」
WordPressサイトマップ送信方法
Googleにインデックスされていないそのページ、WEB上にアップしたのはいつですか?Googleの検索エンジンがクロール(クローリング)をするまでには意外と時間がかかるものです。
数時間でクローリング完了してインデックスされることもあれば、数週間がかかる場合もあります。特にドメインが新しいサイトの場合だと、クローリング完了までに時間がかかりやすいですよ。
インデックス対策:待つorXMLサイトマップ送信
「数時間前にアップしたページがGoogleにインデックスされていない」という場合には、もしかしたらクロールが間に合っていないだけの可能性が高いです。クローリング完了までもう少し待ってみても良いでしょう。
「一刻も早くインデックスさせたい!」という時には、GoogleSearch ConsoleでXMLサイトマップを送信し、早めのクロールを促します。
【XMLサイトマップ送信方法】
- XMLサイトマップを作成します。無料ツールでの作成も可能です。「sitemap.xml Editor」「XML Sitemaps Generator」等ありますので、お好みのものを選びましょう。WordPress使用中の場合、「Google XML Sitemaps」等プラグインからXMLサイトマップ作成もできます。
- 作成したサイトマップをサーバへアップロードします。ドメイン直下にsitemap.xmlファイルを設置してください。WordPressのプラグインでサイトマップ生成した場合には、サイトマップは自動的に設置されます。
- GoogleSearch Consoleにアクセスします。「インデックス」から「サイトマップ」に進み、「新しいサイトマップ」を追加をクリック。「sitemap.xml」と入力後「送信」をクリックすれば送信完了です。
2.インデックスされない原因は「アクセス拒否」
いつまで経ってもGoogleにページがインデックスされない、その原因はもしかしたらrobots.textででアクセス拒否をしているからかもしれません。robots.txt とは、クローラのサイト巡回をコントロールするためのファイルです。
robots.textは、主に次のようなときにGoogleによるクロールを回避させるために用います。
【robots.textの使用例】
- クローラのリクエストによるサーバ負荷の軽減
- サイト上の重要度の低いページのクロール回避
- サイト上の類似性の高いページのクロール回避
- テストページのためクロール回避 等
【robots.textの書式】
User-agent: *
Disallow: /admin/
Allow: /admin/images/
以前にCMS(WordPress)でrobots.textを設定してそのままになっていたり、robots.text込みの書式を知らずに使用していたりして、Googleのクロールがされていないパターンは結構多いです。
インデックス対策:robots.textによるブロックを確認
GoogleSearch Consoleでrobots.textによるエラーを確認し、原因を突き止めましょう。
Search Console でこのサイトの所有者であることを確認できている場合:
- URL 検査ツールを開きます。
- Google 検索の検索結果のページに表示されるはずの URL を検査します。この URL を含む Search Console プロパティが選択されていることを確認してください。
- 検査結果で、[ページのインデックス登録] セクションのステータスを確認します。[robots.txt によりブロックされています] と表示されている場合は、それが問題です。次のセクションに移動して修正してください。
Search Console でこのサイトの所有者であることを確認できていない場合:
- robots.txt 検証ツールを検索します。
- 検証ツールで、説明が表示されないページの URL を入力します。Google 検索の検索結果のページに表示されるはずの URL を指定します。
- 検証ツールで、ページが Google に対してブロックされていることが示された場合は、それが問題です。次のセクションに移動して修正してください。
3.インデックスされない原因は「metaタグ」
Googleにページがインデックスされない原因として、metaタグでインデックスしないように記述がされている可能性も考えられます。metaタグとは、WEBページの情報を検索エンジンに伝えるためのHTMLタグのこと。読者がmetaタグを直接見ることはほぼありません。クローラーに指示を出すためのタグなのです。
metaタグのうち「noindexタグ」は、Googleエンジンに向けて「インデックスをしないでください」と指示しているタグになります。
【noindexタグの使用目的例】
- フォームのお礼ページ等、検索表示させたくないページに付ける
- 重複したコンテンツ等につけてSEO対策する
- コンテンツの量がまだ少ない時につけてSEO対策する
- 検索エンジンの評価が必要ないコンテンツに付ける 等
【noindexの書式】
HTMLのheadに以下を書き込むだけで適用されます。
<meta name=”robots” content=”noindex”>
【WordPressの場合】
使用しているのがWordPress等だと、ある設定にチェックを知らずに入れていただけで「サイトが一括してnoindex設定」になってしまっていることがあります。
インデックス対策:noindexをはずそう
特に最近ではWordPress等でページ制作をしている方が多いので、知らずにnoindex設定になっているケースは多いです。確認してnoindexを外しましょう。
- タグを打ち込んでいる場合にはの記載を削除すればOKです。
- WordPressでAll in One SEO Packの場合、投稿記事や固定ページの編集画面をチェック。下部にある「Robots Meta NOINDEX」にチェックが入っていたら、これを外します。
- All in One SEO Packの「一般設定」もチェック。「Default to NOINDEX」という項目にチェックが入ってた場合には、このチェックも外しましょう。
- 「Yoast SEO」の場合には、該当記事の編集画面の下部にある「検索エンジンに、この固定ページの検索結果への表示を許可しますか ?」の項目に「はい」を入れた状態にしてください。
4.インデックスされない原因は「ペナルティ」
Googleでインデックスされない原因、それはもしかしたらルール違反によるペナルティかもしれません。Googleでは「Google 検索の基本事項」として、ページに一定の基準を設けています。(旧名はWEBマスター向けのガイドラインという名称でしたが、2022年10月に名称変更が行われました。)
基本事項とは、WEB展開をする上での一定のルールのようなものです。これに違反している場合には、ペナルティを受けてインデックスが行われなくなります。いわゆる「Google八分」「SEOペナルティ」というやつです。
【ペナルティになりやすい原因】
- 低品質なリンクが多く組み込まれている
- コピーコンテンツがある
- 自動生成したコンテンツである
- 極端に内容が薄い
- WEBページが極端に重い
- 表示が正常に行われない 等
技術要件を満たしていない、またはスパム判定を受けてしまっている等によって、Googleインデックスが行われていない可能性があるわけですね。
対策:GoogleSearch Consoleで確認を
Googleにペナルティを受けていてインデックスされていないのかどうかは、GoogleSearch Console等で確認することができます。
【手動ペナルティの確認】
手動ペナルティとは、Googleスタッフが目視でWEBサイトを確認し、ガイドライン違反と判断して与えたペナルティです。ペナルティとしては重い種別と言えます。
- GoogleSearch Consoleにログインします。
- 「セキュリティーと手動の対策」→「手動による対策」をクリックします。
- 手動ペナルティを受けている場合はその旨のメッセージが、受けていない場合には「問題は検出されませんでした」というメッセージが表示されます。
【自動ペナルティの確認】
自動ペナルティはガイドライン違反をアルゴリズムが検出し、自動的に表示順位を引き下げるというものです。自動ペナルティについてはGoogleSearch Consoleでの確認ができません。
ただし自動ペナルティについては検索順位は下がるものの、検索結果に表示されなくなることは原則ありません。そのため「インデックスがされていない」という場合、自動ペナルティの可能性は少ないと考えられます。
5.インデックスされない原因は「低品質」
Googleにインデックスされない原因について探ってきましたが、ここまでは従来と大きな変更はありません。では2022年春以降の注意点は何なのか?それは「Googleの低品質コンテンツ基準が厳しくなっていると考えられる」ということです。
特にGoogleのペナルティを受けるほどの違反を行っているわけではないのに、Googleのインデックスが行われない…2022年以降、多くのWEBマスター達からこのような声が上がるようになっています。
「技術的問題はクリアしているのにインデックスが行われない」このような場合、コンテンツの品質の低さがインデックスの妨害となっている可能性が考えられるのです。
Google検索セントラルでは、検索順位を上げるために必要なポイントをカンタンにまとめています。そこから、低品質コンテンツとして判断されやすいポイントをピックアップしてみました。
情報が少なくありませんか?
コンテンツの品質判断の大きなポイントと考えられるのが「情報量」です。単純にテキスト量が多ければよいというものではありません。テーマについて、様々な方角からユーザーの役に立つ情報が密に詰められているかどうかがポイントとなります。
「サイトのページ数を増やさなくては」と考え、数百字程度で情報の少ないページや、適当な挨拶文ばかりのブログページ等を増やしてはいないでしょうか?サイト全体の情報量の密度を上げていくことが大切です。
コンテンツのテーマとキーワードは合っていますか?
Googleでは「検索クエリの意図を満たしたコンテンツであるかどうか」をより重視する傾向が見られるようになっています。つまりユーザーが検索してきたキーワードにきちんとマッチした情報が用意されているのか?という問題です。
SEO対策を重視するあまり、人気キーワードをタイトルや見出しに入れることに夢中になってはいないでしょうか。タイトルや見出しの内容とテキスト内容が剥離していたり、タイトルばかりで情報力の少ないコンテンツの場合、「低品質」と判断されてしまう可能性も高いです。
オリジナル性の高いコンテンツですか?
2022年、もっとも重視されると考えられているのがこの「オリジナル性」です。Googleはより専門性が高く、独自性のある情報を求めるようになっています。
いくら情報が豊かでわかりやすいコンテンツでも、同じような情報が競合サイトですでに複数ある場合だと、インデックスされない可能性が出てくるわけです。
人気ジャンルの中でも自サイト独自のテーマを作る、ニッチな需要を見定めるなど、よりオリジナル性のあるコンテンツを制作していくことが望まれます。
おわりに
Googleにインデックスされない原因を細かく探っていきましたが、思い当たる点はあったでしょうか?Googleにインデックスをされない原因は人それぞれ。しかし最近ではコンテンツの内容について思い当たる人も増加してきており、それだけGoogleの「オリジナル志向」が見て取れるようになっています。
アクセス数が稼ぎやすいキーワード選び等ももちろん大切ですが、何より重要なのは情報の充実度と専門性の高さです。「この記事は内容的に弱かったかもしれない」と感じるものから、できるだけ早く内容の改善に取り組んでいきましょう。
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