Web制作関連入門

比較サイト・ランキングサイトがSEOに強い8つの理由とは

    Googleで検索をすると、上位に出てきやすいのが比較サイトやランキングサイトです。なぜこんなにもSEOに比較サイトやランキングサイトが強いのか、不思議に感じている人も多いのではないでしょうか。

    比較サイトやランキングサイトがSEOに強く上位表示されやすいのは、8つの「強み」を持っているからです。この強みを理解することは、比較サイト系以外のサイトを制作する場合にも役に立ちます。

    ここでは比較サイト・ランキングサイトがSEO対策に適している理由について、初心者の人にもわかりやすく解説していきます。

    1.情報量が多い

    SEOでは原則的に「情報量の多さ」が重要となります。ザックリ言えば文字数が多い記事の方が上位に来やすいということですね。1ページ200字しかない記事に比べれば、1ページ3,000字~5000字ある記事の方が「役立つ情報が多い」と判断されることが多くなります。

    もちろん長文であれば何でも良いわけではなく「検索キーワードに対応した関心事の高い情報」が必要になるわけですが、基本的には「文字数の多い記事は現在もSEOに強い」と考えて良いでしょう。もちろん「」が高いという条件は付きます。

    比較サイトは情報を増やしやすい
    1軒のレストランを紹介する記事の場合、掲載できる情報量はなかなか増やしにくいところがあります。しかし10軒のレストランを掲載して比較するページなら、1軒あたり500字で紹介した場合、約5,000字のボリュームを持つわけです。この調子でページを増やしていけば、情報量が豊富なサイトを生み出せるというわけですね。

    2.網羅性が高い

    SEO対策では、情報の網羅性(もうらせい)も重要になります。網羅とは「余すことなく、残らず取り入れる」という意味。つまりユーザーが欲しい情報がまんべんなく取り入れられているサイトほど「網羅性が高い」と判断され、Google上位表示を狙いやすいのです。

    これはなぜか?というと、網羅性が高ければ高いほど、ユーザーは「そのサイトだけ」を見れば検索したい情報を手に入れることができるため。あっちのサイトでAの情報、こっちのサイトでBの情報…と遷移していくのではなく、ひとつのサイトでABCすべての情報が手に入れられれば便利で手早いですよね。

    網羅性が手軽に高まるランキング形式
    例えば「フライパン」についての情報ページを制作する場合、A社のフライパンを紹介するだけではユーザーは「他社の製品も見たい」と考えます。しかし記事をランキング形式にして10個のフライパンを紹介すれば、ユーザーはそのページを見るだけでも欲しい情報をしっかり得られることでしょう。これが「網羅性の高さ」となるわけです。

    3.SEOキーワードの頻出

    Googleの上位表示のためのSEO対策では、ユーザーが検索しそうなキーワードをページ内に多く散りばめることが有効とされています。例えば「原宿の美容室」でヒットさせたいのであれば、ページ内に「原宿 美容室」というワードを何度も頻出させたいわけです。これをSEOキーワードと言います。

    ただ、SEOキーワードは「とにかく入れ込めば良い」というものではありません。前後の脈絡なくSEOキーワードが入れられたり、意味の通らない文章を作った場合、スパムサイトと判定されてGoogleに一切インデックスされなくなる恐れもあります。つまり「きちんと意味ある情報で、なおかつSEOキーワードがたくさん入る」というのがSEOの基本対策なのです。

    ランキングならキーワードを入れやすい
    上の例の「原宿の美容室」で考えてみましょう。原宿の美容室15軒をリストアップして比較検討するサイトであれば、1軒紹介するごとに少なくとも1回は「原宿の美容室」というワードを自然に入れることができます。本文はもちろん、タイトルや見出しなどにもキーワードを入れやすいです。キーワード頻出度が高く、なおかつ自然な仕上がりとなっていれば、それだけGoogleの上位表示を狙いやすくなります。

    4.ディレクトリ構造の整理

    比較サイト・ランキングサイトがSEOに強い理由としては、ディレクトリ構造の整理がしやすいという点も挙げられます。ディレクトリ構造とは、データがどのように整理されているかという概念のこと。パソコンで言えば「フォルダをどのようにまとめているか」「ファイルをどのように分類しているか」といったところですね。

    ディレクトリ構造できちんと同系統のページがまとめられていたり、適切な整理をしていれば、ユーザー側が「次に見る情報」を見つけやすくなります。またこれは検索エンジンのロボットも同じことで、ディレクトリ構造がきちんと整理されている方がクロールしやすく、対象ページを巡回してくれやすいのです。

    比較サイトは構造を整理しやすい
    もちろんサイトによっても差はありますが、比較サイト・ランキングサイトは平均的にディレクトリ構造が整理されていて、情報を見つけやすい傾向があります。例えば前述の「原宿の美容室」の場合、原宿をさらに細かくエリアごとに分類したり、平均料金などで分類をすれば、ユーザーが「次に欲しい情報」にカンタンに遷移できることでしょう。

    またリンク構造についても同様で、ランキングサイトでは内部リンクや外部リンクを作りやすいのも魅力です。これがクローラー巡回されやすいポイントのひとつにもなっています。

    5.情報の客観性・信頼性

    SEOに強い比較サイトやランキングサイトは「信頼性」をユーザーから獲得しています。この信頼性(Trustworthiness)とは、情報が公平で、信用できるサイトであるかという判断基準のようなもの。カンタンに言えば「このサイトは自分たちを騙さない(ウソやごまかし、過剰性が無い」とユーザーが感じられるサイトであることが、Google上位表示には重要というわけですね。

    • 情報が客観的である
    • 公平な立場からの情報提供である
    • 常に新しく情報が更新されている

    上位表示を狙うのであれば、この3点を重視した方が良いのです。

    比較サイトは「客観性」を得やすい
    例えば「A社の化粧水」一点のみを紹介するページの場合、その情報はどうしてもA社化粧水を褒める(宣伝する)内容に傾きがちです。ユーザー側から見ても「宣伝である(公平性が無い)・主観性が高い」と受け取られやすくなります。自己紹介で「自分は優しくて頭も良いです!」と言われるだけでは信頼できないのと同じです。

    対して比較サイトの場合、A社・B社・C社・D社といくつもの化粧水を紹介し、その価格や成分・使いごこちといった視点からの比較を行っていきます。さらにリアルな口コミなどを掲載することも多いです。

    ユーザー側から見れば、より公平であり客観性の高い情報であると感じ取れますね。比較サイトはユーザーからの信頼を勝ち取りやすく、同じようにGoogle等の検索エンジンからも「信頼性のあるサイト」という評価を得やすいのです。


     

    6.ユーザー側で「選択」ができる

    比較サイトやランキングサイトがSEOで常に強い理由としては、ユーザー側の「選択度の高さ」も挙げられるでしょう。ユーザーは「押し付けられること(選択範囲を狭められること)」を嫌うのです。

    飲食店の例で考えてみましょう。今日は味噌ラーメン!と決めているならば、味噌ラーメンの専門店に入ってもOKですよね。でもまだ何を食べるか決めていない時には、あれこれ選べるファミレスの方が良いかな、と考える人も多いはず。そんな時に入店していきなり「ピザしかありません」と言われたら…??入店するのを止めよう!という人もたくさん居ることでしょう。

    ユーザーの多くは「おなかが空いているけれど、まだ何を食べるか決めていない客」であったり、「ラーメンとまでは決めたけれど、味噌にするか豚骨にするかは決めていない客」なのです。ですから入店(サイト閲覧)してから色々考えられるサイトの方が自由度が高く、好まれやすいわけですね。

    ランキングではユーザーが比較検討できる
    ランキング形式や比較サイトという形になっていると、ユーザー側はいくつもの情報を比較検討しながら「自分自身で選択ができる状態である」と受け止めることができます。

    自由な情報の検討・取捨選択ができるということは、それだけユーザー側に寄り添ったサイトであると判断されるわけです。この点でもユーザーからの信頼を得やすく、Googleでのより良い上位表示を狙うことができます。

    ちなみに「強制が少ない」より「自由に取捨選択ができる」と判断したユーザーの方が、意外と手軽に次のステップ(購入・契約・問い合わせ等のコンバージョン)へと進むことも多いです。つまりGoogle上位表示だけでなく、直接的な売上アップ・契約率アップ等にも比較サイトは役立つわけですね。

    7.ユーザーの閲覧時間が長い

    どれだけSEOキーワードなどでユーザーを呼び込んでも「このページに役立つ情報が無い」と判断されて3秒で離脱されていては人気のサイトとはなりません。またササッと必要な情報だけを見られて、やはり数秒で離脱されてしまうのももったいないところ。Google上位表示を狙うには、ユーザーが長くページを閲覧し、じっくりとサイトを見て回ってくれる方が良いのです。

    比較サイトはじっくり読まれる
    上でも解説したとおり、比較サイト・ランキングサイトではユーザー側に複数の情報を提示し、ユーザー側に比較検討・選択を促すスタイルを取ります。つまりユーザーは一つの情報だけをチェックするのではなく、いくつもの情報を見ながら「自分にピッタリと合う最適の回答」を探し出すわけです。

    そのため比較サイトやランキングサイトは、ユーザーの閲覧時間が平均的に長くなりやすい傾向が見られます。「キチンと読まれているサイト」としてGoogleに判断されやすいのです。これも比較サイト・ランキングサイトはSEOに強い理由の大きなポイントと言えるでしょう。

    8.ユーザーのニーズに合致している

    ここまで、比較サイト・ランキングサイトがSEOに強い理由を色々と挙げましたので、一度ユーザー側の視点でまとめなおしてみますね。

    • 情報量が多い → 知りたいことを深く知れる
    • 網羅性が高い → 知りたいことをなんでも教えてくれる
    • SEOキーワード頻出 → ググった内容どおりの情報が読める
    • ディレクトリ構造の整理 → 知りたい情報が見つけやすい
    • 情報の客観性・信頼性 → ウソではない情報を得られる
    • ユーザー側で選択できる → いろいろな情報を自分で選んで決められる
    • 閲覧時間が長い → 納得いくまで検討できる

    これらはすべて、ユーザー側がネットに求める「ニーズ」そのものであると言えます。Googleがサイトに求めるものは、このようなユーザーに寄り添った姿勢「ユーザビリティ」のあるサイトなのです。比較サイト・ランキングサイトが上位表示をされやすいのは当然とも言えます。

    ユーザーのニーズを捉えよう
    例えば「金沢のホテル」を探している客のほとんどは、まだどのホテル・旅館にするかは決めていない状態です。ここで一つ一つのホテルの公式サイトを巡っていては手間もかかりますし、宣伝過多な情報を得る恐れもあります。

    そこでユーザー側としては「まずは複数のホテルを見て、料金や広さ等を比較した方がラクだ」と考えるわけですね。公式サイトを訪れて細かく情報をチェックするのは、候補を絞り込んだ後ということになります。

    「より良い情報を得たいが、手間はかけたくない」–今後もネットユーザーがこのようなニーズを持ち続けるのは間違いありません。サイト制作者・運営者は上記のようなユーザーのニーズを捉え、求められる情報提供を行うことが必要なのです。

    おわりに

    比較サイト・ランキングサイトの特長を挙げていくと、SEOに強い理由がよくわかりますね。ただし比較サイトなら何でも良いというわけではありません。公平性を著しく欠いていたり、露骨に宣伝目的なのがわかる比較サイトがユーザーから嫌われ、結局Googleでも上位表示されないといったケースは多々あります。

    これから比較サイト・ランキングサイトを作るのであれば「情報量」が非常に大きなポイントとなることを忘れてはいけません。片手間に作った貧弱な比較サイトでは勝ち残れないということです。

    • 分野を絞り込むこと
    • 情報量をしっかり持つこと
    • 客観性の高さをアピールすること

    この3つを重視していくことが、比較サイト・ランキングサイト制作では重要となります。

    また今回解説した8つの「SEOに強い理由」は、一般的なサイトの制作においても必ず有効となることでしょう。ぜひ今後のサイト改善の参考にしてみてください。

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