業種別HP集客方法

キャンピングレンタカーをホームページで集客する4ステップ

昨今のキャンプブームの影響で、キャンピングカーの需要は大幅な高まりを見せています。キャンピングレンタカー業をスタートさせたい!と考えている経営者の方も多いのではないでしょうか。ここではキャンピングレンタカーをホームページで集客する方法について、そのヒントを4つの段階に分けて解説していきます。

「キャンピングレンタカーでもっと集客したい!」「キャンピングレンタカー業での売上アップを狙いたい」というときの参考にしてみましょう。

1.キャンピングカー集客では「ライフスタイル提案」が重要

キャンピングレンタカーの集客で何より大切なのはなんでしょうか?安さの提案?オトクさの提案?いいえ違います。まず何よりも大事にすべきなのは「ライフスタイルの提案」です。

「notマイカーbutキャンピングカー」の重要性

自家用車の所有率は下がってきているとは言え、まだまだご家庭に乗用車があるお宅は多いです。2021年の調査データでは、単身世帯は49.1%、二人以上の世帯では79.4%がマイカーを保有していることがわかっています。

一人世帯の二人に一人、二人以上世帯の約8割は「キャンプはマイカーで良いかも」と考える可能性があるわけです。ここからまず「マイカーではなくキャンピングカーが欲しい!」という需要を生み出すことが、キャンピングレンタカーの売上アップのポイントになります。

新しいライフスタイルの提案例

キャンピングレンタカーの需要を生み出すには、新しく魅力的なライフスタイルの提案を行うのが一番です。ライフスタイルの提案とは、「こんな週末の過ごし方をしてみたい」「こんなふうに生き方を少し変えてみたらステキかも」と思わせることと言い換えられます。

「人生をより素晴らしくするアイテム」としてキャンピングカーを提案し、それを手軽に済ませられる方法として「キャンピングレンタカー」が出てくるわけですね。

ではどのようなライフスタイル提案が魅力的なのか、ターゲット層を考慮した提案例をご紹介します。

誰もが羨むワンランク上のキャンプ

キャンプ人気は年々右肩上がりであり、キャンプギアのスタイリッシュさ等に力をいれる人は増えています。しかしまだキャンピングカーまでお持ちという層は少ないです。

キャンピングカーがあれば、キャンプ場で「おっ凄い」「かっこいい」と思われるワンランク上のキャンプができる…この提案は、すでにキャンプを経験している層にも大きな魅力となります。

気を遣わない「子どもとの旅行」

小さなお子様を連れての旅行だと「ホテルで騒ぐかも」「疲れてしまうかも」と気を遣う親御さんは多いことでしょう。家族だけでのびのび過ごせるキャンピングカーでの旅行は、そんなファミリー層にとってもあらなた週末の過ごし方の提案となります。

SNSでも映えるキャンピングカーデート

「彼女と一緒にアウトドアがしたいけど、テント泊は嫌がられる」「彼女と遠出したいけど車中泊だとちょっとダメかも」そんな若年層にも、SNS映えする「キャンピングカーでのデート」の提案は魅力的に映ることでしょう。

現代の20代はマイカー所有率も低めなので「車を買わずに借りるコスパの良さ」という点を強く打ち出していくのも手です。

憧れた「一人キャンプ」を手軽に

ミドル層~シニア層では、近年「おひとりさま」の需要がどんどん上がってきています。またキャンプを題材にしたアニメがブレイクしたことで、いわゆるオタク層の間でも「ソロキャン(一人でのキャンプ)」への注目度が上昇するようになりました。

「ひとりで自由に旅やキャンプをしてみたい」「でも手持ちのギアも少ないし、なかなか踏み出せない」そんなターゲット層に「まるごと借りられるキャンピングレンタカー」の提案は魅力的に映ることでしょう。

【ライフスタイル提案は多方面から】
ライフスタイルの提案は「やっぱりキャンピングカーに乗ってみたい」と思わせる重要なポイントです。ホームページやWEBマーケティングでも、ひとつの要素だけでなく様々な方法で提案を行っていきましょう。

  • キャッチコピー
  • 画像
  • 映像
  • テキスト
  • SNS 等

提案はできるだけシンプルで視覚的であることが重要!パッと見て、最初の1秒で「こんなのいいな」と思わせる画像やコピーを意識しましょう。

2.「キャンピングカーの不安」を潰す

「キャンピングカーを使ってみたい」「キャンピングレンタカーを借りてみたい」という需要が生まれた顧客のその心的エネルギーは、ちょっとした不安ですぐに消えてしまう脆いものです。

「借りたいけど、でも…」と躊躇させるその「不安」をスピーディに摘み取って潰すことが、スムーズに「問い合わせ・契約」へと繋げていくためのポイントとなります。代表的な消費者の「不安や疑問」についてピックアップしてみました。

初めてでも設備を使いこなせる?

キャンピングレンタカー業のターゲット層の中心層となるのは「初めてキャンピングカーを使う人」ですよね。初めての利用でキチンと社内設備を使えるのか?キャンプ場に行ってから戸惑わないか?といった点は多くの人が不安に感じることでしょう。

<<対応策例>>
・設備のレクチャータイムがある
・女性でも軽々と設置できる設備がある
・初めてでもカンタンに扱える

上記のような「対応策」は、あればあるほど大きく扱っていきたいところです。

キャンピングカー運転は難しい?

大きいキャンピングカーを運転することに不安を覚える…というドライバーもターゲット層の中には多いことでしょう。

特に日常の運転が軽自動車・コンパクトカーという方だと「大丈夫だろうか」という懸念が「キャンピングレンタカーを借りたいけど…」と足を引っ張る大きなポイントとなっていることもあります。このような不安にも丁寧に対応していきたいですね。

<<対応策例>>
・運転のレクチャータイムがある
・小回りがきくキャンピングカーである
・初心者でも安心して使える車種がある

上記のようなポイントもアピールしていくと「ここでキャンピングレンタカーを借りれば安心」という印象を持たせることができます。

キャンプの準備をするのが大変では?

キャンピングレンタカーのターゲット層の中には「まだキャンプをしたことが無い」「ほとんどやったことが無い」というビギナー層も多いはずです。

キャンピングカーを借りても、他のギアを準備するのが大変そうだし手間がかかりそう…消費者はこういう手間を強く嫌います!早めに不安を潰していくことが重要です。

<<対応策例>>
・キャンプ用品レンタルがある
・一式レンタル+キャンピングカーのセットがある
・キャンププランに合ったギアの相談ができる
・食材まで準備できるプランがある 等

「思い立ったらその日にキャンプができる」「今週末にでもすぐにキャンピングカーとBBQも楽しめる」と言われたら、「それならいいかも」と思える消費者層は多いはず。「気軽さ」を強くアピールしていきたいところです。

【不安・疑問潰しは画像とFAQで対応】
消費者の不安や疑問を手軽に解消していくには、画像等でのわかりやすい説明と共に「FAQ」をホームページに準備しておくのが良い手です。

FAQ」とは、カンタンに言えば「よくある質問」のこと。代表的な質問を先にピックアップして回答するコーナーを作っておけば、見込み客はわざわざ問い合わせる手間を省けます。

色々な質問&回答を掲載しておくと、「親切でわかりやすい企業だな」という良い印象付けにも繋がりますよ。

3.「自社ならではの特性」を打ち出そう

キャンピングカーの特徴「エアウィーヴ」出典:イーキャンライフ様

キャンピングカーによる魅力的な生活を見せられ、不安や疑問も解消した見込み客は、キャンピングカーのレンタルにかなり乗り気になっている状態です。

ここで重要になるのが「絶対にこの会社のレンタルサービスを選ぼう」と思ってもらうこと!他社との比較検討をされる前にスムーズに契約・購買に移行させられれば、料金の安さ等で勝負をかけなくても良くなります。

ではどうしたら「我社のキャンピングレンタカー」を選んで貰えるのでしょうか?そのためには、自社ならではの特性を打ち出すことが大切なんです。いくつかのヒントをご紹介します。

車種や設備の「ブランド」でアピール

キャンピングレンタカーの車種が人気ブランドであったり、設備が人気のアイテムであれば、その「ブランド力」を使わせて貰いましょう。「キャンプ業界で人気のAブランドが使えます!」と言われると、それだけでも魅力に感じる人は多いものです。

「ビギナー向け」でアピール

ターゲット層を「ビギナー」に絞り込み、徹底したビギナー対応をアピールするのも手。例えば「キャンピングカーで女子会」等、キャンピングカー使用が初めての女性やファミリー層を中心にしたプランやグッズレンタル提案をしてみるのも手です。

「こだわり志向」でアピール

反対にターゲット層を「キャンプが好きな層」に絞り込んでみるというのもマーケティングの一技術です。キャンプ好きならではの「こだわり」が感じられる設備やサービスを打ち出すことで、コア層を狙い撃ちにしていきます。

コア層の獲得に成功すれば、リピーターになりやすいというのも魅力。設備やサービスのクオリティが求められますが、その分、料金を上げやすいというのもメリットです。

「映え」をアピール

InstagramやTik Tok等のSNSを使用した「映え」に徹底的にこだわっていることをアピールポイントにするのも良いでしょう。どこを撮影しても映える内装、オシャレさに力を入れた設備、デザイン性にも優れたギアのレンタル等を行えば、若年層や女性層の獲得もしやすくなります。

【まずはターゲット層の絞り込みから】
アピールポイントを決めるには、まず「どの客層を獲得したいのか?」にしっかり狙いを定めることが大切です。メインとなる性別は?年齢層は?家族構成は?ライフスタイルや年収は?等、「こんなお客さんに来て欲しい」「こんなお客様なら我社のサービスが合いそう」というターゲット層をしっかり絞り込んでみましょう。

4.「実際に行くイメージ」を持たせる

キャンピングカー
キャンピングレンタカーのホームページでは、料金やサービス内容等のメインコンテンツの他に、様々なサブコンテンツで情報を充実させていくのが集客に効果的とされています。

サブコンテンツの役割は、お客様に「実際にキャンピングレンタカーで出かけたら、どんな感じになるんだろう?」とリアルな想像をさせること。いくつかの媒体を上手に使って、見込み客に良いイメージを浸透させましょう。

キャンプ関連ブログ展開

実際にキャンピングカーでキャンプをした体験ブログや、キャンプについての豆知識ブログ等でブログ展開を行ってみましょう。キャンプtに関する情報をホームページ内で増やしていくことで、Googleでの上位表示を狙う「SEO対策」にもなります。

SNSでの展開

Twitter・Instagram・Tik Tok・Facebook等のSNSを使って、頻繁な情報提供を行っていくのも良い手です。若年層狙いならTik Tok、コア層狙いならTwitter等、ターゲット層が常駐しやすいSNS展開に力を入れていくとより効率的と言えるでしょう。

動画サイトでの展開

You Tubeで動画情報を公開していくことも大切です。特にキャンピングレンタカーは「使用感」を動画で見せることで見込み客を納得させやすいので、動画情報は重要と言えます。

【ブログやSNSは「定期更新」を大切に】
ブログやSNSでのマーケティングは「適当に始めて放置する」というのが一番よくありません。放置されたブログやSNSアカウントは見込み客に「荒廃感」を与え、「もうレンタルサービスを行っていないのでは」「顧客が来ていない店なのでは」といった悪いイメージを植え付けてしまうからです。

ブログや各種のSNSは更新頻度をしっかりと決めて、定期的に更新していくようにしましょう。

おわりに

WEBマーケティングでは「モノやサービスそのもの」ではなく「それを使ったお客様の人生のランクアップイメージ」を想起させることが重要であるとされています。

キャンピングレンタカーサービスではついつい「製品のスペックのアピール」が注視されてしまいがち。しかし売上アップ・集客率アップのために重要なのはまず「その製品を使った”お客様の”変化」をイメージさせることなのです。

特にキャンプに対しては「潜在的な憧れ」を持っている層が多いです。「憧れを今こそ手軽に実現させよう」という気分にさせるホームページを意識的に作り上げていきましょう。

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