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良い人材はホームページで獲得!ネット求人の7つのポイント

空前の人手不足が社会的問題となっている現代の日本。「求人情報を掲載しても人が集まらない」「良い人材が獲得できない…」とお困りの求人担当の方・経営者の方も多いのではないでしょうか?

正社員からアルバイト求人まで、良い人材が集まってくるかどうかは「企業のネットでの情報掲載のあり方」で決まります。「なんとなく」で行っていた求人募集やWebマーケティングのあり方を一度見直してみましょう。

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ここでは優秀な人材確保のための求人ページの作り方のポイントを詳しくご紹介していきます。

1.自社ドメインの公式サイト・ホームページはあるか?

自社ドメインの公式サイト・ホームページ
まず最初の一歩として、御社に「自社ドメインの公式サイト・ホームページ」はありますか?何を当然の質問を・・・と思われるかもしれませんが、特に中小規模の店舗経営の場合等ですと、この質問に対する答えが「NO」というケースも見られます。キチンとした自社サイトが無い–これは大きなネックです。

ネット求人を成功させるために、社の「顔」としての公式サイトの存在は絶対に必要と言えます。就職活動中の学生を対象としたアンケートでは、実に89.6%が「応募する企業の公式サイト・ホームページを情報源としている」と回答しているのです。

求職者達は会社・店舗の様子を知りたいというだけでなく、まず「その企業が信頼できるかどうか」という点を確認しに来ています。

インターネットにおいて、自社ドメインの公式サイトはいわば「自社で建てた社屋」といった扱いです。対して無料で作れるSNSのアカウントやレンタルホームページは「無料で借りられるレンタルオフィス」といったところでしょう。世間における信頼度の高さがどれだけ違うか、この段階でイメージできる方が多いのではないでしょうか。

【NG例】
・店舗・企業の情報発信源がSNS(Facebook、Twitter等)しか無い
・店舗・企業の情報が無料のGoogleマイビジネスからしか得られない
・無料ブログやインターネットプロバイダのレンタルホームページしか無い

「信頼できる良い人材を獲得したい」と考えるのであれば、企業・店舗側も「信頼に値する会社である」とネット上で示す必要があります。自社ドメインのホームページ・公式サイトは、信頼の基礎とも言える存在なのです。

2.独立した求人ページはあるか?

求人ページ
自社サイト・店舗ホームページをお持ちの場合、「求人募集」のコンテンツは独立していますか?以下のようなサイト構成では、「求人募集をしても応募がない」「ユーザーから反応が見られない」といった結果となる可能性も高くなってしまいます。

【NG例】
ニュース・お知らせページにに求人募集の話題が出ているだけ
ブログで求人募集をした記事が掲載されているだけ
「詳しくはこちら」と就職・求人サイトへのリンクがされているだけ

自社サイトのページには、就職サイトや求人サイトのような情報量の制限はありません。ですから求職者が欲しい情報や自社の魅力を様々に盛り込むことができます。

また自社ホームページの中にある独立した求人ページ(求人コンテンツ)は、その他の様々な求人情報を発信する時の「基盤」ともなってくれるものです。

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例えばSNSで求人募集をする場合にも「詳しくはこちら!」と求人ページへのURLをリンクすればOK。ページに直接アクセスできるQRコードを作れば、チラシやポスターといった紙ベースの求人募集にも役立てることができます。

3.採用情報は更新されているか?

コンテンツの充実
「この一年、いつもホームページで採用募集をしているんだけれどなかなか人が集まらない…」人手不足の現在では、こんな悩みをお持ちの方も少なくないようです。でも「人が来るまでは」と考えて、求人ページの情報を何ヶ月もそのまま放置していませんか?

インターネット上の情報は、更新された当日から日が経つ毎に、ユーザーからどんどん「古いもの」として認識されるようになっていきます。半年、一年と時間が経てば経つほど、情報を見に来たユーザーからは「最新情報とは異なる間違った情報である可能性が高い」と感じられがちです。

また企業サイト上の情報が更新されない状態は、求職者達から「人の集まりが悪い会社(=活発な様子が感じ取れない会社)」「古い会社」「積極的でない会社」といったマイナスイメージを持たれてしまいます。

求人ページのポイント

採用情報ページには必ず更新日を設ける
情報更新を定期的に行い常に最新の情報にしておく

自社サイトであれば外部の求人・就職サイトとは異なり、内容の頻繁な更新を行うことも容易です。

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情報を常に新鮮な状態に保ちましょう。

4.募集要項以外の情報も盛り込まれているか?

「求人ページを公式サイトに設置しているが、ユーザーからの反応がほとんど無い…」そんな悩みを持つ企業・店舗に多いのが、「求人情報がアッサリしすぎている」というケースです。

一般的な求人の情報と言うと、以下のような基本的な募集要項を思いうかべる方が多いですよね。

【募集要項の基本情報】
募集年齢
業種
給与
待遇 等

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しかしこの情報の羅列だけでは、完全な情報不足です!

せっかく自社サイトで情報量の制限も無く様々な情報を盛り込めるのに、内容が一般的な求人サイトとほぼ同じでは、もったいないですよね。求職者たちの多くは「その企業・店舗で自分が働く姿」をできるだけ具体的にイメージしたいと考えています。それに応える対応が求められるのです。

働く姿をイメージできる情報をプラス

例えば一口に「営業職」と言っても、商社や販売店を対象にしたメーカー営業とエンドユーザー相手の営業では、内容も指向性も大きく違います。また「書店アルバイト」と言われても、業務内容が本屋のレジ前に立っている姿しか想像ができない…という学生は多いことでしょう。

「何を扱い、どんな働き方をするのか?」このような求職者達が知りたい情報をできるだけ盛り込むことが、求人ページでは大切なのです。

【採用情報に盛り込む情報例】

実際の業務内容
業務のやりがい
どのような人材を求めているか
どのように仕事に取り組んでほしいか
同業務の社員によるインタビュー(成長できたエピソード、日々の様子等)
職場内部の案内 等

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例えば「営業職2年目のAさんの一日」といったコンテンツが掲載されていれば、求職者側は「自分も2年目にはこんな風になれるかな?」とポジティブな想像をすることができます。

また求人ページで「どんな人に来てほしいのか?」をハッキリとさせることは、給食側のみならず企業にとって大きなメリットです。「どんな人でもいいから来てほしい」では、就職後のミスマッチによるトラブルも増えてしまいます。募集内容を明確にすることこそ、「ニーズにマッチする人材」を集める第一歩となるのです。

5.社内の雰囲気・社風が伝わるか?

就職活動・アルバイト経験者達によるアンケート調査では、応募企業を選ぶ際のポイントの第一位に「会社の雰囲気・社風(全体の71%)」が選ばれました。つまりネットで求人を探している人の7割近くは「社内の雰囲気を知りたい!」と考えていることになります。

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また人間は「不透明なもの」、つまりこちらから見えない・わからないものに対しては、不安や疑念を抱きがちです。反対に中身が見えると安心して、対象に対する信頼感を強めます。

言い換えれば、社内の雰囲気や社風をサイトでオープンにしている企業の方が求職者達から選ばれやすくなる可能性が高くなるということになります。様々な情報が掲載できる自社サイト・自社ホームページは、会社の雰囲気をアピールするうってつけの場なのです。

画像や動画をプラスしよう!

学生時代のアルバイト経験を思い出してみましょう。例えば「スタッフ一丸となって働いています」「休憩時には和気あいあいとしています」とテキストでいくら書いてあっても、実際に店舗に行くまでは一体どんな雰囲気なのかは判然としない…と感じた経験がありませんか?

しかしここに例えば店内で働くスタッフ達の様子や休憩中の動画が挟まれていたら、イメージはより具体的になるはず。「女性が多いな」「若くて元気な職場なんだな」「キビキビとしているな…」等等、テキストでは伝えきれない職場の雰囲気がリアルに伝わってくることでしょう。

「画像」や「動画」には、求職者達に社内の雰囲気をリアルに感じてもらえる上に、自らの働く姿をより具体的にイメージしてもらうための大きな手がかりとなるのです。

【画像・動画掲載例】

社内の様子の写真・動画
業務風景の写真・動画
休憩中の写真・動画
社員へのインタビュー動画
スタッフ達の笑顔の写真
経営者・責任者の笑顔の写真 等

6.沿革・会社概要ページはしっかり作られているか?

求職者達がチェックするページは「求人ページだけ」とは限りません。就職活動中の学生のうち、65%以上は「沿革・会社概要ページを見る」と回答しています。特に「中小規模の企業」の場合、会社概要ページを丁寧にチェックする率が高くなる傾向です。

これは企業沿革・会社概要ページが、その企業の信頼度を確認するための要素となる存在だからとも言えます。

ブランドが確立している一流企業や大手企業なら、名前を聞いただけで一定の信頼感が得られるものです。しかし今回初めて知った企業に対しては、求職者達も「安心して働ける企業かどうか」をしっかりと見極めようとします。

【求職者達の不安や疑念】
実績がある企業なのか?
経営に問題はないのか?
規模はどの程度なのか? 等

企業沿革や会社概要ページがそもそも設置されていなかったら、求職者達は企業ホームページに来ても「回れ右」をしてしまうことでしょう。また内容に不備があったり、情報が不足して不親切な場合にも同様です。

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企業沿革・会社概要ページは、一般的なエンドユーザーがあまりチェックする箇所ではありません。そのため特に自社制作している企業サイトの場合、内容がおざなりになっているケースが多々あります。

沿革ページ・会社概要ページがていねいに作られているかどうか、今一度見直しをしてみましょう。

おすすめ記事サイトの会社概要で信頼を勝ち取る!書き方・作り方のコツ

7.求職者のFAQに答えているか?

「人材確保のためにサイトを拡充したいけれど、どんなコンテンツを盛り込めば良いんだろう…」そう悩んでいる求人担当の方もたくさん居ることでしょう。そんな時のヒントとなるのが、「求職者のFAQへの回答(Q&Aコンテンツ)」です。

FAQとは英語のFrequently Asked Questionsを省略したもの。直訳すると「頻繁に尋ねられる質問」、より滑らかな訳し方をすれば「よくある質問」ということになります。

求職者は応募・面接の前に、企業に対して様々な不安や疑問を抱くものです。質問の中には、「面接前には質問しにくいな」と感じるものや、「わざわざメールで問い合わせるほどではないのかも…」と感じるものもあることでしょう。

そのような疑問や不安が積もり積もれば、「この企業に応募するのは止めておこうか」と判断されかねません。また面接の際にどの求職者からも同じような質問が出て、面接官が判で押したように回答する…これでは制限された面接時間がもったいないところです。

公式サイトである程度の疑問をカバーするFAQ回答コンテンツを設けておけば、求職者は安心して求人応募フォームに入力することができます。

質問・疑問の例

育休・産休のシステムはどのようになっていますか?
服装自由とのことですが、実例は?
サイトに掲載されている時差出勤は実際何%導入されていますか?
未経験でも応募はできますか?
女性多数とのことですが、男女の比例を教えてください。 等

もちろん求職者が企業に対して抱く不安や疑問は、その企業や業務によっても変わってくるものです。今までの面接でよく聽かれた質問等があれば、それらをピックアップしていくのも良いでしょう。

また産休や育休等、新聞や雑誌でよく話題になる内容を盛り込むのも手。世相を反映させた内容を意識すれば、自然と求職者のニーズにも合致していきます。

おわりに

自社サイト・ホームページで求人をする際の7つのコツはいかがだったでしょうか?上記で解説したポイントを意識しつつ、一度若者たちから人気の企業や競合企業のサイトをのぞいてみるのも良い手です。

「この写真が企業の好感度を上げているようだ」「この動画はわかりやすい」…そう感じるポイントがあれば、自社サイトにもどんどん取り入れていきましょう。自社のホームページは求人サイト・就職サイトとは違い、企業の工夫次第でいくらでも拡充することができます!魅力的な自社サイトと求人ページを作ることで、求職者達からの反応も大きく変わってくることでしょう。

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