コーポレートサイトとは?目的やメリット・注意点を解説

コーポレートサイト

会社の顔であるコーポレートサイトは、今や企業や店舗を経営する上で欠かすことのできない存在です。またコーポレートサイトは「とにかく設置しておけば大丈夫」というものではありません。その役割や目的を知った上で、適切な情報掲載をして初めて「コーポレートサイトのメリット」を享受することができるのです。

自社・自店舗のコーポレートサイトが無い、またはコーポレートサイトが適当な設置のままになっている…こんな状態だとしたら、早めに見直しをすべきと言えるでしょう。ここでは「コーポレートサイトとは?」という基本の部分からコーポレートサイトの目的や役割、またコーポレートサイトを設置する際の注意点等も詳しく解説していきます。

コーポレートサイトとは?2分でわかる概要

まずは「そもそもコーポレートサイトとは何か」をハッキリとさせておきましょう。コーポレートサイトは実は日本での造語。英語の場合には「Corporate website(コーポレート・ウェブサイト)」と呼称するのが一般的です。そのまま訳すと「法人/組織/団体のWebサイト」ということですね。

世界では、コーポレートサイトには2種類の意味合いで使われています。

広義のコーポレートサイト
英語の直訳に近く「企業が持つサイト」を意味するのがコーポレートサイトという考え方です。つまり企業が運営するサイトであれば、製品のプロモーション用のサイトもECサイト(ネットショップ等)も、すべて「コーポレートサイト」の範囲内ということになります。
狭義のコーポレートサイト
より狭く限定的な意味の「コーポレートサイト」は、企業が自社情報を公開したり、発信するためのサイトのことを意味します。「企業の公式サイト=コーポレートサイト」という感覚です。

2020年代の日本のWebマーケティング業界では、「コーポレートサイト」は多くの場合で後者、狭義の意味である「会社の情報ページ」的な扱いで使われています。このページでも、以降の文では「コーポレートサイト」を企業情報を公開するのサイトとして取り扱っていきます。

コーポレートサイトの主な掲載内容は?

「自社情報を公開するサイト」と言われても「自社の情報って何?」とピンと来ない人も多いかもしれませんね。コーポレートサイトに掲載する基本的事項を見ていきましょう。

会社概要
その企業だどのような企業なのかをシンプルに表す情報です。社名や代表者名、設立年月日や従業員数、会社の住所等を掲載します。

企業沿革
企業設立以降の社屋の移転や支店の増加等の変遷、企業の実績等を時系列に沿って掲載します。

企業理念
会社を起こし運営していく「意義」や「使命」、会社経営をする上で何を重視しているかという「価値観」等を案内していきます。カンタンに言えば「なんのために会社をやっているか?」を知ってもらうコーナーです。

IR情報
「IR」とはInvestor Relations(インベスター・リレーションズ)の略称です。カンタンに訳すと「投資家向けの広報」といったところでしょうか。株主・投資家達が求める企業の財務状況等を詳しく案内していきます。

ただしIR情報を公開する企業は、基本的には上場企業のみです。非上場企業には業績・財務状況の公開義務はありません。

プレスリリース
プレスリリースとは、報道機関に向けた最新の公式情報発表の場です。エンドユーザー向けの宣伝情報との違いとしては「客観性の重視」が挙げられます。

プレスリリースでは必要以上に煽ったり宣伝文句を連ねたような内容にするのはNG。「誰が、いつ、何をしたか」といった基本的な情報を簡潔にわかりやすく説明していきます。

問い合わせ
企業の総合的な問い合わせ窓口もコーポレートサイトに設置します。電話で言えば「大代表」的な存在です。もちろん問い合わせ総合窓口から、エンドユーザー向け・報道機関向け等等の各専門窓口に振り分けを行っても構いません。

とてもザックリした言い方をすれば、コーポレートサイトは「企業の自己紹介のためのサイト」と置き換えられるかもしれません。ネットユーザーに自社を知ってもらうためのサイト、それが「コーポレートサイト」なのです。

コーポレートサイトの役割と目的

企業の信頼性
現代社会では、どんなに小さな企業でもコーポレートサイトは必要とされています。コーポレートサイトを置く目的、コーポレートサイトの役割とは何なのでしょうか。

企業の存在を証明する

コーポレートサイトは、現実社会での「名刺」のようなものです。出会った人に「ぜひビジネスの取引をしたい!」と言われても、その人から名刺すら渡されなければお付き合いをする気にはなれませんね。また渡された名刺に住所も電話番号も書いていなかったら、やはり警戒心を持つ人がほとんどでしょう。

これと同じように、ネット上で「A」という企業を知ったユーザー達は、まず企業名「A」でGoogle検索をかけ、「A」という企業が本当にあるのか?どのような会社なのかを調べ始めます。Aのコーポレートサイトがあれば「ネット上でもキチンと情報公開の場を設置している、存在している会社だ」という証明になるわけです。反対にコーポレートサイトが無い場合、ユーザーはその企業の存在そのものを疑ってしまいます。

企業の信頼性を高める

コーポレートサイトを訪れるまでは、ユーザーはその企業のことをほとんど知らない状態です。まだその企業を信用して良いのかどうか、迷う部分も多いことでしょう。

しかし企業理念や代表者の人となり、企業実績等の情報を開示していけば、その分だけユーザーは企業に対して信頼感を持つことができます。「安心して付き合うことができる企業であると示すこと」。これがコーポレートサイトの大きな役割なのです。

コーポレートサイトのメリット

キチンとした情報を掲載したコーポレートサイトを設置することは、企業に対して次のようなメリットも生み出します。

ユーザーから好かれる会社へ

「どんな人達が作った会社なのか」「どのような理念を持って仕事に取り組んでいるのか」…企業が公開した情報がユーザーからの共感や親近感・感動等を生み出すことができれば、単なる見込客や通りすがりの顧客が「リピーター」や「ファン」へと成長します。

ビジネスチャンスの獲得機会を増やす

コーポレートサイトの基本の掲載内容は上にも述べましたが、もちろん掲載情報はさらに多岐にわたり、詳しくすることができます。

例えば事業内容をわかりやすく掲載したり、料金システムや従来の顧客からの反応等について説明をする…といったコーナー作りをするのも勿論OK。様々な情報をわかりやすく掲載することで、ビジネスチャンスを増やすことができます。

またサイト内にお問い合わせフォームがあれば、製品やサービスに興味を持った人はスムーズに企業に問い合わせを入れることができます。コーポレートサイトを置くことで、こちらから働きかける営業だけでなく、向こうからの動きをスムーズにするという新しい形の営業活動が行えるのです。

優秀な人材の獲得へ

大学生や専門学校生等の就職活動中の人達は、気になる企業を見つけると即座にコーポレートサイトで企業情報の取得を始めます。誰もがスマホを持つ時代、特にコーポレートサイトでの第一印象は重要です。

適切な情報を置いたコーポレートサイトがあれば、就活生や中途採用者等に興味を持ってもらいやすくなります。人材募集時の反応率が上昇すれば、それだけ優秀な人材を獲得できる可能性も高まりますね。もちろんアルバイトやパート募集等もコーポレートサイトで行うことができます。

お客様サポートを円滑に

「製品の使い方がわからない」「料金システムについてもっと知りたい」「製品の色展開に不満がある」……既存客の中には、自社サービスや製品について疑問や不満を持っている人も大勢いることでしょう。

しかしエンドユーザーにとって、わざわざ企業に電話をかけて質問をするのはハードルが高いものです。「面倒だから」と質問を避けたユーザーは、製品やサービスを使うことを止めてしまいます。

コーポレートサイトでお問い合わせ窓口をわかりやすく設置しておけば、ユーザーはわからないことがあった時にスムーズに企業にコンタクトを取ることができます。ユーザーのトラブルに対してスピーディに、かつスムーズに対応することで、「企業のファン」を作る一助にもなるのです。

また問い合わせの窓口がコーポレートサイトにキチンと置かれていれば、例えば実店舗や工場の電話番号等に問い合わせが分散することも防げます。

コーポレートサイト制作・設置の注意点

様々なメリットがあるコーポレートサイトの設置ですが、「適当に作ったサイトをとにかく置いておけば良い」というものではありません。コーポレートサイト設置の際には、次のようなポイントに十分に気をつけましょう。

幅広いデバイス・環境に対応しているか?

ユーザーの利用端末や環境を限定するようなコーポレートサイトでは、企業の公式サイト失格です。例えば今の御時世「スマホ用のサイトが無い」というのは大きなビハインドと言えるでしょう。

2020年現在、企業の68%はスマホ向けのコーポレートサイトの設置を行っています。スマホでアクセスしたのに、PC版のサイトしか表示できない…これはかなり視認性が落ちますし、企業の不親切さが目立ってしまいますね。

反対に「スマホ向けの表示しかできず、PCだと表示が大きすぎておかしい」というのもNG。各デバイス(端末)に合わせた表示ができる対応力は必須です。

またデバイスのみならず、どのインターネットブラウザ(ネット用アプリ)を使っても快適にコーポレートサイトが見られるようにすることも忘れてはいけません。

サイトデザインが古くないか?

「PC向けのコーポレートサイトは設置済み」という場合、10~20年以上も前に作ったサイトデザインをそのまま使い続けていませんか?

インターネット黎明期と現在では、Webサイトのデザインは飛躍的に成長しています。特に企業コーポレートサイトでは、デザインのアベレージが一気に上がりましたから、古いままのデザインは悪目立ちしかしません。コーポレートサイトにアクセスした最初の3秒で、ユーザーから「このサイトは古い」という印象を持たれてしまうのです。

コーポレートサイトのデザインの古さは、「企業が古い」「活発な企業ではない」「オンライン展開に力を入れていない」「儲かっていない」といったマイナスイメージに繋がります。

「作りっぱなし」のコーポレートサイトは、早めにデザインの見直しに取り掛かりたいところです。

定期更新は行われているか?

あなたの会社や店舗のコーポレートサイト、最後に更新をしたのはいつですか?最終更新から半年以上も間が空いている…こんなコーポレートサイトからは、ユーザーは「企業の活気の無さ」を感じます。最悪の場合、「この企業は潰れたか、潰れそうなのかも」と思われてしまうかもしれません。

コーポレートサイトは基本項目を掲載して終わりにするのではなく、スタッフブログやお知らせコーナー、プレスリリース等を設置し、頻繁に更新を行うべきものです。「常に企業の最新の情報が得られるのはコーポレートサイトだ」とユーザーに認識してもらうことが重要と言えるでしょう。

印象の良い画像が掲載されているか?

企業の信頼度や好感度を上げるためには「写真」や「動画」の力が欠かせません。例えば会社概要で会社の住所のみが書かれているよりも、会社の社屋やオフィスの様子等の写真があった方が「本当にある会社なのだ」という真実味が増しますよね。

また「代表者あいさつ」が文章のみで書かれているだけよりも、笑顔の代表者の写真が掲載されている方が信頼感を持つ人が多いことでしょう。「どうしても顔写真の掲載をするのは難しい……」という場合でも、イメージキャラクターのイラストやモデル写真等を掲載して、テキストだらけのサイトからは脱却したいところです。

コーポレートサイトを訪れるユーザーは、画像(写真)をパッと見た時の印象で企業への評価の多くを決めてしまいます。サイトを訪れた最初の3秒で「中身をじっくり読もう」と思ってもらうためには、次のような画像を掲載することが大切です。

  • 高解像度の画像であること
  • 明るさを感じさせる画像であること
  • 人物の肌や髪の色が健康的であること
  • 人物の自然な笑顔が見られること

カンタンに言えば、スマホ撮影のスナップ写真・素人写真ではNG!ということ。特にトップページや代表者あいさつ、スタッフ紹介、ヒット商品紹介等の重要なページでは、プロの写真家による写真を掲載することをおすすめします。

おわりに

上でも述べましたが、コーポレートサイトは企業のネット上の名刺的な存在です。これから長くお付き合いしたい人に名刺を渡さない営業マンはいませんし、長く保管しすぎて変色した名刺を渡す人も居ないでしょう。

それと同じで、コーポレートサイトは常に新鮮な情報を満載させ、いつでも誰にでも見てもらえる、見やすく美しいデザインのサイトであることが重要なのです。

コーポレートサイトの在り方を見直すことが、あなたの企業や店舗の経営状態までも変えるかもしれません。まずは競合他社や大手企業のコーポレートサイトをチェックしてみて、今後のサイト作りの参考情報集めから始めてみてはいかがでしょうか。

関連記事

  1. STORES

    無形商品も販売OK! STORES(ストアーズ)が事業オンライン化に向…

  2. ブログ集客方法・パソコン操作

    ブログ集客で成功する方法とは?「読まれるブログ」を書く3つのポイント

  3. JPG・PNG・GIF

    サイト画像はJPG・PNG・GIF?保存形式の違いと上手な使い分けのコ…

  4. LINE公式アカウント

    LINE公式アカウントとは?料金は?旧LINE@からの移行方法まで徹底…

  5. 捨てられないチラシ

    ポスティングチラシで集客する為には「情報」「形状」「特典」を見直して捨…

  6. Web担当者

    意外と知らない?Web担当者の本当の役割とは

制作実績一覧

  1. スパイシーベジーカレー
  2. bacchus
  3. ふじぜんリニューアル後
  4. legend-planning
  5. ポスティングこころざし様
  6. インテリアコーディネーター小島真子

最近の記事

  1. Googleの強調スニペット
  2. コーポレートサイト
  3. twitter
  4. 造園業
  5. オンライン
  6. STORES
  7. オンラインキャバクラ
  8. zoomオンラインキャバクラ
  9. ロボットプログラミング