Web制作関連入門

無料ホームページ作成サービスは集客に良い?悪い?影響を比較!

「SNSだけじゃなく、やっぱり店舗の公式サイトも持っておいた方が良いかな」「企業のホームページが無いのは問題かも」……Webマーケティング担当者や企業経営者の中には、「Webサイトをとりあえず持っておきたい!」と考えている人も多いのではないでしょうか。

こんな時、気になるのは無料のホームページ作成サービスの存在ですよね。2000年代のネット時代初期には「geocities(ジオシティーズ)」等の無料ホームページサイトが人気でしたし、現在では主力の『WordPress』の他、『ペライチ』や『Jimdo』等、新しいスタイルの無料ホームページサービスも登場しています。

でも無料ホームページ作成サイトって、企業サイトや店舗サイト等の集客向けサイトには良い影響を与えてくれるんでしょうか?それとも悪影響なんでしょうか?

ここでは無料のホームページ作成サイトについて、そのメリットとデメリットを両方の側面から見つつ、Webマーケティングへの影響を考えていきます。

主な無料ホームページ作成サービス

無料ホームページ作成サービスのメリット・良い点

まずは無料ホームページ作成サービスが集客系サイトにもたらす良い影響・メリットについて見ていきます。

コストゼロ!費用をかけずにサイト作り

無料ホームページ作成サービスの最大のメリットと言えば、やはり「 ゼロ円 」でホームページが作れる点でしょう。プロが使っている本格的なサイト制作ソフト、例えば『Dreamweaver』等を購入した場合、買い切りならば数十万円、月額利用でも制作だけで1ヶ月に2,480円(税別)がかかってしまいます。

店舗サイト等の場合、「Webマーケティングが重要なのはわかるけど、できるだけ宣伝費用を抑えたい」と考えている経営者の方は多いはず。制作費用を一切かけずにホームページを創ることができれば、宣伝費用はかなりカットできます。

HTMLやCSS等の知識は不要

無料ホームページ作成サービスでは、原則としてHTMLやCSS等のWeb制作知識は必要ありません。TwitterやFacebook、ブログ等をやったことがある人ならば、ほとんど悩むことなくホームページを作っていくことでできることでしょう。

もちろん最近の無料ホームページ作成サービスでは、PCのみならずスマホだけでサイト制作ができるようになっています。「PCにはほとんど触ったことがない」「SNS位しか使わない」という人でもサイト制作に挑戦できるのは嬉しいポイントと言えそうです。

「ホームページの制作を社員に頼みたいけど、誰もPCができない」「今から勉強する時間が無い」と言う人には、専門知識が要らないのは助かりますね。

テンプレートがたくさんある

近年の無料ホームページ作成サービスでは、サイトデザインのテンプレートもたくさん用意されています。作りたいイメージに近いものを選んで、ほんの少しカラーやフォントを自分好みに整理すれば、それだけで公式ホームページの出来上がりです。

上でも言いましたが、イメージとしては「LINE」のきせかえや「Twitter」のヘッダー設定を変えるのとそんなに変わらない操作感です。とりあえず無料ホームページ作成サービス各社のテンプレート一覧をチェックしてみて、お気に入りのデザインがあるかどうかチェックしてみては?

感覚的にサクサク作れる

無料のホームページ作成サービスでは、あまり悩まずにWeb制作の作業を進めていけますから、制作自体をスピーディに終わらせることができます。

「既に掲載する内容のテキストは出来上がっている」「掲載する写真や素材は準備済み」という人であれば、最速一日で店舗や企業の公式サイトを作り上げることもできるでしょう。多少ゆっくり作業を進める場合でも、何ヶ月も制作にかかる心配はありません。

「とにかく今すぐ店舗のサイトが欲しい!」「Webサイト制作業者に外注している時間も無い」といった時には、このスピーディーさは助かるはずです。

更新作業もカンタン

無料ホームページ作成サービスの場合、当初のサイト制作だけでなく「更新用」のツール等も用意されていて、サクサクと更新作業を進めてゆけることが多いです。

最近ではスマホのブラウザからはもちろん、専用アプリ等を準備しているホームページ作成サービスも登場しています。

更新が頻繁であることは、集客のためにもSEO(検索エンジン最適化)のためにもとても大切。特に毎日のようにサイト更新をしたい場合、更新作業もカンタンに進めてゆける無料ホームページサービスは初心者向けのお助けツールとなってくれることでしょう。

維持費用も無料で済む

一般的なホームページ・公式サイトでは、サイトを最初に創るツール(道具)のお金がかかるだけでなく、毎月運営していくだけでも料金がかかります。サーバ料金等の維持費用が毎月発生するのです。

しかし無料ホームページ作成サイトでは、制作だけでなくその後の維持費用も無料となっています。いきなり有料にサービス内容が変更されることも無いので安心です。

気軽にホームページ作りを試せる

「タダである」「サクサク作れる」という2つの魅力があることで、無料ホームページ作成サービスは「とりあえずホームページ作りをしてみたい」という人のためのうってつけの存在となりました。

  • ホームページがどんなものか体感したい
  • お試し感覚・テスト感覚でやってみたい
  • ほぼ趣味なので売上や集客率は関係ない

上のような人には、無料ホームページ作成サービスは向いていると言えそうです。

無料ホームページ作成のデメリット・良くない点

では次に、無料ホームページ作成サービスのデメリット・良くない点を見ていきます。

広告が消せない

無料ホームページ作成サービスでは、原則として「広告」がWebサイト上に載ります。

広告例とその弊害
  • 他社のバナーが出る
  • 他社のテキストが掲載される
  • 自社の製品やサービスと関係ない商品案内が出る
  • ロゴやバナーが大きいことがある
  • ロゴやバナーが読者の邪魔になることがある

アフィリエイトサイト等が自ら広告を選んでいる場合であればよいのですが、無料ホームページ作成サービスの場合だとほぼ確実に広告掲載元は選ぶことができません。つまり自社の競合先の宣伝が、自社サイトにデカデカと掲載される恐れもあるわけです。

※近年では広告掲載無し(ただしサービス自体のロゴは掲載あり)という無料ホームページ作成サービスも登場しています。

高品質なサイトデザインは少ない

テンプレートがたくさんある無料ホームページ作成サービスですが、「では無料テンプレートも高品質なサイトデザインなのか?」というと、残念ながらそこは悩ましいところです。

無料の範疇で選べるテンプレートは、どうしても「ありがち」なデザインに落ち着いてしまいます。また無料の機能の中で選べるフォントやカラーも限られているので、個性的なこだわったデザインには作りなおすことができません。

さらに言うと、ホームページ作成サイトによっては無料番では「安っぽさ」が目立つテンプレートしか置いていない、というところもあります。サイトの見た目で企業の信頼性や印象をアップしたい場合、テンプレートの無個性さや安っぽさが悪影響を及ぼす可能性も否定できません。

テンプレートに頼らずにホームページ制作ができるサービスもありますが、その場合にはHTMLやCSS等の基礎知識が必要となってしまいます。

独自ドメインが使えない

無料ホームページ作成サービスでは、原則として独自ドメインを使うことができません。「Ameba Ownd」等の例外はありますが、基本的に各サービスのドメイン下ということになります。

近年ではスマホでネットを見る層が多いため、「サイトURLが独自ドメインかどうかはあまり気にならない」というユーザーも。しかしBtoB等の場合には依然としてPCユーザーも多く、独自ドメインでないサイトは信頼性に欠けるという意見も多く見られます。

ドメインはネット上の住所のようなものですから、無料ホームページ作成サービスのドメイン下にある店舗サイトとは「オフィスの間借り」をしているような不安定な運営に見られることもあるのです。

特に「信頼性の獲得」が売上に直結する企業の場合は、ホームページ作成費用が無料という点よりも独自ドメイン利用を重視した方が良いでしょう。

SEO対策の効果が出にくい

独自ドメインが使えないと、Google等の検索エンジン最適化(SEO)にも問題が出てきます。例えば同じドメイン下の他サイトが違反サイトであった場合、まとめてGoogle八分をくらってしまうリスクも。またサイト構造の改善等をこころみても、SEOの効果があまり出ないという問題もあります。

積極的にSEO対策を行い、Googleでの上位表示を狙っていきたい人の場合には、無料ホームページは不向きです。

容量や機能の制限が多い

「無料のホームページ制作サイト」と言いますが、実際にはどの会社も無料サービスだけでなく、月額制・年額制の有料サービスも展開しています。当然のことですが、有料版に比べると無料サービスは様々な面で制限が多いです。

機能の制限の例
  • サイトの容量が少ない
  • サイト公開可能数が少ない
  • 公開サーバーが限定される
  • オフライン作業ができない
  • 使用フォントが制限される
  • フォーム機能が使えない
  • ショッピングカート機能が使えない 等

最初のうちは容量少なめ・機能少なめで満足していた人でも、更新を続けていくうちに「容量が足りない!」「機能が足りない!」と不満をおぼえるユーザーが少なくありません。

結局有料に移行する?

上のような機能・仕様等の制限の多さから、店舗や企業の公式サイトでは「結局、有料サービスの方に移行した」というケースが多く見られます。

  • おしゃれなテンプレが有料だった
  • 動画を掲載したら容量が足りなくなった
  • サイト公開数がひとつしかなく不便
  • 更新用アプリが有料だった 等

無料サービスからサイト運営をスタートし、有料サービスへなし崩し的に移行すると、サイトの引越等を行うこともなかなかできなくなってしまいます。結果として「もっと気に入った有料サービスを最初から選ぶべきだった」という口コミや利用レビューも多く見られます。

サービスが突然終わるリスクがある

無料ホームページ作成サービスの場合、提供サービスが突如として終了してしまうリスクも考えられます。

ゼロ年代には隆盛を誇った「無料ブログサービス」が驚くほどの勢いでサービス終了していることには、気づいている人も多いことでしょう。いま現在人気の無料SNSも、10年後にまだ人気なのかまだ無料なのかは保証がありません。無料ホームページ作成サービスも、そのような不安定さを持っているわけです。

仕様変更のリスクはさらに高い

サービス変更とまではいかずとも、「宣伝バナーが大きくなって目立つ」「機能が変わって不便になる」といった仕様変更のリスクは、無料サービスの方がより多く抱えています。長期的な運営を考える店舗サイトの場合、このようなリスクが集客に致命的な影響を与える可能性もあるのです。

おわりに

上で解説したように、ホームページの無料作成Webサービスにはメリットだけでなく様々なデメリットもあります。店舗・企業の公式サイトを集客のために運営する場合には、このようなデメリットも考慮するべきです。

「事業の立ち上げでとにかく名刺代わりのサイトが欲しい」「期間限定のフェア用サイトだけあれば良い」といった使い方なら、ビジネス用のサイトを無料ホームページ作成サービスで作っても良いでしょう。

しかし10年・20年先を見据えたWebサイト運営を考える場合だと、無料ホームページ作成サービスではやや心もとない点が多いと言わざるをえません。

最近では月額ワンコイン以内といった低価格からでも高品質なサービスを提供するホームページ作成サービスやサーバ事業者も数多く登場しています。「一切無料」にこだわらず、ある程度のクオリティと仕様のゆとりを持ったサービスも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

関連記事

最近の記事

  1. 無料ホームページ作成ツール『STUDIO』人気の理由は?評判は?

  2. 無料でホームページ作成できるWebnode(ウェブノード)の評判と解説

  3. 無料でホームページが作れる「Weebly(ウィーブリー)」の評判を長短比較!

  4. 店舗サイトが作れる『Goope(グーペ)』の評判は?長所短所を比較!

  5. SEO対策の見積り前に!よくある質問6つを解説

TOP