宣伝コストを最大限に抑えて売上アップ!飲食店がやるべき9つの集客術

飲食店の集客

店舗経営を軌道に乗せるまでが厳しい現代日本の飲食店業界。独立・開業する人が多い分、開業後2~3年で経営が成り立たなくなる率は実に50%以上という高い数値を示しています。「美味しい料理・良いサービスを提供し、顧客が来るのを待つ」という従来の受け身な姿勢では、激しい顧客獲得競争を生き残れないのです。

多くの人が店を訪れ、リピーターとなるには、まず「店のことを知ってもらう」そして「店のファンになってもらう」という2点が重要になります。この2つをクリアするには、今までよりも積極的なマーケティングを行うことが必要です。ここでは飲食店経営者がやっておきたい9つの集客術についてご紹介していきます。コスト無料・0円からでもスタートできる方法も紹介していますので、「宣伝コストがあまりかけられない」という方も参考になるはずです。

まずはここから!オンライン集客編

ハッシュタグ
いまや集客術として第一候補に上がるのが、インターネットでのオンライン集客です。使い方によっては一気に有名店に躍り出るような爆発的集客ツールとなることもあります。

1.話題のハッシュタグ集客も!SNSで集客しよう

気軽に集客できる手段として、欠かせないのがSNS。今やスマホユーザーのうち72%以上が何らかのSNSを使っている状態ですから、SNSでの拡散力は見逃せませんね。コスト無料・0円からスタートできるというのも大きな魅力です。

●4つのSNSのIDを取得する

現在の日本では「Facebook」「twitter」「Instagram」「LINE」が4大SNSとなっています。できればこの4つのIDは必ず取得し、宣伝方法として取り入れたいところです。「4つ全部をいきなり運営するのは難しい」という場合には、下記にご案内するするSNSの特性等を抑えつつ、店舗のイメージに合ったSNSを2つは選びましょう。

●SNSの特性に合わせた配信をする

同じSNSであっても、InstagramやFacebookにはそれぞれ異なる特性があります。
・Facebook:実名ユーザーが80%以上。オフィシャルかつスタイリッシュな雰囲気が好まれる。日本ではミドル層・高齢層ユーザー率が比較的高い。社会人が使用するSNSというイメージ。
・twitter:匿名ユーザーが90%以上。自虐ネタやゆるいツイートが好まれる。
・Instagram:写真+ハッシュタグでの投稿が基本。写真のキレイさ・オシャレさ重視。基本的に若いユーザーが多いが、最近は30代・40代も増加。
・LINE:トーク機能でメール代わりに使われる。1対1のコミュニケーションが取れること、有料機能でクーポン配信等ができるのが魅力。ファミリー層・高齢層でも使用率が伸びている。「オトク感」が好まれる。

この4つの特徴だけを見ても、傾向が大きく違うのがわかりますね。つまり「4つのSNSに同じ写真やネタをなんとなく掲載しているのではダメ」ということです。例えば同じレストランバーの宣伝でも、以下の配信例くらいの違いを出していった方が集客力は伸びます。

≪配信例≫
Facebook:有機野菜をたっぷり使ったパーティーコース、今週末にいかがですか?(+料理写真)
twitter:今日の野菜サラダは「馬が喰うのかよ」というレベルで野菜20種類ぶっこんでみた (+インパクトのある料理写真)#拡散希望 #地域名 #野菜好き集まれ #店名
Instagram:インスタ映えに力を入れた料理写真+ #バー #地域名 #女子会 #大人女子 #ベジ #グルテンフリー #店名
LINE:今週末は4人以上のコース予約で10%OFF!女子会幹事さん必見です+クーポン配布 等

●ハッシュタグを使いこなしてインスタ集客

「ハッシュタグ」とは、上記の配信例の『#(スクエア・井桁マーク)』で区切ったタグ(見出し)のこと。タグを入れて投稿するとその文字列が付いた投稿を一覧表示できるようになります。例えば前述の場合なら「地域名」「バー」「料理名」といったタグで店を探している人に投稿表示がされて、店のアピールができるのです。

特に現在では若年層を中心に、インスタ検索(ハッシュタグ検索)を行う人が増えています。ハッシュタグをうまく付ければ、SNS内での検索ヒット数が上がるというわけですね。

「写真」と「ハッシュタグ」のみで投稿ができるInstagramは、飲食店にとっては特に心強いSNS。今日のおすすめメニュー、オシャレな内装等をスマホで撮影すればいいだけなので、「文章を考えるのが苦手」という人でも投稿しやすいですよ。

●来店客には「つながり」特典を

SNSは新規顧客の獲得だけでなく、一度来店した顧客を「リピーター」にさせるための集客ツールでもあります。来店した客には、「来店中」にいずれかのSNSのフォロワー/友だちになってもらうのが理想的です。このためにも、複数のSNSのIDを持っておく必要があるんですね。なお「twitter/LINEやってます」とポスターを貼っているだけではNG!「フォロワーになったら1ドリンクOFF」「LINE友だちでデザート無料」といった特典を設けて、「その場ですぐに」フォロワーになって貰いましょう。

●閑散期・突発トラブルの時こそSNSで集客!

台風やゲリラ豪雨・大雪等の天候トラブル、電車トラブルや近隣イベントの中止、…こんなことがあると、一気に客の出足が落ちますよね。最近ですと、大型の宴会予約が入っていたのに当日にドタキャンされてしまった…といったトラブルも少なくないようです。この他、「ワールドカップ・オリンピック等の中継がある」といった時にもテレビ配信を行わない店では出足が落ちがちです。こんな時こそ、「今」の状態を即座にアップできるSNS宣伝の出番と言えます。

≪SNSでの閑散トラブル対応例≫
・twitterで→「台風でも負けずに開店!でもお客さんゼロです!今日は刺し身を全品倍量サービス!ガンガン食ってけーー!!」
・有料サービス@LINE(アットライン)のクーポンサービスを使って→「大雪の日特別クーポン配信!本日お会計から20%OFF!」

このような閑散トラブル時の配信では、必ず地域名、近隣駅名等もハッシュタグ等で織り交ぜて配信するようにしましょう。拡散されたメッセージを見て「家の近くだ」「会社から行ける」と感じた人なら、特別なオトク感で足を向けてくれる可能性が高まります。

なお「閑散アピール」をするのは、上記のような「天候トラブル」「イベントによる影響」といった顧客側が「それでは仕方がない/気の毒だ」と共感できる事由の際にしましょう。特に天候トラブル等も無いのに頻繁に「客が入らない」というアピールをしていると、「味がまずいのでは?」「サービスが悪いのでは?」といった悪印象に繋がってしまいます。効果が高い集客手段ではありますが「やりすぎ注意」というわけですね。

2.SNSで終わらせない!公式ブログでファン作り

現在最強!と思われるSNS集客・ハッシュタグ集客ですが、実はSNSにも以下のような弱みがあります。

・SNSのユーザーにならないと情報が見られない場合がある
・情報の新鮮度がすぐに古くなる
・情報量が少ない(長文投稿ができない)
・過去の情報が辿りづらい
・Google検索・Yahoo!検索でヒットしにくい

特に問題となるのが、ワードが少ないのでGoogleやYahoo!でヒットする確率が低い、集客効果の持続性がないという点ですね。これらの問題を改善するのが「公式ブログ」の存在です。ブログであれば、料理へのこだわり・新サービスの面白さといったアピールポイントを文字制限なく発信していくことができます。SNSからURLでブログに誘導し、ブログのファンになってもらうのも手です。

ブログは利用料無料のものでも構いません。ただ無料ブログは広告が出るため、店舗自体のイメージにも安っぽさが出るのがネック。「チープさ」を魅力とする飲食店であればそれもまた味になりますが…オシャレ系・高級系の経営を狙うなら、有料サービスで広告を消すか、独自ドメインが取得できる「WordPress」を使うことをおすすめします。月額料数百円程度の違いで、ブログの見栄えや印象は大きく変わってくるものです。

3.新規顧客獲得には必須!公式サイト・ホームページ

「オンライン集客なら、『ぐるなび』や『食べログ』に登録だけしておけばいいか…」と思っていませんか?これはかなりの勘違い!消費者アンケート調査では、ユーザーの68%が「飲食店を検索した時、複数のサイトから情報を取得して確認をしている」と回答しています。つまり『hotpepper』『ぐるなび』等でちょっと気になった店について、「公式サイト」も探して店の確認をしてくる一見客さんが多いんです。

これには以下2つの理由が挙げられます。

1)店の雰囲気が知りたい:公式サイト検索をする理由第1位に上がったのが「店の雰囲気の確認」です。飲食店検索サイトの場合、フォーマットが決まっているため、どの店も同じように見えてしまいがち。「実際はどんな雰囲気なのか(高級系/素朴ほっこり系/おしゃれ系/ワイワイ系等)」を知るために公式サイトを探してくるユーザーが多いです。

2)公式発信の情報で安心したい:特に『食べログ』等のユーザー参加型サイトの場合、店舗マップ・営業時間等に間違いがあったり、メニュー情報が古いというケースも多々あります。店舗が公式に発信しているホームページの情報で、「最新・正確な情報」を取得したいと考える傾向が見られます。

また、SNSやブログで知った店舗について「公式サイト」を探すユーザーも珍しくありません。つまりいくらSNSやブログで集客を頑張っても「公式サイト/ホームページ」が無かったら、「この店に行こう!」というアクションが起きにくくなるのです。またサイトがあってもデザインが古い等のイメージが悪いものであれば、見込み客の足は遠のいてしまいます。

公式サイト・ホームページとは、ネット上におけるもうひとつの店舗/看板的な存在と言えるかもしれません。看板の無い店って、入りづらいですよね。反対に公式サイトが美しく整っていれば「雰囲気の良い店なんだろう」と思って貰えますし、「接待等にも使える」といった信頼感も持たれます。店舗の価値を高める=ブランディングを成功させる上でも、ホームページは必須の存在なんです。

「ホームページはあるけれど、デザインに力を入れていない/コンテンツがほとんど無い」という人は、サイト作りの見直しを。「まだホームページが無い」という人は、できるだけ早めにサイト制作に取り掛かることをおすすめします。


 

カンタンDIYでも集客できる!実店舗での工夫編

飲食店の店舗の内装・グッズ等を変えることでも、集客率は変わってきます。とは言え、大きな内装工事をする…というのは経費も手間も大変ですよね。自分達でできる「DIY」や「100円均一ショップ」等からでもスタートできる気軽な工夫の方法をご紹介します。

4.ウェルカムボードを作ろう

ウエルカムボード
オンライン集客と並行して、今度は実店舗での取り組みを行いましょう。最初に手軽に取り組めるのが、「ウェルカムボード」の制作です。ウェルカムボードとは、店の前に置いたり掛けたりしてある板(黒板・ホワイトボード等)のこと。ウェルカムボードでは、以下のような使い方で集客を行います。

●店名と料理傾向をアピールする

特にビルの2F以上にある店舗、B1Fにある店舗の場合、看板があっても店舗の存在に気づかない客が多いです。店舗名や料理傾向を書いたウェルカムボードを営業時間中に1Fのビル入口付近等に置けば、「ここにバーがある」「洋食屋がある」という認知度アップに繋がります。

●今日のおすすめメニューをアピールする

旬の魚や野菜・山菜等を使った料理名が並んでいると、「季節感」にそそられる客が多いです。「本日のみ!」「限定20食!」「当店オリジナル」といった「限定性」を強調することでも「今しか食べられない」と感じた見込み客を引き込むことができます。

●料理の価格帯を示す

初めて入る顧客にとって、「この店、高いんじゃないかな…」という不安は入店を妨げる大きな一員です。でも料理メニュー料金やドリンク料金がウェルカムボードにいくつか提示されていれば、見込み客は料金価格帯を把握できます。「これなら入れる」と思って貰いやすいメニューを提示するのも手です。

●空き具合・呼び込みたい顧客層を示す

忘年会・新年会シーズン等に「今なら団体さんOK!二次会にいかがですか?」と書いてあれば、2F店舗などでも団体客を呼びやすくなりますね。また「お一人様大歓迎。少量ずつのハーフディッシュあります」と書いてあれば、一人客も安心して入ることができます。「女性客」「一人客」「団体」「ファミリー」等、ターゲットにしたい層が足を向けたくなるようなワードをウェルカムボードに入れてみましょう。

ウェルカムボードは「黒板スタイル」が店舗のイメージを損ねにくく、多くの飲食店から好まれています。「スターバックス」や「フレッシュネスバーガー」といった大手店舗でもウェルカムボードを置いている店が多いので、まずはそのような人気店の黒板の書き方をチェックしてみて、最初はマネから入るのも手です。またコストをかけたくない場合、手始めに「100均で売っている黒板」を椅子の上等に置いてみるのも良いでしょう。大きめの黒板なら、絵心のあるスタッフに絵を添えてもらうのも良いですね。

5.「インスタ映えするコーナー」を作ろう

インスタ映え
SNSの中でも、爆発的なユーザー増加数を誇っているInstagram。特に若年層では気軽に店内で撮影し、インスタにアップする層が増えています。この流れを宣伝に使わない手はありません!こちらから「宣伝してください」とお願いしなくても、「インスタに撮りたい」と思わせる店舗にすればユーザーがどんどん情報を拡散してくれるんです。Instagramにアップして貰うには、以下の2点がポイントになります。

1)料理写真の見栄えが良い(料理がインスタ映えする)
2)店舗の内装・コーナーがオシャレである・インパクトがある(内装がインスタ映えする)

特に注目したいのが2点目のポイントです。メニュー内容や店舗全体の内装を変える」のは難しくても、「コーナー作り」にこだわれば撮影ポイントが増えます。

≪コーナー作り例≫
・壁に飾ってある絵がかわいい
・テーブル横に飾られている小物・レイアウトがオシャレ
・トイレに書かれている格言・カレンダーがユニーク
・紙カップやコースターに客に合わせたオリジナルの絵が書いてある 等

大切なのは「撮っておきたい!」「みんなに見せたい!」と思わせるような「引っかかるポイント」を作ること。ターゲット層の好みを考え、コーナー作りをしていきましょう。

6.「顔出しパネル」でSNS拡散!

「コーナー作りのアイデアがなかなか出ない…」そんな時におすすめなのが「顔出しパネル(顔ハメ看板)」を置く方法です。「顔出しパネル」とは、観光地等でよく置いてある顔をはめて撮影する板のこと。ご当地キャラ等にカンタンになりきれるユニークなアイテムですよね。

この「顔出しパネル」は、あるとついつい試してみたくなりますし、写真を撮りたくなるもの。特にInstagramやFacebookで顔出しをしているSNSユーザーの場合、必ず撮影して写真をアップする!と言っても過言ではないでしょう。

≪顔出しパネルのアイデア例≫
・お店のキャラクター
・スタッフのコスチューム
・店舗の名物料理・原材料(魚介類等)
・店舗がある地域の観光イメージ
・時代劇風・カウボーイ風等のコスプレイメージ
・猫・犬等の動物風  等

「大きな顔出しパネルを置く場所が無い…」そんな人でも、現在は「ハンディタイプ」の顔出しパネルが登場しているので安心です!手持ちの顔出しパネルなら、小さな飲食店でも「顔ハメ」が楽しめるというわけですね。なおパネルのデザインは「お店のイメージに合うもの」がベスト。また必ず「店名」が画角の中に入るようなデザインにした方が、拡散時の集客力を高めます。

なお「顔出しパネル」を置いたら気を配りたいのが、顧客の撮影タイミング。お互いに撮影を楽しんでいるようであれば、必ずスタッフが声掛けをして「全員写真」を撮影してあげましょう。「集合写真」となることで仲間内でのSNS拡散傾向は更に上がります。

●「パネル写真拡散キャンペーン」を展開する

パネル写真での拡散力をより上げてくれるのが、店舗で行うキャンペーン展開です。例えば「パネル写真にハッシュタグを付けてSNSにアップしてくれた人にはワンドリンクサービス!」というキャンペーンをすれば、多くの人が「顔出しパネル」に挑戦してくれるでしょう。前述のとおりSNSのハッシュタグでは多くの人がSNS内での検索を行っていますし、話題となるようなユニークな写真が撮られれば一気に拡散される可能性も高いです。

 

「地元顧客」を獲得しよう!地域宣伝編

飲食店が集客する上で、大切にしたいのが店舗近隣の地元客です。店舗と住居・オフィス等の距離が近ければ近いほど、足繁く通ってくれる「常連客」になりやすいもの。安定した頻度で来店してくれる顧客を多くつかめるよう、「地元向け」に集中した宣伝も合わせて行いましょう。

7.ポスティングチラシを活用しよう

地域を特定した宣伝に適しているのが、各戸のポストに直接投函されるポスティングチラシです。ポスティングチラシでは、以下のような集客効果が見込めます。

・地域での認知度大幅アップ:駅前等の立地に優れた店を除くと、新規開店した店舗ができてもなかなか住民はそれに気づかないものです。「ここに店ができた/店がある」という地域における認知度の上昇に向けて、チラシは大きな手がかりとなります。

・「店の中」を知ってもらえる:ガラス張り等の店であれば通りすがりの人も店の様子を伺えますが、2F・B1F等にある店だと店内の雰囲気は測りかねるもの。チラシで店内写真やメニュー写真を紹介することで、「ここなら行けそう」「気軽に行ってみたい」といったポジティブな感情を引き出せます。

・「店の強み」をスピーディにアピール:アナログな「紙面」による情報の伝達では、字の大きさ・掲載写真の大きさや位置等で強調したい情報を前面に押し出すことができます。「つけ麺がうまい店」「夜遅くまでやっている店」「お一人様大歓迎」といった店舗ならではの個性を押し出し、印象付けを行いましょう。

●セルフポスティングは厳しい?

スタッフ自らがチラシを配る方法は、店舗近隣地域の住民層を知るといった意味ではメリットもあります。しかしチラシの配布枚数は、新規オープン等の場合には平均して1万枚~2万枚クラス。一軒一軒を個人で手配りするのには、かなりの労力と時間がかかります。

少人数制の店舗の場合、チラシ配りに多くの人員が割かれてしまう可能性も大。また「近隣地域で話題となる」「注目を集める」「クーポン等の特典に差を付けない」という意味では、配布日時に大きな差が出るのも避けたいところです。現在ではチラシ配布を行うポスティング業者の依頼料も下がっているので、専門業者に依頼をしてみるのも手と言えるでしょう。

8.地域イベントに参加・出店しよう

開店予定の地域・開業した地域のイベントのチェックは済んでいますか?「地元指向」が進んでいる現在の日本では、ファミリー層の他、若いカップル層等でも「地元のイベント」への参加率が高まっています。店舗近隣地域・周辺地域からの参加者が多い以下のようなイベントは、店舗の認知度を高める大きなチャンスと言えるのです。

【地域イベント例】
・正月イベント
・花見・花祭り
・花火大会
・盆踊り
・秋祭り
・ハロウィンイベント
・クリスマスイベント
・商店街イベント(歳末大売出し等)
・音楽フェス(ジャズフェスティバル等)
・映画フェス
・公園・広場等での市場、フリーマーケット等

現在では上記のような地域イベントについて、地域の店舗や商店街が主体となり出店店舗を募るスタイルも増えています。また駅やバス停からイベント地までの間に店舗があるのならば、店内で客を迎えるだけでなく店先にもテイクアウトスタイルの出店をし、店の個性を知ってもらいましょう。

9.店舗連携企画をしてみよう

地域のイベントを待つだけでなく、自らが主体となって企画を行ってみるのも良い手です。近隣店舗とコラボレーションをした企画を出せば、今までとは違う客層を呼び込むことも期待できます。

例えばあなたの店舗がカフェで近隣に書店があったら、書店と連携して「カフェでお気に入りの本を楽しむ企画」を行ってみるのも手。書店のレシートを見せればコーヒー代×%OFF、プチデザート無料といった展開があれば、書店→カフェに行く顧客の流れが作れます。もちろん両店舗での合意が必要な企画ですが、老舗店舗・人気店舗等と連携ができれば非常に心強いですね。

餃子の店・ラーメン店が集まる激戦区の場合、敢えてライバル店と手を組んで「食べ比べコラボ企画」を行っている店舗もあります。かなり挑戦的な企画ではありますが、認知度アップという意味では大きな効果を持っていると言えるでしょう。
なお店舗連携企画は、「とにかくやればいい」というものではありません。自店舗のイメージを損ねない企画か、ターゲット層が集まる企画なのかを吟味する必要があります。

【連携店舗を探すポイント】
・自店との距離感は近いか?
・駅・商業施設からの人の流れの向きは?
・近隣地域の中で人が集まっている店か?
・自店が欲しいターゲット層に近い層が集まっているか?
・両店舗にメリットが生まれる業務か?
・相手側店舗経営者との世代が近い等、連携協力が取りやすそうか? 等

自店舗周辺の店舗、近隣の商店街、駅前店舗等を見て回ってみて、連携企画が取れそうな店舗を探してみましょう。

 

おわりに–集客術の売上げアップ効果を倍増させるためのコツ

飲食店が売上をアップさせるための集客術はいかがでしたか?いくつもの方法があるので「どれから始めたら良いのか…」「チラシや企画の内容はどうしよう」と悩んでしまった方もいるかもしれません。そんな時には、まず根本的な部分を見直してみましょう。それは「どんな客に来て欲しいのか?」という点です。

「誰でも良いから来て欲しい」…そう思う方もいるかもしれません。しかしマーケティングは「万人ウケ狙い」をすればするほど、その効力が弱まります。特に宣伝コストがかけられない場合には、できるだけターゲット層を絞り込み「その層にウケる宣伝」をすることが重要になるのです。

【来て欲しい客のモデル選び】
1)現在の常連客はどんな属性か?
2)店の強み・個性には、どんな客にウケそうか?
3)「これから自分の店に来て欲しい客」はどんな人か?

上記の3つのポイントについて、「性別」「年齢層」「家族構成」「働き方」「収入」「ライフスタイル」等をできるだけ絞り込みながら考えてみましょう。例えば「富裕層の50代男性がひとりでフラリと来るような、落ち着いた店舗にしたい」のと、「流行に敏感な20代の女性が友だち同士で集まるような、オシャレでかわいい店にしたい」のでは、優先すべきマーケティング手段も違いますよね。チラシやホームページのデザインひとつでも、年齢層や性別で「好まれるデザイン」は変わってきます。

「ターゲットを絞り込み過ぎたら、人が集まらないのでは」と不安に思う方も居ることでしょう。しかし「メインターゲット層ではない客(=店と相性の良くない客)」が新規顧客としていくら集まったところで、その客層がリピーターになる確率は低いままです。観光地等にある立地の良い大手店舗なら「一見客」のみでの経営も成り立ちますが、通常の小規模・中規模店舗では「リピーター客」「常連客」が経営を支える骨柱となります。つまり「常連客になってくれる率が高い層」を呼び込み捕まえることが、店舗経営では重要なのです。

メインターゲット層をきちんと捉えて店に活気が生まれると、その客の紹介・話題性等からターゲット層以外の層(サブターゲット層)も自然と集まるようになってきます。大切なのは「これから来て欲しい客」のコアな部分を絞り込み、その層が来る宣伝手法を練り込むことです。特に「店の強み・個性に共鳴する顧客」は常連客となりやすいので、まずは自店舗の「他店には無い独自性」「個性」「強み」を振り返ってみるところから始めてみましょう。

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