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リンクビルディングの意味とは?正しい被リンク数獲得6つのコツ

「リンクビルディング」という言葉を聞いたことがありますか?実はこれ、Webマーケティングをやっている人なら絶対知っておきたいSEO用語なんです。

Google上位表示を狙うSEOでは、ついついキーワード選び等ばかりに目が行ってしまいがち。もちろんSEO対策ではキーワード選びも重要です。しかし「リンクビルディング」も意識をしておけば、あなたの会社のホームページの表示順位も大きく変わってくるかもしれませんよ。

ここではリンクビルディングの意味や狙い、そして被リンク数を獲得するためのポイント等をWeb初心者にもわかりやすく解説していきます。

リンクビルディングとは?意味と概要

リンクビルディング
リンクビルディングとは、Webサイト(ホームページ)が他のWebサイトからリンクされる「被リンク数」を多く獲得するための施策・戦略のことを言うWeb用語です。英語では「Link-Building」、直訳するとリンクの構築といった意味になります。

リンクについての基礎知識
「リンク」とは、ここではハイパーリンクのうちの「外部リンク」のことです。バナーや文章の一部をクリックすると、別のWebサイトに遷移しますよね。あれを「外部リンク」と言います。自分が誰かのサイトをリンクしていることやその数は「リンク(リンク数)」、相手の側から自分のサイトにリンクされている場合は「被リンク/バックリンク(被リンク数)」と表します。

つまり被リンクとは「自社ではなく、他社や別の人が作ったサイトが自社サイトのことを紹介してくれている状態」ということ。リンクビルディングとは、どれだけ他の人が自分のWebサイトをネット上で紹介しリンクしてくれているのかを調べ、さらに多くの人に紹介してもらうための戦略を考えることなのです。

リンクビルディングがSEOで重要になる理由


なぜリンクビルディングを考えていかなくてはならないのか?結論をカンタンに言えば「Googleで少しでも上に表示されたいから!」というのが主な目的です。SEO対策という言葉は、皆さんご存じですよね。

SEO対策についての基礎知識
SEO対策(検索エンジン最適化)とは、Google検索の際に自分のWebサイトを上位表示させるための工夫や戦略のことを言います。Googleで1ページめに上位表示されることで、検索結果から多数のユーザーの流入を狙えるためです。テキストの書き方、Webサイト構成、コンテンツの作り方等、SEO対策の方法は多岐に渡ります。

一般的にSEO対策というと、上のように「コンテンツ作り」、つまりWebサイトの中身をどうにか改善するという方法が考えられがちです。ところが実際には、SEO対策は造り手側の内容ばかりでSEOの順位に差が出るとは限りません。

Googleは他者からのリンク(被リンク数)によっても、各Webサイトの価値を評価の一部にしているのです。

なぜ被リンク数がGoogle評価対象に?

被リンク数とは、今のSNS(TwitterやFacebook)で言えば「リツイート」や「シェア」に近い存在と言えます。他サイトが「こんな面白いことが書いてある」「こんな役立つ情報がある」とURL等付きで言及をしている状態です。

たくさんリツイート・シェアがされているアカウントを観たら、あなたは「この人は人気者なんだな」と思うことでしょう。ということは、アカウントとしての価値が高いと判断できます。

もっと私達の日常的なネット利用に近い言葉で言えば被リンク数は「商品や施設の、口コミ数やレビュー数が多い状態」と言えるかもしれません。多数の口コミやレビューが付くということは、それだけ注目度が高い製品と言えますよね。そのような製品、お店なら一番目立つ場所に置くでしょうし、オンラインショップでもトップページで紹介すると思いませんか?

Googleが考えていることも同じです。Googleは常に「ユーザーが話題にしている/注目している/興味を持っている情報」を広く分布させたいと考えています。多くの人にリンクされているWebサイトは、それだけ情報の信頼性・注目度が高いということ。Googleとしても上位ページに押し上げて、ユーザーの利便性をアップさせたいのです。

「依頼」での被リンクはGoogle八分の恐れあり

「被リンク数が多ければGoogleで上位表示されるなら、友達や知人のWebサイトにお願いして、たくさんリンクしてもらえば良いんじゃないのかな?」と考える人も多いのではないでしょうか。

それだけで済むならリンクビルディングの考え方もある意味カンタンなのですが……実はその方法、とっても危険なんです。

かつてAIの精度がもっと低かった頃、Googleでは「被リンク数」をサイト評価のメインに据えるほど重視していました。すると多くのユーザー達は「とにかく被リンク数を得よう」と躍起になり始めます。

リンクをして貰うために誰かのサイトの掲示板に書き込みをする、相互リンクのためだけに活動をする。企業だけでなく一般ユーザーの間でもこのようなリンクに対する過剰な動きが見え始めます。そして遂に、「リンクをカネで買う」というモラルを逸脱した方法が出回りはじめました。

被リンク数の購入が普及すると、粗悪な業者サイト等が一気にGoogle懸隔結果の上位に上り詰めるようになります。これを問題視したGoogleは、2012年4月のペンギンアップデートより、作為的な被リンクを行っているサイトの表示順位を大きく下げるようになりました。

【違反行為となる被リンク例】

  • 過剰なほどの被リンク数
  • リンク元と被リンクコンテンツの関連性が無い
  • ユーザーから見えない「隠しリンク」が貼られている

このような行為は、現在でもすべて違反行為とGoogleにみなされます。多くのスパムリンクはAIによって無視(無効化)されますが、違反行為が特に悪質な場合、検索結果に自社サイトが表示されない、いわゆる「Google八分」となる恐れもあるのです。

リンクビルディングを成功させる6つのコツ

上の解説を観ていくと、被リンク数は自然に獲得することが重要だというのがよくわかりますね。とは言え「被リンク数が欲しいなあ」とボンヤリ考えているだけでは、いつまで経ってもリンク数は増えません。こちらから積極的に働きかけていくことも大切です。

ではどうしたら被リンク数を多く獲得し、リンクビルディングを成功させることができるのでしょうか。

1.コンテンツ企画の見直し

まず現在の公式サイト・ホームページにあるコンテンツの方向性について、見直しや追加を考えてみましょう。

例えば「ネイルサロン」の公式サイトの場合、一般的なサイトだとコンテンツは次のようなものですよね。

【ショップのコンテンツ例】

  • トップページ
  • メニュー(料金表)
  • 施工例
  • ネイリスト・スタッフ紹介
  • アクセス
  • スタッフブログ(公式サイト下、日常の話等)

これだけだと残念ながら、大量の被リンク数を掴むのはなかなか難しいかもしれません。被リンク数を獲得するには「ユーザーが欲しがっている情報」を提供することが大切なのです。

情報コンテンツやニュースは人気

被リンクを得られるコンテンツには、次のような傾向が見られます。

【人気コンテンツの傾向】

情報系コンテンツ:ユーザーの「~とは?」等を解説するコンテンツ
お役立ちコンテンツ:ハウトゥーを教えるコンテンツ
ニュース系コンテンツ:最新情報がわかるコンテンツ

例えば上のネイルサロンならば、「爪のお手入れの仕方」「爪の甘皮とは?」等を解説するコンテンツや、最新ネイルデザインを紹介するコンテンツ等を提供すれば、多くの被リンクを得られる可能性が高まるというわけです。

2.一次情報の提供

多くの被リンクを獲得してリンクビルディングに成功するには、一次情報を提供するのが最も効率が良いです。一次情報とは、あなた自身のオリジナル情報ということ。「きょう読んだ誰かのブログ」を丸ごと書き直したような情報では二次情報になってしまいますが、自分なりの専門知識を加えれば一次情報として認識され、多くのユーザーから「被リンク」を得る可能性が高まります。

3.サイトの翻訳対応

日本の企業や個人Webサイトではまだ対応が少ないのですが、海外対応・多言語対応を視野にいれるのは非常に有効です。日本独自の製品や文化に対して興味を持っている海外ユーザーは大勢居ます。

しかし日本人が制作したWebサイトは、90%以上が日本語のみの記載。日本語を表示させたり読むことができず、Webサイトへのアクセスを行っていないユーザーの方が多いのが現状です。

しかしWebサイトを英語や中国語に翻訳対応させたらどうでしょうか?日本人の全人口の10倍、20倍ものユーザーを獲得できる可能性も出てきます。多くの海外ユーザーを引き付けられば、日本でのGoogleの扱いももちろん変動することでしょう。

4.視覚的な情報展開を意識

「オリジナルの一次情報と言っても、そんなに専門知識をたくさん持ってないよ……」と悩んでしまう方も多いことでしょう。そんな時は、情報の展開の仕方に着目してみるのが良いですよ。

【視覚情報の展開例】

  • 冒頭で引き付ける写真を掲載
  • 解説写真を増やす
  • 表で解説する
  • グラフを掲載する
  • マンガでも説明する
  • キャラクターを設定する

例として、同じような「料理の作り方」のページがあったと考えてみましょう。Aのサイトは文章の箇条書きのみで、写真や動画はありません。Bのサイトは冒頭に出来上がりのキレイな写真が掲載されていて、さらに作り方は写真と動画でも解説されています。

この場合、たとえBが二次的な情報であっとしても「Bのサイトがわかりやすい」と判断し、Bをリンクする人が多いことでしょう。わかりやすさ、視覚的な訴えかけが、Bのサイトの方が強かったというわけです。

もちろん、PCとスマホ両方の見栄えを気にすることも大切ですよ。

5.ニッチor情報多数を目指す

これからWebサイト・ホームページを創る、まっさらの状態からコンテンツ作りを考えていく…こんな場合だと、まだ最初のテーマ作りにも悩んでしまうという人も多いかもしれませんね。

多くの被リンク数を得るには、基本的に下のいずれかを目指すのがおすすめです。

ニッチな分野を開拓する

ニッチな分野とは、まだ誰も足を踏み入れていない青田買い状態の分野を指します。例えば「アフリカ・タンザニアの料理のレシピサイト」というと、かなり珍しいですよね?

ニッチな分野では最初のうちは検索数が少ないので序盤はユーザー数・被リンク数がも少ないですが、一定のファン層もつかみやすく、被リンク数は比較的獲得しやすいと考えられています。

またその珍しさから、Twitter等のSNSで一度話題になると爆発的な被リンク数を獲得できる可能性もあります。

情報量の多さで勝負する

情報量の多さとは、上のレシピの例ならば「レシピ数」や「アレンジレシピ数」といった具合ですね。または食材についての情報がどれだけ多いかとか、「世界130カ国の料理レシピが検索できる」といったものも情報量の多さに含まれるでしょう。

ニッチで珍しくはない分、とにかく多くの情報量を持っていること、その分野の情報をすべて網羅する勢いで掲載がされていることが重要になってくるわけです。

ただレシピサイト等の場合、大手企業と渡り合うことになるので要注意。また後発サイトはあらゆる面で情報量の点では不利になりやすいことは意識しておくべきです。

6.SNSでの展開

TwitterやFacebook等、SNSでの展開ももちろん忘れてはいけません。SNSからの被リンク数は直接的にGoogleの評価には入りませんが、Twitter等で話題になるとその動きが連動し、他のサイトやブログ等でも話題に上がりやすくなります。

公式サイト・ホームページの更新情報等は、定期的にSNSでも発表していくようにしましょう。またSNSの傾向によって、Webサイトの紹介の仕方を変えてみるのも良い手です。

おわりに

リンクビルディングの意味や成功するためのポイントの情報は、あなたのWebマーケティングのお役に立ちそうでしょうか?被リンク数を獲得するための方法をまとめれば、「自社のWebサイトのスタイルを確立させる」ということになるかもしれません。

見た目をキレイにわかりやすくするべきか?一見そっけないがニッチな情報が詰まっているのか?Webサイトの目指すべきスタイルをしっかり考えてから、リンクビルディングに取り掛かってみましょう。

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