SEOで効果が出るまでの時間は?短期間での対策はある?

SEOで効果が出るまでの時間

Google等の検索エンジンにおいて、特定のウェブサイトが検索上位に表示されるように対策をする「SEO(検索エンジン最適化)」。インターネットでのマーケティングが必須となった現在、SEO対策は大企業のみならず、中小企業でも熱心に行われるようになりました。

しかしこのSEO対策、効果が出るまでにはどれくらい時間がかかるものなのでしょうか?ここではSEO効果が出始めるまでの期間についてや、短期間で効果を出す対策法等、Webマーケティング担当者が知っておきたい情報をわかりやすく解説していきます。

SEO対策での「効果」とは?

SEOで効果が出るまで
SEOの効果が出るまでの期間を問う前に、まずは「SEO効果とはどういうこと?」という点を明確にしておきましょう。まずSEOとは上でも述べたとおり、「検索エンジンで上位に表示されること」を目的とした対策です。

Googleでの上位表示は、次のようなメリットを生み出します。

  • CTR(クリック数)の増加
  • アクセス流入の増加
  • 認知度のアップ 等

例えばGoogle検索順位で1位を獲得できた場合、スマホで27%近く、PCだと35%以上という高い確率でのクリック数を得ることができます。検索順位が下がるに連れてクリック数は下がるものの、検索10位以内(1ページ目の表示)ではかなり高いクリック数を維持できています。

しかし検索順位が2ページ目以降、15位よりも下といった順位になると、CTR(クリック数)は大幅に下がってしまいます。Google検索による大幅なクリック数の増加、ウェブサイトへのアクセス流入の上昇を狙うのであれば、「Google検索時の1ページ目に表示されること」が重要となるわけです。

ですから「SEO効果が現れている」とは、厳密に言えば「検索時に特定キーワードで1ページ目に表示されている状態」であるということになります。

SEO対策での効果が出るまでの時間は?

ではSEO対策後、効果が出てくるまでにはどれくらい時間がかかるものなのでしょうか?

多くのSEOの専門家達は、「最短で3ヶ月~6ヶ月」「長期的だと1年~2年」と回答しています。もちろん「確定はできない」と明言を避ける専門家も珍しくはありません。

中には「開始2週間でSEO効果が出る!」と豪語している業者もあるようですが、これは少々眉唾もの…と言わざるを得ないところです。ひとまず、SEOとは「対策を始めて1~2ヶ月で効果が出るものではない」「効果が出るまでの期間に幅が出やすい」という点を覚えておきましょう。

Google Search Console ヘルプにて言及

成果が出るまで時間

引用:Google Search Console ヘルプ

成果が出るまで時間がかかることを忘れないでください。変更に着手してからメリットが得られるようになるまで、通常は 4 か月から 1 年かかります。

SEO効果が出る期間に幅がある5つの理由

ではなぜ、SEO効果が出るまでの期間にはそこまでバラつきが出てしまうのでしょうか。これには次のような理由があります。

1.ターゲットにするキーワードで差が出る

上でも解説したとおり、SEO対策とは「ある特定のキーワードでの上位表示を狙う」という対策です。このキーワードをどのようなものにするかで、SEO効果が出るまでの時間には差が出ます。

ビッグワードの場合

検索件数が多いメジャーなキーワードのことは「ビッグワード」と言います。

例えば「サッカー」「パソコン」「自動車」といった具合ですね。さらに最近では検索に慣れたユーザーが多いですから、「サッカー ニュース」「パソコン 安い」といった2語をつなげたミドルワードでも、検索数が多いワードは「ビッグワード」に含む考え方が優勢となっています。

「ビッグワード」で上位表示ができれば、検索数が多い分、クリック数・流入ユーザー数の量は圧倒的です。しかし残念ながら、ビッグワードで上位表示を狙うのは至難の業とされています。

なぜならビッグワードで競合するのは「Wikipedia」等の大手事典ページや官公庁のページ、超大手企業のウェブサイト等になるからです。ビッグワードで1ページめの表示を狙うには、まずその他のワードで上位表示を連発させながらサイト自体の認知度を高めていかなくてはなりません。短期的には効果が出にくく、SEO効果を出すまでに数年を要することもあります。

スモールキーワードの場合

スモールキーワードとは、ビッグワードの反対で検索件数が少ないニッチなキーワードのことです。単語をいくつも連ねた「ロングテールキーワード」も、このスモールキーワードに含まれます。

先程の「サッカー」がビッグワードだとしたら、「川崎 サッカー 用品 セール情報」といったように単語を増やしたり、サッカー関連の珍しい戦術用語やグッズ用語等を選んでいく…といった具合ですね。

スモールキーワードでは競合相手がグッと少なくなります。例えば「サッカー」の検索数は約 265,000,000 件 でしたが、「川崎 サッカー 用品 セール情報」では約 2,660,000件。ビッグワードの100分の1にまでページが減りました。さらに大手企業等のページ率も減っています。

このようなスモールキーワードの場合、SEOでの対策は比較的効果が出やすく、早い場合には2~3ヶ月で上位表示が見込めることもあります。

2.コンテンツの質や量で差が出る

独学でSEOを学んだ初心者が陥りがちなのが、「とにかくキーワードを散りばめるSEO対策」をして「効果が出ない!」と焦る…というものです。いくらキーワードを散りばめてあったとしても、コンテンツの質そのものが高いものでなくては、Googleからの評価は上がりません。

コンテンツの質そのものの上昇を意識していない場合には、SEO対策の効果が出るのは難しいところです。

また反対に、サイトの中の1ページだけ役立つ情報が掲載されており、その他のコンテンツは今ひとつ…といった「コンテンツの不足・欠乏」が見られる場合も、サイト全体の評価は低くなります。

ユーザーに役立つコンテンツが豊富にあるということ、「質」「量」両方が充実した状態となって始めて、SEO対策が効果を発揮し始めるのです。

3.コンテンツの更新頻度で差が出る

Webサイトは「SEO対策をしたから終わり!」と放置しておけば良いというものではありません。定期的に更新作業があり、活発な情報発信をしているサイトの方がSEO的に有利になるのは当然です。

有益なコンテンツが増加するほど、各ページの検索順位には有利に働きやすいと考えられています。同程度のクオリティの情報を発信することを前提とすれば、1ヶ月に1回更新を行うのと、1週間に1回更新を行うのであれば、後者の方がSEO効果が早く出やすいというわけです。

4.ドメインの力で差が出る?

SEO業界では「ドメインエイジ」という言葉がよく使われます。これはドメインが検索エンジンから認識されるようになってから現在までを表す言葉。カンタンに言えばドメインの年齢です。

一般的に、ドメインエイジが古いサイト、つまり長く運営を続けているサイトの方がSEO対策は有利であるとされています。これについてGoogleはドメインエイジと表示の関係性を否定していますが、検索上位の80%近くがドメインエイジ2年以上のサイトであることはネット調査でも判明しています。

もちろん20%程度はドメインエイジが若いサイトなのであり、「若いサイトだから上位に表示されることは絶対にない」といったことはありません。

とは言え昔からコツコツと運営を続けてきたサイト(ドメイン)はコンテンツの量・被リンク数等が多く、SEO的で優位に立ちやすい傾向がある、つまりSEO効果も出やすいという点は否定できないところでしょう。

どの世界でもルーキー(新人)は不利であり、その分だけコンテンツの充実等に力を注がなくてはならないのです。

5.SEOの対策内容で差が出る

「SEO対策」と一口に言っても、行われれる対策は様々です。施される対策によって、SEO効果が出るまでの期間にも差が出ます。

サイトリニューアル:サイト構造そのもの変更を伴うようなリニューアル。URLの変更やコンテンツ入れ替え等を含みます。このようなサイトリニューアル後にクローラーがサイト巡回をしていない場合、一時的には大幅にアクセス数が落ちてしまうことも。またSEO効果が出るまでには、半年以上等の長期的な期間がかかりやすいです。
 
コンテンツ追加:現状のサイトに新たにページを追加し、情報量の増加等を狙う対策です。サイトリニューアルに比べると工数は少なく、比較的手軽に行えるSEO対策と言えます。
 
ビッグキーワードでの即効性は厳しいですが、スモールキーワードであれば早めのSEO効果も狙えるでしょう。ただしコンテンツ追加前のサイトの構造やデザイン、質等に問題がある場合には、それらが足を引っ張る恐れもあります。
 
内部の改善:画像の最適化、アンカーテキストの最適化、内部リンク構造の見直し等、既存のサイトの改善を行うものです。これらの内部改善は比較的短期間で対策ができる他、比較的短い期間でGoogle側にクロールされて反映されるため、短期間でのSEO効果も期待できます。

ただし上の「コンテンツ追加」と同じく、元来のテキスト量やコンテンツの質等によってもSEO効果が出るまでの期間には差が出ます。

短期間でSEO効果を出す方法はある?

上でも解説したとおり、SEO効果とは「これをやれば絶対すぐに効果が出る!」というものではありません。とは言え、次のような対策をまだ施していない場合には、ひとまず「短期目線での対策」として取り組んでおいて損はないでしょう。

ページタイトル・ブログタイトルの見直し

まず行いたいのが、Webページやブログの「タイトル」の見直しです。コンテンツの中身にどんなに役立つ情報が盛り込まれていたとしても、タイトルでそれが示されていなければ上位表示は見込めません。

悪いタイトルの例

メニュー
便利な裏技
レシピまとめ
今日のできごと 等

SEOを意識したタイトルの例

ランチメニュー|横浜のイタリアン「ABCDE」
子供服の洗濯で知っておきたい裏技3つ
中華のプロが教える本格麻婆豆腐のレシピ

ページタイトルやブログタイトルを決める時には、まず「ページの内容がタイトルだけでおおまかに分かること」を意識してみましょう。

またページタイトルに使う単語には、上位表示させたいキーワードを盛り込むようにします。上の例では「横浜のイタリアン」といったキーワードを入れ込んでいるわけですね。

Googleキーワードプランナーを使う

キーワード選びに迷った時には、Googleのサービス「Googleキーワードプランナー」を使ってみるのも手です。各キーワードの検索ボリュームがチェックでき、競合が多い単語・少ない単語を確認できます。

テキストの書き直し・テキスト増量

タイトル部分の改善はもちろんですが、各ページの「中身」であるテキストの分量がそもそも少ない…というケースは珍しくありません。

せっかくSEOのためにスタッフブログを書いているのに、テキスト量が1日あたり300文字も無い…こんなSEO対策を続けていませんか?

もちろん文章は「ただ長ければ良い」というものではありません。しかし300文字を切るような短いブログで、ユーザーが知りたい情報を十分に提供することは可能でしょうか?

短すぎるテキストは盛り込まれるキーワードの数も少なく、Googleから「役立つサイト」とは判定されにくい傾向があります。

短すぎるブログやWebページが多いという場合には、まず各ページをリライトして、テキストの増量を行ってみましょう。その際にももちろん、ビッグキーワードだけでなくスモールキーワード、ロングテールキーワードを入れ込んでいくことが大切です。

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SNSでの情報拡散

twitterやFacebook等での情報発信は行っていますか?twitter等での発言や画像が話題となれば、情報がユーザーからさらに別のユーザーへとリツイート(シェア)されて、爆発的なアクセス流入を得られることもあります。

SNSでのシェアが増えたことで、一気に検索上位へと躍り出た小規模メーカーサイト等も珍しくありません。twitterやFacebookのアカウントは無料で取得できますから、マーケティングの一助に加えておいて損はないでしょう。



おわりに

SEOで効果が出るまでの時間は、上で解説したとおり一定ではありません。対策をしてから1週間や2週間で「SEO効果が出ない!」と判断をするのは早計と言わざるを得ないでしょう。またSEO対策は「一度行えば終わり」ではなく、定期的に続けて効果が出るものです。例えばダイエットや健康的な体造りのような感覚で「地道に、でもキチンと続ける」を忘れないことが大切です。

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