2017年段階でまつげエクステの市場規模は1500億円を越え、その市場規模は更に拡大を続けています。「まだまだ伸びがある」と言われるマツエク業界ですが、店舗の増加に従って顧客獲得競争が激しくなっているのも現状です。小規模・中規模サロン経営者の方の中には、集客に悩まれている方も多いのではないでしょうか?
サロンを探す見込み客の70%以上が店舗ホームページ・美容系検索サイト等のWeb情報を参考としている現在、集客を伸ばせるかどうかは「Webマーケティング」にかかっているとも言えます。特に「ホームページ(公式サイト)」での集客は見逃せない要素です。
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まつげエクステサロンがホームページで集客するコツは?
「マツエク未経験者」を惹き付ける
まつげエクステサロンの集客を考える上で、まず抑えておきたいのが「見込み客の特徴」です。
この分母の少なさを考えると、「マツエク経験者」だけを集客ターゲットとするのはうまい手と言えません。現在のマツエクサロンの増加率を鑑みても、経験者層の奪い合いだけでは長期的な集客の伸びは期待しにくいのです。
そこで着目をしたいのが、未経験者の中での「マツエクへの興味」を持っている潜在層です。前述の消費者アンケートでは「マツエク未経験だが、興味を持っている」という率は年々増加傾向にあり、未経験者内の実に60%~70%が「見込み客層」であることがわかっています。比率の大きい「未経験者層」をどれだけ取り込めるかで、今後の経営は決まってくると言えるでしょう。
では、この未経験者層をホームページで惹き付けるには、どのような点に工夫をしたら良いのでしょうか?代表的な方法としては、以下の3点が挙げられます。
1.安全性のアピール
マツエクに興味を持ち、「これからマツエクをしてみようか」と考えている層が最も不安に感じているのが「マツエクの安全性」です。近年では違法サロンによるトラブル等のニュースが多く発信されていることから、見込み客側は「安心してマツエクができるのか知りたい」と考えています。
ところが安全性に留意している良心的なサロンほど、安全性への取り組みを「当然のもの」と考え、Web上でのアピールを怠ってしまいがちです。結果としてホームページを見た見込み客は「信頼できるサロンなのかどうかがわからない」と判断し、安全アピールをうまく行っているサロンへと流れてしまうわけですね。
美容所登録済み
アイリストが全員有資格者である
アイリストの実績年数
衛生管理への取り組み 等
上記のようなポイントはトップページ・サロン紹介等のわかりやすい場所に配置し、信頼性の高さをアピールしていきましょう。
2.初心者向けFAQの設置
FAQとは「Frequently Asked Questions(頻繁に行われる疑問)」という言葉の略称です。日本語で言うと「よくある質問」といったところですね。マツエクサロンの場合、この「質問への回答」がどれだけ準備できているかどうかでも集客率は変わってきます。なぜFAQが必要なのでしょうか?
例えばヘアサロンの場合、「パーマ」「カット」といったメニューを載せておけば、見込み客側はどのような施術が行われるのか、自分が選ぶべき施術はどれかを今までの経験で判断することが可能です。しかし未経験者の多いまつげエクステの場合、見込み客側はメニューのどれを選んだら良いかもわからない状態であることが多いもの。
わからないことが多く、ホームページ内でその疑問や不安が解消できない(他のページで調べなくてはならない)となると、ページにやってきた客は「敷居が高い」「自分はこの店のターゲット層ではない」と感じて店から離れてしまいます。反対に見込み客の様々な疑問に答えておけば、見込み客側の店舗に対する安心感は高まり、来店へと繋げやすくなるわけです。
またFAQを設置しておくと、「今すぐサロンに行くわけではないが、マツエクをやろうかと考えている」という未来顧客層のヒット率も増えます。例えば「マツエク+デザイン」や「マツエク+選び方」で検索をかけてきた人があなたのお店のページを訪れ、疑問に思っていた点を解消できれば「マツエクに行く時にはこのお店を選ぼう」という好印象を得られるわけですね。
まつげエクステはどれくらいもつの?
まつげエクステではどんなデザインを選べばいいの?
マツエクをした後に注意する点はある?
サロンに行く時にはメイクして行ってもいい?
エクステと一緒に自まつげも抜けてしまうの? 等
今までお客様から受けた質問等を振り返ってみて、お客様目線に立ったFAQを用意してみましょう。
FAQの充実でGoogle検索上位へ
FAQ等のコンテンツを充実させていくと、GoogleやYahoo!等の検索エンジンから「良質なホームページである」と認識され、上位に表示されるようになっていきます。ホームページが検索上位になれば、マツエク未経験者だけでなく「今すぐサロンに行きたい」と検索をかけている見込み客もキャッチしやすくなるのです。
3.カウンセリング制度・パッチテスト制度等のアピール
「まつげエクステに挑戦してみようか」と悩んでいる見込み客は、「失敗をしたくない」という不安を抱えています。
自分に似合うデザインに仕上がるのか?
自分のまつげが傷んでしまわないか?
敏感肌でも施術を受けられるのか?
このような様々な不安を解消し「このお店なら失敗しない」と安心させることが、来店へと繋げるポイントというわけですね。
特にマツエク未経験者が来店を決める要素としては、以下の3つが挙げられます。
1)事前カウンセリングが丁寧である
2)デザインについて相談がしやすい
3)パッチテスト制度が整っている
カウンセリング制度が充実している点、パッチテスト制度がある点等はきちんとコンテンツに盛り込み、未来顧客の不安を和らげていきましょう。
「独自性」を打ち出して差別化する
まつげエクステサロンの店舗数が増加している現在、顧客から選ばれるにはサロンの「独自性(オリジナリティ)」をハッキリと打ち出していく必要が出てきています。単に「技術力が高い」というだけでなく、その他の「プラスアルファ」があるかどうかが集客のポイントとなるわけですね。独自性の例としては以下のようなものが挙げられるでしょう。
プライベート型サロンでマンツーマン体制である
夜間営業対応をしている
託児サービス等の母親向けサービスが充実している
マツエク保証制度が充実している
新しいマツエク技術を採用している(他に無いメニューがある)
ショッピング施設に近く、買い物帰り等に利用できる
顧客のファッションに合わせたデザインを提案できる 等
上記のような「独自性」の部分に魅力を感じる見込み客は、料金面よりも「プラスアルファ」の部分を重視しています。つまり高単価の顧客を掴みやすいというわけです。
また顧客のニーズ(=プラスアルファ)と店舗の打ち出しているサービスが合致すれば、サービスを実際に受けた顧客の満足度は飛躍的に上がる傾向も見せています。「他に無いサービスがある」という独自性への満足感を得た顧客は、リピーターになってくれやすいのです。
その点デザインの自由度が高い自店舗のホームページでは、前述した店舗の独自性をサイトデザインやキャッチコピー、検索時の表示メッセージ等といった様々な要素によって「アクセスをしてきた最初の1秒」からアピールしていくことができます。「プライベート感」「高級感」「大人向け」「利便性」といった店舗の方向性を明瞭にし、ホームページでしっかりとその個性を押し出していきましょう。
フォトギャラリーの豊富さで視覚的説得力を
マツエクの効果やサロンの技術力を見込み客に知ってもらうためには、施術例で視覚的に説得をしていくことが大切です。「デザイン例」として「エレガントスタイル」「キュートスタイル」等のいくつかの例だけを載せているという店舗はまだまだ多いですが、これだけでは説得力としては「弱い」と言わざるをえません。
顧客側が求めているのは、『自分の目』がどの程度素敵になれるのか?という予測をするための実例です。いくら「一重まぶたでも奥二重まぶたでも、魅力的な目になれます」「職場に合ったナチュラルスタイルもできます」と文章で書いてあっても、フォトギャラリーにあるのがパッチリとした二重まぶたの写真や派手なまつげの写真ばかりでは「参考にならない」と考えてしまうわけですね。
ナチュラルスタイル・盛りスタイル等「スタイル毎」のギャラリー
モデル年齢層が幅広いギャラリー
「一重まぶた」「下向きまつげ」等、顧客の悩みに沿った施術例
上記のようなバリエーション豊かなビフォーアフター写真(施術例)があれば、見込み客は「技術力があるサロンだ」という信頼感を持ちます。開店したばかりで施術例が少ないというような場合には、写真掲載OKの場合の割引特典やモニター募集等をしてでも施術写真を多めに準備しておいた方が良いでしょう。
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ホームページによるマツエクサロン集客成功事例
集客に成功しているまつげエクステサロンは、ホームページをどんな風に使いこなしているのでしょうか?事例を見ながら参考にしていきましょう。
「ビギナーズガイド」でマツエク初心者を大量獲得
個人サロンを開業して2年目になるAさんは、来店する層に「マツエク初心者」がほぼ居ないということに着目。「初めての人が来づらいのではないか?」「初心者に安心して来てもらうためにはどうしたら良いのか?」と考え、自店舗ホームページに「初めての人のための来店ガイド」を設置しました。
ガイドページでは、サロン来店時のアイメイクについて等の来店準備段階から流れを丁寧に説明。またカウンセリングの内容・施術中の様子等も写真と共に掲載しました。この他、施術後のアフターケアについての説明ページも準備。更に「わからない点があればお気軽に」とLINEでの質問受付体制も整えたのです。
ビギナーズガイドへの反応は早く、「マツエク 不安」「マツエク 初めて」といった初心者による検索のヒット数が急速に増加。アクセス数は3ヶ月で改善前の5倍にまで上がり、問い合わせ・申込等の反応率も従来比の120%にまで上昇しました。アフターケア等の相談も受け付ける丁寧な対応が顧客満足度を上げ、ビギナー層をリピーター層に繋げることにも成功しています。
「夜間受付」アピールで高単価客獲得に成功
まつげエクステ専門サロンBは、近隣に競合店が複数出店したことで顧客が流れていることに悩んでいました。「料金を下げずに顧客を獲得したい」と考えたサロンBは、ターゲット層を近隣のオフィスやショッピング施設帰りの女性層に絞込み、営業時間を23:00にまで延長。「会社帰りに気楽に寄れるサロン」であることを『強み』としたのです。
この『強み』を全面的にアピールするために、ホームページではトップページだけでなく各ページ上部に営業時間をわかりやすく表示。「深夜対応」「会社帰り」「遅くまで」といったキャッチコピー・ワードを多く織り込んだ他、サイトデザインも夜らしさを感じさせるものに変更しました。また各ページから即座にWeb予約フォームへと移れるように、最も目立つページ右肩部分にフォームを準備。Web即時予約ができる点を大きくアピールし、利便性を強調したのです。
ホームページを改善した結果、夜間受付の申込率は従来比の180%にまで上昇。また「夜遅くまでやっている」点を魅力と感じた近隣エリアからの顧客流入層が増え、高単価のリピーターを掴むことにも成功しています。
おわりに
前述をしたとおり、まつげエクステは「まだ試したことが無い」という女性層が90%もおり、なおかつ潜在的ニーズを持つ層(「興味がある」と考えている層)が70%も居る業界です。未利用者層・潜在層が多いということは、それだけ未来の顧客獲得チャンスが多いということになります。
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