Web制作関連入門

無料ホームページ作成サービスJimdoの評判を徹底解析

無料でホームページを作れるサービスと一口に言っても、色々あるので選択に迷ってしまいますよね。そんな中でもネットでよく名前を見かけるのが「Jimdo」です。ユーザーからの良い評判も多いので、気になっているという人は多いのではないでしょうか。

ここでは無料でホームページが作れる「Jimdo」のサービスについて、その特徴やメリット・デメリットをネット初心者にもわかりやすく解説していきます。

Jimdo(ジンドゥ) 公式サイト

Jimdo(ジンドゥ)の基本情報

「Jimdo」とは、ドイツで生まれた「ホームページ作成サービス」等を含むWebホスティングサービスのことを言います。Jimdoの読み方は「ジンドゥー」です。かつてはネットでは英文字表記のままということが多かったのですが、近年では公式のカタカナロゴが生まれるなど、日本向けのカナ表記も浸透してきました。

母体運営企業Jimdo GmbH(本社:ドイツ ハンブルク)
日本版協賛企業KDDIWebコミュニケーションズ
サービス開始2007年(日本版は2009年~)
ユーザ数200万人以上
サービス利用用途個人向けサイト、企業サイト、団体サイト等
モバイル最適化あり
URLhttps://www.jimdo.com/jp/

Jimdo(ジンドゥ)の料金

Jimdo AIビルダー

(AIのアシストで簡単にホームページが作れるサービス)

PLAY料金 0円サーバ容量 500MB帯域幅 2GB
START料金 月額換算990円サーバ容量 5GB帯域幅 10GB
GROW料金 月額換算1,590円サーバ容量 15GB帯域幅 20GB
Jimdoクリエイター

(自分好みにホームページを作りたい人向けのサービス)

FREE料金 0円サーバ容量 500MB帯域幅 2MB
PRO料金 月額換算965円サーバ容量 5GB帯域幅 5GB
BUSINESS料金 月額換算2,460円データ容量無制限帯域幅無制限
SEO plus料金 月額換算4,110円データ容量無制限帯域幅無制限
PLATINUM料金 月額換算5,190円データ容量無制限帯域幅無制限

Jimdoの良い点・メリット

無料の機能が豊富!ネットショップも作れる

最近ではホームページ作成の無料プランでも機能の制限がゆるいところが増えましたが、Jimdoは特に機能が充実している傾向です。中でも特筆すべきは、ネットショップ関連機能の充実ぶりでしょう。

無料で使えるネットショップ機能の例
商品情報(商品画像等)の登録
「買い物かご」の設置
「注文・オーダーフォーム」の登録 等

また無料プランの場合でも支払い方法はPaypal(クレジットカード決済)またはテスト注文に対応可能ですし、さらに有料プランに変更すると次のような決済方法も選択できるようになります。

Jimdoで導入できる支払い方法

PayPal(クレジットカード決済)
Stripe(クレジットカード決済)
請求書発行
銀行振込
代金引換
メール確認連絡
テスト注文

掲載商品点数にある程度の制限はありますが、「とりあえずネットショップをやってみたい」という人には手軽で助かる機能が満載です。

AIビルダーならホームページ作りは最短3分!

Jimdoには「AIビルダー」と「クリエイター」の2つのプランがあります。このうち「AIビルダー」とは、ユーザーが作りたいサイトの方向性や好み等をチェックしながら、AIがサポートしてサイトを作りあげてくれるという画期的なプランです。

「Jimdo AIビルダー」であれば、HTMLやCSS等、ホームページを作る際に必要となる基礎知識はまったくいりません。今日はじめてホームページを作る!という人でも、自分の目的に沿ったサイトを簡単に作ることができます。

テキスト(ホームページの中身になる文章)や画像等があらかじめ用意してあれば、ホームページを最短3分で作ることも不可能ではありません。

操作がシンプルなのも魅力

「AIビルダー」の操作性はいたってシンプル。ゲームやパズルのような雰囲気で、感覚的にホームページを作っていくことができます。同系統のホームページ制作サービスである「Wix」より、さらに操作性はシンプルで初心者向きと言えそうです。

日本語テンプレートが豊富

Jimdoテンプレート
外資系のホームページ制作ツールの場合、テンプレートが英語表記のものばかりで「日本語を入れるとイメージが変わってしまう……」といった悩みを持つ人も多いものです。

しかし「Jimdo」では、日本語入力済のテンプレートが40種類も備わっています。日本語入力時の視覚的イメージもつかみやすいですし、「テキストを入れたらデザインが崩れてしまった」といった心配もありません。

外資系なのに日本語テンプレートが充実しているのは、日本語版提供の協賛として「KDDIウェブコミュニケーションズ」が加わっているためでしょう。KDDIは国際電話サービスや携帯電話「au」等を抱える日本の大企業ですが、この協賛企業はその子会社。レンタルサーバサービス「CPI」やクラウド電話APIサービス「Twilio」等、国内向けのITサービスを手広く行っています。

Jimdoは母体は外資系ですが、国内協賛企業が加わっていることで「国内サービス」と言っても問題ないくらいにきめ細やかな日本特化サービスが充実しているのです。

日本語フォントの対応にも強い

「Jimdo」は日本語フォント対応にも強いです。他社が平均1~3フォント、強いところでも7フォント程度までにしか対応していないのに対し、JimdoではBUSINESSプランなら最大176フォント、PROプランでも15フォントを扱うことができます。

無料プランですと日本語フォント数は1書体のみですが、「もっと良いサイトに進化させたい!」という時にフォントの選択肢があとから広げられるのは大きな魅力となりそうです。

複数階層でサブメニューも作れる

「Jimdo」は複数サイト制作や、複数階層にも対応しています。そのためホームページを作った時に、ホームの階層化にサブメニューを作ることも可能です。

「SEO対策としてサブコンテンツを充実させたい」「ブログを階層化に作って集客に役立てたい」といったサイト拡張をしたい場合にも、複数階層に対応している点は役立ってくれることでしょう。

Jimdoの口コミツイート

Jimdoの良くない点・デメリット

テンプレートをいじれない

美しいテンプレートでスピーディにホームページが作れるのが魅力の「Jimdo」。しかし、サービス開始時に「AIを使ったテンプレで作るAIビルダーコース」か「イチから作るクリエイターコース」かを選ばなくてはなりません。

そしてJimdoではCSSを公開していないので、テンプレートでホームページを作る「AIビルダー」の場合、テンプレのCSSやHTMLをちょっといじくる……ということも不可なのです。

細かなところまで自分好みにホームページを作りたい場合には「クリエイター」を選ぶ必要があります。

電話サポートはない

残念ながら、「Jimdo」では電話サポートサービスは行われていません。細かな部分まで電話でしっかりサポートをしてほしいという人には「Jimdo」は不向きと言えそうです。

またチャットサポートも現在のところは用意されておらず、サポートチームからの返信はメールのみとなります。上位の有料プランであればサポート対応は最優先にしてもらえますが、無料プランだと返信に多少時間がかかることも考慮しておいた方が良いでしょう。

構造化データに非対応

構造化データ」とは、情報をGoogle等の検索エンジンが理解しやすいようにタグをつけたデータのことを言います。

Googleがホームページの内容をしっかり理解してくれることで上位表示につながったり、検索結果にリッチスニペットが表示されることがある等、構造化データを導入することはSEO的にも有利です。

しかし残念ながら、現在のところは「Jimdo」は構造化データに非対応となっています。

無料だとサブドメイン

「Jimdo」では完全無料のPLAYプランやFREEプランの場合、ホームページのドメインがサブドメインになります。具体的には、○○○.jimdofree.comというURLの「○○○」の部分だけを自分が決められる表記になります。

SEO(検索エンジン最適化)を考えると、上位表示を狙うのであればドメインは「独自ドメイン」が理想的とされています。サブドメインでずっとホームページ展開を行う場合、SEO的には不利と言わざるをえません。

ログインが無いと削除される

「Jimdo」ではAIビルダー無料サービス利用中の場合、一定期間のログインが無いとコンテンツを削除されてしまいます。

コンテンツ削除までの条件

初回登録から最初日から最初の14日間にログインが無い場合
有効期間中に180日間以上のログインが無い場合

特に「無料プラン登録日から最初の2週間」の方には要注意です。

なんとなくサクサク作った無料サイトを放置していると、次回ログインしようとしたら作ったコンテンツが無い!ということも考えられます。

定期的に更新をするのであれば問題ありませんが、放置しがちにならないように気をつけましょう。

Jimdoはこんな人にオススメ!

Jimboの良い点・良くない点を比較してしていくと、特に次のような人に向いたホームページ制作サービスであることがわかります。

Web初心者or上級者のどちらか

Jimboは「AIビルダーはテンプレートがカッチリ決まっている」「クリエイターはイチから作っていく」というコースわけが明瞭なのが大きな特徴です。

「テンプレートを軸に、少しだけCSSをいじりたい」といった中級者の人だと、どっちつかずになってしまい向かない可能性も考えられます。反対に「Webやネットの知識がほとんど無いので、AIに頼りながらホームページを作りたい」という初心者には向いています。

また自分であれこれ工夫しながら作りたい上級者であれば、Jimboのクリエイターコースはピッタリと言えるでしょう。

とにかくサクサクとサイトを作りたい

JimboのAIビルダーによるサイト作成は操作性もシンプルであり、初めての人にも使いやすいのが大きな魅力。「とにかく早くサイトを作ってみたい!」という人にはおすすめのサービスと言えます。

特に期間限定のイベント向けサイト等、期限が迫っている時には「すぐにサイトが作れる」というのは助かりますね。

日本語表示に適したテンプレやフォントにこだわりたい

Web作成上級者の方の場合、フォントデザイン等にこだわりたいという人は多いことでしょう。日本IT企業が協賛しているJimboであれば、日本人向けの美しいWebページを作りやすいです。

趣味系サイト・個人サイトを作りたい

Jimboの無料プランの場合、「独自ドメインが取れない」といった制約はあるため、アクセスやCV率を少しでも上げたい!というSEO重視のWebマーケティングを行いたい人だと物足りないことになってしまう可能性は考えられます。

しかし趣味系のサイトや個人サイト等を運営するのであれば、無料で作れるホームページでも十分でしょう。また趣味で行う個人規模のネットショップ等も、問題なく運営できるレベルです。

ビジネスで使いたいので少々の出費はOK

本格的なビジネスシーンのためにホームページを制作したい、という場合、Jimboの無料プランだけでホームページを作るのは少々不足かもしれません。無料プランでは上で解説したとおり独自ドメインが取れなかったり、他社広告がサイトに掲載されるといった制約もあるためです。

ビジネスで売上アップ・集客アップのためにサイト展開をするのなら、有料プランへの移行を見据えておいた方が良いでしょう。なお、Jimboの有料プラン(AIビルダー)は月額換算990円~1590円と平均的なホームページ有料サービスに比べてお安め。コスパの良い高品質なホームページ運営をしたい時にピッタリですよ。

おわりに

無料ホームページ制作サービス「Jimdo」の評判や特徴の解析情報は、あなたのホームページ作りのお役に立ちそうでしょうか?

現在「Jimbo」の利用者数は日本国内でもどんどん増加する傾向を見せています。今後さらに機能が充実していく可能性も高く、有望株のホームページ制作サービスといって間違いはありません。まずは操作性等をチェックするために、無料版を試してみるのが良さそうです。

Jimdo(ジンドゥ) 公式サイト

関連記事

最近の記事

  1. 解体業がホームページで集客に成功する8つの秘訣

  2. BingのAIチャットとは?メリットや注意点を初心者向けに解説

  3. GoogleのAI「Bard(バード)」とは?日本語版公開は?初心者向け解説

  4. AIチャットボット「ChatGPT」とは?使い方・注意点を初心者向けに解説

  5. AI文章作成サービスってどう?マーケティングでのメリット・デメリット

TOP