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ECサイト業界を変えるShopify!特徴やメリットは?注意点は?

オンラインショップを手軽に始められるサービスとして、最近注目度がどんどん上がっている「Shopify(ショッピファイ)」。最近では新聞やテレビで取り上げられることも増えているので「ショッピファイの名前は聞いたことがある」「気にはなっていた」という人も多いのではないでしょうか?

世界的な評価では、ShopifyはあのAmazonに対抗しうるECサービスとしても注目されているのだとか。オンラインショップ等のECサービスを展開したい人、Webマーケティングで売上を伸ばしたい人は「Shopify」のことを知っておいてソンはないでしょう。今回はこの「Shopify」について、その特徴や使用のメリット・注意点等を詳しく解説していきます。

Shopify(ショッピファイ) 公式サイト

Shopifyとは?

Shopify(ショッピファイ)は、ECサービス(カンタンに言えばオンラインショップ、ネットショップ)を始める人のためのプラットフォームを提供するサービスです。

2004年にカナダで設立された比較的若い会社ですが、同社のプラットフォーム利用者数は2019年6月時点で全世界100万店以上!世界175カ国で使われる、ECプラットフォームの最大手へと急成長した会社なんです。

ショッピファイの全世界での流通総額は、実に10兆円規模を越えているのだとか。あのAmazonに対抗しうる……というのも、眉唾では無さそうですね。

日本でのサービス開始は、2017年から。2020年現在では、すでに人気アパレルブランド等でもショッピファイを導入する企業が増えています。従来のECサービスに比べて設立が手軽であることから、大企業だけでなく個人経営店舗からも注目されている存在です。

Shopifyの特徴

「なんでShopifyがそんなに急成長株なんだろう?」と首をひねっている人も多いはず。確かに日本でも、2010年に入ってからはすでに既存のECサイト向けプラットフォームが展開されていました。その中でショッピファイが一歩飛び出した「人気の理由」は、一体どこにあるのでしょうか。

目的に合わせて料金プランを選べる

まずは気になるShopifyの料金体系について見ていきましょう。ショッピファイの料金プランは、「ベーシックプラン」「スタンダードプラン」「プレミアムプラン」の3段階に別れています。

Shopifyの料金体系

Shopifyの料金

ベーシックプラン 29USドル 
スタンダードプラン 79USドル
プレミアムプラン 299USドル

USドルで言われるとどうもピンとこないな…という人も多いので、ここではひとまず2020年9月段階のレート(1USD=113円)で計算しますと、29ドルは大体3289円ということになります。月額3300円以下で、オンラインショップが開けるというわけです!この安さは日本のECサイト向けサービスの中でも、最安クラスと言ってよいでしょう。

しかもショッピファイはベーシックプランでも、商品登録可能数等の制限はありません。24時間サポート、無料SSL証明書等、大企業と変わらないハイクオリティなECサイト向けプラットフォームを安価な料金で気軽に使えるというわけです。

アップグレード・ダウングレードも自由

Shopifyではプランのアップグレード(ベーシックプランからスタンダードプランへ、プレミアムプランへ)の変更がいつでも行うことができます。さらには反対のダウングレードを行うことも自由です。

初期費用はゼロ円

「料金が安いと言っても、初期費用だなんだで出費が必要なのでは」と思う人はいるのではないでしょうか。ところがShopifyでは、初期導入費用を準備する必要はありません。

サーバ料金等を払う必要は一切なし。基本料金のみで、オンラインショップを始めることができるのです。

契約期間縛りなし!月額制でもOK

「ECサイト向けのサービスの料金が安い」というと、「2年縛り・3年縛りがあるのでは」と考える人も少なくないはず。実際、長期契約でユーザーを縛り付けているECサービスは多いですよね。

しかしShopifyの場合、契約期間でユーザーを縛ることはありません。もちろん年間契約(1年分等)の料金を一括払いすれば割引にはなりますが、月額払いでもまったく問題はありません。

上で紹介したShopifyの料金も、通常の月額払いのものです。料金を3,000円台に収めるために年間契約をしなくてはならない!といった心配はゼロ。好きな時にサービスをやめることもできますから、月額・サブスクリプション型のECプラットフォームとも言えるでしょう。

自由に手軽にオシャレなECサイトを作れる

shopifyテンプレート

ECサイトのプラットフォームというと、やはり使用できるデザインの幅が気になるところ。自分たちの製品の見栄えを決める大事なポイントですよね。
Shopifyでは、3つの方法でECサイトを作ることができます。

1)テンプレート(テーマ)から制作する方法:Shopify側が用意した既存のテーマを組み合わせてサイトを作る方法です。既存と言うとイマイチ?と思われそうですが、そのテンプレート数はなんと100種類以上。外資系企業らしく、スタイリッシュなデザインが揃っています。

2)自分でイチからサイトを制作する方法:HTMLやCSS等を使って、自由にECサイトを作ることも可能です。もちろんホームページ制作業者等にデザインを任せることもできます。

3)WordPress等の外部サイトと連携させる方法:オープンソースのブログソフトウェアである「WordPress」等からサイトを制作しておいて、決済ページと連携させる方法もあります。2)のイチからプログラムを組む方法よりも手軽で、テンプレートに比較すればはるかに自由度が高いのが魅力。Shopifyでも最も人気のあるサイト制作方法です。

「サイトはもちろんブログを作ったことも無い」という初心者から、「サイト制作にはこだわりたい!」という上級者まで、あらゆる人がECサイト作りに取り組めるというわけですね。

機能はアプリでカスタマイズ

Shopifyの基本の管理画面の設定項目はかなりシンプルに作られています。日本の既存のECサイト向けサービスに比べると、当初の機能は少なめです。

でもサイト構築の最初から「定期オトク購入割引機能」「ショップポイントカード機能」を使うという人、実は意外と少ないはず。これらの「使わない機能」まですべて搭載しているから、日本のサービスの料金は高いのです。

反対にShopifyでは、必要となる上位機能は適宜APP(アプリ)を選んで拡張し、機能強化していくことができます。言うなれば必要最低限の家具だけを揃えたシンプルなスタイルの部屋を選んで、必要に応じてインテリアを購入していくようなスタイルなのです。

Spotifyを導入するメリット

Shopifyがショップ経営者にもたらすメリットをリストアップしてみましょう。

1.低コストでオンラインショップが始められる

Shopifyを選ぶ大きなメリットには、やはりコスト面が挙げられるでしょう。オンラインショップ設立のための初期費用がかけられない…という場合でも、月々3,000円台の出費でショップをスタートできるのです。

またもう少し初期費用に余裕があるという方なら、さらに月あたりのコストは抑えられます。

【Shopifyの年間割引】

  • 1年契約 → 約10%OFF
  • 2年契約 → 約20%OFF
  • 3年契約 → 約25%OFF

※いずれも一括支払いの場合

例えば月29ドルのベーシックプランの場合、3年契約であれば料金は約22ドル程度にまでダウン!1ヶ月あたりの料金では2,500円以下という超・低コストでショップを持つことができます。

2.海外展開が行いやすい

Shopifyの外資系ならではの魅力が、海外への対応の強さです。そもそもが世界175カ国以上で使われているサービスですから、各国で使われている言語はもちろん、決済方法等の対応も多様。また税率への対応などもきめ細やかです。

2020年に入ってからの新型コロナウイルスによるいわゆる「コロナ禍」で国内展開でのインバウンド収入は厳しくなった、という人も多いはず。しかし最近ではShopify等のオンラインショップを通じて、海外顧客に商品を売る人も増加しています。

日本国内だけでなく海外展開にチャレンジしたいという人にはShopifyはうってつけのサービスと言えるでしょう。もちろん反対に、今まで知られていなかった海外製品を日本で売りたい!という人にもおすすめですよ。

3.SNSでのWebマーケティングがしやすい

オンラインショップを開いたら、やはりそのショップの宣伝・マーケティングを行いたいところ。もちろん業種によってもマーケティング方法は異なりますが、最近ではFacebookやInstagram等のSNSを使うという人は多いことでしょう。

ShopifyはFacebookやInstagram等のSNSとの連携に強く、カンタンにストアを連携させることが可能です。ターゲット層が多いSNSとショップを連携させれば、見込み客へのリーチもグッと気軽に。新規顧客の獲得・売上アップを見込むことができます。

4.サイト制作の専門知識が不要

既存のテンプレート等を使ってサイトを作るのであれば、HTMLやCSS等のWeb制作の専門知識を学ぶ必要はありません。またサイト制作業者等にデザインのみを作ってもらい、後のショップ管理だけを自分で行うという体制を取ることもできます。

「スマートなオンラインショップを作るのは難しい」と思っていた人の心理的ハードルは大幅に下げられることでしょう。

Shopifyのデメリット・注意点

様々な魅力があるShopifyですが、悪い点がひとつも無いというわけではありません。外資系ならではの「弱点」もあるので、その点には気をつけておくべきです。

日本語対応ができていない部分がある

2017年の日本向けサービス開始以降、恐るべき早さで日本語対応を進めている「Shopify」。しかしそもそも全世界向けのサービスや機能・アプリなどの追加スピードも早いので、なかなか日本語対応が追いつけていない部分もあります。

例えばサードパーティ製品のサイトデザイン(テンプレート)や、一部のアプリケーション等では英語表記しかないことも。初めて使用をしていてこのような表記が出てくると、面食らってしまうかもしれません。

ただし基本的な使用部分等の説明は日本語対応できていますし、人気のアプリの使い方等は公式以外でもネットでの情報が充実しています。自分で情報を検索して探せる人であれば、英語がそこまで堪能でなくてもShopifyを使えることでしょう。

サポート体制がやや弱い

Shopifyのやや残念な部分が、サポート体制がまだ完全に整ってはいないというところです。

Shopifyではメールでのサポートを受けることができますが、サポートメール(返信)の到着までに2~3営業日程度かかってしまうことも。さらに新規利用についての問い合わせだと5~10営業日ほどかかる可能性があることが公表されています。

これには日本での新規利用のユーザーが想定よりも急増しており、問い合わせ対応に手が回りきらない…という事情がある様子。Shopifyの人気ぶりが伝わるエピソードではありますが、今後の改善が望まれるところです。

ただShopifyでは他のマーチャント(ショップオーナー等)とのコミュニティを利用することができるので、サポートに頼れない時にはこちらのコミュニティを利用するのも手。日本での利用者数の増加に伴い、横の繋がりでトラブルに対応できるケースも増えています。

関連記事 無形商品も販売OK! STORES(ストアーズ)が事業オンライン化に向く7つの理由

おわりに

ECサイト向けサービス『Shopify(ショッピファイ)』の特徴やメリット・注意点についての情報は、あなたのオンラインショップ設立やリニューアルのお役に立てたでしょうか?

Shopifyの登場と台頭は、今後の日本のEC業界の在り方も大きく変えていくことでしょう。Shopifyでは14日間の無料トライアルサービスも行っているので、まずは一度「おためし」でオンラインショップ設立にトライしてみるのもおすすめですよ。

Shopify(ショッピファイ) 公式サイト

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