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サブスクリプションとは?よくある4つの疑問を徹底解説

    「サブスクリプション」や「サブスク」は最近よく聞く言葉のひとつですね。スマホの普及によって一気に利用者数が伸び、ネットはもちろん、テレビや新聞・雑誌等のメディアでも取り上げられることが増えました。でもまだ「サブスクリプションとはそもそも何?」と首を捻っている人も多いのではないでしょうか。

    ここでは「サブスクってどんな事例がある?」「サブスクって企業側にメリットはある?」等、サブスクリプションについてよくある4つの疑問を詳しく解説していきます。Webマーケティング担当の方はもちろん、ネットでビジネスを発展させたい人は必見ですよ。

    1.サブスクリプションとは?1分でわかる概要

    サブスクリプション(subscription)とは、元々は雑誌の定期購読や年間購読を意味する英語のこと。そこから転じて、「期間限定型のサービス」という意味で始まったビジネスモデルです。

    ユーザーは商品ひとつごとに代金の金額を払うのではなくて、一定期間の利用の権利として料金を支払います。

    権利料金として「月々の利用料が▲円」といった形でサブスクリプションのモデルが広まったため、最近の日本では「サブスクとは定額制サービス(定額使い放題)」という意味合いで捉えられていることも多いです。

    ただ従来の「月額制・定額制」と比較すると、サブスクリプション・モデルはより料金プランやオプション等をユーザーのニーズに合わせて揃えており、顧客満足度をさらに意識したビジネスモデルであると言えるでしょう。

    サブスクリプション利用推移(動画)

    動画のサブスクリプションサービスの利用経験
    動画サブスクリプション年代別

    データ出典:MMD研究所

    サブスクリプション契約経験・月額料金

    サブスクリプション契約経験
    サブスクリプション月額料金

    データ出典:MMD研究所

    2.2.サブスクリプションの事例・実例は?

    「サブスクリプションとは」という概念だけを説明されても、ちょっとイメージが湧かない…という人もいるかもしれませんね。では実際に現在行われているサブスクリプション・モデルの事例・実例を見てみましょう。「既に使っているサービスがサブスクだった!」ということもあるかもしれませんよ。

    動画配信サービス

    Netflix(ネットフリックス)

    ネットフリックス

    【料金】月額 ベーシックプラン800円 スタンダードプラン1,200円 プレミアムプラン1,800円

    Netflix(ネットフリックス)』は元々は1997年にアメリカで創業したオンラインDVDレンタルの会社です。2007年にオンデマンドによる動画配信サービスを始め、一躍世界的な人気サービスとなりました。名作映画や海外・国内ドラマやバラエティ番組等を豊富に観ることができます。

    日本でのサービス開始は2015年から。ちなみに会員数は2019年末の段階で、全世界で1億6709万人という莫大な数値を叩き出しています。その収益から、ネットフリックスは同社独自の番組も制作。ハリウッド映画に勝るとも劣らない贅沢な作りの番組は話題となり、「ネットフリックス独占配信」であることから更に多くのユーザーを呼び込む要素となりました。

    最近では日本の人気アニメ作品や特撮作品等の制作にも乗り出しており、フル3DCGで制作した『ULTRAMAN』『攻殻機動隊SAC_2045』等の作品が業界でも話題となっています。

    HULU(フールー)

    HULU

    【料金】月額1,026円(税込)

    HULU(フールー)』こちらも映画や海外・国内ドラマ・TVアニメ・ドキュメンタリー等、常時60,000点以上の動画を観ることができる動画配信サービスです。

    本社はアメリカ・ロサンゼルスに本拠地を置く外資系企業ですが、日本のサービスは日本テレビの子会社が100%承継して行っているため、日本では独自スタイルでの番組配信が行われています。

    『ゲーム・オブ・スローンズ』等の人気HBO作品を配している他、日本テレビ制作バラエティー番組の見逃し配信等を行っているのも特長。2週間の無料お試しサービスがあり、気軽に登録・サービス利用が始められるようになっています。

    音楽配信サービス

    AppleMusic(アップルミュージック)

    AppleMusic

    【料金】月額 学生480円 個人980円 ファミリー1,480円

    AppleMusic(アップルミュージック)』はAppleが2015年にスタートさせたサブスクリプション・モデルの音楽配信サービスです。月額料金を支払うことで、6,000万曲以上の曲がストリーミングで聴き放題となります。日本ではサブスク系のモデルの先駆けとも言える存在で大きな注目を浴びましたが、利用端末がApple社製またはPCに限定されることもあり、近年では後発の競合他社にやや押され気味です。

    Spotify(スポティファイ)

    Spotify

    【料金】月額 フリープラン無料 個人プラン980円 プレミアムドゥオ1280円 ファミリープラン1,480円 学生プラン480円

    Spotifyはスウェーデンに本拠地を置く音楽ストリーミングサービスの会社で、ユーザー数は2019年段階で2億3200万人と世界最大手となっています。

    Spotifyの大きな特長が、無料で使える「フリープラン」があるところ。再生がオンラインのみに限られる、音声広告が入るといった制限があるもののBGMのように音楽を聞き続けることができるため、手軽に音楽を楽しみたいユーザー達から支持されています。ユーザーからの月額料のみならず、フリープランで流すCM料金も収益になっているビジネスモデルです。

    食品宅配・食品購入サービス

    POTLUCK(ポットラック)

    【料金】3食トライアル:1食290円税抜 12食プラン:1食590円税抜 毎日プラン:1日397円税抜

    ポットラック』は渋谷・恵比寿・代官山等をサービスエリアとしたテイクアウト予約・受取のサービスです。ユーザーはポットラック登録のレストランから好きな飲食店を選んでテイクアウトを予約。受取時間を指定して注文すれば、スムーズに店舗で食品を受取ることができます。

    『毎日プラン』を選んだ場合、1回あたりの料金は400円以下に収まるというコスパの良さが魅力です。ランチタイムに時間をかけたくない人、帰宅後に料理をせずにサッと内食で済ませたいユーザー層から人気を得ています。

    おいしっくすくらぶ

    【料金】Kit Oisix献立コース5,100円~6,300円(2人前) おいしいものセレクトコース 5,100円~6,300円 プレママ&ママコース 5,100円~6,300円

    おいしっくすくらぶ』は、自然食品宅配業界最大手『Oisix』が提供する食品の定期宅配サービスです。毎週、有機食品や旬の食材が定期ボックスとして宅配されます。コース内容の中身は希望に応じて変更・削除することも可能。注文が必要ない場合には、キャンセルをすることもできます。

    会員数20万人を突破している『Oisix』が提供するコースということもあり、評判は高くコース会員数も年々上昇。共働き家庭や育児に忙しいご家庭の頼れる味方となっています。

    3.サブスクリプションのメリットとは?

    サブスクリプションというビジネスモデルは、ユーザーとサービス提供側である企業のそれぞれにメリットをもたらします。それぞれどのようなメリットがあるのかを見てみましょう。

    サブスクのユーザー側メリット

    ● モノを「所有」「管理」する必要が無い

    例えばかつて音楽を聞こうとした場合、ユーザーはレコードやカセットテープ・CD等のメディアを買って自分で所有をする必要がありました。メディアは「自分のモノ」にできるのは良い点ですが、所有をするにはそれだけの場所が必要ですし、管理の手間もかかります。

    書籍や雑誌等も同じですね。増え続ける本やCD、DVD等の「モノ」に頭を悩ませた経験がある人は多いのではないでしょうか。買い切り型のデータも同様で、そのデータの保存したりバックアップを取っておく必要も出てきます。

    サブスクリプション型サービスを使えば、ユーザー側は自分でモノやデータを所有・管理する必要がありません。ユーザーはより身軽になり、手間をかけることなく新しい製品やサービスを使うことができます。

    ● 新しい商品・サービスとの出会いが増える

    サブスクリプション・モデルでは、一定の月額料(または年額料)を払えば使い放題となっているサービスが多いです。ユーザーは料金が増えることを心配せずに、様々な製品に触れることができます。

    「1ヶ月で読み放題、聴き放題」と言われれば、今までチャレンジしたことのなかったジャンルの本や音楽に触れてみようと考える人も多いことでしょう。趣味や楽しみの幅がグッと広がります。

    ● 気軽に新しいサービスを始められる

    サブスクリプション・モデルでは、月額料金を数百円から数千円程度に抑えているサービスが多いです。また最初の数週間~1ヶ月程度を無料体験期間としている企業も数多くあります。

    ユーザー側はたくさんの費用をかける心配なく、新たなサービスに挑戦することができるわけです。

    サブスクの企業側メリット

    ● ユーザー獲得のハードルが下がる

    どんなに良さそうな製品であったとしても、初めて使う新製品に数千円以上のコストを支払うことに不安を覚える消費者は多いことでしょう。しかし「月額数百円程度の低価格で製品やサービスが利用できる」となれば、消費者達は「それならば」と気軽にサービスに入会してくれます。

    従来と比較してユーザー獲得のハードルがグッと下がり、多くの新規ユーザーを得ることが期待できます。

    ● 継続的な売上を維持しやすい

    一度サブスクリプション・サービスを利用し、その便利さ・使いやすさ等に満足した顧客は、長期間・定期的にそのサービスを利用するようになります。単発・売り切り型のサービスに比べて企業側は長期安定型で売上を維持しやすくなる他、売上予想等のデータも取りやすくなります。

    ● ユーザーの嗜好や利用状況が把握しやすい

    サブスクリプション・モデルではユーザーが事前に会員登録をしてからサービスの利用を開始します。そのためユーザー毎の利用状況・嗜好等のデータを取得しやすいのが魅力です。

    会員登録時に年齢層や性別等の情報を入力して貰えば、年代別・居住地別・男女別等の嗜好データを取ることもできます。それらのデータを反映させれば、より顧客満足度の高い新サービスを提供することもできるでしょう。

    ● プレミアムサービスへ移行させやすい

    サブスクリプション・モデルを導入している企業では、サービス内容のグレードに合わせた「段階別の月額料制度」を敷いているところも多いです。

    例えばNetflixでは、動画の視聴可能な「画質」や、「再生可能な端末数」等で料金を段階ごとに設定してあります。Netflixを最初に使うユーザーは安価なスタンダードプランから始める人が多いと予測されますが、便利さに慣れれば「より美しい画質」「家族みんなが見られる端末数」を求めて、よりグレードの高いプランへと移行することでしょう。

    このようによりハイグレードなサービスへの移行やオプションサービスの付加等へ誘導することで、1ユーザーあたりの単価を上げて売上アップを狙うことも可能なのです。

    4.サブスクを導入する際の注意点は?

    近年では飲食店や英会話教室、カーシェアサービス等でもサブスクリプション・モデルを導入する企業が増えています。しかし「とにかくサブスクを導入すれば良い」というものではありません。

    サブスク・モデルを導入するにあたっては、次のような点に注意することも大切です。

    コンテンツ数を確保する

    サブスクリプション型のサービスを展開するには、序盤から豊富なコンテンツ数を提供できる状態にしておくことが大切です。

    例えばドーナツ・ショップが「毎日1回好きなドーナツが食べられる月額サービス」を開始したとしましょう。ドーナツの種類が7種類しかなければ、毎日来るユーザーは7日で全ての製品を試してしまいます。

    毎日順繰りにメニューを選んでいった場合、1ヶ月利用した場合、ユーザーは全ての味を4回以上ずつ食べたことに。「もういいや、満足」と、1ヶ月でサービスから離れてしまう人も多そうですよね。

    しかし当初からドーナツの数が常時15~20種類以上もあり、さらに新メニューがどんどん追加されるような状態であれば、ユーザーは飽きることがありません。「1ヶ月ではとても試しきれない」となれば、翌月・翌々月とサービスを継続することでしょう。

    「サブスク」で勝負をかけるには、このような物量や選択肢の多さをユーザーに示す必要があります。

    サービス設定の練り込みに注意

    サブスクリプション・モデルを導入する場合に気をつけたいのは、「ユーザーの加入後にサービス内容がダウングレードすることは絶対あってはならない」という点です。

    多少の月額料金の値上げであれば、サービスに満足しているユーザーは付いてきてくれます。しかし「動画配信の本数が従来より限定される」「今まで使えてきたサービスが有料オプションになる」といった内容の低下には敏感です。

    一度設定したサービスの質は維持しなくてはなりません。サービスによってはさらにコンテンツを追加していく必要もあります。「どのようなサービスを、どのクオリティで提供するのか」という点は、サービス開始前に徹底的に練り込んでおかなくてはなりません。

    おわりに

    サブスクリプションについてのよくある4つの疑問とその回答、情報はお役に立ったでしょうか?サブスク・モデルは今後、さらに幅広い業界で導入されることが見込まれています。

    ユーザーの意識が「所有する」から「利用する」に変革している今こそ、製造側・販売側も意識を変えていくときです。御社の製品やサービスにも、サブスク・モデルを導入できるかもしれません。まずは手軽な動画や音楽配信サービス等から、サブスクを体験してみるところから始めてみてはいかがでしょうか?

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